一昨年7月に30歳の若さで急逝した俳優で歌手の三浦春馬さん。エンターテインメントを愛し、音楽や演劇、日本の伝統、自分自身の可能性にときめき続けた三浦さんの姿を綴った書籍『春馬くんとの“未来の雑談” ~三浦春馬の勉強ノート~』が9月16日、講談社より発売されることが分かった。著者は7年間を共に歩んだボイストレーナーの斉藤かおる氏。
東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業し、NHK教育テレビの音楽番組で「うたのおねえさん」を務めた経験を持ち、主にプロを対象にした歌唱指導を行っている斉藤氏。三浦さんとはミュージカル『ZIPANG PUNK 五右衛門ロックlll』出演後に出会い、読売演劇大賞杉村春子賞を受賞したミュージカル『キンキーブーツ』の当たり役・ローラ像を一緒に作っていった。
書籍の冒頭で斉藤氏は、三浦さんへの思いを「本にしなければ。漠然とそう思いはじめたのは春馬くん31回目の誕生日の頃でした。歌唱の師として私だけが知っている、ひとりの青年の夢と努力を書き記すこと。共感して貰いたいこと。彼の繊細さ、素直さ、頑固さ、真面目さ、ユニークさ、私が感じたことを、7年間の学びの道程の中から知って頂けたらと願っています。
そして……春馬くんを知るすべての仲間たちが、これからも、折に触れ春馬くんの話をして下さることを希望しています」と語っている。
今なお多くの人に愛され、輝き続ける三浦さんの表現への思いや素顔に迫る一冊。『春馬くんとの“未来の雑談”』は9月16日、全国の書店およびネット書店にて発売。