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僕の思う『(株)世界衝撃映像社』で教え鍛えてもらった、ロケの極意!【徳井健太の菩薩目線 第214回】

2024.08.10 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第214回目は、テレビ番組の配慮ついて、独自の梵鐘を鳴らす――。

 昼間、ボーっと情報番組を眺めていると、多数の飲食店が集うフードフェスティバルのような場所から中継が行われていた。なんでも、日本一のハンバーガーを決める「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024」なる大会が、さいたまスーパーアリーナで開催されているらしく、出場しているだろうハンバーガー店のオーナーさんがインタビューに応じていた。

 僕は少し体を起こして見入った。というのも、話をしている「塩見skippers’(スキッパーズ)」という店名が気になったからだ。フリッパーズギターと関係あるのかな、スキッパーシャツに由来しているのかな。skippers’という響きがどこか親しみを覚え、とても良いネーミング……どうしてこの店名になったんだろう? そんなことを思いながら、アナウンサーの言葉を待っていた。

 だけど、待てど暮らせど店名の由来には触れない。でも、僕の疑問は氷解した。インタビューを受けているオーナーさんは、とても分かりやすいすきっ歯の持ち主で、前歯をモチーフにしているTシャツまで着用している。確実にこの店名が、取材に応じているオーナーさんの前歯に関係していることは明らかだった。その後、気になって調べてみると、やはり店名はすきっ歯に由来すると話している動画を見つけた。

 誰よりも近い場所にいたアナウンサーが、店名について触れることは最後までなかった。僕ら芸人だったら、おそらく触れていたであろうことを考えると、立場によってこうも話の内容は違うのかと、少し考え込んだ。

 言われてみればこのご時世、触れないことがもっとも無難ではあると思う。でも、ものすごくキャッチーでセンスのある店名だと感じた一視聴者の僕からすれば、気になって仕方ない。おまけに、どう考えても答えは明らかで、その上、めちゃくちゃおいしそうなハンバーガーを作っている。「面白いお店だな」なんて興味のよだれがダラダラと流れ出てしまっているわけだから、まったく触れないことにモヤモヤした。ましてや、自らTシャツで強調しているくらいだから、このお店を取材する以上は触れてあげてもいいのでは――。情報番組だから優先すべき話が他にあったとしても。

 例えば、聞き方次第でまったく導線って変わってくると思うんです。

「店名がすごくユニークでかっこ良いと感じたのですが、どうしてなんですか?」と振ってみて、取材に対応している人自らが打ち明ければ、“直接的”な聞き方にはならない。

 街でロケをするとき、やっぱり僕らは撮れ高を気にしてしまう。そのため、ちょっとピーキーだったり、尖がったりしていそうな見た目の人に話を聞きに行く。このとき、「お父さん、ヤバそうですね?」とか「お父さん、仕事してなさそうな見た目してますね」なんて聞いたら一発レッド。即退場。でも、「お父さん、日中から楽しそうですね。何されてるんですか?」と聞いて、その人自身が「昼から酒よ。酒最高」と話す分には問題ない。「え? こんな時間から? お仕事は!?」と聞き返して、「先月辞めた!」なんて言葉が返ってきたら、結果的にみんながハッピーエンドを迎えられる。

 アナウンサーにこういったことを求める必要はないと思う一方で、不特定多数の視聴者が見ているテレビ番組である以上、インタビュアーは視聴者のハテナや興味関心に対して最低限もがいた方がいいんじゃないとも思う。そのもがきを回避して、面倒なもの(になりそうなもの含む)をスルーしてしまうと、配慮というか、排除じゃんって寂しくなってしまう。

 自分自身、いつからこんなことを考えるようになったんだろうと振り返ってみると、『(株)世界衝撃映像社』に原点があるような気がする。番組では、僕らは海外ロケをする若手芸人という一つの駒に過ぎなかった。ディレクターが求めているのは、僕らの感想ではなくて、現地の人がどう思っているか――、「それを聞き出してくれ」と僕らは耳にタコができるくらい言われていた。僕らを通して、そこで暮らす人々の面白い姿や言葉を届ける。僕らは媒介者に過ぎない。

 どう考えても、「この料理でお腹がいっぱいになるわけない」と思うけど、自分の口から、「これでお腹いっぱいになるんですか?」なんて直接的な質問は言えない。 「本当はもっと違うものを食べたかったりしません?」、そう聞くことで、原住民の本音を引き出すように努めた。たくさん鍛えられた原点だったなって思う。

 主役は世界の人々だから、使われるのはその姿。自分のコメントが編集で切られることは当たり前だったから、「現地の人のコメントが生きているのは、自分の振りのおかげなんだ」と思うようにして、自分を納得させていた。よくタレントさんや芸人さんは、コミュニケーション能力に長けていると言われるけれど、一日にしてならずなんです。後天的に培われたものの方が分厚いのではないかと思う。

 聞き方次第で好転するし、暗転する。そんな思いもあって、もがくことから避けて、「触れない」っていうのはものすごくもったいないことだと思うんですよね。

脱力系成り行きバラエティ『内さま』が復活!新番組『内さまワールド』Netflixで独占配信

2023.02.08 Vol.web Original

 お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良とさまぁ〜ずの脱力系成り行きバラエティ『内村さまぁ〜ず』の新シリーズ『内さまワールド』が、9日よりNetflixにて独占配信されることが決定した。

和牛が結成15周年+1で3年ぶりに全国ツアー「飲食店の皆様、宜しくお願いします」?

2022.04.30 Vol.Web Origial

 

 お笑いコンビの和牛が全国ツアー『和牛 結成15周年+1 全国ツアー2022』を開催する。和牛の全国ツアーは3年ぶりで、6月5日の大阪・なんばグランド花月での公演を皮切りに、全国8都市9公演で行う。

 水田信二は「和牛の漫才を今までにたくさん観て下さってきた方にも、 初めて観て下さる方にも、全国の皆さんに楽しんでいただ ける漫才、ライブになるよう全力でやらせていただきます。 是非15周年+1周年の和牛を観に来て下さい。そして 現地の美味しい料理をいただきたいと思います。いえ、いただきます。飲食店の皆様、宜しくお願いします」

 川西賢志郎は「約三年ぶりに全国ツアーをやらせていただきます。8都市9公演ありますので皆様どうか、会場や日時、チケットの発券期限、各々で可能な限りできるコロナ対策などにしっかり気をつけてお越しください。我々も、会場や日時、忘れ物、コロナ対策に気をつけて向かいます」

 6月開催の大阪と愛媛公演のチケットの先行受付は5月5日11時~9日11時まで。

【お笑い】オススメ落語会 2019.8.11〜

2019.08.14 Vol.721

『納涼名選会 鈴本夏まつり 吉例夏夜噺 さん喬・権太楼 特選集』
【出演】柳家さん喬、柳家権太楼 他
【日時】8月11日(日)~20日(火)17時20分~
【会場】上野広小路・鈴本演芸場
【料金】全席座席 3500円 ※当日券は各日13時販売
【問い合わせ】鈴本演芸場(03-3834-5906)

『デブしか見えない世界がある!!「東京デブサミット」新橋編』
【出演】三遊亭歌武蔵、柳家一琴、林家きく麿 、古今亭志ん陽、春風亭一蔵、林家扇兵衛
【日時】8月17日(土)19時~
【会場】千代田区立内幸町ホール
【料金】大人2200円、子供1000円
【問い合わせ】夢空間(03-5785-0380)

『SKIPシティ落語会次代を担う落語家達』
【出演】柳亭小痴楽、瀧川鯉八、立川こはる、 春風亭ぴっかり☆
【日時】8月17日(土)14時~
【会場】SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
【料金】全席座席 3500円
【問い合わせ】048-265-2591)

『新版三人集~納涼五夜~』
【出演】春風亭一蔵、柳亭市弥、入船亭小辰
【日時】8月19日(月)~23日(金)18時45分~
【会場】赤阪会館
【料金】前売2300円 当日2500円
【問い合わせ】03-6277-7403

※発行日までに完売になってしまう会もありますのでご了承下さい。

【お笑い】オススメ落語会 7.14〜

2019.07.12 Vol.720

『盛夏吉例 圓朝祭』
【出演】雷門音助、柳家三三、笑福亭鶴二、三遊亭円楽、林家たい平、柳家権太楼
【日時】7月14日(日)12時〜
【会場】銀座ブロッサム
【料金】全席指定 4800円 ※特製うちわ付
【問い合わせ】ジュゲムスマイルズ(042-394-5831)

『かめあり亭 第42弾 兼好 王楽 萬橘 〜聴きたい三人会〜』
【出演】三遊亭兼好、三遊亭王楽、三遊亭萬橘
【日時】7月18日(木)
【会場】かめありリリオホール
【料金】全席指定3500円
【問い合わせ】かめありリリオホール(03-5680-3333)

『2019「特選」紫演落語会 さん喬・雲助・権太楼 紫綬褒章受章三人会』
【出演】柳家権太楼、五街道雲助、柳家さん喬
【日時】7月27日(土)13時〜
【会場】有楽町よみうりホール
【料金】全席指定 3800円
【問い合わせ】サンケイリビング新聞社(03-5216-9235)

『文治 喬太郎 桃太郎三人会』
【出演】桂文治、柳家喬太郎、昔昔亭桃太郎
【日時】8月1日(木) 18時45分〜
【会場】日本橋公会堂(日本橋劇場)
【料金】1階指定席3600円(当日4100円) 2階指定席2600円(当日3100円)
【問い合わせ】夕刊フジ営業局(03-3270-4689)平日10〜17時

※発行日までに完売になってしまう会もありますのでご了承下さい。

明日は落語にいこうかな【おススメ落語会 6.21〜】

2019.06.18 Vol.719

『雲助・白酒 親子会』
【出演】五街道雲助、桃月庵白酒
【日時】6月21日 (金)19時〜
【会場】文京シビックホール 小ホール(後楽園)
【料金】全席指定:3500円
【問い合わせ】オフィス10:03-6304-8545

第11回「神楽坂落語まつり」
【出演】古今亭菊之丞ほか
【日時】6月22日(土)毘沙門寄席、6月29日(土)牛込落語会
【会場】毘沙門天善国寺書院ほか
【料金】各回ごとに異なる
【問い合わせ】カンフェティチケットセンター:0120-240-540(平日10〜18時)

『三遊亭歌之介改メ 四代目三遊亭圓歌 襲名披露興行』
【出演】三遊亭圓歌、三遊亭小遊三、三遊亭歌武蔵、林家たい平、桃月庵白酒 ほか
【日時】6月22日(土)13時〜
【料金】全席指定4500円
【会場】よみうりホール
【問い合わせ】夢空間:03-5785-0380

GINZA PLACE“亭”『落語×長唄ミュージカル』&『落語と長唄の世界』
【出演】立川志の春、杵屋佐喜社中
【日時】第1日目『落語×長唄ミュージカル』6月26日(水)開演19時〜、第2日目『落語と長唄の世界』15時〜
【会場】パノラマスペース common ginza(東京都中央区銀座 5-8-1 GINZA PLACE 3F)
【料金】全席自由4200円、当日券4500円
【問い合わせ】ディスクガレージ:050-5533-0888(平日12〜19時)

※発行日までに完売になってしまう会もありますのでご了承下さい。

「YATSUI FESTIVAL! 2019」であるのか?由美かおるの入浴シーン!?

2019.06.11 Vol.719

お笑いコンビ、エレキコミックのやついいちろうが主催する「YATSUI FESTIVAL! 2019」が今年も6月15、16日に渋谷で開催される。

 すっかり東京の6月の恒例イベントとなった同フェス。今年も2日間開催で13会場に313組のアーティストが出演する。

 通常「フェス」と聞けばミュージシャンばかりが出演するものが浮かぶが、同フェスはミュージシャンはもちろん、お笑い、アイドル、文化人など出演者のジャンルが多岐にわたる。そして有名無名は問わずやついが「これ」と思ったメンバーが並び、また他のフェスではほぼ見られないような人たちがさりげなく入っているというのも大きな特徴だ。

 その発表会見が6月4日、東京・渋谷のLOFT9 Shibuyaで行われた。

 この日は主催者のやついはもちろん、由美かおる、ぱいぱいでか美、恵比寿マスカッツの辰巳シーナ、神崎紗衣、友野彩也香、みひろ、市川まさみ、吉澤友貴、架乃ゆら、そしてニッチロー’、棘のしろめちゃん、CY8ERの苺りなはむ、小犬丸ぽちが参加した。

【徳井健太の菩薩目線】第27回 ネットニュースをどれだけ摂取しても栄養素にはならない

2019.05.30 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第27回目は、ネットに散乱するクソのような記事について、独自の梵鐘を鳴らす――。

【おススメ落語会】2019年5月26日〜

2019.05.21 Vol.718

『芸協らくごまつり』
【日時】5月26日(日)10〜16時【会場】芸能花伝舎 ※旧淀橋第三小学校(西新宿)【料金】入場無料(一部有料) ※有料落語会のチケットはすべて当日売り【有料落語会出演者】笑福亭鶴光、神田松鯉、古今亭寿輔、春風亭昇太、三遊亭小遊三、ナイツ、桂文治他【内容】無料イベント:寄席体験教室、桃太郎の人生相談、花伝亭落語会、落研大集合、楽屋都市伝説、芸人屋台、うたまるしょうてん、サインラリー他【問い合わせ】落語芸術協会(03-5909-3081)

『神田松之丞 独演会』
【出演】神田松之丞【日時】5月29日(水)14時〜、19時〜【会場】東村山市立中央公民館ホール(東村山市)【料金】3500円【問い合わせ】所沢労音(04-2968-5239)

『末広余一会〈昼の部〉五代目 円楽一門会』
【出演】三遊亭鳳楽、三遊亭王楽、三遊亭円楽 他【日時】5月31日(金)13時〜 ※昼夜入れ替え制【会場】末広亭(新宿三丁目)【料金】当日一般3500円【問い合わせ】末広亭(03-3351-2974)

『末広余一会〈夜の部〉喬太郎・文蔵二人会』
【出演】柳家喬太郎、橘屋文蔵 他【日時】5月31日(金)17時〜 ※昼夜入れ替え制【会場】末広亭(新宿三丁目)【料金】当日一般3500円【問い合わせ】末広亭(03-3351-2974)

※発行日までに完売になってしまう会もありますのでご了承ください。

1人の男の新たな出発『が〜まるちょば 公演 MINE CRAZY』

2019.05.17 Vol.718

 黄色いモヒカンのHIRO-PON1人となった新生が〜まるちょばが始動する。

 新体制で初めての公演となるソロ公演『が〜まるちょば 公演 MINE CRAZY』は、「コメディー満載で、少しダークでちょっぴり怖い??」らしい。約20年にわたり2人の掛け合いで展開してきた、が〜まるならではの舞台が、どう変化するのか。楽しみでならない人は少なくないようで、各公演ともチケットは残りわずかとなっているという。

 本公演の後には、大阪で、が〜まるちょばMC『NO BORDER』(7月7日〜9月16日)が控えている。

まつりじゃ、まつりじゃ、若者の街・渋谷で落語の祭典じゃ!

2019.04.22 Vol.717

「毎日新聞落語会“渋谷に福来たる SPECIAL2019〜落語フェスティバル的な〜”」

 毎年恒例の「渋谷に福来たるSPECIAL」が今年も開催!落語界をけん引する実力派真打、全力で進化する若手真打と二ツ目、さらに講談界、浪曲界から新星も参加。バラエティーに富んだプログラムで渋谷の街を大いに盛り上げる。1日中楽しむもよし、好きな演者の出ている公演をピンポイントで狙うもよし、公演名で冒険するもよし、まったく違う世界をのぞくもよし。いろいろなタイプの芸人、演芸を心行くまで楽しもう! 平成最後にふさわしい“春の祭典”で大笑いし、新しい時代へ突入だ!

【出演】春風亭昇々、瀧川鯉八、玉川太福、玉川みね子、立川吉笑(4月26日)ほか
【日時】4月26日(金)〜4月28日(日)※全9公演
【会場】渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール/伝承ホール(渋谷)
【料金】2300円〜3900円(会場、公演、座席種類により異なる)
【問い合わせ】Zeppライブ(TEL:03-5575-5170、平日13〜17時)

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