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何が、人の心を引きつけるのか…。『シャニダールの花』

2014.02.02 Vol.610

 人の胸に寄生するその花は、ふたりの愛を狂わせる—。ドラマ『S−最後の警官−』の綾野剛と、映画『小さいおうち』の黒木華共演による、ミステリアスなラブストーリー。『生きてるものはいないのか』の石井岳龍監督が7年にわたって温め続けた一本。
 ごく少数の限られた女性の胸に、見たことの無い花が咲くという不思議な現象が起こっていた。満開時に採取された花の成分が、画期的な新薬の開発につながるとされ、花は億単位で取引されていた。シャニダール研究所に勤務する植物学者・大瀧と、セラピストの響子は提供者の胸に芽吹いた花を育て一番美しい形で採取させる仕事を担当していた。いつしか恋に落ちる2人だったが、採取時に提供者が謎の死を遂げる事件が相次ぎ…。

何が、人の心を引きつけるのか…。『エリジウム』

2014.02.02 Vol.610

 世界中で異例のヒットを記録した『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督最新作。
 時は2154年。世界は、スペースコロニー・エリジウムに暮らす一握りの富裕層と、荒廃した地上で貧しい生活を贈る大多数とに二極化されていた。スラムに暮らすマックスは、不慮の事故で余命5日間と宣告されてしまう。生き残る方法は一つ、エリジウムで治療すること。子供のころからあこがれていたエリジウムへ、決死の覚悟で侵入しようとするマックス。しかし、不法侵入を決して許さない冷酷非情な防衛長官・デラコートがその前に立ちはだかる…。
 過酷な運命に立ち向かう主人公・マックス役に『ボーン』シリーズのマット・デイモン。冷酷な女長官役にジョディ・フォスター。

何が、人の心を引きつけるのか…。『100回泣くこと』

2014.02.02 Vol.610

 中村航のロングセラー恋愛小説を『余命1ヶ月の花嫁』の廣木隆一監督が、関ジャニ∞の大倉忠義と人気女優・桐谷美玲を主演に迎え映画化した、感動のラブストーリー。
 4年前のバイク事故で逆行性健忘症を患い、事故以前1年間の記憶を失った青年・藤井は、友人の結婚式である女性と出会う。それは事故当時の恋人・佳美だった。佳美についての記憶が無いまま彼女にひかれていく藤井。やがて2人は再び付き合うことになり、結婚までの1年、一緒に暮らし始める。しかし佳美は2人の過去を打ち明けようとはしなかった。なぜ佳美は事実を明かさなかったのか。なぜ結婚まで1年の時間を必要としたのか。藤井の失われた記憶の中には、深い愛とあまりにも切ない真実が隠されていた…。

何が、人の心を引きつけるのか…。『ザ・フォロイング』

2014.02.02 Vol.610

 ハリウッドの人気俳優ケヴィン・ベーコンが、初めてTVドラマシリーズに主演した注目作。元FBI捜査官とカリスマ殺人鬼の死闘を描く、衝撃のサイコサスペンス。
 14人の女子大生を残忍な手口で殺した元大学教授の連続殺人犯ジョー・キャロルが、死刑執行を目前に脱獄。キャロルを逮捕したFBI捜査官ライアン・ハーディは、逮捕時の負傷が元で心臓にペースメーカーを埋め込み、FBIを引退していたが、依頼を受けて復帰することに。捜査するうちに、キャロルは看守を洗脳し、収監中からネットで外部と接触していたことが判明。狂信的なキャロルの“フォロワー”がどこに潜むのかも分からぬまま、ライアンとキャロルとの死闘が始まる…!

2人の間にあるものは…『泥棒は幸せのはじまり』

2014.01.18 Vol.609

『テッド』プロデューサー×『モンスター上司』監督が贈る笑いあり、涙ありの怒涛のエンターテインメント。共演は『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートのメリッサ・マッカーシーと、『モンスター上司』『宇宙人ポール』などで人気のジェイソン・ベイトマン。
 コロラド州デンバーに住むビジネスマンのサンディは、妻と2人の娘に囲まれ幸せな日々を過ごしていた。だがある日、身に覚えのないクレジットカードの高額請求が届く。さらに自分のIDを悪用した何者かのせいで、警察から事情聴取を受け、職場からもトラブルを解決しないとクビだと言い渡されてしまう。自分の名をかたった女性詐欺師・ダイアナを追って、フロリダへと向かうのだが…。

2人の間にあるものは…『リベンジ・フォー・ジョリー 愛犬のために撃て!』

2014.01.18 Vol.609

 変わり果てた姿となったジョリー(ミニチュアピンシャー・メス)の姿を見たとき、男は復讐を誓った…! 愛犬家の復讐者という異色のコンセプトが斬新なリベンジアクション。
 孤独で荒んだ人生を送ってきたハリーにとって、愛犬・ジョリーは唯一の拠りどころだった。ある日仕事でミスを犯したハリーは制裁を恐れ、ジョリーとともに街を去ることに。ところがジョリーが無残に殺害され、ハリーは従兄のセシルとともに、マシンガンを携え犯人探しの旅に出る…。ハリーの相棒・セシル役にカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『Inside Llewyn Davis(原題)』で主演を務めたオスカー・アイザック。他『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイライジャ・ウッド、『父親たちの星条旗』のライアン・フィリップら豪華キャストが揃う。

2人の間にあるものは…『樹海のふたり』

2014.01.18 Vol.609

 お笑いコンビ・インパルスが映画初主演を果たした、実話から生まれた話題作。テレビ番組の取材で樹海に訪れた落ちこぼれディレクター、竹内と阿部。最初は視聴率を狙った番組作りを考えていたが、取材対象者たちの人生に触れるうち、しだいに良心との板挟みになり自分たちの行動に疑問を抱くようになる…。
 報道番組の特集コーナーで実際に自殺志願者に取材したテレビディレクターたちの体験をもとに、数々のテレビ・ドキュメンタリーの秀作を手掛けた山口秀矢が脚本・監督を手掛けた感動のヒューマンドラマ。インパルスの板倉俊之と堤下敦が、生死の境で苦悩する人々と出会い変化していく落ちこぼれディレクター役で好演を見せる。

2人の間にあるものは…『さよなら渓谷』

2014.01.18 Vol.609

『パレード』『悪人』『横道世之介』と次々とベストセラーを放ち映像化も続く芥川賞作家・吉田修一。その吉田作品の中でも、巧妙なストーリー展開により“映像化不可能”といわれた問題作を『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣監督が見事に映像化。主演・真木よう子の体当たりの演技も絶賛された話題作。
 緑豊かな渓谷で暮らす尾崎俊介と妻のかなこ。ある日、町で幼児殺害事件が起こり、その実母が実行犯として逮捕されるというショッキングな結末で収束へと向かっていた。しかし事件は、1件の通報により新たな展開を見せる。実行犯の母親の共犯者として俊介に嫌疑がかけられたのだ。そして通報をしたのは妻のかなこだった。

2人の間にあるものは…『トゥ・ザ・ワンダー』

2014.01.18 Vol.609

『天国の日々』『シン・レッド・ライン』のテレンス・マリック監督が豪華キャストを起用して切なくも美しい“愛の移ろい”を描く。
 アメリカからやってきたニールはフランスのモンサンミシェルで出会ったマリーナと恋に落ち深く愛し合う。しかしアメリカで暮らし始めた2人の心はすれ違い、マリーナはフランスへと戻ってしまう。傷ついたニールは幼なじみのジェーンに心奪われていくが、マリーナへの責任感に苛まれ…。
 主人公・ニール役には、監督・主演作『アルゴ』でアカデミー賞を受賞したベン・アフレック。以前から交流があったというマリック監督のもと、深く静謐な演技を披露している。マリーナ役には『オブリビオン』のオルガ・キュリレンコ。ニールが愛するもう一人の女性・ジェーン役に『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムス。人々の悩みを受け止めながら自らも苦悩するクインターナ神父役で『ノーカントリー』のハビエル・バルデムが印象を残す。

DVD 感動で、衝撃で、心が震えるおススメ作。

2014.01.05 Vol.608

『24 -TWENTY FOUR-』のキーファー・サザーランドと『HEROES/ヒーローズ』企画・製作総指揮ティム・クリングがタッグを組んだ話題作。
 元新聞記者のマーティンは、無言症の11歳の息子・ジェイクと暮らしているが、ジェイクが度々騒動を引き起こすため児童保護局のクレアの調査を受けることになってしまう。ある日、ジェイクの行動が偶然とは思えない出会いをもたらしたことで、マーティンはジェイクが記す意味不明の数字に何かメッセージが込められているのではと思うようになる。ジェイクの思いを受け止めたい気持ちと、養育権を失いたくない気持ちに葛藤しながら、マーティンはジェイクの数字をたどり、人々を助けていく…。

発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン 1月8日(水)発売
DVDコレクターズBOX① 7560円(税込)

DVD 正月休みは気になる作品を満喫すべし!

2013.12.22 Vol.607

 日本中で“半沢直樹旋風”が吹き荒れた2013年。上司の理不尽な仕打ちや官僚との戦いに真っ向から立ち向かう主人公・半沢直樹の姿に、日本中が痛快感を味わった。瞬間最高視聴率46.7%(関西地区ではなんと50%越え)を達成。視聴率は初回から1度も落ちることなく右肩上がりで上昇し、ついに今世紀NO.1ドラマに輝いた。そんな人気ぶりを表すように、2013年新語・流行語大賞年間大賞を受賞した半沢の名台詞“倍返し”をはじめ、劇中のセリフや場面、キャラクターも次々と話題に。半沢役の堺雅人をはじめ、上戸彩、及川光博、北大路欣也、香川照之といったトップ俳優たちだけでなく、半沢の前に幾度となく立ちはだかる金融庁エリート・黒崎役の片岡愛之助や半沢の同期・近藤役の滝藤賢一など、注目度が急上昇した俳優たちも少なくない。
 まさに2013年を代表するドラマだけに、今年の正月休みには必須の作品。待ちに待ったDVD、ブルーレイBOXには、放送ではカットされた幻のシーンなども追加になったディレクターズカット版を収録。本編だけでなく、充実の特典映像もお楽しみ。

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