今年は、名匠・木下惠介が生誕100年を迎える記念すべき年。「木下惠介生誕100年プロジェクト」と題して、彼が生み出した名作が続々と復活する。その1つ『二十四の瞳』は、第12回ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞するなど、海外からの評価も高い作品。高峰秀子演じる女性教師と12人の子どもたちの交流を抒情的に綴った国民的傑作だ。
昭和3年、小豆島の分教場に1人の新任女性教師・大石先生が赴任してきた。12人の教え子たちは大石先生を慕い、彼女もまたこの子たちの美しい瞳を濁してはいけないと願う。しかし日本中を覆う貧困と戦争の波は、やがて子供たちの運命を大きく狂わせていく…。
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わが母の記
第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞作。文豪・井上靖の自伝的小説を『突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人監督が、役所広司、樹木希林、宮崎あおいという豪華キャストを迎えて描いた感動作。
小説家の伊上は、幼少期に両親と離れて育てられた過去を心の奥で引きずっていた。父の死をきっかけに、再び母・八重と向き合うようになるが、八重は物忘れが激しくなっており、やがて伊上は八重を引き取ることになり、家族の協力を得ながら八重と暮らし始めた。数年後。八重は誰が誰かも分からなくなっていた。そんなある日、八重は幼い伊上を手放したときの思いを初めて口にする…。
老いて失われていく母の記憶。その中で唯一、失われることの無かった思いとは。50年の時を超えてつながる家族の愛の物語。撮影は井上靖が家族とともに過ごした東京・世田谷区の自宅で行われ、数々の名作が生まれた井上の書斎も使用されている。
『鬼に訊け-宮大工 西岡常一の遺言』
法隆寺の昭和大修理や、薬師寺の伽藍復興など、国宝や重要文化財指定の寺社の修復や復興に一生をささげた宮大工・西岡常一の生涯に迫ったドキュメンタリー。宮大工という特殊な職業をテーマにしながらも、公開時には公開初日から満員が続くヒットを記録した作品。長い時間をかけた厳しい修練の後、ようやくひと握りの者だけが習得することができる宮大工の技を、若き大工たちに伝えた西岡常一。“鬼”と称された匠が残した“遺言”の数々は、仏教建築の伝統技術を受け継ぐ若き宮大工だけでなく、根源的な日本人のあり方を忘れた現代の我々にこそ必要なものなのかもしれない。実力派俳優・石橋蓮司がナレーターを務めている。
僕がネコに嫌われる理由 シーズン2
なぜか異様なほど動物に嫌われる男、鈴木拓(ドランクドラゴン)。せめてネコには愛されたいと奮起した鈴木が、人気のネコたちとデートを重ね“ネコマスター”を目指す! 解説はイケメン獣医師・佐藤貴紀先生と“ネコに好かれる男”の相方・塚地武雅。「こはる日和」のこはるちゃん、しゃべるネコ・しおちゃん、二足立ちネコのこまちゃんなど、今回も有名ネコが多数出演。
つぶやき隊 〜つぶやき続けて4作目〜
身近にある物や動物、人物がキモかわキャラクターとなってつぶやきまくる、癒し系アニメーション第4弾。普段、心のうちに秘めている思いをつぶやく目的で結成された通称“つぶやき隊”。 綿棒さん、枕さん、包丁さん…彼らがつぶやく“本当のキモチ”に、思わずクスッと笑ってしまうこと間違いなし! 第3弾に続いて“つぶやき”で右に出る者はいない“つぶやき芸人”つぶやきシローが声優として連続参戦。
日本列島 いきものたちの物語
奇跡の島・日本列島に満ちあふれる多種多様な生き物たちの家族愛に感動必至! 世界を舞台に活躍する岩合光昭、水中写真の第一人者・中村征夫、野鳥のエキスパート・嶋田忠、数々の映像作品を手掛ける渕上拳など、日本を代表する30人もの動物カメラマンが集結した、日本初の本格自然ドキュメンタリー映画。世界遺産の知床、屋久島、新たに指定された小笠原も含め、北は北海道から南は沖縄の西表島まで、全国20都道府県で2年半にわたる長期撮影を敢行。ニホンザル、イノシシ、ヒグマ、キタキツネなど、日本列島にあふれる命のドラマを描き出す。相葉雅紀、長澤まさみ、ゴリ(ガレッジセール)、黒木瞳の4人のナビゲーターたちが、それぞれの持ち味で生き物たちの世界にいざなってくれる。
父の初七日
“台湾のアカデミー賞”金馬奨2冠を獲得し、異例のロングランヒットを記録した“お葬式コメディー”。突然、父の危篤を知らされ故郷に戻った阿梅。しかし病院に駆けつけると父はすでに息を引き取っていた。父の亡骸に付き添って自宅へ戻った阿梅と兄・大志。やがて道士でもある叔父の指図で、伝統的な葬儀が執り行われることになるのだが、阿梅たちは古いしきたりにのっとったお葬式に翻弄され…。
郷愁誘う台湾の田舎町を舞台に、父の葬儀を巡る喧騒と混乱をユーモアたっぷりに描きつつ家族の絆を温かく見つめる、笑いと涙のハートフルコメディー。
ザ・マペッツ
人間と“マペッツ”がごく普通に共存する“ありえない世界”。小さな田舎町で人間のゲイリーと兄弟同然に育ったマペットのウォルターは、マペット・ショーの大ファン。ゲイリーと恋人・メアリーのLA旅行に同行し、大興奮でマペット・スタジオを訪れるが、そこはすっかりさびれていて…。楽しい音楽とダンス、臨場感たっぷりのマペット・ショーも満喫できる、最高にハッピーなエンターテインメント。あの「セサミ・ストリート」の人形たちの生みの親、ジム・ヘンソンのマペットたちが大活躍。ジャック・ブラックやセレーナ・ゴメスら豪華俳優陣がカメオ出演するほか、日本でも人気のキャラクター、カエルのカーミットも登場!
ジョン・カーター
『スター・ウォーズ』や『アバター』に多大なインスピレーションを与えたといわれる伝説的SF小説『火星のプリンセス』を実写化! 愛する家族を失った男が神秘の惑星“バルスーム”でヒーローとなり、宇宙の存亡をかけた戦いに挑む姿を描くスペクタクル超大作。1868年。家族を失った悲しみにとらわれ、荒野をさまよう男ジョン・カーター。ある日、襲われて逃げ込んだ洞窟で不思議な男と遭遇し、そのメダリオンを手にする。荒涼とした砂漠で目覚めた彼は、驚異的な跳躍力とパワーを身につけていた。バルスームという星にいることを知ったカーターは、地球へ戻る方法を探すうち、ヘリウム王国とゾダンガ王国の戦いに巻き込まれてしまう。ヘリウム王国の王女・デジャーと恋に落ちたカーターは、宇宙を脅かす存在に立ち向かっていく。
主人公カーターを演じるのは、今ハリウッドでも人気急上昇中のテイラー・キッチュ。王女デジャー役に『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のリン・コリンズ。壮大なスケールで描かれるSF冒険譚。
ヒューゴの不思議な発明
1930年代のパリ。父を火事で失った少年・ヒューゴは、駅の時計台に隠れ住んでいた。唯一の友達は父が残した壊れた機械人形。人形の秘密を探るうち、ヒューゴは修理に必要な“ハートの鍵”を持った少女・イザベルと、過去の夢を捨てた老人・ジョルジュに出会う。機械人形に導かれ、ヒューゴは壮大な冒険へと旅立つことに。『キックアス』で一躍ブレイクしたクロエ・グレース・モレッツや、名優ベン・キングズレー、ジュード・ロウ、サシャ・バロン・コーエンなど豪華なキャスト陣が集う。特撮映画の父、ジョルジュ・メリエスのエピソードや、リュミエール兄弟、バスター・キートンやチャップリンらの映画など、随所に盛り込まれたスコセッシの映画愛も注目のポイントだ。
タイタンの逆襲
大ヒットした前作『タイタンの戦い』待望の続編。前作を超えるスケールで、オリンポスの神々と最新VFXを駆使して生み出されたクリーチャーたちがし烈な戦いを繰り広げる! 『アバター』で注目されたサム・ワーシントンをはじめ、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズら豪華キャストも続投。
神々の力が弱まったことにより、冥界に封じられていた巨神クロノスの覚醒が始まり、地上にも魔物が出現。クロノスが完全復活を遂げれば、人類は滅亡し世界は終焉を迎える…。“人の心”と“神の力”を合わせ持つ英雄・ペルセウスは、世界を守るため冥界での戦いに身を投じる…!
500メートルの巨神クロノスをはじめ、双頭の獣・キメラ、牛頭人間・ミノタウロスなど、神話のクリーチャーたちの登場も見どころ。