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ノイズ中村10周年フェス『おパーティ!』にスガダイローら豪華な出演者が集結

2016.11.27 Vol.679

 ジャズピアニストのスガダイローのマネジャーを務めるノイズ中村。今年でその名を名乗るようになって10周年ということで「ノイズ中村10周年フェス『おパーティ!』」(12月3?4日、SHIBAURA HOUSE)を開催する。

「この名前をいただいてからの10年でさまざまな方々と出会ったので、なにか記念してやっておきたいな、ということでこのイベントを企画しました。それに最近はスガダイローのマネジャーとしての僕しか知らない人も多いのですが、CDやグッズを扱うレーベルや荻窪ベルベットサンというライブハウス運営などいろいろなことをやっていて、ここで一発、別の顔も見せておいていいのかなと思いました」

 会場はSHIBAURA HOUSE。外から中が見えちゃう超おしゃれなガラス張り。

「今回出てくださる方々は基本的にアンダーグラウンドな方々だから、外から丸見えなところは似つかわしくないのかもしれないですけど、あえて地下から引き揚げて、興味がない人にも見えちゃう場所で見せるということに僕がやる意味があるかな、と思いました」

 出演者がものすごい数。

「1階でライブ、2階でパフォーマンス、5階でDJ。中2階ではリフレクソロジーとタロット占い(12/3限定)。フロアごとに同時進行していますので、どこの時間帯に来ても楽しめると思うし“知らないから見ない”ではなく“知らないからこそ見て”ほしいですね。スガダイローを見に来たついでに、別のフロアでパフォーマンスを見るとかいいですね」

 そして「入場自由」で「ご祝儀大歓迎!」というシステム。

「そこは本当にお客さんにお任せ。どうなるのか分からない。結構ヒヤヒヤなんですが、多分みなさんそのへんは察していただけるものと期待しております(笑)」

 出演者の詳細とタイムテーブルは公式サイトで要確認。

 ちなみにこの名前を名乗るきっかけは?

「10年前に都内の公園でサックスを吹いていたら、謎の女性に“お前はピッチが合っていないからジャズを勉強しろ”と言われて、そのままなぜか菅平のジャズフェスに連れていかれたんです。そこでスガに会いまして、“変な奴だ”ってことでその日のスガダイローオーケストラのライブでサックスを吹くことになりました。“最後に1分間ソロの時間をやるから死ぬまで吹け”と言われたんですが、ホントに酸欠でぶっ倒れちゃって(笑)。その時にノイズ中村という名前をいただき、サックス始めて3ヶ月でプロデビューさせてもらったんです。それで気に入ってもらったのか、それ以降スガのツアーマネージャーなんかをやるようになったんです。ホント、人の縁って分からないものですよね」

 縁とかいうレベルは遥かに越えてますけどね…。

 

ぐうの音も出ない、名盤確実「THE BADDEST〜Collaboration〜」久保田利伸

2016.11.27 Vol.679

 今年デビュー30周年のアニバーサリーイヤーを迎えた久保田利伸が他アーティストとのコラボレーション作品をまとめた。国内外に拠点を置いて活動してきただけに、タッグを組んだアーティストはもちろん、作品もインターナショナル。日本語歌詞編、英語歌詞編にディスクが分かれていて、それぞれに珠玉の楽曲が収録されている。日本語歌詞編にはKREVAとの『M☆A☆G☆I☆C』、ナオミ・キャンベルとの『LA・LA・LA LOVE SONG』、『Soul 2 Soul feat.AI』など16曲。英語歌詞編もアンジー・ストーンとの『HOLD ME DOWN』など聴きごたえたっぷりの14曲。

[J-POP ALBUM]SMEレコーズ 発売中 初回限定盤(2CD+特典DVD)4200円 通常盤3600円(ともに税込)

聞いとかないと“ヤバイ”!「These Systems Are Failing」MOBY & THE VOID PACIFIC CHOIR

2016.11.16 Vol.678

 米アーティストのモービーがこれまでにない側面でファンを驚かせる。前作から約3年ぶりとなる新作、新しいプロジェクトの最初の作品となる本作はロックでパンク、エネルギッシュ。溜まった何かを叩きつけるような印象の作品だ。メランコリックでロマンチックなサウンドのイメージとは違う。自身の存在を広く知らしめることとなった『GO』を筆頭にクラブフロアの住人としての側面がフィーチャーされがちだが、本作は彼にとって音楽と触れ合った原点へ回帰した作品なのかも。初期衝動とはきっとこのこと。

聞いとかないと“ヤバイ”!「guidebook」lyrical school

2016.11.15 Vol.678

 ガールズラップのパイオニアグループ、リリスクことリリカルスクールがメジャーデビュー作となる初めてのフルアルバムを完成させた。結成は2010年とそこそこのキャリアを持つ彼女たち。その存在に注目が集まったのはスマホで動画を視聴する習慣をミュージックビデオに取り入れて制作した『RUN and RUN』のタテに展開するビデオだ。日本どころか世界にその存在を知らしめた彼女たちが満を持して放つアルバムだけに、大江千里、韻シスト、GAKU?MC、かせきさいだぁ、サイプレス上野ら一癖も二癖もある豪華なアーティストが集結している。

迷惑、顰蹙、無理難題。人生、困ってからがおもしろい。『ヴァラエティ』奥田英朗

2016.11.15 Vol.678

 奥田英朗の新刊短編集。と言っても、作品自体はずいぶん以前に書いたもので、単行本初収録のものを集めた蔵出し短編集だ。脱サラで会社を興し奮闘する男の姿を描いた「おれは社長だ!」と「毎度おおきに」は連作の短編。奥田には珍しいショートショート、イッセー尾形、山田太一との対談が2本、ほか短編4本という、まさにバラエティーに富んだ、奥田ファン待望の一冊。形式も書いた年代も、扱うテーマも全く違う作品は、奥田らしいユーモアあふれたものや、読んでいると胸が締め付けられるような切ないものまで多彩。渋滞中の車に、妻が知らない人を乗せ、その人たちが夫をいらだたせ、最後にはとんでもないことに巻き込んでいく「ドライブ・イン・サマー」。オウム真理教の手配犯が逮捕されたニュースを見て、それをヒントに、温泉街のレストランに住み込みで働く謎の女を主人公にした「住み込み可」。高校生の娘が、クリスマスに友達の家に泊るという“嘘”を見抜いてしまい悩む母親の姿にハラハラする「セブンティーン」。そして著者が7歳の時に伯母さんが死んだ実話をモチーフにした、少年と少女の物語「夏のアルバム」。まったく雰囲気の違う物語が読める贅沢な本だが、まとまりがないわけではない。そこにはユーモアや、人間の滑稽さ、膝を打つようなリアリティーのある描写など、そこかしこに奥田節のようなものが見え隠れし、おもちゃ箱のような楽しい構成でありながら、1冊の本として完結している。また、作品の間に収録されたイッセー尾形と山田太一との貴重な対談では、奥田がうまく2人の本音を引き出しつつ、奥田作品の原点が見える。本人曰く、“まとまらなかった短編集”をまとめて楽しめる一冊。

聞いとかないと“ヤバイ”!「The Party’s Over EP」Prophets of Rage

2016.11.14 Vol.678

 噂のスーパーグループの音源がついに到着だ。プロフェッツ・オブ・レイジは、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、パブリック・エナミー、そしてサイプレスヒルのメンバーが結成したグループ。「危険な時期には危険な音楽が必要とされる。今、我々はパワーを取り戻す時なんだ!」と混沌とした社会に対して拳を振り上げた。タイトルトラックのほか、パブリック・エナミーの名曲『Prophets of Rage』のバンドバージョン、ライブで披露したビースティー・ボーイズ『No Sleep Till Brooklyn』のライブ仕様のカバーなどを収録している。

音楽、格闘技、お笑いのライブ「SKULLSHIT 20th ANNIVERSARY 骸骨祭り」

2016.11.13 Vol.678

「SKULLSHIT 20th ANNIVERSARY 骸骨祭り」が幕張メッセで開催される。骸骨祭りとはSKULLSHITが毎年行っていたレギュラーイベントSKULLMANIAの集大成であり、5年に一度開催される音楽+お笑い+格闘技=骸骨祭りというやりたい事を追求したビッグイベント。

 出演者等詳細はオフィシャルサイト( http://gaikotsumatsuri.com/ )で。チケットの一般発売は、11月3日(木・祝)から始まっている。

 

稀代の映画俳優の活躍を胸に刻み込む 追悼特別展「高倉健」

2016.11.12 Vol.678

 多くのファンやスタッフ、役者仲間に惜しまれながら逝った俳優の高倉健さん。今年三回忌を迎えるにあたって行われるこの追悼特別展では、健さんが出演した205本すべての映画作品から抜粋した、出演場面の映像を紹介しながら、その足跡を振り返る。横尾忠則、森山大道による、健さんをモチーフとした作品や、脚本や小道具、スチール写真、プレスシートなど貴重な資料類も展示される。 

 入場は日時指定の完全予約制。ローソン・ミニストップ店頭Loppiで発売中だ。

 

布袋寅泰 35年のキャリアを厳選35曲で聴かせるライブ

2016.11.12 Vol.678

 

 日本のロック界をけん引し続け、多くのミュージシャンからもリスペクトを集め続けている布袋寅泰が、35周年アニバーサリープロジェクトの第8弾として、名古屋・神戸・東京でスペシャルライブを開催!1981年以降、現在までに発表された全楽曲の中から35曲を厳選し自身のヒストリーを“ひとつのステージで表現する”この特別メニューでの“クライマックス公演”は絶対に見逃せない!

 

エイズ啓発のためのチャリティーコンサート Act Against AIDS 2016 「THE VARIETY 24」 〜魂の俳優大熱唱!助けてミュージシャン!〜

2016.11.12 Vol.678

 12月1日の世界エイズデーに合わせて、俳優の岸谷五朗の呼びかけで1993年にスタートしたAAA(アクト・アゲインスト・エイズ)。音楽業界を中心に展開されているエイズ啓発運動だ。「THE VARIETY」はその活動の一環として開催されるチャリティーコンサート。 今年も岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬を筆頭に、中川晃教、柚希礼音等の実力派俳優陣に加え、岸谷香、藤原さくららの人気ミュージシャンらが出演し、豪華なラインアップで熱く盛り上げる!

 

Emii、ミニアルバム『あなたへ』リリース

2016.10.27 Vol.677

 シンガーソングライターEmiiがミニアルバム『あなたへ』をリリースする。14歳で渡米、高校に進学した後、バークリー音楽大学を卒業したEmiiは、2013年初にフルアルバム『Juke Box』をリリースしデビュー。以後、ミニアルバム『A Wish for This Christmas』、マキシシングル『I’ll Be There』『Our Story』をリリース。2015年には、プロ野球「福岡ソフトバンクホークス」、プロバスケットボール「群馬クレインサンダーズ」の公式戦にて国歌独唱するなど、歌唱力を武器に全国活動の場を広げている。今回、待望のミニアルバム『あなたへ』をリリースするにあたり、La Donnna原宿で先行発売ライブを開催。多くのファンをその歌声で魅了した。

 

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