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夜景をバックにおじさんを撮るオケタニ教授が初の個展「夜景おじさん」開催

2018.09.19 Vol.710

 日本では今年2月に放送されたドラマ『おっさんずラブ』の爆発的なヒットでおじさんがブームとなっている。このドラマのヒットに先駆けた昨年秋。ひとりの男が「夜景おじさん」なるタイトルで夜な夜な東京の夜景をバックにおじさんを撮り続けていたことを知る者はごく一部のものに限られていた。そのおじさんの写真を撮り続けてきたのがオケタニ教授。

「もともとは知り合いの小劇場の女優さんの写真を撮っていたんです。美人な女子を撮るのは楽しいじゃないですか。そこは昔のよしみで」

 実際、教授のフェイスブックやインスタグラムには当初、そういった女性の写真が並んでいた。しかし昨年10月を境にその風景は一変する。夜景をバックにさまざまな業種のおじさんたちの写真が並ぶようになる。

「夜景をバックに女優さんを撮ろうかなって思ったんです。それで知り合いの140キロのおじさんでテストしてみたんですが、これが思った以上にいい仕上がりだったというか、おじさんのかわいらしさとかがにじみ出る写真になった。夜景とのアンバランスなところも面白かったし」

 ということで教授は方向転換。これまでに50人のおじさんの写真を撮った。そんな教授のもとに「個展を開きませんか?」という話が来て、9月24日から中野のカメラメーカー、ケンコー・トキナー本社内のミニギャラリーで個展を開くこととなった。

「写真集を出しませんか?」という話も持ち上がり、こちらは現在進行中。

「実は今年の正月に“個展と写真集を出したい”ということは目標として口に出していたんです」

 では今後の目標は?

「タモリ倶楽部に出てみたいですね。オープニングでタモリさんに“誰が買うのこんな写真”みたいに言われて始まったら面白いじゃないですか。そして番組内でタモリさんを撮るとか」

 番組関係者にもぜひ足を運んでもらいたい!

[吉村崇×Violet Eva Special対談]「我々のショーで日本の働き方すら変えてやりますよ!」

2018.09.17 Vol.710

「女性が楽しめるコンテンツが日本の平日には少ない」と語るのは、先に紹介した『Buttefly東京〜ボーイレスクショー〜』のT.YOSHIMURAこと吉村崇(平成ノブシコブシ)と、演出・監修を担うViolet EVA。IR・カジノ誕生へのカウントダウンが始まり、日本のステージパフォーマンスも新たな局面に向かう今、異色のコラボを実現させた二人に、ショー・パフォーマンスの可能性を聞いた。

これまでの鼓童のイメージをくつがえす新たな試み 新作公演『巡-MEGURU-』が11月よりスタート

2018.09.15 Vol.web original

 新潟県佐渡島で指導し、1981年に結成された「鼓童」。日本の伝統的な和太鼓を中心とした舞台は、日本のみならず世界で高く評価されている。そんな鼓童が、新作公演『巡-MEGURU-』の日本全国ツアーを11月から開催する。「今度の『巡』では太鼓のイメージや固定概念を変えたいと思っています」と住吉佑太。11月の公演は、その住吉が演出を担当、ほぼすべての曲を作っているという。

住吉「太鼓というと若い人は、鉢巻きを巻いて上半身裸の男性が、夏祭りでドンドンっていうイメージをお持ちじゃないですか? 実際にそういうふうにも言われますし、生で見た事がある太鼓の演奏は、大体がそんな感じだと思います。ただ僕はもう少し音楽的で、パフォーミングアートとして成り立っているというところを伝えたいなと。ですから、あえてメロディアスでポップに仕上げた曲を入れるなど、それまでのちょっと近寄りがたかった太鼓の印象を取っ払い、入り口をもっと広げて、多くの人に太鼓に触れていただく機会を作りたいと思っています。そんな気持ちから11月の公演は、自分たちと同世代の人が面白いと思ってもらえる作品というのを意識して、曲作りや演出をしました」

神田松之丞 講談の世界へようこそ! 講談入門書を出版

2018.09.12 Vol.710

 今、講談が盛り上がりを見せている。その火付け役が神田松之丞。二ツ目ながら、チケットは即日完売で、最も入手困難と言われている。そんな松之丞が『神田松之丞 講談入門』を出版。講談本の決定版のような同書は、初心者には分かりやすく上級者にも読み応えがあると評判で、異例の部数を売り上げている。

宮藤官九郎×三宅弘城の『ロミオとジュリエット』はシェイクスピア観を揺るがす作品になるか

2018.09.10 Vol.710

 この秋、みんなのシェイクスピア観を大きく揺さぶる舞台が上演される。それはM&Oplaysプロデュースの『ロミオとジュリエット』。演出を務める宮藤官九郎とロミオを演じる三宅弘城に話を聞いた。

【区長に聞く】台東区・服部区長に聞く、台東区が取り組む 「江戸ルネサンス」 

2018.09.02 Vol.Web Original

2018年を、「江戸ルネサンス元年」と位置づけ、ビートたけしが名誉顧問を務める「江戸まち たいとう芸楽祭」をはじめ、江戸に関連した様々なイベントや事業を展開している台東区。「歴史が深く、粋で人情豊かな台東区が誇る芸能、ものづくりの文化を、国内外に発信したい」と服部征夫区長が語る、未来に向けた台東区の取り組みを伺った。

【インタビュー】『木村政彦 外伝』著者・増田俊也「櫻井よしこに教えた大外刈り、柔道を知らない人たちに届けたディテールの凄みについて」

2018.08.31 Vol.Web Original

 最近「木村政彦」の名前を巷で目にすることが多い。「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と評された木村政彦は、15年間不敗のまま引退した伝説の柔道家だ。木村は、あのヒクソン・グレイシーの父・エリオ・グレイシーにもブラジルで完勝しており、エリオを極めた必殺技「キムラロック(腕緘)」は現在でも、世界の格闘家たちが使っている。

 その木村政彦の不遇な人生に光をあて、今日のブームの火付け役となったのが、作家で『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を著した増田俊也だ。その増田が大宅賞&新潮ドキュメント賞をダブル受賞した同作に続いて、今夏、『木村政彦 外伝』(イースト・プレス)を刊行した。

 2018年は「木村政彦 生誕百周年」。木村の地元・熊本では純米焼酎「キムラロック」が発売され、木村政彦自身が技術・解説した『木村政彦 柔道の技』が復刻されるなど、木村政彦ブーム再燃のなか、話題の『木村政彦 外伝』を執筆した増田俊也に、ベストセラー制作の内側を聞いた。

【インタビュー】プロテニスプレーヤーの笹原龍「海外での活動は人生の財産」

2018.08.31 Vol.Web Original

 テニスと言えば、錦織圭。それ以外のテニスプレーヤーを誰か知っているだろうか? 日本では、マスコミで取り上げられるスポーツ選手というのはほんのに一握り。「プロ」と一口にいっても、さまざまなスポーツのたくさんの選手がいるはずなのに、その他大勢になかなか目を向けられることはない。海外を拠点に、海外の大会でも戦績を残す、プロテニスプレーヤーの笹原龍に、「テニス選手として生きることは?」というテーマでインタビューした。

【夏フェス】どのフェス行くかもう決めた?(3)トリプルファイヤー吉田に聞く「夏」と「夏フェス」

2018.08.27 Vol.Web Original

 2018年の夏も、まもなく終わり。とはいえ、まだまだ暑いし、夏フェスも終わるどころか、まだまだこれから続々開催される予定だ。「今年の夏、何もしなかったな……」というあなたに送るTOKYO HEADLINE WEBの夏フェス特集です!

【インタビュー】SWAY、ソロアルバム『UNCHAINED』は「本能のおもむくまま」

2018.08.26 Vol.Web Original

 俳優、そしてアーティストとして精力的に活動を手介しているSWAY。昨年秋、シングル『MANZANA』をリリースしてソロ活動を再開した彼からフルアルバム『UNCHAINED』が届いた。「本能のおもむくまま制作した」というこの作品。予想以上に、SWAYらしさがあふれる作品で……。

新しいエンターテインメントの形を追求「全力!歌劇団」

2018.08.20 Vol.709

―今年、トランスジェンダーだけのエンターテインメント集団としてデビュー。新宿シアターモリエールで行われたデビューライブでは、9日間14公演で観客動員2500人と新人としては異例の大成功を収めた「全力!歌劇団」。「最初はド素人軍団でした」と語るセンターのなおが、多くの感動を呼んだライブまでの道のりとグループの未来について語る。

「プロデューサーの新田さんが、トランスジェンダーだけの舞台をやった人から、それがすごく面白かったと聞かされたのがきっかけとなり、“全力!歌劇団”の前身である“女装子歌劇団”が結成されました。去年の6月にはメンバーが30人ぐらい集まり、すぐに1月公演の練習を始めました。最終的に、その時に舞台に立ったのは18人で、現在は11人が正規メンバーとして活動しています。歌劇団という名称ですが、ライブの内容は古典落語をベースにオリジナルストーリーを作り、そこに音楽やダンスを盛り込んで、シャッフルするという新しい形のエンターテインメント集団です」

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