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がん検査のゲームチェンジャー目指す「線虫」。開発経緯と予防医療の未来を聞く

2021.10.27 Vol.Web original

 国民の2人に1人が罹り、3人に1人が亡くなるといわれる「がん」。予防のためには定期的な検診が鍵となるが、国民のがん検診受診率は全国平均で約40%と、半数にも満たないのが実情だ。

 そうした中、自宅で採尿するだけで受検可能な新たながん検査に注目が集まっている。世界初の線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」だ。その技術を持つ株式会社HIROTSUバイオサイエンスと大阪大学大学院医学系研究科は先月、〝早期膵がん診断法〟に関する研究成果が米国科学誌「Oncotarget」に掲載されたことを受け、記者発表会を行った。開発者である株式会社HIROTSUバイオサイエンスの広津崇亮代表に、「匂い」を使ったがん検査の開発秘話や予防医療の未来について聞く。

都医師会・尾﨑会長、ワクチン接種と抗体カクテル療法「どんどん進める」行動制限緩和は慎重に

2021.09.14 Vol.Web Original

 東京都の新規感染者数が23日連続で前週を下回る中、東京都医師会の尾﨑治夫会長は14日、定例記者会見で今後の医療体制について説明した。

線虫がん検査「N-NOSE」膵臓がんの早期発見に期待 今後はがん種特定検査の実用化目指す

2021.09.07 Vol.Web Original

 最新の人口動態調査によると、肺がん・大腸がん・胃がんに続いてがん死亡数で4位となる「膵臓がん(膵がん)」。がんが発生しても症状が出にくく、早期の発見は簡単ではないという膵臓がんに対し、「がんのにおい」に反応する線虫の嗅覚をセンサーにした検査法が有用な可能性が明らかになった。

都医師会・尾﨑氏「光見えてると思えない」「デルタ株、新しいウイルスと考えて」臨時医療施設も提言

2021.08.31 Vol.Web Original

 東京都医師会は31日、新型コロナウイルス感染症の現状とこれからの対策について緊急記者会見を行った。

コロナ禍中の熱中症リスクに要注意!! 日々の生活で意識したい水分摂取のススメ

2021.08.09 Vol.744

 2021年は一部地域をのぞき平年よりもやや早い梅雨明けとなった。結果、7月中下旬頃から全国各地で連日猛暑が続き、一気に夏本番がやってきた。こういった本格的な夏の期間に入ると、気を付けなければならないのは「熱中症」だ。

 今年から環境省と気象庁は、危険な暑さを事前に知らせるための新たな試み「熱中症警戒アラート」の運用を全国でスタートさせた。こういった情報に注意を払い行動することも大事だが、そもそも「熱中症」とはどんな症状で、どう対処すれば良いのかということを、改めて知るのも大切だ。そこで、今回は「熱中症」とその予防・対策についてまとめてみる。

「熱中症」とは、屋外・屋内問わず、気温や湿度が上がっていく状況下で、人間が持っている「体が熱くなりすぎないようにする」という体温調節の機能が崩れ、体調が悪くなることなどを言う。軽症であれば、立ちくらみや足がつるなどの症状が出る程度だが、重症になると意識障害やけいれんなどを引き起こし、入院が必要になるケースもあるため、決して油断できない症状だ。

 人間の体は、汗をかいて体温調整をしているため、汗をかくことは必要だが、同時に、体の中で大切な役割を果たしている「水分」や「ミネラル」が出ていってしまうため、熱中症予防において大事なのは、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分や塩分補給を行い、体内の「水分」や「ミネラル」のバランスを保つことだ。

また、そもそも人間の体を構成する上で、「水」は重要な役割を担っており、体重のわずか1%程度の脱水が起きただけでのどの渇きを感じ、4〜5%失うと吐き気や頭痛などの症状が出てくるとも言われている。そのため、普段の暮らしの中でも、水分補給は、のどの渇きを感じる前に行うことがポイントで、たとえば、朝起きたとき、お風呂あがりなど1日の中で時間を決めて、コップ1〜2杯(200〜400ml)の水分を摂ると、無理なく水分を補給することができる。このような生活習慣を組み込むことは、日常生活から熱中症の予防を実践していくことになるかもしれない。

 さらに、サントリーの研究機関であるサントリーグローバルイノベーションセンター(株)で「水」の研究に携わっている中村友美さんによると、今年の夏も、新型コロナウイルス感染防止対策によるマスク着用で、例年以上に熱中症リスクに気をつけなければいけないという。もともと日本の夏は高温多湿な気候の上に、マスクの着用でさらに熱がこもりやすくなったり、水分摂取を控えがちになってしまうため、例年以上に水分摂取に意識を向けることへの重要性が増すだろうという。また、熱中症対策として必要なのは「水分」と「塩分」だが、日本人は海外に比べ食事から塩分をよく摂る傾向にあるので、特に「水分」の摂取に気を付ける必要があると中村さんは言う。

 外出先で暑さを感じた時だけでなく、屋内にいてもリスクのある熱中症、普段の生活からこまめな水分補給を心がけていくことで、万が一に備える必要があるのかもしれない。まだまだ暑い夏、正しい知識を持って楽しく過ごしてもらいたい。

『スタンフォード式』睡眠医学と最新技術で開発された子ども用枕「ブレインボー キッズピロー」発売

2021.06.17 Vol.Web Original

『スタンフォード式 最高の睡眠』で知られる西野精治教授が代表を務めるスリープテック「ブレインスリープ」が、初の子ども用枕「BRAINBOW(ブレインボー)キッズピロー」を発表した。16日に行われた商品発表会の模様を伝える。

ワクチン接種1日100万回「決して不可能な数ではない」都医師会

2021.05.11 Vol.Web Original

 3度目の緊急事態宣言が発出中の東京都。東京都医師会は11日に定例記者会見を開き、感染拡大「第4波」の現状と対策について解説した。

有名店のうどん、オムライス、メンチカツが低糖質に!?デリバリーアプリ「menu」がロカボメニュー推進プロジェクト

2021.04.16 Vol.Web Original

 デリバリーおよびテイクアウトアプリ「menu」が16日、ゆるやかな糖質制限を推奨する「ロカボ(ローカーボ)」メニューのデリバリー「ロカボ×menuプロジェクト」をスタートした。ロカボの解説や実際のメニューが提供されたメディア試食会の模様をリポートする。

「ロカボ」とは、1食あたりの糖質量を20〜40gにすること。糖質は三大栄養素の「炭水化物」に含まれ、適正な糖質摂取を心がけることで血糖値の上昇を抑え、ダイエットにも効果があると言われている。

「ロカボ×menuプロジェクト」では、menuとロカボ、飲食店がタッグを組んでロカボメニューを提供。外出自粛による運動不足や食べ過ぎなどデリバリーのマイナスイメージを払拭し、おいしいものを適切な量食べることで健康的な食生活の実現を目指す。当日提供されたメニューはうどん専門店「つるとんたん」の「すだちのロカボうどん」、フレンチをベースとした洋食レストラン「グリル満天星」の「オムレツライス&ハンバーグ弁当」、高級食材を使った串かつ専門店「銀座 串かつ凡」の「懐かしのメンチカツサンド」の3種類。

がんサバイバーに“きれい”を届けたい!築地の美容室で「メディカルヘアスタイリスト」養成

2021.04.15 Vol.Web Original

 女性のがん罹患部位の第1位を占める「乳がん」(※)。治療のひとつである化学療法に伴う副作用として、脱毛や爪の変形および変色に悩むがんサバイバーは多い。中央区築地のヘアサロン「上松」では、主に乳がん患者の外見の変化を美容師の立場からサポートする試みを続けている。同サロン代表の上野修平さんが主宰する「メディカルヘアスタイリスト養成講座」を取材した。

※2017年、国立がん研究センターがん対策情報センター資料より。

 自身の顧客に聖路加国際病院ブレストセンター(乳腺外科)の医師がいたことをきっかけに、2013年からボランティアで乳がん患者向けのワークショップをスタートしたという上野さん。「自分の顧客の方が、化学療法を行う可能性があるのが当たり前になっていると感じ、美容師向けの講座を始めました。顧客の人生最大のピンチに、“きれい”や“かわいい”の提案を武器に一緒に闘うことができれば、生涯顧客にもつながります。僕たちはこの活動を通じて、純粋に美容師になって良かったなと思っているし、自分の仕事に誇りを持つことができるので、この思いを美容師の皆さんと一緒に共有したい」と講座の意義を説いた。

「まん防」下での新型コロナ対策、改めて「次亜塩素酸水」の需要や使い方は?メーカーに聞いた

2021.04.12 Vol.Web Original

 緊急事態宣言に準じた対策を可能とする「まん延防止等重点措置」の適用対象に12日から東京、京都、沖縄の三都県が追加された。昨年アルコールに代わる消毒液として注目を集めた「次亜塩素酸水」だが、感染防止に努めながら新生活を送るにあたって、どのように活用すれば良いのだろうか。微酸性次亜塩素酸水溶液「Uroom(ウルーム)」を展開する株式会社DMIの島田延幸代表取締役に改めて聞いた。

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新型コロナ対策で注目の室内換気 換気の状態をモニターする「CO2センサー」とは?

2021.03.18 Vol.Web Original

 政府は1都3県の緊急事態宣言について、現在解除の方向で検討を進めている。内閣官房「感染の再拡大防止特設サイト」では、飲食店などで可能な場合はCO2センサーを設置し、二酸化炭素濃度をモニターして室内の二酸化炭素濃度を1000ppm以下に維持することが求められている。二酸化炭素濃度を見える化する「CO2センサー」とはどういうものなのだろうか? CO2濃度センサー「まもセンサー Air」を展開する株式会社IoTBank(アイオーティーバンク)の佐藤直美課長に聞いた。

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