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長尾謙杜「本気でぶつかってこいと言ってくれた」柄本明に感謝するも「言わないよ」

2024.12.18 Vol.web original

 

 映画『室町無頼』(2025年1月17日公開)のジャパンプレミアが18日、都内にて行われ、主演の大泉洋ら豪華キャストと入江悠監督が登壇。長尾謙杜(なにわ男子)が柄本明と劇中さながら、師弟のような会話で会場をほっこりさせた。

 室町、“応仁の乱”前夜の京を舞台に、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こした実在の人物・蓮田兵衛(はすだ ひょうえ)と彼のもとに集った“無頼”たちの戦いの物語。

 大泉洋が演じる、剣の達人・蓮田兵衛に拾われ成長していく少年・才蔵役の長尾謙杜(なにわ男子)。

 大泉も「台本を見たら、何ページも立ち回りのト書きなんです。それで“ここまで一連で”って書いてある」と、複雑なアクションを一連で演じた長尾に感嘆すると、長尾も「完成作を見て、我ながらかっこいいなと思いました(笑)」と照れ笑い。

 入江監督も「長尾くんは僕がOKと言っても“悔しいからもう1回やらせてください”と言って」と明かし、会場からも長尾の熱意に拍手。長期間に及んだ撮影に、大泉も「長尾くんは一揆、ツアー、一揆、ツアーの繰り返しだったもんね」。

 その棒術の師匠役の柄本明も「ほとんど裸のような格好で、刀がビュンビュン飛んでくるようなシーンもあって。大変だったんじゃないですか」とねぎらったが、長尾が「撮影の時に“もっと本気でぶつかってこい”と言ってくださった」と明かすと「言わないよ~」。長尾も「僕が嘘を言ったみたいになってるじゃないですか(笑)」。

 照れてごまかす柄本だったが「段取りが悪くて監督を怒ったことはある」と明かし、入江監督が「カメラとのタイミングが合わなくて、長尾くんもテストやってたんですけど、このまま行くと長尾くんの体が壊れるなと思って、スタンドインにやらせてたんです。そしたら柄本さんに“本人にやらせろ”と怒られて」。

「結局、本人がやらないといけないでしょ」と言う柄本に、長尾が「本当に師匠のような形で撮影させていただきました」と感謝すると、柄本は「そんなことないよ。覚えてない」とお茶を濁しつつ「長尾くん、とても一生懸命でしたよ」と温かい言葉。

 映画にちなみ「燃やして帳消しにしたいこと」を聞かれると長尾は「ナポリタンを食べ過ぎてしまって、ちょっと太ってしまったので年末までに帳消しにしたい」と苦笑していた。

 この日の登壇者は大泉洋、長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一、入江悠(監督・脚本) 。

大泉洋、撮影中に「膝を7針」の大けがも気づかず「メイクじゃないね、これ…って」

2024.12.18 Vol.web original

 

 映画『室町無頼』(2025年1月17日公開)のジャパンプレミアが18日、都内にて行われ、主演の大泉洋ら豪華キャストと入江悠監督が登壇。大泉が撮影中のハプニングを明かした。

 室町、“応仁の乱”前夜の京を舞台に、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こした実在の人物・蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ)と彼のもとに集った“無頼”たちの戦いの物語。

 冒頭、スポットライトに浮かび上がったのは障子に映る武者の影。武者の一太刀で障子が切り開かれると、そこには和服姿の大泉洋が。血振るいから納刀までの美しい仕草と、いつにないクールさに観客からも大歓声。

 観客の反応に喜んだ大泉は“殺気”を放ち、なかなか刀を手放そうとせず、刀の代わりにマイクを渡されるとそれを腰に差そうとし、会場も大笑い。

 今回のプレミア試写は応募者数1万人超という人気ぶり。さらに、来年1月17日の全国公開に先駆けてIMAX版が1月10日に先行上映も決定しており、大泉は「IMAX側が認めてくれないとできないらしいですね。今回は本国から“IMAXヤ~リマセンカ~”って言われたんでしょ? 本国が大泉洋を知ってたんでしょうね」と笑いを誘いつつ胸を張り会場からも拍手。

 早くも海外からも注目を集める完成度に、ハードな撮影を振り返っていた一同。この日は、金貸しの帳簿を燃やす兵衛たちの一揆にちなみ「燃やして帳消しにしたいことは」という質問に堤真一がキャンプ場でマキをナタで割ろうとしてケガをし「4針縫った」というエピソードを明かすと、大泉も「この映画で私もケガをしまして。立ち回りで膝を7針…」と明かし、会場もビックリ。

「だから去年の紅白の歌唱時は膝が痛かったんです」と振り返り「でも、監督が“すごい迫力のシーンが撮れました”とおっしゃっていたので、それならいいですよと言っていたら、完成作を見たらまさかのカット。使ってないなら帳消しにしてほしい」とぼやき、入江監督も恐縮しきり。

 ケガをした際には現場で気づかなかったという大泉。「車で“大泉さん血が出てますよ”と言われたんですけど、体中、傷だらけのシーンだから、これメイクでしょ?って言っていたら、メイクじゃないね、これ…って。松坂牛みたいな肉が見えてて」と明かし観客も悲鳴。

 すぐに病院で治療してもらったものの「痛くて声が出ちゃったんですけど。出てきたらマネジャーが“聞いたことの無いような男の叫び声が聞こえた”って。破傷風になっちゃいけない、と消毒液をドバドバかけられて…“フリーザー!!”って」とアニメキャラばりの絶叫を再現し、会場を笑いに包んでいた。

 この日の登壇者は大泉洋、長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一、入江悠(監督・脚本) 。

『恋二度』“ろびまこ”は「今日が最後?」長谷川慎と古屋呂敏が感謝のハグ

2024.12.17 Vol.web original

 

 公開中の劇場版『恋をするなら二度目が上等~special edition~』のイベントが17日、都内にて行われ、キャストの長谷川慎(THE RAMPAGE)、古屋呂敏が“最後のイベント”に感無量の様子だった。

 漫画家・木下けい子の同名コミックをMBS/TBSドラマイズム枠でドラマ化。初恋相手に十数年ぶりに再会した、素直になれないオーバー30(サーティー)男子の恋模様を描き幅広い層から支持を集めた話題作。

 主人公・宮田役の長谷川慎と、売れっ子の大学准教授・岩永崇役の古屋呂敏も反響に大喜び。

 撮影時から恒例となっている「会ったらハグ」を今日も「2ハグしました」という2人。長谷川が「3ハグ目、見ますか?」と言うと観客からも期待の拍手。「キュンキュンしちゃった(笑)」と照れる古屋と長谷川がギュッとハグし“ろびまこ”の生ハグに観客も大喜び。

 この日は、ドラマ版と映画版の違いを探すクイズに2人が挑戦。「横になった宮田に崇がキスするシーン」の画像が上がると、2人はすぐに「ドラマ版には無かった追加カット」と正解。古屋が「これは現場でも話題になってた」と振り返ると長谷川が「ドラマに入れなかった理由、監督の話聞きました? 最後のシーンのキスがあるから、その前にこれがあると効いてこないんじゃないか、と」と明かすと、古屋も「なるほど」と納得しつつ「これむっちゃ難しいんです。横になっているところに上からキスするんですけど、合わなくてあごにしそうになっちゃって。4テイクくらい重ねた覚えがあります」と苦笑。

 この日は、オープニング主題歌を担当したMelがサプライズで登場し生歌唱。古屋が「感動でちょっと泣きそうになりました」と言えば、長谷川も「戻されましたね、グッときました」と感無量。

 最後に長谷川は「2024年の頭くらいに撮影して放送されて、今年も終わるというのに、こんなにもまだ恋二度の余韻に浸っていていいんだと、みなさんがこんなにも愛してくださっているからこそ、こうして“ろびまこ”として皆さんの前に立てているので」と感謝しつつ「もう終わっちゃうのかな、さみしいですよね。さっきも、もしかしたら今日が最後のイベントじゃない?って…」と言うと会場からも「え~!」

 古屋も「この一秒を大事にしないとダメなのかなとここに立ってるんですけど」と名残惜しげ。長谷川は「皆さんの心にはずっと生き続けると思うので引き続き愛していただけたら」、古屋も「またどこかで再会できたら」と呼びかけていた。

杏『孤独のグルメ』パリの“お店探し”に協力 松重豊「持つべきものは娘だな」

2024.12.16 Vol.web original

『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)の完成披露舞台挨拶が16日、都内にて行われ、監督・脚本・主演の松重豊と、出演の内田有紀、磯村勇斗、杏、オダギリジョーが登壇。松重と杏がパリロケの裏話で盛り上がった。

 原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名グルメ漫画を原作に、2012年に松重豊主演でテレビ東京系連続ドラマ化した大人気シリーズの劇場版。

 パリでのロケからスタートした本作。杏は「凱旋門をバックに五郎さんがいる、というだけで感無量でした」と振り返りつつ「五郎さんが食べてらっしゃるシーンのところで私も待機していたんですけど…辛かったです、おいしそうすぎて(笑)。先日、念願かなってレストランへ。めぐりたくなる気持ちがすごく分かりました」とファンぶりを披露。

 エッフェル塔をバックにした五郎の“孤独カット”が浮かびパリロケが決まったという松重だが「フランスにもパリに行ったことがなくて。パリといったら杏ちゃんだろう、と。シナリオハンティングのときから連絡して“杏ちゃん、映画に出てくれない? そしておいしいスープを教えてくれない?”って無茶ぶりをして」と明かし「何度も親子役で共演していて。持つべきものは娘だな」と杏に感謝。

 そんな杏は松重に「(リサーチで)パリで何件くらい回ったんですか?」と質問。松重は「フランス料理の中でもオニオングラタンスープが基本中の基本ということに気づいて、杏ちゃんに会ったときもおいしいオニオングラタンスープ知らない?ってリストアップしてもらって。そこ全部行きました」と杏のおすすめの店を網羅したと明かし、杏もその熱意にびっくり。

 SNSで寄せられた「心の糧となるものは?」という質問に「旅行。いろいろなところへ行って知らないものを食べる」と回答した杏。「今年は子どもたちとインドに行ってカレーを。まあおいしかったです。辛くて子どもたちは別メニューかなと思ったけど、カレーのほうがおいしいと。南インドのほうに行ったんですけど」と振り返ると、松重も「カレーの旅もいいですね。南インド料理好きなんですけど行ったことないので…また紹介していただいて」と、杏のサポート継続に期待を寄せていた。

福田雄一監督、映画『聖☆おにいさん』賀来賢人や岩田剛典ら欠席キャストをイジる「基本、自分が目立てばいいと…」

2024.12.12 Vol.web original

 

 映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』 (12月20日公開)のワールドプレミアが12日、都内にて行われ、主演の松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督が登壇。福田監督が豪華キャスト陣の怪演っぷりを振り返った。

<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く、中村光による同名大ヒットコミックの実写映画化、

 イエス役の松山ケンイチとブッダ役の染谷将太、福田監督に続いて、豪華キャストが登場…と思いきや、ルシファー役の藤原竜也、梵天役の賀来賢人らのキャラクターパネルが運び込まれ、松山と染谷も「今日、全員そろうって聞いてたけど…」。

 福田監督は「窪田(正孝)くんは連ドラかな。岩ちゃん(岩田剛典)は東京ドームか。(賀来)賢人は…ずる休みだな。(佐藤)二朗も」と決めつけつつ「売れっ子ばかりだな」と改めてキャスティングに感嘆したが、松山と染谷はイエスとブッダのキャラパネルを自ら運ぶことになり「来なくてよかったんじゃ…」「主役だよ?」とぼやき、会場も大笑い。

 本作は、劇場映画化のために原作者・中村氏が描いた長編シリーズ「スクリーンへの長い途(みち)」の完全実写化。福田監督が「後半30分は僕のオリジナル。かなり変わるのでそこも楽しんでもらえたら」と言うと、2人も福田ワールドで繰り広げられる豪華俳優たちの「これまで見せたことのない」芝居に感嘆。

 完成作をこの日、初めて見るという松山が「勝地涼くんが“皆、すごい爪痕を残しているのに自分は残せなかった”と言っていたじゃないですか。メチャクチャ面白くて天才だと思える人が、何も残せなかったとなぜ言ってるのか確認したい」と言うと、福田監督が「賀来賢人と岩ちゃん(岩田剛典)に押されちゃったんだね。賀来賢人って役者は基本、自分が目立てばいいと思ってるから。“和”を重んじない。岩ちゃんも基本、他の人との和を考えてなかった」「藤原竜也の芝居がすごい。蜷川幸雄に育てられた人ってこんな感じかのか、と」といじりながらも個性派俳優たちの“爪痕”を絶賛していた。

松山ケンイチ、藤原竜也のパネルをなぎ倒す 染谷将太「デスノートの2人(笑)」

2024.12.12 Vol.web original

 

 映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』 (12月20日公開)のワールドプレミアが12日、都内にて行われ、主演の松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督が登壇。松山と染谷の“大暴走”に客席が爆笑に包まれた。

<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く、中村光による同名大ヒットコミックの実写映画化、

 イエス役の松山ケンイチとブッダ役の染谷将太、福田監督に続いて、豪華キャストが登場…と思いきや、ルシファー役の藤原竜也、梵天役の賀来賢人らのキャラクターパネルが運び込まれ、松山と染谷も「今日、全員そろうって聞いてたけど…」と首をかしげつつ、「タキシード着てきたのに並ぶと負けちゃう」とクセの強すぎる神々パネルに苦笑。

 豪華な共演陣の怪演も大きな見どころ。松山が藤原のパネルを、自身が演じたイエスのパネルと並べると、染谷が「『デスノート』の2人(笑)。月(ライト)ってこんな感じだったもんね」、松山も「Lも…言われてみれば似てるな」。

 最後は松山が藤原のパネルを横倒しにしたり、自分たちのパネルを振り回して他のパネルをなぎ倒したりと、会場も“イエスとブッダ”の暴走に大爆笑。最後に染谷は「ただただ笑ってほしい」、松山も「笑って笑って何も残らない映画。大変だったことも消えてくれれば」とアピールしていた。

【明日何を観る?】人気シリーズがついに実写映画化 映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

2024.12.12 Vol.760

 全世界累計発行部数1100万部突破の「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズがついに実写映画化。

 原作は2013年に刊行された、廣嶋玲子・作、jyajya・絵による大ヒット児童小説シリーズ。監督は、かねてより本作の映画化を熱望してきたヒットメーカー中田秀夫。銭天堂の女店主・紅子(べにこ)を演じるのは天海祐希。大掛かりな特殊メイクで、存在感たっぷりに銭天堂の不思議な店主を演じきる。さらに紅子を敵視する“たたりめ堂”の女主人・よどみ役には自身初の悪役となる上白石萌音。銭天堂の噂を小学校の生徒たちから聞きつける小学校教師・等々力小太郎役に大橋和也(なにわ男子)。自分に自信が持てない雑誌編集者・相田陽子役に伊原六花。

「うちの駄菓子をお買いになっても、幸せになるか不幸になるかは、お客様次第」…。銭天堂にたどり着き、不思議な駄菓子を買った人々が迎える、それぞれの顛末とは?

菅⽥将暉、南三陸でレア魚を釣り「さかなクンにギョギョッて言ってもらえました」

2024.12.09 Vol.web original

 映画『サンセット・サンライズ』(2025年1⽉17⽇公開)の完成披露試写会が9日、都内にて行われ、主演の菅⽥将暉、共演の井上真央、三宅健らキャスト陣と岸善幸監督が登壇。ロケ地でレアな魚を釣ったという菅田が「さかなクンに興奮された」と明かした。

 楡周平の同名小説を原作に、都会から移住した釣り好きサラリーマンと宮城県・南三陸で生きる人々の交流を描きながらコロナ禍や過疎化、震災といった社会問題にも向き合うヒューマンコメディー。

 南三陸でのロケについて聞かれた菅田は「この間、さかなクンに会ったんです。で“釣りの映画やったんです”ってメッチャ宣伝しといた」と明かし、「で、“何かお魚釣りましたか?”と聞かれたので“オウゴンムラソイというのを釣りました”と言ったら、5秒くらい間があったあとに“ギョギョッ”って言ってくれて。“菅田さん、さすがです。オウゴンムラソイちゃんは何とかムラソイの中でもレアで…”って。5分くらい、僕はもう何言ってるか分からなかったんですけどすごく興奮してくれて」と振り返り「釣り映画としても十分楽しめます」とアピール。

 すると役作りのために魚をさばく練習もしたという井上真央が「私、芸能界一、なめろう作りが早いと思う」と胸を張ると、菅田も「なめろう女優」と微妙なほめ言葉を使いつつ「さばきながらこのセリフの間にここまでさばくという。ぜひ注目してほしい」と魚をさばく井上の演技を絶賛していた。

 この日の登壇者は菅⽥将暉、井上真央、三宅健、⼭本浩司、好井まさお、岸善幸監督。

鈴⽊伸之「ずっと隠して生きてきたのに…」浅野温子のうっかり“コンプラ無視”に会場爆笑

2024.12.09 Vol.web original

 映画『サラリーマン金太郎』【暁】編(2025年1月10日公開)の完成披露舞台挨拶が9日、都内にて行われ、主演の鈴⽊伸之らキャスト陣と下⼭天監督が登壇。鈴木が共演の浅野温子の“型破り”な言動に苦笑した。

 本宮ひろ志が22年にわたって描き続けた伝説的同名漫画を連載開始から30年を経て映画化。破天荒な元ヤンサラリーマン、“三代目”矢島金太郎に鈴木伸之を迎えて描く痛快エンターテインメント。

 令和に金太郎をよみがえらせた理由を聞かれた下山監督は「令和の時代に正義のコンプライアンス違反をガツンとぶつけたいと思った」と語り「破壊力があり繊細。演出した覚えがほとんどない」と令和の金太郎役・鈴木伸之を絶賛。

 会長役の榎⽊孝明も「最初は令和に金太郎?って思ったんですけど、杞憂でした。ピッタリなんです。実は試写会見て泣いちゃったんです」と明かし「金太郎そのものでいてくれるので現場は楽でした」。

 先輩役の影⼭優佳も「縁の下の力持ちを座長がやってくださるというのが本当に頼もしかった」と振り返りつつ極寒の撮影現場で「伸之さんがスタイルがいいからいつも風下に…」と打ち明けると、鈴木は「防波堤にしてたんですね(笑)」。

 そこに浅野温⼦も「私も(鈴木を風よけに)してたよ」と明かすと、鈴木は「浅野さんもですか?光栄です!」と感激。さらに鈴木が浅野の芝居作りに感銘を受けたことを振り返り「絶対にまた共演させていただきたい」と言うと浅野は「かわいいわね~」と照れ隠しで鈴木の頬を軽くビンタ。

 ところがその後、金太郎にちなみ「型破りなこと」を聞かれた浅野が「禁煙しました。令和ですから。でも私的には気が狂いそう」と明かし、鈴木に「ごめんね、でもまたすぐ(喫煙者に)戻るから。同じヘビースモーカーなの」と鈴木の喫煙事情を暴露。

 鈴木も焦りつつ「こういう公の場でタバコ吸ったことあるって言ったことないんです。なんか分からないけど今すごく気持ちいいです(笑)」と苦笑し、会場も大爆笑。「ずっと隠して生きてきたのに、浅野さんの禁煙でオレの喫煙がバレるという…まさかの舞台挨拶になりましたね(笑)」と金太郎さながらの度量を見せ、コンプラ無視の型破りな2人に会場も大盛り上がりだった。

 この日の登壇者は鈴⽊伸之、⽂⾳、影⼭優佳、浅野温⼦、榎⽊孝明、下⼭天監督。

 映画『サラリーマン金太郎』【暁】編は2025年1月10日公開、【魁】編は2月7日公開。

黒木瞳「ベルばら」舞台挨拶で突然のおねだり「アンドレのあのセリフを言っていただいても…?」

2024.12.08 Vol.web original

 

 劇場アニメ『ベルサイユのばら』(2025年1月31日公開)の完成披露試写会が8日、都内にて行われ、声優を務めた沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹、黒木瞳と吉村愛監督が登壇。黒木が「ベルばら」の大ファンぶりを発揮した。

 1972年の連載開始から50年以上を経てなお国内外で熱狂的ファンを持つ、漫画家・池田理代子氏の代表作にして少女漫画の金字塔『ベルサイユのばら』を新たに映画化。

 宝塚歌劇がきっかけで“ベルばら”の大ファンになり、自ら立候補して本作のナレーションを務めたという黒木は「劇場アニメ化するというのをネットニュースで見まして自ら立候補しまして。民衆の1人でいいから参加させていただきたいと相談したらナレーションという大役を頂いて…」と明かし、豪華声優陣も黒木の熱意にビックリ。

 宝塚歌劇の舞台を見てベルばらファンになったという黒木。「15歳のときに拝見しまして。それがこの40数年、エンターテインメントの世界に身を置く原点となっています。『ベルサイユのばら』があったからこそ今の自分がいると思えるくらいの宝物のような作品」と語り「マリーが生まれたオーストリアのシェーンブルグ宮殿を皮切りに、14歳でお嫁に行ったベルサイユ宮殿、フランス革命のときのコンコルド広場だったり、現在はルイ16世と一緒にサン=ドニ大聖堂というところに一緒に並んで眠っているんですけど…」とマリー・アントワネットの軌跡をたどる旅を何度もしていると語った。

 さらに黒木は「今日一番びっくりしたことがあって…」と、アンドレ役の豊永利行が子役時代に母親役をやっていたことを知ったと言い「ああアンドレ…!と思いながら見ていたんですけど、あ、息子か!って(笑)」と苦笑。

 まさかの再会に登壇陣も驚いていると、ふいに黒木が豊永に「私の好きなセリフを言っていただいていいですか?」。突然の“母”からのおねだりに「まさか同じ登壇者の方からこんなフリをされるとは」と慌てる豊永に、黒木が「息子じゃなくてアンドレでお願いしますね」と念押しし、黒木の“ガチファン”ぶりに会場も爆笑。

「オスカル、これが終わったら、結婚だ!」と豊永の見事な生セリフ披露に黒木は「素敵…!」とうっとり。会場からも大きな拍手が贈られた。

 この日は原作者・池田理代子氏もサプライズ登壇。観客、登壇者も感激しきりで、12月18日に77歳の誕生日を迎える池田氏のバースデーをお祝いした。

「ベルばら」原作・池田理代子氏サプライズ登壇 77歳祝福に「卑怯者としては死なない」

2024.12.08 Vol.web original

 

 劇場アニメ『ベルサイユのばら』(2025年1月31日公開)の完成披露試写会が8日、都内にて行われ、声優を務めた沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹、黒木瞳(ナレーション)と吉村愛監督が登壇。さらに原作者・池田理代子もサプライズ登壇し観客の大歓声を浴びた。

 1972年の連載開始から50年以上を経てなお国内外で熱狂的ファンを持つ、漫画家・池田理代子氏の代表作にして少女漫画の金字塔『ベルサイユのばら』を新たに映画化。

“ベルばら”の世界観を表すような衣装で登壇したキャスト陣。男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役の沢城はサイドにスリットの入った真っ赤なドレス姿で「本当にこのときがやってきたんだ、と」。王妃マリー・アントワネット役の平野はまさにプリンセスのような淡いピンクのドレス姿で「歴史あるとても大きな作品。プレッシャーとの戦いでした」と完成披露に感無量。アンドレ役の豊永は「自分がアンドレ役ですと言われたとき“アンドレ~!?”となりました(笑)」と驚きを振り返り、フェルゼン役の加藤は「貴族のような恰好をしてきたんですけど…」と照れ笑い。

 企画から約9年近くかけたという吉村監督は「原作の絵をそのまま動かしたいという思いがあった」と本作にかけた情熱を語った。

 宝塚歌劇がきっかけで“ベルばら”の大ファンになり、自ら立候補して本作のナレーションを務めたという黒木は「劇場アニメ化するというのをネットニュースで見まして自ら立候補しまして。民衆の1人でいいから参加させていただきたいと相談したらナレーションという大役を頂いて…」と感激し、キャスト陣もびっくり。

 さらにこの日は、原作者・池田理代子氏がサプライズ登壇。会場もどよめくなか登壇した池田氏は「これを描いたのは私が24歳のとき。今日見せていただいて、自分の信念に忠実に生きようという思いが少しも変わっていないことに感動しています」と完成作に感激し、沢城、平野も感動でやや涙声。

 黒木が「(連載開始から)50年ですもんね」と言うと池田氏も「オスカルじゃないけど自分はどう死ぬのかなと考えるようになりまして。卑怯者としては死なないようにしようと改めて思いました」と語り、一同もその言葉をそれぞれに受け止める表情。

 また、池田氏が12月18日に77歳の誕生日を迎えるということで特製ケーキで池田氏を祝福。池田氏も「お祝いしていただけるなんて」と驚きながら笑顔を見せていた。

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