SearchSearch

吉沢亮の手話演技は「日本人俳優トップレベル」TAMA映画賞で最優秀男優賞

2024.11.30 Vol.web original

 

 第16回TAMA映画賞授賞式(第34回映画祭 TAMA CINEMA FORUM)が30日、多摩市・パルテノン多摩にて開催。最優秀男優賞を受賞した吉沢亮が「白鳥のよう」と絶賛された。

 多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が映画ファンの立場から表彰する映画賞。

 今年公開された『ぼくが生きてる、ふたつの世界』『キングダム 大将軍の帰還』『かぞく』で最優秀男優賞を受賞した吉沢亮。

『ぼくが生きてるー』ではろう者の両親を持つ“コーダ”の主人公を中学生時代から演じた吉沢。「今年30歳になるという男が中学生をやるのは大変でしたね」と苦笑。

 また『ぼくが生きてるー』は特別賞も受賞。呉美保監督から、監修や指導ではなく“手話演出”として参加を依頼したという話者2名も「日本人俳優トップレベルで素晴らしい。白鳥のように優雅に見えるが水面下ではものすごく努力されている」と日常会話のニュアンスを見事に表現した吉沢の手話演技を絶賛。

 吉沢も「白鳥」のほめ言葉に照れ笑いしつつ「ハードルは高かったんですけど2カ月くらいみっちりやらせていただいてどうにかやれました」と謙遜しながら胸を張っていた。

【受賞一覧】
最優秀作品賞:本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰
『夜明けのすべて』 三宅唱監督 及びスタッフ・キャスト一同
『ぼくのお日さま』 奥山大史監督 及びスタッフ・キャスト一同

特別賞:映画ファンを魅了した事象に対し表彰
呉美保監督 及びスタッフ・キャスト一同 (『ぼくが生きてる、ふたつの世界』)
押山清高監督 及びスタッフ・キャスト一同(『ルックバック』)

最優秀男優賞:本年度最も心に残った男優を表彰
藤竜也 (『大いなる不在』)
吉沢亮 (『ぼくが生きてる、ふたつの世界』『キングダム 大将軍の帰還』『かぞく』)

最優秀女優賞:本年度最も心に残った女優を表彰
上白石萌音(『夜明けのすべて』)
河合優実(『ナミビアの砂漠』『あんのこと』『ルックバック』『四月になれば彼女は』)

最優秀新進監督賞:本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰
近浦啓 監督 (『大いなる不在』) ビデオメッセージ上映
山中瑶子 監督 (『ナミビアの砂漠』)

最優秀新進男優賞:本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰
松村北斗(『夜明けのすべて』『ディア・ファミリー』『キリエのうた』)
齋藤潤(『カラオケ行こ!』『瞼の転校生』『からかい上手の高木さん』『正欲』)

最優秀新進女優賞:本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰
森田想(『辰巳』『朽ちないサクラ』『サユリ』『NN4444』『愚鈍の微笑み』『正欲』)
早瀬憩(『違国日記』『あのコはだぁれ?』)

 

清水美砂、全裸入れ墨姿は「大好きな本木雅弘さんのために」本木も照れつつハグ

2024.11.23 Vol.web original

 公開中の映画『海の沈黙』の舞台挨拶が23日、都内にて行われ、 俳優の本木雅弘、石坂浩二、清水美砂、菅野恵と若松節朗監督が登壇。本木と清水が過去の共演作を振り返りつつ、本作での撮影を振り返った。

「前略おふくろ様」「北の国から」の巨匠・倉本聰が長年にわたって構想してきた渾身のドラマ。贋作事件を機に、ある天才画家の秘めた思いと過去が明らかになる大人のラブストーリー。

 公開を迎え、喜びや緊張を語った一同。その中で、全身入れ墨姿の謎めいた女性を演じた清水は「17歳のときに倉本先生の作品を見て、いつか先生の作品に出られるような大人の女性になると思いました。その夢が叶いました。これが倉本先生の最後の映画になると聞いて…」と感慨深げに語ったが、若松監督は「あのオヤジは最後ならない気がする。89歳ですけどまだまだシナリオを書いてくださる気がします(笑)」

 

仲野太賀、撮影直前で役変更 池松壮亮が明かす

2024.11.20 Vol.web original

 

 公開中の映画『本心』の舞台挨拶が20日、都内にて行われ俳優の池松壮亮、三吉彩花 、仲野太賀が登壇。池松と仲野が互いに“裏話”を暴露し合った。

 作家・平野啓一郎の同名小説を映画化。亡くなった母の“本心”を知るためAIで彼女を蘇らせることを選択する青年と、彼を取り巻く人間たちの“心”と“本質”に迫るヒューマンミステリー。

 石井裕也監督作でも共演を重ねてきた池松と仲野。一方、2人とは初共演の三吉が仲野の芝居の底知れなさを語ると、池松が「最初は水上(恒司)くんが演じた“岸谷”をやることになってたじゃない。途中で役が変わったもんね」と明かし、観客もびっくり。仲野も「正式オファーもないまま台本も渡されないまま、撮影ギリギリで役が決まって正直不安はありました」と苦笑。

 すると今度は仲野が「壮亮くんは俳優ひと筋で、誰もが認める素晴らしい俳優さんだと思うんですけど。確か上京してきたとき、ギター1本持って来たんですよね?」と暴露し「こんなに俳優ひと筋…みたいな人が、ギター1本持って上京っておかしくて…」と笑いをこらえきれず大爆笑。

 仲野から「なんで持って来たんだっけ」と聞かれた池松は「なんでとか無いよ。上京するならギターかな、と思って。でも未だに弾けなくて。家に来た太賀が触るくらい。弾いてくれるんです。上手なんです」と明かし、三吉は「不思議な2人」と笑っていた。

三吉彩花「私のためにケンカしないで」池松壮亮と仲野太賀、三吉を取り合い「バチバチだった」?

2024.11.20 Vol.web original

 

 公開中の映画『本心』の舞台挨拶が20日、都内にて行われ俳優の池松壮亮、三吉彩花 、仲野太賀が登壇。三吉が初共演だった池松と仲野の仲の良さに苦笑した。

 作家・平野啓一郎の同名小説を映画化。亡くなった母の“本心”を知るためAIで彼女を蘇らせることを選択する青年と、彼を取り巻く人間たちの“心”と“本質”に迫るヒューマンミステリー。

 この日、撮影以来、久しぶりにそろったという3人。池松と仲野は石井裕也監督作でも共演を重ねてきた仲。

 仲野との撮影の雰囲気を聞かれた池松は「バチバチでしたね。『豊臣兄弟!』で三吉さんを取り合う仲なので…」と、共演する2026年の大河ドラマを持ち出してトボけると、三吉も「私のためにケンカしないで、って(笑)」と乗っかり、会場も大笑い。

 そんな三吉は“座長”池松に「こんなにも丁寧な座長はいるのかというくらい、現場でもいろんな方に目が行き届いていた。一回も性格悪そうだなという部分が見受けられなくて悔しいなというか。ネタが引っ張り出せなかった」と残念そうな表情。

 今回演じた「三好彩花」という役名について観客から質問が出ると三吉は「撮影前に聞かないほうがいいなと思って聞かないでいたんです。終わってから(原作の)平野啓一郎さんに“大変失礼ながら三吉さんのことを存じていなくて。本当に偶然なんです”と教えていただきました」と明かし観客も驚かせていた。

のん“仕返し”宣言?「性格の悪い役で天下取ります!」

2024.11.20 Vol.web original

 

 映画『私にふさわしいホテル』(12月27日公開)の完成披露イベントが20日、都内にて行われ、俳優ののん、田中圭らキャスト陣と堤幸彦監督、原作の柚木麻子氏が登壇。“仕返し上等”の主人公を演じたのんが「性格の悪い役で天下を取ります」と宣言した。

 ベストセラー作家・柚木麻子の同名話題作を実写化。挽回を狙う新人作家の奮闘を描く痛快逆転サクセスストーリー。
 
 自分を窮地に追い込んだ大御所作家に仕返しをしながら返り咲いていく主人公・加代子を演じたのんは「すごく楽しかったです。不運な状況に置かれても屈せずに、凹まず立ち向かっていくところが面白くもありかっこよくもあり」と振り返り「私がやってきた役の中で一番、性格が悪いと思います。それはすごく気持ちよかった(笑)」と会場の笑いを誘った。

 そんなのんは「実生活で仕返しをすることは?」と聞かれると「あります! 声をファルセットにして言い返したり。おすすめなんです」と告白。一同が首をかしげると「裏声で“うるさいでーす”とか」と実演し、堤監督は「かわいいじゃないですか(笑)」。

 のんと初共演という田中が「普段はおしとやかなのに役になるとグワーって。どこにしまってあるんだろう、と思って」と首をかしげると、共演3回目という滝藤は「『あまちゃん』のときから変わらない、生まれたての赤ちゃんのような目」と感慨深げに語り、のんは「目を大切にしていきます(笑)」と照れ笑い。

 主人公にちなみ「下剋上したことは?」と聞かれると、のんは今回の役どころだと答え「私、性格の悪い役をずっとやりたくて、いろんなインタビューで言いまくっていたんですけどなかなか来なくて。やっと来たか、と」と語り「これから悪い役で天下取っていきます!」と宣言し会場から拍手を贈られていた。

 この日の登壇者はのん、田中圭、滝藤賢一、髙石あかり、堤幸彦監督、柚木麻子(原作)。

「米倉涼子さんは英語もスペイン語も話せるので」『ドクターX』監督が世界展開へ期待?

2024.11.19 Vol.web original

 

『劇場版ドクターX』(12月6日公開)の完成披露舞台挨拶が19日、都内にて行われ、俳優の米倉涼子、田中圭、内田有紀ら豪華キャスト10名とスタッフ陣が登壇。一同が“ファイナル”を惜しみつつ完成作に胸を張った。

 2012年10月より7シリーズに渡りテレビ朝日系列で放送されていた連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の劇場版。主演の米倉涼子演じる孤高のフリーランスの外科医・大門未知子の活躍を描く国民的医療ドラマの金字塔。

 豪華キャスト陣のそろい踏みに1万3000通もの応募の中から当選した観客たちも大盛り上がり。

 12年にわたり大門未知子を演じてきた主演・米倉涼子。完成披露に「この間の完成報告会では、西田(敏行)さんもいたけど…こうしてまた皆さんと会えてうれしいです」と、10月8日に行われた完成報告会見では同作への思いを語りながらも、同17日に急逝した蛭間重勝役・西田敏行さんへの思いものぞかせ、登壇陣と“家族”さながらにリラックスしたトークを展開。

 先月行われた第37回東京国際映画祭のレッドカーペットにエレガントなドレスで登場しひときわ目を引いた米倉。エスコートした岸部一徳が「米倉さんはレッドカーペットがよく似合う」と絶賛すると米倉は「身内にほめられると恥ずかしいけど…その日(岸部が)“あなた、今日きれいね”と言ってくださったのがうれしかったです」と照れ笑い。

 田村直己監督は「映画祭では英語字幕もついていて。ついに『ドクターX』が世界へ羽ばたくのかな、と。米倉さんは英語も話せますし。スペイン語もしゃべれますから」と明かし、米倉は「そういうこと言わないでほしい」と苦笑。

「体調もまだ万全ではなかったこともあり、1シーン1シーン、かみしめるように撮影していました」と振り返った米倉。「こうして皆さんに作品を披露させていただき、私、ファイナルって言っちゃってる!という感覚が押し寄せてきています」。

 内田有紀も「あと何回“城之内博美役の…”って言えるのかなと考えてしまう」、田中圭も「自分も40歳になり他の現場では中堅。若手感覚でいられるのって『ドクターX』しかなくて」。岸部は「半分はさみしいな、もったいないなという気持ちですがもう半分は、みんなここから前に進んでいくんだな、と」とそれぞれ思いを語る中、遠藤憲一が「居心地いいので終わらないでほしいんですよね。何も考えないでいられるので…」と言うと、すかさず米倉が「何も考えないで仕事してるの?」とツッコみ、会場も爆笑に包まれていた。

 この日の登壇者は米倉涼子、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾、遠藤憲一、中園ミホ(脚本)、田村直己監督。

本木雅弘、東京タワーに「66歳。御神木に見えますね」やはり粋な言葉選び 

2024.11.18 Vol.web original

 

 映画『海の沈黙』(11月22日公開)のイベントが18日、港区・東京タワーにて行われ、俳優の本木雅弘、小泉今日子が登壇。本木が、青春時代の思い出の場所でもあるという東京タワーを「御神木」に例えてたたえた。

「前略おふくろ様」「北の国から」の巨匠・倉本聰が長年にわたって構想してきた渾身のドラマ。贋作事件を機に、ある天才画家の秘めた思いと過去が明らかになる大人のラブストーリー。

 青春時代、東京タワーのすぐ隣にあるスタジオでよく一緒に番組収録を行っていたと懐かしそうに振り返った2人。

 そんな思い出の東京タワーの点灯に、本木は「素晴らしいのは、東京タワーの明りは太陽光発電100%だそうですね」とトリビアを交え「東京タワーは66歳でしょ。大木と言いますか、御神木に見えますよね」と見上げて感嘆。

 小泉と2人、青春時代を大人の表情で振り返っていた本木。トークでは「中学時代は藤谷美和子さんの大ファンで。東京タワーの2階のショップで“美和子命”のステッカーをしこたま買い込んで、そのころ流行っていたトランクに貼り付けていました」という、中学生らしいエピソードを明かす一幕も。

 先日、番組出演時に、三笠宮妃百合子さまの訃報を受けて述べたコメントの美しさがSNSで話題を呼んでいた本木。この日も、ゆかりある東京タワーをリスペクトあふれる印象的な言葉で表現。

 最後は、初の倉本作品となった主演作に「多くの出会いと別れを経験してきた大人が、味わい、かみしめるタイプの愛の表現が見られると思いますので、ぜひ幅広い年齢の方にさまざまな形で感じ入っていただきたいと思います」とアピールしていた。

本木雅弘と小泉今日子『ザ・ヤングベストテン』『ヤンヤン歌うスタジオ』振り返る 「ゆかりある」東京タワーでイルミ点灯

2024.11.18 Vol.web original

 

 映画『海の沈黙』(11月22日公開)のイベントが18日、港区・東京タワーにて行われ、俳優の本木雅弘、小泉今日子が登壇。青春時代よく訪れたという東京タワーのイルミネーションを点灯し、思い出話に花を咲かせた。

「前略おふくろ様」「北の国から」の巨匠・倉本聰が長年にわたって構想してきた渾身のドラマ。贋作事件を機に、ある天才画家の秘めた思いと過去が明らかになる大人のラブストーリー。

 点灯式イベントに、本木が「この映画も心に明かりを灯すような作品なのでぴったり」と言えば、小泉も「若いころに恋愛していた2人の役だったので、その気持ちに戻って(点灯ボタンを)押しましょうね(笑)」と、2人で一緒に点灯ボタンをオン。周辺のイルミネーションやライトアップされた東京タワーに大感激。

「ここは私たちにも非常にゆかりの深い場所」という2人。小泉が「この近くのテレビ東京さんのスタジオでレギュラー番組をしょっちゅう、一緒に収録してたんですよね」と言うと、本木が「小泉さんは、デビューは決まっていたけどまだ『わたしの16歳』を歌う前の15歳。『ザ・ヤングベストテン』というアイドル番組があって、小泉さんが…」と振り返り、小泉が「アシスタントガールをしていました。正解の人にはこの自転車を差し上げます!って(笑)」。

 本木が「その後も『ヤンヤン歌うスタジオ』とかけっこう歌番組があったし、そこでコントをやらされたり…」と苦笑すると、小泉は「コント上手だった(笑)」とクスクス笑い。

 小泉は「同じアイドルとして頑張っていた時期があって、その後それぞれに選んだ道があって、でも1人で走っていると横を見れば本木さんがいて、間違っていないんだと思わせてくれる存在」と感慨深げ。2人は思い出話に花を咲かせながら「青春時代の思い出がつまった場所」とライトアップされた東京タワーに目を輝かせていた。

実写『【推しの子】』櫻井海音、齋藤飛鳥を吉田鋼太郎が絶賛「ものすごい俳優になる」

2024.11.17 Vol.web original

 ドラマ&映画『【推しの子】』のワールドプレミアが17日、都内にて行われ、俳優の櫻井海音、齋藤飛鳥をはじめ豪華キャストとスタッフ陣が登壇。吉田鋼太郎が櫻井、齋藤との共演を振り返りつつ熱演をたたえた。

 赤坂アカ・横槍メンゴによる大ヒット漫画を、Amazonと東映が手を組みドラマシリーズと映画で実写映像化する話題作。

 主人公アクアを演じる櫻井海音は、もともと原作ファンと言い「もし実写化するならアクアをやらせていただきたいと思っていたらオファーを頂いた」と感激。同時に人気原作の実写化に「最大限の愛とリスペクトをもって演じないといけないと、原作を見ながら再現性を追求する日々でした」と振り返った。

 一方、アイ役の齋藤飛鳥は、オファーを一度辞退したといい「でも再度オファーを頂いて、実写化にあたって何を描きたいかを具体的に伺って、それなら私が演じられるかもと思いました」と振り返り「12年くらいアイドルをやらせていただいて、卒業してからの本作なので、相当な覚悟が必要でした。でもファンの人たちは、二度とアイドル姿の私を見れないと思っていたのに…と楽しんでいただけたら」。

 そんな2人との共演に、吉田は「飛鳥ちゃんはね現場でほとんどしゃべらない。ほぼほぼ一緒にいたのに2、3言しかしゃべってない。でもだんだん日が経つにつれてちょっとだけ笑顔をくれるようになった」と明かしつつ「でも内に秘めた情熱というか。ひょっとしたらこの人はものすごい女優になっていくのではという片鱗を見せてくれた」と感嘆。そんな吉田の言葉に齋藤も「その節はすみませんでした」と苦笑しつつ「そんな温かい目で見てくださっていたことを知り悔いが残るばかりです」と恐縮。

 さらに吉田は櫻井にも「この人も全然しゃべらない。トータルで考えるとオレ嫌われてるのかなと思った」と笑いをさそいつつ、吉田の急なアドリブに対する櫻井の芝居に「何も動じず、本当にそのときの流れで返してくれてびっくり。この人もものすごい俳優さんになるのではと思った」と明かし、櫻井を感激させていた。

 この日の登壇者は櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、 吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、スミス監督・松本花奈監督。

 Amazon Original ドラマ『【推しの子】』は11月28日21時よりPrime Videoにて世界独占配信。映画『【推しの子】-The Final Act-』は12月20日より公開。

吉沢亮「僕は昭和を知らない世代なので、本当に大丈夫かなと」“絶妙なダサさ”に監督大満足

2024.11.17 Vol.web original

 

 公開中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・吉沢亮と呉美保監督が登壇。吉沢が80年代が舞台である本作の役作りを振り返った。

 作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊) を原作に描く親子の物語。

 ロングラン上映に感激した吉沢と呉監督。主人公・五十嵐大役の吉沢は“きこえない・きこえにくい親をもつ聞こえる子ども”コーダである主人公を演じるにあたり、日常の中で使う手話の練習を振り返りつつ「大変な日々ではありましたが楽しかった」。

 そんな吉沢は、呉監督が、主人公が遅刻した面接後の背中に「私も息子がいるので…ウルッときた」と語ると「僕も、あのバカさ加減というか、すごい理解できる(笑)」と言い「若いころオーディションで、映画好きなの?と聞かれて、好きです! 好きな役者さんは誰? ディカプリオとか! 〇〇は見た? 見てないです!って。深掘りされると何も言えないのに、好きって言っちゃうという(笑)」と苦笑しつつ主人公に共感。

 一方で、80年代舞台ならではのヘアスタイルに「僕は昭和を知らない世代なので。最初に、ロン毛のかつらを被ったときに、これ本当に成立してるんですか?本当ですよね?みたいな不安は正直ありました(笑)」。

 すると、そのヘアスタイルの毛先までこだわったという呉監督が「絶妙なダサい時代、昭和から平成の入り口の…あるじゃないですか。この子はポテンシャルがあるのに何だかな…みたいなのがやりたかったんです(笑)」と明かし、会場の笑いを誘っていた。

吉沢亮「日本は“手話”が進んでいる国」と聞き「もっと知るきっかけになれば」

2024.11.17 Vol.web original

 

 公開中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・吉沢亮と呉美保監督が登壇。吉沢が本作の反響に感激した。

 作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊) を原作に描く親子の物語。

 9月13日に宮城県にて先行公開されて以来、反響を広げながらロングラン上映となっている本作。

 主人公・五十嵐大役の吉沢は「うれしいのひと言ですね」と感激しきり。海外での反響にも「本当にすごいことが起きているなと。海外でもたくさんの方に見ていただいて。僕自身、この作品に時間もかけ思いも乗っかった作品でもあるのでうれしいです」。

 先日、発表された第16回TAMA映画賞の最優秀主演男優賞受賞にも吉沢は「たぶん最優秀主演男優賞を頂くのは初めてなので。それがこの作品でよかったなと思いますね」と笑顔。

 海外での映画祭参加が続いているという呉監督が「香港で、言語としての手話の立ち位置は日本の方が進んでいると言われた」と語ると、役作りで手話を学んだ吉沢も、その奥深さを語りつつ「進んでいる国なんだというのは僕の中でも意外というか。僕もこの作品に携わらなければ知らないことばかりだったし。何かを知るきっかけに、この作品がなってくれていればいいなと思いましたね」とさらなる反響に期待を寄せていた。

Copyrighted Image