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ロバート秋山、ジョイフルの若手ナンバーワン決められず「お疲れ様と新メニューたちに言いたい」総合司会&試食&審査員を務め「Joy-1 グランプリ」

2025.03.26 Vol.Web Original

 お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次が3月26日、都内で行われたファミリーレストラン「ジョイフル」の新しいグランドメニューと新テレビCMの発表会に登壇した。秋山はジョイフルの宣伝部長を務めている。

 秋山宣伝部長が思考を凝らして行うことで知られる発表会。今回は、4月1日に販売をスタートする新しいグランドメニューのなかからナンバーワンを決める「Joy-1 グランプリ 秋山が選ぶナンバーワンメニューはどれだ!2025 supported by 秋山竜次」を開催。秋山自身が総合司会、試食担当、審査員の3役を務め、おいしさと笑いと慌ただしさ、そしてキャスター付きワゴンとのダンスや筋トレ、さらにダンスバトルならぬワゴンバトルまで飛び出す、オンリーワンの大会となった。

 割れんばかりの拍手に迎えられて登場した秋山は「これは本当に大きな大会です。日本にいろいろな大会がありますけれども、これは正直プレミアムチケット。来た人もかなりの倍率を勝ちあがってきて…みなさん、おめでとうございます!」と報道陣を労った。

二宮和也「頭のいい人。男らしくて笑いをちゃんと評価する」オードリー若林を絶賛

2025.03.24 Vol.web original

 

 二宮和也と若林正恭(オードリー)がMCを務める配信番組『シークレットNGハウス』(3月27日よりPrime Videoにて)の完成記念イベントが24日、都内にて行われ、初コンビを組む二宮と若林が相性の良さを披露した。

 二宮和也と若林正恭(オードリー)が初コンビでMCを務める新感覚サバイバル・ゲームバラエティー番組。春日俊彰(オードリー)、ベッキー、狩野英孝、上田竜也(KAT-TUN)、屋敷裕政(ニューヨーク)、池田美優、松丸亮吾、山﨑天(櫻坂46)の豪華芸能人8名が、ゲームマスターの二宮と若林が設定した「絶対にしてはいけない行動」=「シークレットNG」を、警告音をヒントに推理し、ライバルたちと究極の騙し合いバトルを繰り広げる。

 過去に共演経験はあるもののコンビでMCを務めるのはこれが初という2人。若林が「テレビのお仕事を頂きはじめたころにニノさんの番組にお世話になって。ニノさんの前だと春日が大活躍するという。相性の良さを感じてましたので今回は頼もしかったですね。お互いインドア派なので、セットのインドア感も居心地がよかったです」。

 二宮も若林とのコンビに「すごく安心したというか。やはり頭のいい人なので。NGをどう巧みに使うかが1つの見どころとなるんですけど、若林さんはけっこう男らしい、笑いをちゃんと評価する人なので、こういうことではNG踏ませたくない、みたいなところがある」とゲームマスターぶりを大絶賛し若林も「気持ちいいですね」とドヤ顔。

 一方で若林も「シビアな空気になったときのニノさんの怖さも楽しんでもらいたいです。改めて頼もしさと恐ろしさを感じましたね」と“ゲームマスター二宮”の存在感を力説していた。

ダイアン津田「〈最初のなんでやねん!!〉は恥ずかしかった」発表会で自分が破った殻を明かす!

2025.03.20 Vol.Web Original

 お笑いコンビのダイアンの津田篤宏が自身が破ってきた殻として、相方であるユースケに初めて「なんでやねん」とツッコんだことだと明かした。

 3月19日、ダイアンは都内で行われたマクドナルドの人気メニュー「サムライマック」の新レギュラー商品の発表イベントに出席。イベントのなかで、同商品の新CMのなかのフレーズ「自分の殻をやぶれ。」にちなんで、自身が殻を破ってきた経験についてシェアした。

 津田が自身が破った殻としてフリップに書いたのは「最初のなんでやねん!!」。津田は「ユースケとコンビを組んで漫才をして早25年……」と始め、「(最初は)友達同士で入ったわけですよ。1番最初に漫才をした時の〈なんでやねん〉……これが1番恥ずかしかって。友達同士やから〈なんでやねん〉なんて言うことはなかったわけですよ。初めてやった時の〈なんでやねん〉は恥ずかしかった! 最初は声がちっさくて、大きな声で言うた時にツッコミってこれやいうのに気づいたんです。その時、自分の殻がバババババーンって割れましたわ」とキリッ!

 一方、ユースケは「男やのに短大」に行っていたことだという。「僕ってずっと常識を打ち破ってきたんですよ。短大って女の人が行くイメージやったのを僕が男で行って、その後に道を作ったっていうか。それまで僕はすごく男っぽかったんですよ。角刈りとかしてたりして、あんま女っ気がなかった。短大に行くことで今までの自分を変えたというか常識を覆した」。ちなみに4年制ではなく短大だったのは「4 年が長すぎて」だそう。「滑り止めも短大だった」と笑っていた。

ダイアン、地元に自転車で行けるマック登場で「毎日どんちゃん騒ぎ」? サムライマックの発表イベントでマックの思い出

2025.03.19 Vol.Web Original

 お笑いコンビ、ダイアンが3月19日、都内で行われた、マクドナルドの人気メニュー「サムライマック」の新レギュラー商品の発表イベントに登壇した。

 2人は「サムライマック」が大好きだという松村沙友理とともに登壇。松村の「サムライマックかわいい界隈のさゆりんごです、よろしくお願いします!きゅる~ん!」の挨拶に続いて、ユースケが「サムライマック大好きのハイヒールリンゴです……さゆりんごに引っ張られてごめんなさいね」、津田も「サムライマック大好きハイヒールモモコです」と続くも会場の微妙な空気に「……ダイアン津田です。本当に今日は大雪の中お集まりいただきまして、誰も来ないかなと思った」とストレートに挨拶した。

脳みそが老化して、隔たり合う先輩と後輩。でも、あきらめたくない私〈徳井健太の菩薩目線 第234回〉

2025.03.10 Vol.web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第235回目は、脳のはたらきについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

『ひるおび』を見ていると、脳のはたらきに関する特集を扱っていた。なんでも年齢とともに脳のファンクションは落ちていくそうで、曰く、情報処理能力は18歳がマックスで、人の名前を覚える力は22歳がマックス。人の顔を覚える力は32歳をマックスに、そこからは衰えていくという。僕らが大所帯のグループを見たとき、みんな同じ顔に見えてくるのは、32歳を境に顔を認識する能力が落ちていくのだから、仕方がないことなのかもしれない。

 そして、集中力に至っては43歳がマックスで、悲しいけれど僕はもう下り坂の最中にいるということになるらしい。さらには、相手の気持ちを読む力は48歳をピークにして落ちてくるといい、老害と言われてしまうのは、相手の気持ちや社会の空気を読むことができなくなってくるがゆえに炎上し、火だるまになるというわけだ。

 これらは筋力の衰えと一緒だから気を付けようがない。ジムに通うことで多少は筋力を維持することができるように、脳の力も脳トレなどをすることで下支えすることはできるだろう。だけど、根本的には落ちていくことを止めることはできないのだ。

 ただ――、語彙力だけは67歳がピークになるらしく、それまでは成長の余地があるという。18歳になったら、あとは段々と脳の働きが衰えていくだけ。そんな中で語彙力は67歳まで伸びていく。僕は勇気を与えられた気分になった。歳を重ねるにつれて本を読むことが楽しくなってくるのは、自分の語彙力が成長しているという実感が感じられるから。もっと本を読みたいと思う気持ちは、数少ない成長を感じられる機会でもあるのだ。

 それにしてもだ。人の気持ちを考えることができるのが43歳を境に落ちていくにもかかわらず、言葉の鋭さは67歳まで伸びるのだからめんどくさい。どうして社会から争いが絶えないのか疑問だったけど、脳の構造上、こうした理由が一つの要因としてあるのであれば、人が互いを死ぬまで攻撃するのも納得というか。

 人の名前を覚えられるのが22歳で、顔を覚えられるのが32歳というのも残酷だ。大学を卒業し、新卒で入ってきた新入社員は、その時点で人の名前を覚えられるピークを過ぎている。そういう状況で、たくさんのことを覚えなければいけない。ようやく社会に出たというのに、大事な人たちの名前を覚えることはすでに難しくなっている。

 一方、ある程度組織でキャリアを積み、最も脂がのってくるだろう30代は、顔を覚えられなくなっていく中で、新人たちを教育していかなければいけない。片や名前を、片や顔を覚えられない。いや、32歳の時点で人の名前はすでに忘れっぽくなっているのだから、33歳以上の上司は名前も顔も覚えられない。刹那的すぎて切なすぎる。

 それなりに出世レースで結果を出し、社内で地位を手に入れたにもかかわらず、今度は人の気持ちを考えられなくなってくる。「最近の若いやつはさ」なんてクダを巻いてしまうのは、気持ちを考えることができなくなってきているからであって、オギャーと生まれたときからプログラムとして組み込まれている“STOPマス”のようなもの。あたかも世代間ギャップのように映るけど、必然的に組み込まれたバグであって、若手とベテランは対峙するように仕込まれているのだ。

 そりゃ上司と部下が合うわけないし、青年と壮年が上手に融解することなんかできっこない。だけど、語彙力だけは伸びていくのだとしたら、それが唯一の救いになるんじゃないか。つまり、叱るときに直情的に怒るのではなく、言葉巧みにたしなめることで、ある程度は中和できるんじゃないのって。記憶力や注意力、同調性が下がっていくのであれば、それをカバーするように語彙力を増やすことで、人は人に伝える能力をキープできる。言葉を鍛えることが、僕たちに許された最後の救いなのだ。

 

ロバート秋山「本家を突破してる」長崎で変梅! 変面をオマージュ

2025.03.10 Vol.Web Original

 お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次が3月9日、長崎・長崎市内で行われた「ピースマイルフェス in かもめ広場」に登場、伝統芸能の「変面」から独自の進化を遂げた“変梅”のパフォーマンスで会場を爆笑させた。

 長崎すみます芸人の長崎亭キヨちゃんぽんがリズミカルな長崎あるあるでステージを温めたあと、「変面」ショーでおなじみの音楽が爆音で流れるなか、秋山がインパクトのあるボディをきらびやかなマントで覆って登場。すると、観客の手拍子に合わせて次々に“変梅”。そのたびに大きな歓声が上がった。瞬時に客席はヒートアップ、ラストまで会場は爆笑し続けた。

空気階段もぐら、ネトゲ ギルド内セクハラ事件の顛末に「衝撃でした」

2025.02.26 Vol.web original

 

 映画『山田くんとLv999の恋をする』(3月28日公開)の完成披露試写会が26日、都内にて行われ、W主演を務めた作間龍斗と山下美月らキャストと安川有果監督が登壇。鈴木もぐらがネットゲームでの衝撃体験を振り返った。

 数々の漫画賞を受賞した、ましろによる同名大人気コミックの実写化。失恋した女子大生と超塩対応の高校生プロゲーマーとのラブコメディー。

 冒頭、お笑いコンビ・空気階段の鈴木もぐらは「私事ですけれども明後日、人工股関節を入れる手術がありまして。全身麻酔でやるんですけどもね…」と切り出し共演陣もびっくり。「この景色を、皆さん一人ひとりのお顔を目に焼き付けて…」と、しんみりするもぐらに、作間が「やめてください」と苦笑。「皆さんが応援してくれていると思って手術を受けてきますんで。応援お願いします」と言うもぐらに会場からもエールの拍手。

 さらに、共演の甲田まひるが「私も胃と大腸の内視鏡の検査を受けたばかりなんですよ」と明かし、もぐらに「生きて帰ってきてください!」。もぐらは「股関節の手術なんで。生きて帰って来ます」と苦笑。

 オンラインゲームで知り合う仲間たちという役どころに、もぐらは「僕もオンラインゲームで、ギルドマスターという、集まりのリーダーをやっていたことがありまして。そのときに、けっこう人数の多いギルドだったんですけど、若い女の子がおじさんにセクハラをされてギルド内で問題になったんです」と言い「その後、オフ会で会ったんですけど、若い女の子だと思っていた人がおじさんで、セクハラをしていたおじさんがおばさんだったという…。悲しい事件があったんですけど。そのときのことを思い出して演じさせていただきました」と明かし、会場も驚きとともに大爆笑。もぐらも「衝撃でしたね。そういう世界があるんだと。ぼくはそのまんまでやってたので」と困惑しながら振り返っていた。

 この日の登壇者は作間龍斗、山下美月、NOA、月島琉衣、甲田まひる、鈴木もぐら、茅島みずき、安川有果監督。

相席スタート「最悪の相席」への対処法は? 山﨑は「無になる」山添は「結局は…」

2025.02.25 Vol.web original

 

 映画『フライト・リスク』(3月7日公開)のイベントが25日、都内にて行われ、日本語吹替版声優を務めたお笑いコンビ相席スタートの山﨑ケイ、山添寛が登壇。山添の意外な特技に会場が盛り上がった。

『ハクソー・リッジ』のメル・ギブソン監督がマーク・ウォールバーグを主演に迎えて描く緊迫のサスペンス。

“最悪の相席”が発端となる物語にちなみオファーされた相席スタートの2人。「最悪の相席への対処法は?」と聞かれると、山﨑は「私は意外とこういう緊急事態に弱いので閉じますね。無になる」と言い、山添は「急に相席になるシチュエーションってあるじゃないですか。エレベーターとか、休憩室とか。結局、会釈なんですよ」とすましつつ「ここまでの最悪はないですからね」と映画の展開に衝撃を受けた様子。

 映画吹き替え初挑戦を楽しんだという2人。“通話相手の男”役という名前のない役どころながらも、「監督さんに大柄なのか小柄なのか全部聞きだして、そこから頬の厚さとかを考えて入念に。自分なりのプロ根性を出しました」と徹底した役作りを主張する山添に、山﨑は「私が聞いてた限りはいつもの山添でしたけどね」。山添は「いつも見てくれている、良い相方みたい(笑)」。

 そんな山添は、自身の役の見どころを聞かれると「混線」と回答。“電波が悪くて電話の相手の声が聞き取れない”というシーンで、当初は山添が普通にセリフを言い、それを編集で混線した音声にする予定だったと言うが、「混線、自分でできますか?って聞かれて。できます、と。やってみたら、それで行きましょう、となったんです」と明かし、山﨑も「すごい上手だったんですよ」と大絶賛。

 山﨑が「もしもーし」と言うと山添が「言うても…あ…の…ちょっ…」と混線している通話を再現。見事な“混線芸”に会場からも拍手喝さい。気を良くした山添も「ここからR-1を目指します」とノリノリ。

 大いに盛り上がったが、最後に山添は「コメディーではないので、混線のシーンで笑わないで。映画に没入していただけたら。邪魔にならないことを願います」と恐縮し笑いを誘っていた。

頭のネジなんてぶっ飛ばしてナンボ、恐怖の先にある黄金郷!〈徳井健太の菩薩目線 第233回〉

2025.02.20 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第233回目は、頭の千切れ方について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 元競輪選手で、現在は競輪の解説や評論をされる林雄一さんという方がいる。僕からすれば、林さんは天才競輪選手の一人だ。競輪選手の中でも上位10%に入るS級1班の選手として活躍し、通算戦績は1628戦218勝。優勝は22回を数える、間違いなく超一流の元選手だ。

 とんでもない努力を積み重ねて栄冠を勝ち取ってきたと想像していた。ところが、番組で共演した林さんは、まったく努力してこなかった――むしろ、不摂生な生活を続けていたくらいと話していた。それでも勝ち続けることができたのだから、やっぱり天才には違いないと思うわけだけど。

 競輪は、車体を寄せて、他の選手にぶつかることもじさない。状況によっては違反となる可能性もあるけれど、S級レベルの選手ともなれば、そうした状況下で駆け引きを行い、相手を出し抜く。こちらがヒリヒリするくらいバチバチのレース展開をするため、とりわけS級のレースはレベルが高く、見る者を圧倒する迫力がある。

 だからこそ、ときに事故が起きる。林さんは2019年9月、松阪競輪場で行われたレース中に落車して、一時心肺停止状態に陥るほどの大けがを負う。冗談抜きで、生死をさまよったのだ。

 時速数十キロで駆け抜けていく中で、激しいレース展開を行う。見ているこちらが肝を冷やすくらいだから、当然、選手はもっと恐怖を感じるのではないかと思う。だけど林さんは、「怖いと思ったことは一回もないかもしれない」と言う。

「さすがに、大けがをした後の復帰第一線は怖くなかったですか?」

 と僕は水を向けた。

「いや、ないっすね。怖いと一回でも思うような人は、S級になれないんじゃないですかね」

 そう平然と口にしていた。なるほど、これがトップまで上りつめる人のマインドなのかと膝を打った。これって、多くの仕事に当てはまる考え方なのかもしれない。

 例えば、僕たち芸人。スベるのはもちろん怖いけど、ネタをしている舞台上で、「スベる(かも)」なんて思ってやっているヤツが笑いを取れるわけがない。平場のトークで、「これウケるかな」と思ってしゃべっているヤツより、「これ絶対ウケる」と思ってしゃべっているヤツの方が、やっぱりウケる。恐怖心は大事だけど、恐怖を浮き彫りにさせてしまったらアウト。見てる方だって心配になる。アドレナリンがドバドバ垂れて、勝手に口も頭も回っている状態。そんなときにスベることを考えていたら、誰にも追いつけない。頭の神経が千切れている人じゃないと、ピラミッドの上には行きつかないんだろうなって。リスクヘッジは悪いことではないけど、それを考えれば考えるほど、スポーツや芸能においてはピラミッドの上にはたどりつかないのかもしれない。

 林さんは、もともと運動神経がとても良いと話していた。人間には個体差があるだろうけど、僕はそんなに差はないものだと思っている。林さんは運動神経を伸ばせた人なんだと思うのだ。

 絵が上手いとか、歌が上手いなどにも言えることだと思っていて、生まれたときから、めちゃくちゃ絵や歌が下手な人なんているのだろうか。一握りくらいはいるかもしれないけど、どこかで差が生じて、上手と下手の道に分かれるのではないかと思う。

 じゃあ何を持って差が生まれるのかと考えたら、きっと小さい頃からその行為を反芻している――、その差なんじゃないかと思う。運動神経が良い人は、小さい頃から運動していて、「俺って足が早いかも」みたいに自分に手ごたえを感じるから、さらに自信を持って、体が動くようになる。絵が上手い人は、絵を描くことに楽しさを覚えるから、繰り返し絵を描くようになる。きっと絵が下手でも、どこかで楽しみを覚えて繰り返し描くようになったら、平均よりは上手くなるだろう。それなりに自信が持てるようになったら、「私は絵が上手い方です」という信念に変わると思う。

 下手な人は、自分は下手だと信じているから、そのアクションに対して恐怖心が芽生える。だとしたら、上書きできるくらい積み重ねをするしかなくて、その連続が恐怖心を薄め、頭を千切れさせる唯一の方法なのだと思う。ヒリヒリするようなレースをしたいなら、自分の脳をだますくらい積み重ねて、頭のネジを吹っ飛ばすしかないんだ。

ESPの工場見学で轟音ほとばしり、職人の愛に感服する回!〈徳井健太の菩薩目線 第232回〉

2025.02.10 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第232回目は、ESPを見学した話について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

 ご縁をいただき、ESPの工場を見学させていただいた。こんなに愛がほとばしる会社があるなんて思いもしなかった。

 ESP(本社:千代田区神田錦町)は1975年に日本で設立された、高級ギターを中心とする楽器製造会社だ。世界初の本格的なオーダーメイド・ギターメーカーとして誕生し、エレキギターでは国内トップシェアを誇る。国内外のトップアーティストから高い信頼を得ているため、僕の中ではGibsonやFenderなどと並ぶ超有名ギターメーカー。そう言えば、北海道から上京したとき、音楽を演っていた友だちは、ESPの専門学校に入るために故郷をあとにしたっけ。

 世界的なメーカーだから、「大きな工場なんだろうな」と勝手に思っていた。ところが、埼玉県某所にあるESPの工場は、立派ではあるものの町工場のような雰囲気もあって、ちょうど昼休み中だった社員の人たちは、ヨーヨーで気分転換を図っていた。こんな牧歌的で、昭和の一コマみたいな風景が広がる工場なのかと、僕の期待はカミナリに打たれ、そのギャップに頭の中でギターの轟音が鳴り響いた。

 ESPはオーダーメイドでギターを作るから、僕は車を作るようにオートメーションで製造を担い、一部分だけを手作業で進めるものだと想像していた。でも、実際にはすべての工程が職人さんによる手作業で進められ、機械だけで手掛けられるというプロセスは一つもなかった。

 ギターのネックやボディーとなる木材が、メイプル剤を筆頭にたくさん並んでいて、選択された木材が削り出される。フレットを打ち、塗装し、ペグなどのパーツを取り付ける。それぞれの工程を分業で職人さんが担当し、そのひとつひとつは信じられないほど丁寧な手作業によって、魂が吹き込まれていた。

 僕が今まで楽器店で目にしてきたESPのギターは、こうやって生み出されていたのかと息をのんだ。案内をしてくれた方に話を伺うと、この工場だけで製造も修理も行うという。一体、今日だけで何度カミナリに打たれるのだろう。

 たとえば、湿度によってギターのネックは必ず反ってしまう。それを直すためには、高熱のアイロンのような機械で押し当てるしかないらしく、そうした不備をきたしたギターは、すべてこの工場でリボーンされるという。

 僕は途中から『タモリ倶楽部』よろしく、ロケをするようにギター製造についてあれこれと質問していた。いるだけで好奇心がわいてくる。なんでも、ここでギターの製造にかかわっている人は、ESPの専門学校出身者もいて、基本的に全員がギターが弾けるんだとか。

 職人さんたちのデスクに目をやると、一つとして同じものがない。「なんでデスクがみんな違うんですか?」と尋ねると、各々のテーブルは手作りだといい、自らのテーブルを作るところからスタートすると教えてくれた。おそらく、使えない木材を再利用して作っているのだろう。形も色もバラバラ。それぞれの個性が大爆発。だけど、ギターを作るという思いは一致する。なんて素敵な社風なんだろう。

「人によってはメタルを爆音で聴きながら塗装したりもしていますよ」

 そんな言葉を聞いて、僕の心はとてもウキウキした。自分の作業と向き合うために、その人が好きなものに包まれることを推奨する。音質チェックをするときは話は別だろうけど、それぞれがそれぞれの仕事をしているときは、各人が思い思いの音楽を聴きながらギターを作り上げる。

「こんなに愛にあふれた会社があるんですね」と感心する僕の声をよそに、黙々と目の前のギターと向き合っている職人さんたち。でも、案内してくれた方は、「振り向きこそしないですけど、きっと徳井さんの言葉を聞いて、スタッフも喜んでいますよ」と笑って話す。いえいえ、感謝を言うのは僕の方で、こんなに素晴らしい場所を見学させていただき、本当にありがとうございます。

 立場も業務も異なる。だけど、ギターを愛するという共通理念がある。“みんなちがって、みんないい”は、こういうことを言うんだろう。

「ここまで愛に満ちていたら、ライブパフォーマンスでテンションが上がったとはいえ、ギターをぞんざいに扱われるのは嫌じゃないですか!?」

 少し意地悪な質問だろうけど、聞いてみたくなった。「いやいや、大丈夫です」とESPは明るく返す。愛にあふれた組織は強く、かっこいい。ESPさん、とても勉強になりました。ありがとうございました。

かまいたち山内「外したら実家売る!」背水の陣で新しいバームクーヘンをPR! 濱家は「大人の男性も好き」と太鼓判

2025.01.30 Vol.Web Original

 お笑いコンビのかまいたちが1月30日、都内で行われた、新しい焼き菓子「BAUM CHOCOLAT DE VOYAGE」(バーム ショコラ ド ヴォヤージュ)の発表会に登壇した。

 関西先行で発売し1日で約1万2000個を売り上げたという人気の商品。販売する株式会社クラブハリエの「バームクーヘン」や「リーフパイ」は、かまいたちも大阪時代から親しみがある商品で大ファンだといい、コンビのYouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」の企画で紹介したこともあるそう。

 それゆえに登場から、山内健司は「バームクーヘン山内」、濱家隆一は「リーフパイ濱家」への改名を宣言して、新商品をアピールした。

 

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