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MOVIE 今年の年の瀬は”未体験の忠臣蔵”で決まり!

2013.12.08 Vol.606

「ハリウッドで“忠臣蔵”を描く」というかつてない試みで、早くから注目を集めていた話題作がついに公開。赤穂四十七士の史実をベースとしながらも、かつてないスケールとイマジネーションで描かれる、まさに“未体験の忠臣蔵”だ。
 主人公である異端の“RONIN”カイを演じるのは、長年日本でも人気を誇るハリウッド俳優、キアヌ・リーブス。キアヌ演じるカイは、謎めいた出自を持つ剣術の達人。恩人の復讐のため、そして愛する姫を救うため戦いに身を投じる剣術の達人という役どころ。数々のアクション映画をこなしてきたキアヌによる日本刀のソードアクションにも注目だ。カイと協力してかたき討ちに挑む大石内蔵助役に、今や日本を代表するハリウッド俳優となった真田広之。カイと心を通わせる姫・ミカ役に、本作がハリウッドデビューとなる柴崎コウ。吉良上野介役に『バトル・シップ』の浅野忠信、吉良に仕える妖女・ミヅキ役に『パシフィック・リム』の菊地凜子。ハリウッドで活躍中の2人が本作では見事な悪役っぷりを披露。他、大石の息子・主税役に赤西仁、浅野内匠頭役に田中泯と、豪華な日本人キャストが勢ぞろいした。
 忠臣蔵の物語に込められた日本人の美意識、侍の心を核としながらも、ハリウッド映画ならではのエンターテインメントとして楽しめる注目作だ。

今年は上旬から見逃し厳禁作品が続々公開! 冬休み映画特集 2013-2014

2013.12.08 Vol.606

いよいよ2013年も終わり。この時期のお楽しみといえば、冬休みシーズンの“正月映画”。年末年始はイベントで予定がいっぱいという人も、お家でゆっくり過ごすという人も、これだけは見逃せないというイチオシ冬休み映画をピックアップ。

高良健吾”包丁侍”の師匠と対談

2013.12.04 Vol.605
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映画『武士の献立』の対談イベントが3日、都内のクッキングスタジオにて行われ、同作の料理指導を行った今西好治氏と、"包丁侍"を演じた俳優の高良健吾が登場した。


「練習のメインは魚のさばき方でしたね。慣れない大きな包丁で魚をさばくのがとても大変でした」と、振り返った高良だが、今西氏は「高良さんは練習をものすごく熱心にされていました。実際、上達もすごく早くて、学校に来て学んだらよいのにと思っていました(笑)」と包丁侍としての腕前を高評価した。


 当時のレシピをそのまま再現した料理の数々も本作の大きな見どころ。高良は「劇中の料理は全部食べました。今日はこの料理があるから、お昼抜こうとか考えてました(笑)」と明かし「一番好きだったのは治部煮。あと、劇中には出てきていないんですが、よく先生が特別に作ってくれた料理を頂きました」と、撮影現場を"おいしく"楽しんだ様子。


「この作品で舌が肥えましたよね」と言う今西氏に、高良も「はい!」と笑顔。「おいしいものを作りたいという、相手への思いやりが大切だと思います。そういう部分もこの映画で感じてもらえればうれしいです」とアピールした。


 対談後は今西氏による料理教室が行われ、参加者たちは高良おススメメニューの"治部煮"などを作って楽しんだ。


 映画『武士の献立』は12月14日より全国公開。

秋元才加&NAOTO(EXILE)、車いすで演技に挑戦

2013.12.02 Vol.605

20131202a.jpg 映画『マンゴーと赤い車椅子』の製作発表会見が2日、都内にて行われ、秋元才加、NAOTO(EXILE)、石井貴就、吉岡里帆、愛華みれ、仲倉重郎監督が登壇した。


 同作は、頸椎損傷になった女性看護師のリハビリ記録を参考に、自らも車いす生活を送る仲倉監督が自身の経験や取材をもとに綴った物語。秋元は、脊髄を損傷しながらも仲間との出会いを通して再生していく主人公・彩夏を演じる。


 冒頭、秋元は「たくさんの方に見ていただける映画にしたい」とアピール。「健常者も障がい者も、一緒にいろいろなことを考えてもらえるきっかけになればうれしい。すごく責任重大だと思っています」と主演に向けて意気込みを語った。


 仲倉監督は「私自身も車いす生活を送るようになってから15年経ちます。驚いたのは、リハビリの病院で出会った若者たちがとても元気だったこと。彼らから多くを教わり、みんなの映画を作ると約束しました」と熱い思いを明かした。


 彩夏を支える入院仲間で、ロックミュージシャンの翔太役を演じるNAOTOは、すでに車いすを試してみたと言い「少しの段差でも苦労して、普段、車いすで生活している人の目線に気づきました。そういう目線をしっかりと理解して、翔太の生き生きとしたところを演じたい」と抱負を語った。


 翔太の"弟分"役を演じる石井がNAOTOについて「会った瞬間にアニキだと思えました」と明かすとNAOTOも「アニキとして頑張ります」と照れ笑い。会場に和気あいあいとした雰囲気が広がった。


 以前、パラリンピックの選手たちを取材した経験も生かしたいと語った秋元。これから始まる撮影に向けて「一丸となって撮影を頑張ります。きっといろいろなメッセージがつまった映画になると思います」と締めくくった。
 映画の公開は2014年秋の予定。

『皇帝と公爵』試写会に15組30名 

2013.11.25 Vol.605

“英雄”ナポレオンが、生涯にわたって4度戦いながらも、一度も勝つことができなかった相手がいた。それが、知将とうたわれたイギリスのウェリントン公爵。ともに1769年生まれながらも、生い立ちや性格はまったく異なる2人の対決は、今なお歴史上の名エピソードとして語り継がれている。本作は、2011年に惜しまれながらこの世を去った名匠ラウル・ルイス監督、最後のプロジェクトとなった歴史大作。ナポレオン軍との戦いを軸に、戦乱に巻き込まれながらも懸命に生きようとする人々の姿を壮大なスケールで描く。ウェリントン公爵役にジョン・マルコヴィッチ。フランス軍の元帥役にメルヴィル・プポー。副官役にマチュー・アルマリック。他、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペールら豪華な顔ぶれがそろう。

 1810年。やっとの思いでポルトガル・ブサコのアルコパ山頂に達したフランス軍だったが、待ち構えていたイギリス軍によって敗退する。しかしウェリントンの戦略によりイギリス軍はわざと撤退、フランス軍を誘い込む…。

 12月28日よりシネスイッチ銀座他にて公開。

『キリングゲーム』試写会に25組50名 

2013.11.25 Vol.605

 ロバート・デ・ニーロVSジョン・トラボルタが初共演にして壮絶な一騎打ちを繰り広げる話題のアクションサスペンス。

 退役してから家族とも疎遠になり、人里離れた山小屋で独居生活を静かに営む元アメリカ軍人のベンジャミン(ロバート・デ・ニーロ)。しかしある日、かつて戦場で出会ったセルビア人の元兵士・コヴァチ(ジョン・トラボルタ)が現れ、ベンジャミンに対して”人間狩り”を仕掛けてくる。戦争の凄惨な記憶を封印してきた男と、いまだ戦争を終わらせていない男。アメリカ東北部からカナダへと広がるアパラチア山脈の大自然を舞台に、心にも肉体にも深い傷を抱えた男同士の壮絶な一騎打ちが繰り広げられる…! 大自然を“戦場”に、名優2人が1対1の真っ向勝負。全編、ほぼ2人だけで展開するシチュエーションにも注目。

 2014年1月11日より新宿バルト9他にて公開。

『グォさんの仮装大賞』試写会に25組50名 

2013.11.25 Vol.605

『胡同のひまわり』チャン・ヤン監督と往年の名優が贈る人生讃歌。お年寄りたちのパワー全開で、家族のすれ違いや老いの問題を包み込む、笑って泣けるハートフルムービー。

 妻を亡くしたグォさんは、友人であるチョウさんのすすめで老人ホームに入居。ホームの仲間はみな、家族とともに暮らしたいという思いを隠しながら、日々押し寄せる不安とともに単調な毎日を送っていた。そんなある日、チョウさんが人気テレビ番組『仮装大賞』への出場を思いつく。初めて活気づくグォさんたちだが、彼らの身を案じるホームの職員や家族からは強く反対されてしまう。そこで一計を案じたグォさんたちは、おんぼろバスに乗って老人ホームをこっそり抜け出すのだが…。

『古井戸』の監督で俳優としても知られるウー・ティエンミンや、『初恋のきた道』で老子を演じたシュイ・ホアンシャンら中国映画のベテラン俳優も勢ぞろい。2014年1月11日より、シネマート新宿他にて公開。

イカレ方はパブで学べ!? 原作アーヴィン・ウェルシュ 監督ジョン・S・ベアード

2013.11.24 Vol.605

 スコットランドを舞台に、日本人留学生殺人事件を捜査する“イカレた”悪徳刑事のおかしくもかなしい日常を、ブラックユーモア満載で描く話題作。原作は『トレインスポッティング』を手掛けたベストセラー作家、アーヴィン・ウェルシュ(写真右)。新鋭監督ジョン・S・ベアード(写真左)と来日し本作の魅力を語った。超人気作家の原作を気鋭の監督が映画化した本作は世界各国で大絶賛。「でもアーヴィンとは相当やりあったんだよ(笑)」と監督が言えばアーヴィンも「ひどかったよな(笑)」と大笑い。「でも僕らはユーモアのセンスや世界観がすごく似ていたしゴールは同じだった。僕はシカゴ、アーヴィンはブルックリンにいたんだけど、お互い登場人物になりきってメールをやりとりしたりして、すごく楽しかったよ」と言う監督にアーヴィンは「実は彼ほど僕の小説を理解してくれた監督は初めてだと思った。登場人物についても構成についても僕より理解してるんじゃないかというほどだ」とアーヴィン。監督は「もともと彼は僕のヒーローだった。会う前はもっとクレイジーかと思ってたけど意外とちゃんとした人だった(笑)」。確かにクレイジーでダーティーなフレーズはアーヴィン作品のトレードマーク。「スコットランド育ちだからね。ああいう文化をみんな“パブ学校”で習うんだよ(笑)」。そんな2人が絶賛するのがイケメンイメージを覆す怪演を見せるジェームズ・マカヴォイだ。「小説を書くとき実際の人物をイメージすることはないんだが、ジェームズを見たときはまさにそのものだと思ったよ。彼は本当にすごいね」と手放しでほめつつ。「ところでなんで僕がカメオ出演したシーンが削られてるんだ?」とアーヴィン。「ひどい役者だったから…というのは冗談(笑)。ファンにはDVDの特典映像で楽しんでもらうよ(笑)」と言う監督にアーヴィンが「ジェームズよりオスカーに近い演技だったのにな」。この2人のコンビが放つ最高にクールでクレイジーな世界にハマるべし!

今週のオススメMOVIE 11/25〜

2013.11.24 Vol.605

『ウォールフラワー』60556.jpg
“ウォールフラワー”とバカにされている内気な高校生・チャーリー。ある日、パトリックと、その妹・サムと出会い、世界が大きく開けるが…。

監督:スティーブン・チョボスキー 出演:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン他/1時間43分/ギャガ配給/TOHOシネマズ シャンテ他にて公開中 http://wallflower.gaga.ne.jp/

©2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

『すべては君に逢えたから』60557.jpg

 女性不審の男、夢に破れた女、遠距離恋愛に揺れる2人…クリスマスの東京を舞台に男女10人のさまざまな愛の形を6つの物語で描く。

監督:本木克英 出演:玉木宏、高梨臨、木村文乃他/1時間46分/ワーナー・ブラザース映画配給/丸の内ピカデリー他にて公開中 http://wwws.warnerbros.co.jp/kiminiaeta/

『かぐや姫の物語』60558.jpg

誰もが知っている昔話の“かぐや姫”を題材に、筋書きを変えることなく、誰も見たことのない“かぐや姫の日常や心情”を描く。

監督:高畑勲 声の出演:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子他/2時間17分/東宝配給/TOHOシネマズ 日劇他にて公開中 http://www.kaguyahime-monogatari.jp

©2013 畑事務所・GNDHDDTK

『あさひるばん』60559.jpg

その名字から“あさひるばん”と呼ばれていた高校球児、浅本・日留川・板東。30年後、別々の人生を歩んでいた彼らのもとにある人物から手紙が届く。

監督:やまさき十三 出演:國村隼、板尾創路、山寺宏一他/1時間50分/松竹 配給/11月29日(金)より新宿ピカデリー他にて公開 http://www.asahiruban.jp/

©2013やまさき十三/「あさひるばん」製作委員会

『キャプテン・フィリップス』60560.jpg

アメリカのコンテナ船、マースク・アラバマ号はソマリア沖で海賊の襲撃を受け占拠されてしまう。

監督:ポール・グリーングラス 出演:トム・ハンクス、キャサリン・キーナー他/2時間14分/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給/11月29日(金)より、新宿ピカデリー他にて公開 http://www.captainphillips.jp/

『REDリターンズ』60561.jpg

元CIAエージェント・フランクは諜報活動の一線から退き、恋人と穏やかな日々を送っていたが…。

監督:ディーン・パリソット 出演:ブルース・ウィリス他/1時間56分/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給/11月30日よりTOHOシネマズスカラ座他にて公開 http://disney-studio.jp/movies/red/

©2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. 

『アイ・ウェイウェイは謝らない』60562.jpg

中国を代表する現代芸術家にして中国でも有名な自国批判者、アイ・ウェイウェイ。中国政府の監視下に置かれながら創作活動に挑み続ける姿を追う。

監督:アリソン・クレイマン 出演:アイ・ウェイウェイ他/1時間31分/キノフィルムズ配給/11月30日よりシアター・イメージフォーラムにて公開 http://www.aww-ayamaranai.com/

『母の身終い』60563.jpg

麻薬の密売で服役した後、出所して母・イヴェットの家に身を寄せるアラン。ある日彼は脳腫瘍を患うイヴェットが尊厳死を考えていることを知り…。

監督:ステファヌ・プリゼ 出演:ヴァンサン・ランドン他/1時間48分/ドマ、ミモザフィルムズ配給/11月30日よりシネスイッチ銀座他にて公開 http://www.hahanomijimai.com/

©TS Productions – Arte France Cinema – F comme Films – 2012

大ヒットシリーズ、ついに完結!!

2013.11.24 Vol.605

 ズボラながら頭脳明晰の当麻紗綾(とうま さあや)と、肉体派で単純男の瀬文焚流(せぶみ たける)という、個性的な捜査官コンビが“予知能力”や“念動力”といった“SPEC”と呼ばれる特殊な能力を持つ犯罪者に立ち向かう人気シリーズ。この完結編ですべての謎が明かされる!

 2010年10月クールの連続ドラマとして登場するや、鬼才・堤幸彦による独特の世界観やユーモア、そして個性的でミステリアスな登場人物、謎が謎を呼ぶ物語で、ファンの心をわしづかみ。以後、2012年にはスペシャルドラマ『SPEC〜翔〜』が放送され、その続編である映画『SPEC〜天〜』が公開され大ヒット。この秋には前日譚となる『SPEC〜零〜(ゼロ)』も放送。続く映画『劇場版SPEC〜結〜(クローズ)漸ノ篇(ぜんのへん)』、そして本作『爻(コウ)ノ篇』で、ついにシリーズ完結となる。

 当麻役の戸田恵梨香と瀬文役の加瀬亮という無敵コンビとドラマシリーズからのレギュラー陣に加え、吉川州役の北村一輝や青池里子役の栗山千明、そして謎の白い男・セカイ役の向井理とカギを握る謎の女役の大島優子という豪華キャストが集結。歴代のSPECホルダーたちの再登場にも注目だ。

 今まで解き明かされなかった多くの謎が、今回の映画にてすべて明らかに。人間対SPECホルダーの戦いの行方は。当麻と瀬文、そして全人類の運命はいかに。

キアヌの師匠は真田広之! 映画『47RONIN』来日会見

2013.11.19 Vol.604
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"忠臣蔵"をモチーフとしたハリウッド映画『47RONIN』の来日会見が18日、都内にて行われ、主演のキアヌ・リーブスと、真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、カール・リンシュ監督が登壇した。


イマジネーション豊かな世界観とCG映像を駆使し"未体験の忠臣蔵"を描くハリウッド大作。キアヌは、真田演じる大石とともに敵に立ち向かう謎の浪人・カイを演じる。


 映画本編完成後初の記者会見ということもあり、会見には国内外から取材陣が殺到。一行は盛大な拍手に包まれて登場した。
「この作品を携えて東京に戻ってくることができて本当にうれしいです」とキアヌ。「カイはアウトサイダーで、サムライたちと組んで旅を共にし、武士道と取り戻していくという役は非常にやりがいがありました」と自身の役を語った。

 
 ヒロインを演じた柴咲は「私にとってはじめてのハリウッド作品だったので、最初のうちは緊張していたんですが、監督やみなさんのおかげで感情表現も豊かになりました」と振り返り、海外作品で数多く活躍してきた菊池は「コンタクトをしたり、変わった帯の着物を着たり、自由に楽しめた役でしたね」と振り返った。
ハリウッド作品への出演が続く浅野は、本作では敵の吉良役。「日本が題材の映画を海外で作るという事はすごく興味深いですし、この映画は(自分と同姓の)浅野家の話じゃないですか、昔から何度もこの話を聞かされていたので、ぜひ参加したいと思っていたら吉良役だった(笑)」と語り笑いを誘った。


 大石内蔵助役を演じた真田は、キアヌについて「キアヌは世界的なビッグスターですが、ある意味とても普通な人なんです。シャイで謙虚な心があって、まさにカイという役にぴったりでした。自分に厳しく人に優しい彼は、武道の精神を持っていると思います」と称え、キアヌも「プロジェクトに入る前、真田さんと初めて会ったとき、彼が"シンプル&ディープ"という言葉を使い、それにとても感銘を受けたんです。彼のような師匠に助けていただいて光栄です。改めてお礼が言いたいです」と返した。


映画『47RONIN』は12月6日(金)より全国公開。

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