エンタメカテゴリーの記事一覧
梅田彩佳 初ミュージカルのリハは「72点」
ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』が4日、渋谷のBunkamura シアターコクーンで幕開けする。2008年にはトニー賞も受賞したこの作品を、日本版として上演するもので、劇中の楽曲の日本語歌詞をKREVAが担当したほか、Def TechのMicroが出演していることでも話題だ。
初日に先立って行われた通し稽古では、主演の松下優也と梅田彩佳がキュートなカップルを演じ、マルシア、前田美波里らが貫禄のパフォーマンスで圧倒した。
リハーサル後、取材に応じた梅田は「(自身が演じる)ニーナはかわいい役。AKB48のメンバーでも、がちアイドルなメンバーを思い出しながらやっています。8年、AKBをやってて良かった!」と、にっこり。とはいえ、稽古の自己評価を求めると「72点」と、渋い。「72は逆にするとニーナだから(笑)。これまでは周りの人に支えてもらってきたので、舞台では自分の意志や強さを出していけたら、欠けてる部分は埋まるんじゃないかな」と、意気込んだ。
20日まで同所で。大阪、福岡、名古屋、横浜でも公演がある。
ブラマヨ・小杉、持ちネタ”ヒーハー!”取られる!?
映画『サンブンノイチ』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ監督の品川ヒロシ、主演の藤原竜也ら豪華キャストが勢ぞろいした。
同作は『ドロップ』『漫才ギャング』に続く品川監督第3作目。大金をかけて繰り広げられる悪党たちの騙し合いを描くクライムムービー。
舞台挨拶には、品川監督、藤原に加え、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、田中聖、中島美嘉、窪塚洋介さん、池畑慎之介☆、赤羽健一(ジューシーズ)、さらには原作者・木下半太、主題歌を担当した→Pia-no-jaC←という総勢11名が集結。
この日はエイプリルフールとあって、ジューシーズの赤羽がウソの“小杉”として登場。「小杉です、ヒーハー!」とあいさつとしたところで本物の小杉が現れ「おかしいでしょ!」とツッコミ。しかし共演者から笑いを取ることができず「どうですこの仲の良さ!」とヤケ気味に。さらに窪塚が「ラブ&ピース、窪塚洋介です。初日に集まっていただきましてありがとうございます。ヒーハー!!」、池畑が「池畑慎之介☆です。ピーター!!(ヒーハー風に)」と、小杉の持ちネタの“ヒーハー”で笑いを取るなど、小杉は終始イジラレまくり。
また、田中について「聖くんはアクションシーンもすべて吹き替え無しだった」、藤原について「素晴らしい座長として頑張ってくれた」と絶賛する品川監督に、すかさず小杉が「なんで、俺には(ほめ言葉が)無いねん!」と憤慨すると、監督は「先日、竜也くん、聖くん、小杉さんの4人で飲みに行ったんですよ。僕が眠くなっちゃったら、小杉さんが先輩なのに膝で寝てええでって言ってくれて。寝ながら3人の楽しそうな声を聞いていたら、このまま死んでも幸せかな~って思いましたよ」と“ちょっといい話”を披露。互いにイジり合いながらも、仲の良いチームだったことをうかがわせる舞台挨拶となった。
映画は現在公開中。
福士、パックン、柴咲コウがスナイパーに!?
映画『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の完成披露試写会が31日都内にて行われ、レギュラー声優陣の高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也の他、同作にゲスト声優として参加した福士蒼汰とパトリック・ハーラン、主題歌を担当した柴咲コウが登壇した。
今回、福士は32歳の元海兵隊員という役どころで、劇中では流暢な英語のセリフを披露。声優初挑戦だという福士は「今回は、32歳という実年齢より一回り年上の役を演じました。もともと声は低い方だったのでそれを生かそうと思ったんですが、全然ダメで…。滑らかな声ではなく、もっとかすれた感じで、自分が32歳になったらこういう声なんじゃないかというイメージで演じました」と役作りの苦労を振り返った。するとパックンが「収録のときに福士くんから“このキレイなよく通る声じゃダメだ、そのガラガラ声いいなあ”と言われました」と暴露。一方で「英語を指導する必要がなかっただけでなく、英語で演技ができるすばらしい俳優さん」とほめられ、照れていた。
またイベントでは福士、パックン、柴咲コウがタイトルにちなみ、それぞれ的を撃ちぬいて「祝」「完」「成」の文字を出現させ、会場を沸かせた。
映画は4月19日より全国公開。
『カンチョリ オカンがくれた明日』試写会に10組20名
釜山の港町を舞台に、病気の母親を支えるため、金もコネもない青年が奮闘する姿を描く感動作。
注目俳優ユ・アインが、無愛想ながらも情に厚く、母親思いの主人公・カンチョリを、認知症を患いながらも天真爛漫な母・スニを“韓国の母”といわれるベテラン女優キム・ヘスクが好演。本当の親子のように息の合った2人の演技が、ときにコミカルに、ときに熱い感動で包み込む。
ぶっきらぼうだが情に篤いカン・チョル、通称・カンチョリは、病気で認知症の母スニと二人暮らし。お金もコネも夢もないが、母の面倒を見ながら、釜山港で働きながら一日一日を懸命に生きてきた。そんなある日、カンチョリはソウルからやってきた自由人・スジと出会う。彼女と心を通わせていくカンチョリは、しだいに人生で初めて、外の世界へ旅に出る夢を抱くようになる。ところがそんなとき、スニの容体が悪化してしまう。
5月17日よりシネマート新宿他にて公開。
『とらわれて夏』試写会に15組30名
『マイレージ、マイライフ』、『JUNO/ジュノ』、『サンキュー・スモーキング』と、鮮烈な才能でハリウッドに新しい風を吹き込んできたジェイソン・ライトマン監督が、障害を乗り越えて純愛を貫こうとする男女を、13歳の少年の視線を通して描くという、かつてない感動のラブストーリーに挑む。
主演は『愛を読むひと』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたケイト・ウィンスレット。思わぬ出会いによって再び希望を見出していく女性・アデルを演じる。アデルと惹かれあう脱獄犯・フランク役に『ミルク』の演技派、ジョシュ・ブローリン。
アメリカ東部の静かな町。心に傷を持った母・アデルと13歳の息子・ヘンリーは、偶然出会った逃亡犯・フランクを自宅にかくまうことになる。2人に危害を加えないと約束したフランクは、母子の暮らしに寄り添い、しだいに心を通わせていく。ついに3人は人生を変える決断を下すのだが…。
5月1日(木)よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開。
『ぼくたちの家族』試写会に15組30名
『舟を編む』で日本アカデミー賞を席巻した石井裕也監督が妻夫木聡ら豪華キャストを迎え、“家族”というテーマに全力で挑んだ。
注目の新進作家・早見和真が、自身の体験をもとに書き上げた同名小説を読み、「僕自身の話だ」と驚いたという石井裕也監督が「本気で家族というものに向き合いたかった」と自ら脚本を書き上げた意欲作。真面目な長男・浩介役に妻夫木。一見クールな次男・俊平役に池松壮亮。見栄っ張りで頼りない父役に長塚京三。そしてしだいに少女のようになっていく母役に原田美枝子。
若菜家は、息子2人、父と母の平凡な家族。だがある日、若菜家の母・玲子に脳腫瘍が見つかった。末期症状のため余命1週間だという。父は取り乱し、長男の浩介は言葉を失くし、次男の俊平は冷静を装う。やがて“どこにでもいる家族”に潜んでいた秘密が表面化していく。どうしたらいいか分からない、でも投げ出すことなんてできない。若菜家の男たちがとった“悪あがき”とは…。
5月24日より全国公開。
共依存に苦しむ3組の男女を描く『共に歩く』が公開
近年急増していると言われる“共依存”をテーマにした映画『共に歩く』が公開される。監督・脚本は同作品で長編デビューとなる宮本正樹。
「この映画では心の問題を扱っていて、“共依存”という状態と『アルコール依存症』『アルツハイマー型認知症』『子どもの強迫障害』を取り上げています。実はそれらすべては自分の体験なんです。自分が体験して苦しかったですし、相手も苦しんでいた。だから同じような状態で苦しんでいる人の助けになればと。また、世間では“共依存”ということがなかなか認知されてないので、それを知ってもらいたい。それがこの作品を作るにあたりの大きな原動力になりました」
実体験をテーマにするのは辛くないのだろうか。
「生涯のテーマだったので、いつか撮ろうという思いがありました。自分自身の中では客観化できていると思っていましたが、撮影中はやっぱり辛かった。シナリオを書いている時は割と平気だったのですが、撮影でリアルに再現されると、フラッシュバックというか…。撮影後も辛い状態がしばらく続きましたね」
重いテーマだが、見終わったあと不思議とほっこりとした気持ちになる。
「心の病気について理解してもらいたいし、苦しんでいる人がいたら助け舟を出してあげてほしい。周りの人が気づいてあげるだけで救われることもあるんです。そんな思いもありつつ、自分自身ハッピーエンドが好きなので、暗いまま終わりにしたくなかった。見終わってみると救いがあるというか、清涼感や清々しさを感じてほしい。テーマが重たい分、重々しく終わるとしんどいし、その先に希望が見えるようなエンディングにしようと思いました。重いテーマをリアルに描きつつ、前向きになれるエンターテインメント作品として楽しんでいただけたらと思います。欲張りですけど(笑)」
第6回沖縄国際映画祭 REPORT part.2
沖縄国際映画祭では、話題の超大作から新進監督たちの秀作までバラエティー豊かなラインアップが魅力となっている。今年の招待作品はひときわ豪華。伊坂幸太郎の同名小説を映画化した『オー! ファーザー』では主演の岡田将生をはじめ俳優陣が映画祭に登場。ベン・スティラー監督の話題作『LIFE!』も上映され日本語吹き替え版を務めたナインティナイン・岡村隆史も舞台あいさつに登壇し会場を盛り上げた。コンペ部門にも芦田愛菜主演&行定勲監督の『円卓』、森三中の大島美幸がおっさん役に挑んだ『福福荘の福ちゃん』など個性的な話題作が勢ぞろい。豪華作品に加えて、今年新設されたTV DIRECTOR’S MOVIE部門、『クリエイターズ・ファクトリー』など新たな才能と出会える作品も多数上映された。
第6回沖縄国際映画祭 REPORT
3月20日から24日まで沖縄・宜野湾をメイン会場に行われた『第6回沖縄国際映画祭』。例年以上の盛り上がりを見せた今年の映画祭をリポート!
今週のオススメMOVIE 2014.3.31〜
ゲキ×シネ『ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII』
ときは太閤秀吉の時代。石川五右衛門は空海ゆかりの“黄金目玉像”を盗み出す。その像には空海が隠した黄金のありかを示す暗号が隠されていて…。
演出:いのうえひでのり 出演:古田新太他/3時間3分/ヴィレッヂ、ティ・ジョイ 配給/新宿バルト9他にて公開中 http://www.goemon3.com/
©2014 ヴィレッヂ・劇団☆新感線
『白ゆき姫殺人事件』
誰もが認める美人OLが惨殺された。疑惑の目を向けられたのは同期入社の地味な女性・城野美姫。美姫の周囲の人々が流す噂はしだいに加熱して…。
監督:中村義洋 出演:井上真央、綾野剛他/2時間6分/松竹配給/丸の内ピカデリー他にて公開中 http://www.shirayuki-movie.jp/
©2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会 ©湊かなえ/集英社
『ダブリンの時計職人』
時計職人・フレッドは失業し故郷・ダブリンに戻ってホームレスとなる。ところが偶然行ったプールで美しい未亡人・ジュールスに一目ぼれしてしまい…。
監督:ダラ・バーン 出演:コルム・ミーニー他/1時間30分/アップリンク 配給/渋谷アップリンク他にて公開中 http://uplink.co.jp/dublin/
『リベンジ・マッチ』
1980年代に活躍した伝説の2人の元ボクサー、ヘンリーとビリー。因縁の2人に対戦企画が持ちあがり…。
監督:ピーター・シーガル 出演:ロバート・デ・ニーロ、シルベスター・スタローン他/1時間53分/ワーナー・ブラザース映画配給/4月4日より丸の内ピカデリー他にて公開 http://wwws.warnerbros.co.jp/grudgematch/
©2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
『アデル、ブルーは熱い色』
道ですれ違っただけの青い髪の女性・エマに心奪われたアデル。やがて2人はともに暮らし始め幸せな日々を送っていたが…。
監督:アブデラティフ・ケシシュ 出演:アデル・エグザルコプロス他/2時間59分/コムストック・グループ 配給/4月5日より新宿バルト9他にて公開 http://adele-blue.com/ R18+
©2013- WILD BUNCH – QUAT’S SOUS FILMS ©2FRANCE 2 CINEMA ©SCOPE PICTURES ©RTBF (Television belge) – VERTIGO FILMS
『サクラサク』
仕事に追われているうちに、妻や子供たちとすれ違うようになった俊介。あるとき父・俊太郎が認知症となったことから再び家族を見つめ直していく。
監督:田中光敏 出演:緒形直人、南果歩他/1時間47分/東映配給/4月5日より丸の内TOEI他にて公開 http://sakurasaku-movie.jp/
©2014 映画「サクラサク」製作委員会
『ワレサ 連帯の男』
ポーランドの独立自主管理労組・連帯の初代委員長レフ・ワレサが語る、自由を求めた闘いの日々とは…。
監督:アンジェイ・ワイダ 出演:ロベルト・ビェンツキェビチ他/2時間4分/アルバトロス・フィルム 配給/4月5日より岩波ホールにて公開 http://walesa-movie.com/
©2013 AKSON STUDIO SP. Z O.O., CANAL+CYFROWY SP. Z O.O., NARODOWE CENTRUM KULTURY, TELEKOMUNIKACJA POLSKA S.A., TELEWIZJA POLSKA S.A. ALL RIGHTS RESERVED
『俺たちの明日』
不動龍は仲間の俊郎、貴史を連れいわくつきの質屋・Kへと盗みに入る。しかし龍の狙いは願いを叶えると噂される“伝説の金貨”。ところがそれぞれ別の目的を持った男たちと鉢合わせ…。
監督:中島良 出演:眞木大輔、大東駿介他/1時間48分/ティ・ジョイ配給/4月5日より新宿バルト9他にて公開 http://oreasu.jp/
©2014「俺たちの明日」製作委員会