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『コン・ティキ』試写会に25組50名 

2013.05.27 Vol.592

 第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、実話に基づく海洋冒険ドラマ。

 1947年、南米ペルーの港から南太平洋のポリネシアを目指し、1隻のいかだが航海に出た。現代の技術が一切使用されていない、そのいかだの名はコン・ティキ号。船長でもある人類学者のトール・ヘイエルダールの目的は「ポリネシア人の祖先は南米から海を渡ってやって来た」という自説を実証すること。1500年前の航海を忠実に再現するために、12本の丸太と麻のロープで組み立てられたコン・ティキ号で、風と波を動力に、星を道しるべに、彼らは8000キロの大海原に挑む!

 勇敢なるノルウェーの学者、トール・ヘイエルダールの実話をノルウェー映画史上最高の製作費を投じて映画化。次々と襲いかかる困難を乗り越える冒険者たちのドラマと、果てなき大海原を体感する臨場感満点の映像に、感動必至の一本だ。

 6月29日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開。


『コン・ティキ』試写会に25組50名      

『25年目の弦楽四重奏』試写会に20組40名 

2013.05.27 Vol.592

 ベートーヴェンの異色の名曲、弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調(作品131)に乗せて、極上の俳優4人が奏でる珠玉のアンサンブルドラマ。

 世界的に有名な弦楽四重奏団・フーガのメンバーたちは25周年を記念する演奏会の練習を開始した。ところがリーダー的存在のピーターがパーキンソン病と宣告されたことを機に、それまで抑えてきた4人の複雑な感情が次々に噴出。はたして無事に演奏会を迎えられるのか…。第1ヴァイオリン担当のロバート役に『カポーティ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマン。ヴィオラ担当のジュリエット役に『カポーティ』『マルコヴィッチの穴』で2度のアカデミー賞ノミネートに輝くキャサリン・キーナー。チェロ担当のピーター役に『ディア・ハンター』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン。第2ヴァイオリン担当のダニエル役に『ターミナル』のマーク・イヴァニール。
7月6日より角川シネマ有楽町他にて全国公開。


『25年目の弦楽四重奏』試写会に20組40名      

MOVIE 『オールド・ボーイ』の監督×『ブラック・スワン』スタッフが贈る戦慄と陶酔の物語

2013.05.27 Vol.592

 カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞した『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督が、『ブラック・スワン』のスタッフと組んでハリウッドデビューを果たした注目作。

 感性の鋭すぎる18歳の少女に、最愛の父が残したのは謎めいた鍵。その後、行方不明だった叔父が現れて以来、周囲の人々が次々と姿を消していく…。ヒロインのインディア役に『アリス・イン・ワンダーランド』のアリス役で一躍注目を集めたミア・ワシコウスカ。美しき母・エヴィ役にニコール・キッドマン。突然現れた叔父・チャーリー役に『シングルマン』のマシュー・グード。

 物語に幾重にも仕掛けられた謎が1つずつ明かされ、やがて衝撃の全体像を浮かび上がらせる戦慄と陶酔のサスペンス。もともと本作は、作者の名前が伏せられた、一冊の脚本から生まれた。執筆に8年の歳月がかけられたというその物語は、名だたるプロデューサーをうならせ、一流監督たちが自身の手による映画化を熱望。その脚本家とは、なんと大ヒットドラマ『プリズン・ブレイク』の主演俳優としてブレイクしたウェントワース・ミラー。ミラーが手掛けた巧妙かつ綿密に計算されたストーリーと、戦慄のバイオレンスを極上のウィットとエレガントで描き出すパク・チャヌク演出が、豪華なハリウッド俳優とともに、極上のサスペンスエンターテインメントを生み出した。

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2013

2013.05.27 Vol.592

AWARD オフィシャルコンペティション

 アジア最大級の映画祭として、世界各国の才能あふれるクリエイターたちを輩出してきたオフィシャルコンペティション。今年は過去最多となる5000本以上の作品が世界120の国と地域から集まり、そこから厳選された80作品が上映される。インターナショナル部門では27の国と地域から集まった47作品を、アジア インターナショナル部門では17作品、ジャパン部門では16作品を上映。また、コンペ出品作の他、著名な映画人が参加する特別上映作品も用意されているので、こちらも合わせて楽しもう。(会場:原宿/表参道/横浜)

本年度のオフィシャルコンペティション審査員はこの5名!
宝田明(俳優)
アミール・ナデリ(映画監督)
成海璃子(女優)
原田眞人(映画監督)
森理世(モデル/ダンス アーティスティック・ディレクター)※左から50音順

PROGRAM アニバーサリープログラム

 今年の目玉の1つが、10周年、15周年ならではの豪華企画・アニバーサリープログラムだ。
〈15人のシネマアイコン〉では世界的な映画人が手掛けた貴重なショートフィルムが集結。巨匠ジョージ・ルーカスや今年の映画祭でオフィシャルコンペティション審査員も務める原田眞人、アミール・ナデリをはじめ、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のアン・リーや、『第9地区』のニール・ブロムカンプら話題作の監督たち、テリー・ギリアム、パク・チャヌク、フェルナンド・メイレレス、行定勲、リチャード・リンクレイター、ハーモニー・コリンといったヒットメイカーたち、アキ・カウリスマキやリム・ラムジーらカンヌ国際映画祭で高く評価される監督、さらには『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドク役でおなじみクリストファー・ロイド、『トランスフォーマー』でブレイクしたシャイア・ラブーフといった俳優たちまで、多彩で豪華な顔ぶれ。

 さらに過去の映画祭受賞作品を再上映する〈グランプリ&オーディエンスアワード〉や、映画祭15年の上映作品の中から映画祭スタッフが厳選した〈映画祭セレクト〉にも注目を。過去の映画祭で見たあの作品をもう一度見たいという人はこの機会をお見逃しなく。(会場:押上/原宿/横浜)

AWARD ミュージックShort部門

 映画のようにドラマティックなストーリーを楽しめるミュージックビデオ作品の数々や、アーティストの楽曲をモチーフにフィルムメイカーたちがオリジナルの物語を作り上げたショートフィルムなど、音楽と映像のコラボで生まれた作品を満喫できる人気部門。

 今年はデヴィッド・ボウイ『The Stars(Are Out Tonight)』PVや、倖田來未×蜷川実花×安野モヨコがコラボした『ピンクスパイダー inspired by バッファロー5人娘』、初公開となる原田眞人監督がメガホンをとったスキマスイッチ『スカーレット』PVフルバージョンなど国内外の豪華作品が勢ぞろい。MAY’SやAIの楽曲を使用した、本映画祭ならではのオリジナルショートフィルムにも注目。他にもケツメイシや湘南乃風らの参加作品も登場する豪華な部門だ。(会場:原宿/横浜)

今年はUULAアワード新設!
 今年の映画祭では、スマートフォン向け総合エンタメアプリ・UULAとのコラボで〈ミュージックShort部門〉に、新たにUULAアワードを新設。このコラボのもと、アーティストの楽曲をモチーフにしたオリジナルショートフィルムが製作されることが決定。UULAアワード受賞者は、この製作プロジェクトの監督の1人に選出され、完成した作品はUULAで独占先行配信される。

AWARD 地球を救え!部門

 地球温暖化防止のための国民運動〈チャレンジ25キャンペーン〉との連携により設立された〈ストップ!温暖化部門〉が、今年は新たに〈地球を救え!部門〉として生まれ変わり、さらに多彩な映像作品が紹介される。“映像の力を信じて、地球を救え!”をコンセプトに、今年も世界各国からシリアスなものからコメディーまで、バラエティー豊かな作品が集結。155作品の中から厳選された7作品が上映される。優秀賞の他、J-WAVEのリスナー審査員が選ぶ〈J-WAVEアワード〉も選出される。ショートフィルムを楽しみながら、知らなかった事実に触れたり、地球環境について考えることができる有意義な部門だ。(会場:原宿/表参道/横浜)

AWARD CGアニメーション部門supported by デジタルハリウッド

 世界各国の優れたCGショートフィルムが集結する人気部門。IT関連およびデジタルコンテンツの人材を育成するデジタルハリウッドとのコラボにより開催される。3年目を迎えた今年は147作品から厳選された20本を上映。ファンタジックな感動作があったり大人向けの作品があったりと、ハイレベルな作品の数々を通して、CGアニメの多様性を再発見できる部門となっている。元ピクサーのトップクリエイターが手掛けた特別上映作品『アルマ』など、すでに国内外で高い評価を得ている作品も少なくなく、作品レベルの高さは太鼓判。コンペ出品作はCG技術だけでなく作品としての魅力など、多角的な視点で審査される。(会場:原宿/横浜)

PROGRAM アカデミー賞プログラム

 米国アカデミー賞公認映画祭だからこそできるスペシャルなプログラム。第85回(2013年)の米国アカデミー賞短編実写部門受賞作品『リッチーとの一日』(ショーン・クリステンセン監督作)を含むオスカー受賞作&ノミネート作品5本を一挙上映! 世界有数の映画祭が認めたショートフィルムならではのクオリティーには、クリエイターも映画ファンも注目だ。(会場:押上/原宿/横浜)

PROGRAM 本年度 特別製作作品

 世界から集まる出品作とともに注目したいのが、SSFF & ASIAの特別製作作品だ。今年の映画祭で上映されるのは、SSFF & ASIA のコンテンツブランド・ShortShortsとスカパー!の共同製作による初オリジナルショートフィルム『消しゴム屋』、沖縄国際映画祭とのコラボ作品として製作された、なだぎ武出演のコメディー『死神失格』、Jリーグ20周年記念特別製作作品『旅するボール』、東京スカイツリー開業1周年記念のコラボショート『TOKYO SKY STORY』の4作品。いずれもドラマや映画で活躍する俳優が出演。ショートフィルムで輝く彼らの存在感にも注目を!

PROGRAM フットボールプログラム  presented by J.LEAGUE

 フットボールをテーマにした世界のショートフィルムを紹介し、“スポーツの持つ力”を“映像の力”で発信する人気のプログラム。2011年に始まり3回目を迎える今年は、Jリーグ20周年を記念し豪華作品が勢ぞろい。(会場:押上/原宿/横浜)

EVENT 円谷プロ特撮ナイト  

 日本で最初の本格的特撮テレビ映画『ウルトラQ』と、その“セカンドシーズン”として新たに製作された『ネオ・ウルトラQ』を中心に、円谷プロの名作の数々をオールナイトで上映。特別ゲストも来場予定。(会場:六本木)

EVENT LEXUS SHORT FILMS &トークイベント

 レクサスが「Life is Amazing」をテーマに米映画界のカリスマ、ハーヴェイ・ワインスタインの協力により製作したショートフィルム5作品を国内映画祭初公開。上映後は豪華ゲスト来場のトークイベントも予定。(会場:表参道)

EVENT クリエイターズセミナー

『KAMIKAZE TAXI』『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』など数多くの傑作を手掛けた原田眞人監督による、クリエイター志望者、必聴セミナー。現役活躍中の監督ならではの豊富な経験、鋭い視点により、将来の映像ビジネスについて語る!(会場:原宿)

今年は無料上映や共通1日券でお得に楽しもう

 1999年の初年度開催日にちなみ、昨年に制定された6月4日の『ショートフィルムの日』には、なんと映画祭開催中のラフォーレミュージアム原宿と、ブリリア ショートショート シアター(横浜会場)で上映されるすべてのプログラムを無料で鑑賞できる。他にも、表参道と押上、原宿と横浜など、同日開催しているいずれの会場でも1日中すべてのプログラムが鑑賞できる共通1日券などもお得!

スリムクラブ、映画出演わずか7秒なのにNGを連発!?

2013.05.24 Vol.591

20130524a.jpg 東京スカイツリー開業1周年記念に製作された特別ショートフィルム『TOKYO SKY STORY』の完成披露記者発表が23日、東京スカイツリーのスカイアリーナで行われ、映画に出演した内間政成、真栄田賢(スリムクラブ)らがレッドカーペットに登場した。


 同作は、国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2013』と、開業1周年を迎えた東京スカイツリーとのコラボ企画で製作されたショートフィルム。


 出演時間約7秒というカメオ出演を果たしたスリムクラブの2人。わずか7秒の演技にもかかわらず「5回NGを出しました」と内間が明かすと、真栄田も「監督も"動物より(撮影が)難しい"と言ってた」と暴露。


 またこの日は、東京スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」そして映画コメンテーターのLiLiCoも登場し会場を盛り上げた。
『TOKYO SKY STORY』は、開催中の『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2013』で上映される。


 

谷原章介”ラーメンの神様”から技を伝授!?

2013.05.23 Vol.591

20130523a.jpg 映画『ラーメンより大切なもの 東池袋大勝軒50年の秘密』の特別イベントが22日、東京・東池袋にあるラーメン店・東池袋大勝軒で行われ、ナレーションを務めた俳優の谷原章介が登場した。


 同作は"ラーメンの神様"と呼ばれる、大勝軒創業者の山岸一雄氏の姿を、10年以上にわたってカメラで追い続けたフジテレビのドキュメンタリー番組の映画化。


 この日は、すでに引退した山岸さんもイベントに出席し、谷原とともにラーメンへの愛を語った。ラーメン好きで「山岸さんが厨房にまだ立っているとき食べに行ったことがある」という谷原は「今回、ナレーションを務めさせては頂きましたが、こうして山岸さんと対面できて、一ラーメンファンとして無上の喜びです」と感激しきり。

 

 さらに谷原は、この日"1日ラーメン大使"として、ラーメン作りに挑戦。店員や山岸さんから盛り付けなどを教わり、おいしそうな中華そばを完成させた。出来上がった中華そばを試食した山岸さんも「おいしいですよ」とお墨付き。


谷原は「お客として食べに行くだけでは見られない裏側を知ることができる作品。山岸さんが100の店があれば100の味があるとおっしゃていましたが、そこにはまた、100のストーリーがあるんでしょうね」と映画をPRした。


 映画は6月8日よりシネマサンシャイン池袋他にて公開。

ONE OK ROCK アルバム収録曲が『キャプテンハーロック』主題歌に

2013.05.21 Vol.591
20130521b.jpg
 松本零士の代表作のひとつ『宇宙海賊キャプテンハーロック』を原作とした、CGアニメ映画『キャプテンハーロック』(9月7日公開)の主題歌を、人気ロックバンドONE OK ROCKが担当することが分かった。曲は『Be the light』で、同バンドの最新アルバム『人生×僕=』の収録曲。
  
 バンドは、「世界中で起きている人間の力ではどうにもならない悲しい出来事に対して、バンドマンとして一人の人として自分たちの気持ちを表現した曲です。この映画と交わることで、ONE OK ROCKだけの世界観とはまた違った形で色々な人達の暗闇が光に変わることを心から願っています」と、コメントを寄せている。

 9月7日に公開。


(C)LEIJIMATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners

きゃりーと剛力が「のりカエて」!

2013.05.20 Vol.591

 auの新機種とサービスの発表会が20日、都内で行われ、CMキャラクターを務める剛力彩芽と、新CMへの出演が決定したきゃりーぱみゅぱみゅが登壇した。2人とも20歳と同い年だが、きゃりーは「(剛力は)大人っぽくて同い年には見えないですが、一緒に盛り上げていきたい」と、意気込みを寄せた。

 初共演となるCMは、ドッキリなどユニークなCMシリーズの最新作。先日撮影したばかりだそうで、剛力が架空の歌番組の司会者となって、きゃりーが歌やダンスを披露する内容。剛力が、きゃりーの名前を読み上げるのが難しかったことを振り返ると、この日の司会者も力強く同意。ただ、練習は重ねたそうで「私の司会っぷりにも注目してください」と、力強くPRしていた。

 CMソングは中田ヤスタカによるきゃりーの新曲。auへの乗り換えをアピールする内容で、映像はもちろんCMソングの歌詞にもカエルがたくさん登場する。きゃりーは「小さいお子さん、学校でも、ノリノリで歌って踊ってくれるのではないでしょうか」と自信たっぷりだった。

 CMは、6月以降順次オンエア。

“美男”イ・ホンギ 映画初主演作をひっさげ来日

2013.05.17 Vol.591

20130517a.jpg 韓国映画『フェニックス~約束の歌~』の来日会見が15日、都内にて行われ、主演のイ・ホンギが登壇した。

 韓国の人気ロックバンド・FTISLANDのメインボーカルとして活躍するイは、韓国ドラマ『美男(イケメン)ですね』で俳優としてもブレイク。本作でファン待望の銀幕主演デビューを果たした。 

 トラブルを起こし社会奉仕活動をすることになった人気アイドルが、訪問先のホスピスで患者たちと触れ合うことで成長していく姿を描く。


「本作に出演したことで「後悔しない人生を生きようと思いましたし、いろいろ考えるきっかけになりましたね。家族や周りの人の大切さにも改めて気づきました」と語るイ。もし余命数か月と宣告されたらという質問に、イは「僕はたぶんホスピスには行かないです。世界一周とか、これまで時間がなくて出来なかったことがしたいから。死ぬ前に絶対やっていみたいことってあるじゃないですか、銀行強盗とか(笑)」とジョークを交えて答え、記者たちを笑わせた。また「演技と音楽を50パーセントずつでやっていくのが夢でした。その夢をかなえるために、今度の映画でも努力しました」と語り、歌手としても俳優としても活躍することをファンに約束した。


 映画『フェニックス~約束の歌~』は、6月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかで全国公開。

亀梨和也・主演映画”33人役”でパニックに? KAT-TUNサプライズで主題歌披露

2013.05.15 Vol.591

2013515a.jpg 人気グループ・KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める映画『俺俺』の会見と完成披露試写会が14日、都内にて行われ、一人で33人役を演じた亀梨と、共演の内田有紀、加瀬亮、三木聡監督が登壇した。


 オレオレ詐欺をしてしまった主人公が、自分と同じ顔の"俺"たちと出会い意気投合するが、"俺"がどんどん増殖し、ついには互いに"削除"し始める...という物語。イタリアのウディネ映画祭でも上映され、亀梨は観客賞を受賞した。
 ウディネ映画祭では、観客と一緒に本作を鑑賞したという亀梨。「お客さんと一緒に出演作を見るのも人生で初めてのことで、しかも海外とあってどんな反応が来るのか、会場に入る前はビビッてました(笑)」と言いながらも「入ってみたら満席で、自分が"来るぞ"と思ったところで笑いが起きた」と、手ごたえを感じた様子。とはいえ、1人で33人を演じるのは並大抵の苦労ではなかったようで「最初に完成作を見た直後は放心状態で、1人になりたいと思いました(笑)」と当時の心境を明かした。そんな亀梨の様子を間近で見ていた加瀬も「いきなり(亀梨が)トースターを持って"食べたくなって"とモチを焼き始めた。普通のことのように言っていたけど、どう考えても普通じゃなかった」と"奇行"を暴露。亀梨は「ランナーズハイというかアクターズハイになっていた」と苦笑していた。
 またこの日はKAT-TUNのメンバーがサプライズで登場。主題歌『FACE to Face』を観客の前で披露し、イベントを盛り上げた。


『俺俺』は5月25日(土)より全国にて公開。

松本人志監督4作目、豪華女優陣の露出満載で”R100″指定!?

2013.05.14 Vol.591

20130514a.jpg お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が監督を務める映画『R100』の製作報告会見が13日、都内にて行われ、松本監督と、俳優の大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、渡辺直美、前田吟、松尾スズキ、渡部篤郎という主要キャストが勢ぞろいした。

 同作は『大日本人』『さや侍』などを手掛けてきた松本監督の第4作目。大森演じる謎のクラブに入会した男と、大地、寺島、冨永らが演じる個性的な女たちの物語とのことだが、監督はじめ出演者は「どんな映画だと言ったらいいか分からない」と口を揃え、内容についてはほとんど明かされないままという、松本監督らしいユニークな報告会見となった。
 

 冒頭「まだ内容のことをあまり話せないんですけど」と前置きした松本監督。「規制にとらわれない映画を作りたいという思いがあって"R指定"を念頭においた『R100』というタイトルになりました。でも別に100歳以上しか見られないわけではないんで、世界観にとらわれず、頭をすっとばして見て頂ければ」と語り、具体的な内容には触れずじまい。

 出演者たちも同様で、「どんな映画ができるか楽しみ。現場の感じからすると映画の常識を軽く超えているのでは」と大森が語れば、渡部も「芸術映画なんだと思って、ずっとよく分からないまま演じていました」と明かし、松本監督も苦笑。さらに女優陣に至っては「とにかく露出が多かった」(冨永)、「産後復帰1作目がこの映画で大丈夫かと夫に相談した。衣装合わせのときが一番恥ずかしかった」(寺島)、「とにかくほとんど出ちゃってる」(渡辺)、「初めて体験したことばかりだった」(大地)と意味深なコメントが続き、記者から「つまり露出の高い映画?」と質問された監督は「それしか伝わらないですよね」と、またまた苦笑していた。
 

 映画『R100』は10月5日より全国公開。

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