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今田耕司「時代を切り取っている番組です」

2016.11.27 Vol.679

 

 さまざまな番組で名MCとしてその手腕を振るう今田耕司が、「BSスカパー!」のために、ひと肌脱ぐ。「BSスカパー!」認知度をさらに上げるために『地上波ではぜったり見ることができない番組』を制作する。

 昨年、田村淳、劇団ひとり、加藤浩次が同じ目的で三者三様なオリジナル番組を制作して好評を博した。今田の番組でもう一押ししようというのが狙いだ。

 プレッシャーがかかる状況下で、今田が提案したのは『裏ものまねチャンピオン決定戦』だ。地上波では放送できない裏ものまね芸人が集結し、放送コードギリギリのものまねを披露。今田のジャッジでチャンピオンを決定する。世界を騒がせた人、国内をザワつかせた人など禁断のものまねが飛び出すという。

「裏テーマとして時代を切り取っている番組です(笑)。旬なこと、時代を反映した出来事、地上波ではできないこと、をモノマネしてくれています。地上波が染みついているのでカメラで言ったことのない放送禁止用語を話したときに汗がプシャーって出ちゃいましたね。こっちになれないように気を付けないと…」と、今田は収録を楽しんだよう。

 今田をサポートした河本準一(次長課長)は、「ものまね芸人さんはオーディションに行くんですけど、ほとんどの人が落ちて、落ちた人は来年なんです。その人たちの受け皿がようやくできた、“時は来た!”という感じです。(番組では)まさかあの人が、あんなことをするなんて…。普段、見られないコラボが登場しますよ」と、今田が力を注いだこの番組に胸を張る。

「第2回があるとすれば、どんな事件、どのような時代の流れなのかが分かる、外国のちょっとインテリジェンスな番組を目指します」と、今田。それは「時代を切り取っている」本番組の進化系か?

 BSスカパー!にて12月16日深夜1?2時で放送。

 

伊原剛志が食の天才を熱演! 築地の「おいしい」いっぱいのドラマ『ヤッさん〜』人気上昇中

2016.08.22 Vol.673

 

『ホームレスの矜持ってもんがあるんだよ…!」。伊原剛志が、築地を走り、時には新大久保までも走っちゃう人情喜劇、金曜8時のドラマ『ヤッさん〜築地発!おいしい事件簿〜』(毎週金曜夜8時、テレビ東京など)。放送回を重ねるほどに、その楽しさがじわじわと広がっている。

 金曜よる8時という、かなりの人がおなかをぐうぐうと言わせている時間帯に、日本蕎麦、韓国料理、ビーフシチュー、そして揚げたてのカキフライと、おいしいものが次々と画面に映し出される。見ているほうは、自然と唾液をごくり、だ。でもその料理、たいていの場合が危機にさらされていて……。

 いろいろな「おいしい」はタダではやってこない。このドラマでは、たくさんの問題と一緒にやってくる。グルメレビューサイトへの心ない書き込み、自慢の味を広くに届けたいと思ったゆえの店拡大が招いた不運、父と息子の対決……。宿なし無一文だが食の天才のヤッさん(伊原剛志)は毎回、弟子のタカオ(柄本佑)とともに、築地を走り回りながら、そういった問題をシアワセなカタチで解決に導いていく。

 なぜヤッさんはそこまで付き合うのか——。放送回を重ねるなかで、ヤッさんのミステリアスな過去も少しずつ明らかになってきている。腹筋背筋とランニングにいそしむヤッさんは、かつては料理人で自分の店をオープンさせる寸前だったことなど、ヤッさんの過去は、今後のドラマの展開にも大きな影響を与えていきそうだ。

「食べ物を誰よりもおいしそうに食べられる」と自負するという伊原の食べっぷり、実際に築地の仲買人を招いての築地セットを制作したエピソードなど、メインのストーリー以外の部分でも楽しめる。1度はもちろんリピートして味わいたい作品だ。

 ドラマもいよいよ半分まで来たというところ。ここから1話も見逃せないぞ!
『ヤッさん〜築地発!おいしい事件簿〜』は、毎週金曜夜8時、テレビ東京などで放送中。

米倉涼子『かげろう絵図』に臨んで時代劇の大切さが分かった

2016.03.27 Vol.663

 松本清張の傑作時代サスペンス『かげろう絵図』がスペシャルドラマとして放送される。主演は米倉涼子だ。

「どろっとしている時代劇を見てみたい、感じてみたいなと思っていたので、すごく楽しみにしていました。松本清張さんの作品って、どろどろしていて、重厚で、見ごたえがあって。でもどこかさっぱりしている、すっきりしそうなところがあると思います。松本清張感がどういう形になって出来上がってくるのか楽しみにしていただければ」

 米倉が演じるのは、殺された父の敵である現政権の悪事と裏事情を探るために大奥に滑り込む勇敢な女性、縫(ぬい)。

「撮影は新鮮でした。時代劇の経験は大河ドラマの『武蔵 MUSASHI』のみで、田舎の娘の役でしたから、大奥とは別世界なんです。着物はまくりあげてるし、草鞋を履いていました。だから今、寝屋に入るときにいろいろ人が見張っていることだとか、着物の裁き方のようなちょっとしたこと、すべてが新鮮でした」

 撮影中、頼りになったのが、山本耕史、夏川結衣、津川雅彦といった共演者だ。

「津川さんは心の支えでした。時代劇はどうしておけば大丈夫とか、作品の世界に踏み込む前の段階から支えになってくださいました。山本さんや夏川さんからは、時代劇は落ち着いていなきゃいけないんだなってことを。みなさん余計な動きをしないのに、すごく何かが伝わってくる。その感じを教えてもらった気がします」

「イキイキと体を動かせるもの、ミュージカルとかに興味があって、これまで時代劇には全然興味がなかった」という米倉だが、この作品に出会ったことで、時代劇に対する思いも変わった。

「着物をこう着ると美しいとか、持ち道具さんが持ってきてくださる道具だとか、知らない世界がこんなにもあるんだって思いましたし、日本人であるかぎり、時代劇って大事だなってことも思うようになってきました。機会があれば、また京都に行って新しい思いを感じたいと思っています」

 フジテレビ系にて4月8日午後9時から。

東野と岡村、『旅猿』新シーズンは「ジミー大西次第」

2016.03.09 Vol.661

 東野幸治と岡村隆史による人気旅番組『旅猿』が4月から新シーズンを迎えることになった。最新シーズンの旅はジミー大西がプロデュース。岡村は「いいスタートが切れるかどうか、全部ジミーさん次第です」とコメントを寄せている。

 今回の旅でシーズン9を迎える。東野は「楽しくやらせていただきたい」と語りつつも、「一発目はジミー大西さんのプロデュースでございますので、久しぶりに楽しみでもあり、少し不安もあります」と不安を隠さなかったが、「なぜ今、精力的にテレビに出ているのかっていうのを聴きながら、旅を進行していきたい」と抱負を語った。

 同シリーズはDVDも好調。累計で80万枚を売り上げている。岡村は「これでまた旅が続けられますから、ありがたい」。東野は「買った方も幸せになって、売った会社も少し幸せになって、我々もちょっと幸せになって、みんながちょっとずつ幸せになってくれたらありがたい」と、話した。

『旅猿』シリーズは、東野と岡村が気の向くままに勝手な旅をすることをコンセプトにした番組。『東野・岡村の旅猿9 プライベートでごめんなさい…』は日本テレビ系にて、4月3日あさ10時55分スタート。

大谷ノブ彦とマキタスポーツ、『キキマス!』名物グルメコーナーがテレビに!

2016.02.10 Vol.660

 本紙でコラム連載中の大谷ノブ彦と、マキタスポーツがグルメに潜む謎について熱を帯びたトークを展開する『グルメの迷宮』が、FOD(フジテレビオンデマンド)で配信中だ。
 
『グルメの迷宮』は、ラジオ番組『大谷ノブ彦 キキマス!』(ニッポン放送、毎週月~木、13~16時)の同名のコーナーから派生した番組。このコーナーでは、朝食バイキング、クリームシチュー、インスタント袋麺、海鮮丼など毎回テーマを掲げて、食べ方や自身を含めリスナーからも寄せられた流儀などをぶつけ合いながら、その魅力に迫っていくというもの。食に独特のこだわりのある2人の人生訓までも飛び出す熱っぽいトークも人気だ。

 FODでは全10話が一挙に配信されている。『カップ麺オススメのカスタムは?』『目玉焼きの黄身いつつぶす?』『揚げ物ナンバーワンは一体何?』『崎陽軒のシウマイ弁当何から食べる?』など、気になるタイトルがならぶ。

 FOD会員ならば視聴は無料。視聴するためには、FODのいずれかの月額コースに登録が必要になる。

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