ONE Championshipの「ONE Friday Fights 81」(9月27日、タイ・ルンピニースタジアム)で復帰戦に臨み、逆転のKO勝ちを収めたK-1 WORLD GP 3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が試合後、改めてONEムエタイ世界フライ級王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)との対戦に意欲を見せた。
武尊はこの日、タン・ジン(ミャンマー/Taw Win Ayeyar Club)と対戦した。1Rにタン・ジンの左フックでダウンを奪われるまさかの展開となったが、2Rに三日月蹴り、ヒザ蹴りなどボディーへの集中攻撃でダウンを奪い、最後はパンチの連打で2度目のダウンを奪い逆転のKO勝ちを収めた。
武尊は試合後以下のコメントを出した。
― ONE初勝利、おめでとうございます!今の率直な気持ちを教えてください。
「最高にうれしいです。やっとONEで勝てました。ONEルンピニーの雰囲気はめちゃくちゃ異様というか、それは盛り上がる試合出るよねっていうお客さんの熱でした。最高ですね」
― 三日月蹴りは狙っていましたか?
「そうですね。狙っていました。でも意外とリーチが長くて最初入りにくくて、なのでコンパクトにって感じでした」
― KO勝利した後の気持ちはどうでしたか。歓声もものすごかったです。
「勝ったのが1年半ぶりなんですよ。だからうれしさが違いました。勝ったことだけで本当に、本当にうれしい。ギリギリの判定でも勝ちたかったので」
― 1R、ダウンを奪われた瞬間、どう思いましたか?
「フラッシュダウンみたいなもので、あまり効いてはいなかったです。ちょっとびっくりしましたね。思ったよりスピード高くて。でもおかげで、盛り上がる試合ができたので、(お客さんへの)良い挨拶になりました(笑)」
― ロッタンとフェイスオフして、率直な気持ちを教えてください。
「やっと向かい合えたなって。前回はロッタンが怪我をして流れちゃったので。すれ違って、すれ違っていたのが、やっとこっちは準備できましたよっていう状態になれた」
― ロッタンと戦ったらどのように戦いたいですか
「格闘技人生で一番の打ち合いをしたいですね。最高の打ち合いをして、最高のKOを見せます」