「RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA」(11月17日、愛知・ポートメッセなごや 第1展示館)の追加カード発表会見が10月7日、リモートで開催された。
同大会については9月29日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN.48」のリング上で大会の開催と一部対戦カードが発表されていた。
この日はイゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)の対戦相手がマルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)となることが発表された。柔術の黒帯を持つ者同士の対戦となる。
柔術で多くの大会で優勝した実績を誇るイゴールはQUINTETで名を広めると2021年11月にMMAプロデビュー。2022年12月の巌流島ではメルヴィン・マヌーフにヒールフックを極め一本勝ちを収めた。RIZINには昨年7月から参戦。阿部大治、ANIMAL☆KOJI、安西信昌を相手にいずれも1Rでサブミッションで一本勝ちを収め、一気にウェルター級のトップ戦線に躍り出た。しかし今年3月の「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」ではストラッサー起一と対戦の予定だったが規定体重を3.25kg超過し試合を成立させることができず。その経緯も踏まえ、今後は階級を上げて世界を目指すことを「RIZIN.48」のリング上で自らの口で発表していた。今回はライトヘビー級(93.0kg)での参戦となる。
ヨシオはライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザの兄。こちらも柔術で数々の輝かしい実績を残し、2012年からMMAに挑戦。REAL Fight Championshipウェルター級王座決定トーナメントで初代王者に輝く。RIZINには2019年10月に初参戦し中村K太郎と対戦もTKO負け。2度目の参戦ではファルコ・ネトに1RでTKO勝ちを収め本領を発揮。しかし2022年7月には阿部大治にKO負けを喫し、試合後の会見で現役引退を表明。今回はそれ以来の試合となる。プロ戦績は12戦9勝3敗。
この日の会見ではこのカードの他に元RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)vs摩嶋一整(毛利道場)戦、「堀口恭司包囲網」と題されたフライ級の4試合など計本戦11試合、オープニングファイト4試合が発表された。