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トランプ氏「TPP離脱」表明

2016.11.25 Vol.679

 トランプ次期米大統領は21日、ビデオメッセージを発表し、就任初日に「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)から離脱する意思を表明する」と宣言した。トランプ氏が大統領選後にTPP離脱に言及するのは初めて。トランプ氏はメッセージで、「就任初日に起こせる行政府としての行動」を列挙。その1番目としてTPP離脱宣言を挙げた。その上で雇用や産業を米国に取り戻すため、2国間の自由貿易協定を目指すとしている。

 今回、トランプ氏は記者会見などは行わず、動画サイトを通じて国民に直接訴える手段を選んだ。大統領に当選してから約2週間が経過しても、報道陣との記者会見を行わないのは異例の事態。

 また22日には米紙ニューヨーク・タイムズの本社を訪れて同紙のインタビューに応じ、大統領選の民主党候補だったクリントン前国務長官の私用メール問題などで訴追を求めない考えを正式に明らかにした。大統領選で同紙の社説はクリントン氏支持を表明。選挙戦関連の報道でもトランプ氏による過去の「課税逃れ」や「性的嫌がらせ」の疑惑を追及し、トランプ氏から激しく罵倒されていた。

 同紙によると、トランプ氏はこの日、一連の報道に改めて不満を表明する一方、同紙を「尊敬している」と述べ、良好な関係を結びたい意向を示したという。

TOKYO[5weeks]TOPICS 10/21〜11/27

2016.11.11 Vol.678

Last 3weeks

10月21日(金)
◆鳥取で震度6弱の地震が発生

10月22日(土)
◆プロ野球日本シリーズ開幕

10月23日(日)
◆俳優の平幹二朗さんが死去

10月24日(月)
◆電通の22時消灯始まる
◆プロ野球・広島のジョンソンが沢村賞を受賞

10月25日(火)
◆フィリピンのドゥテルテ大統領が来日
◆JR九州が上場、初値は3100円
◆高樹沙耶容疑者を大麻所持の疑いで現行犯逮捕
◆金田法相が「土人」は差別用語の認識を示す
◆バレーボール全日本男子の監督に中垣内氏、女子に中田氏が就任
◆仏政府が北野武さんにレジオン・ドヌール勲章を授与
◆豊洲問題で石原元知事の回答公開

10月26日(水)
◆東日本大震災の大川小訴訟で石巻市に14億円の賠償命令
◆富士山初冠雪
◆日本トップリーグ連携機構の川淵会長が五輪競技会場見直しに異論

10月27日(木)
◆三笠宮さま逝去

10月28日(金)
◆草間彌生氏ら6人に文化勲章
◆横浜で登校中の小学生の列に車が突っ込む
◆『ペンパイナッポーアッポーペン』がギネス世界記録のピコ太郎が日本外国特派員協会で記者会見

10月29日(土)
◆サッカーJ1で浦和が2ndステージ優勝
◆プロ野球日本シリーズで日本ハムが10年ぶりの日本一

10月30日(日)
◆小池都知事の政治塾「希望の塾」開塾、2900人が参加
◆イタリアでM6.6の地震
◆全日本テニスで18歳の綿貫陽介が優勝

10月31日(月)
◆欅坂46がハロウィンライブで着た衣装がナチス・ドイツの制服に酷似しているとしてユダヤ系人権団体が謝罪を求める

11月1日(火)
◆将棋の二上達也九段が死去
◆吉田沙保里が母校の至学館大の副学長に就任
◆欅坂46所属レコード会社が謝罪

11月2日(水)
◆プロ野球・日本ハムの吉川、石川と巨人の大田、公文が2対2のトレード
◆米大リーグ・ワールドシリーズでカブスが108年ぶりの世界一

11月3日(木)
◆サッカーJ1の名古屋がJ2降格

11月4日(金)
◆TPP承認案を衆院特別委で可決
◆慶大が集団乱暴疑惑の学生4人に無期停学処分
◆プロ野球・広島の黒田が引退会見

11月5日(土)
◆韓国で朴大統領の退陣求める数万人規模の抗議集会
◆プロ野球・広島のVパレードにファン31万人
◆サッカー、東京ユースの久保建英がJリーグ最年少デビュー

11月6日(日)
◆明治神宮外苑のイベント会場で火災が発生し5歳男児が死亡
◆韓国検察が前大統領秘書官を職権乱用などの容疑で逮捕
◆サッカー、闘莉王が退団

11月7日(月)
◆厚生労働省が電通に強制捜査
◆イラクで拘束されていたジャーナリストの常岡浩介さんが解放

11月8日(火)
◆博多駅前の道路が陥没
◆鶴保庸介沖縄・北方担当相が「土人」発言を差別と断定せず
◆英王室がヘンリー王子と米女優のメーガン・マクールと交際していることを認める声明を発表
◆米大統領選でドナルド・トランプ氏が当選(日本時間9日)

11月9日(水)
◆東京地方で木枯らし1号

今週の一言【2016.10.21〜2016.11.10】

2016.11.11 Vol.678

 米大統領選でのトランプ氏の勝利について、経済同友会の小林喜光代表幹事「驚きだ」(9日)→このクラスでも分析できてなかったの?

 鶴保庸介沖縄・北方担当相「『土人である』と言うことが差別であると断じることは到底できない」(8日の参院内閣委員会で)→ある意味、画期的な判断ですぞ。

 J2降格が決まり、名古屋を退団することになった闘莉王がフロントを批判「“また同じ失敗を繰り返すのかな”と、しみじみ感じてます」(8日、羽田空港で)→中日といい、グランパスといい…。

 広島の黒田が新井について「この後、ここでFA宣言の会見をすると言っていた。できるなら、そちら側(報道陣側)で聞きたいと思います」(4日、引退会見で)→最後までいい関係。

 日本トップリーグ連携機構の川淵三郎会長が東京五輪でバレーボールの会場となる有明アリーナが見直し対象になっていることについて「今後の文化活動において、新しいアリーナをつくることが絶対に必要と確信している」「横浜(アリーナ)は15年1年間でスポーツに使ったのはたったの1日。それでは、今後の(スポーツの)レガシーとして残らない」(10月26日、会見で)→で、バレーボールは客が呼べると?

 リオ五輪柔道女子57kg級銅メダリストの松本薫が結婚を発表「妻でも野獣、ママでも野獣」(2日、会見で)→柔道界の定番?

KEY WORD で見るニュース【2016.10.21〜2016.11.10】

2016.11.11 Vol.678

年収103万円
 パート主婦などが配偶者控除を受けるための上限の金額。

 政府税制調査会は9日、所得税改革について議論し、配偶者控除の見直しに関し、103万円以下としている配偶者の年収要件の引き上げ案を提言に入れる方針を決めた。税収が減らないよう「税収中立の堅持」を掲げ、所得の高い一部世帯を控除適用から除外するなど所得制限の方向性も示す。配偶者控除の廃止や、配偶者の年収を問わずに適用する「夫婦控除」への転換など、これまで示してきた3案も提言に盛り込み、年末の与党税調の議論のたたき台にする。

オプジーボ
 日本発の画期的な免疫療法薬として、皮膚がんの一種であるメラノーマの治療薬として26年9月に発売された、高額ながん治療薬。

 政府が年度内にも価格を50%引き下げることで調整していることが9日、分かった。
 当初は患者が年470人と少数に限られると見込まれたことから、100ミリグラム約73万円の高額な薬価だったが、昨年12月から肺がんにも保険適用となり対象患者が数万人に拡大。欧米の価格が日本の半値以下であることも問題視され、30年に予定される次回の薬価改定を待たずに値下げを行うことになり、値下げ幅が焦点となっていた。

iモード
 NTTドコモが従来型携帯電話(ガラケー)向けのインターネット接続サービス「iモード」に対応した端末の出荷を年内をめどに終了し、在庫販売だけにとどめることになった。平成11年の販売開始から18年間での幕引きとなる。

 普及の原動力になったiモードメールの独自の絵文字176種類は今年10月、「携帯電話でコミュニケーションする上での革命的な変化に寄与した」として、米ニューヨーク近代美術館(Mo
MA)のコレクションにも加わっている。

57億円返還
 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は9日、東京都内で理事会を開き、都から追加で拠出を受けた57億円について返還することを正式に決めた。評議員会の承認を経て、今月中に都に返還する予定。

 組織委は平成26年1月、都と日本オリンピック委員会(JOC)が1億5000万円ずつ拠出して発足した。同年6月には都が57億円を追加拠出。出資比率が97.5%となったこともあり、都は組織委に対して指導監督を行う「監理団体」の指定に応じるよう要請していた。

小池都知事の「希望の塾」に全国から2902人が入塾

2016.10.31 Vol.677

 東京都の小池百合子知事が立ち上げた政治塾「希望の塾」の開塾式が10月30日、都内で開催された。

 この塾は、この夏の東京都知事選をきっかけに政治に関心を持ち始めた人々が、主義主張や党派を超えて幅広く集い、互いに学び合うことを目的に設立されたもの。全国から塾生を募集したところ4827人の応募があり、そのうち2902人が入塾。この日の入塾式に臨んだ。

 想像を上回る人数となったことにより、式は4回に分けて開催された。

 小池氏は挨拶で「東京や日本にはなんでもあるが、その東京に足りないものは希望」としたうえで、「行政、政治のツボを学び、政治への思いを深めていただく。そのことで都政、政治の質を高めていきたい」と話した。

 この日は高野之夫豊島区長が地方自治などについて講演。今後は来年3月まで月1回のペースで講義や意見交換を実施する。

大丈夫?って思ったでしょ!?シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎II ワンピース』【腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ!】

2016.10.24 Vol.677

 ええ、思いました。歌舞伎で『ワンピース』って…それ、大丈夫!? と。「上演が決まった時、実際にそういう声は少なからずあったようです」と宣伝の小松平さん。

「でもそれが実際に上演されると、『ワンピース』の世界観が見事にスーパー歌舞伎になっていると絶賛の声が広がってチケットが完売状態になることもありました」。そんな話題作がついにシネマ歌舞伎として公開。公演を見逃した人も楽しみでしょうね。

「公演を見たかった方、衣装やセットなどの細かいところも改めてじっくり見たい方にもオススメなんですが、本作は一本の映画として楽しめるのもポイントです。ルフィ役を演じている座長の市川猿之助さんの希望もあって、子どもや年配の方も楽しめるよう2時間以内に編集されています。さらに映像も舞台をそのままただ映しているのではなく、カットごとに視点を変えたり、カメラを動かして臨場感のある映像を使うなど、シネマ歌舞伎ならではの見ごたえを楽しめますよ」。

 もともと歌舞伎はお好きだったんですか?
「実はそれまで歌舞伎座で観劇したことが無かったんですが、本作をきっかけに実際の舞台も見てみたくなり…歌舞伎座に通うようになりました(笑)。古典作品は気がねしてしまうという人でも、スーパー歌舞伎なら私のような初心者も夢中になれますし、さらに気軽に見ることができるシネマ歌舞伎は、子どもから大人にまでお薦めしたいです。若くてイケメンの役者さんもいっぱいいるので若い女性はとくに!」。江戸時代の女子も、こうして歌舞伎にハマっていったんだろうなあ…。

【KEY WORD で見るニュース】2016.10.7〜2016.10.20

2016.10.21 Vol.677

有識者会議
 天皇陛下が意向を示された「生前退位」への対応などを検討する安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合が17日開かれた。来月から始める専門家からのヒアリングを踏まえ、年明けにも論点をまとめる。有識者会議のメンバーは今井敬日本経済団体連合会名誉会長、小幡純子上智大学大学院法学研究科教授、清家篤慶應義塾長、御厨貴東京大学名誉教授、宮崎緑千葉商科大学国際教養学部長、山内昌之 東京大学名誉教授の6人。初会合で座長に経団連の今井氏を選出した。

抵抗3部作
 ポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ氏が9日、死去。90歳。ワウダ氏は1926年、ポーランド・スバウキ生まれ。国立映画大学で学び、対独レジスタンス運動に参加した体験を基にした「世代」(1954年)で監督デビュー。「地下水道」(1956年)、「灰とダイヤモンド」(1958年)を加えた3作品は、同国の苦難の歴史を描く「抵抗3部作」として国際的な評価を得た。

二重国籍問題
 民進党の蓮舫代表の日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」問題で、国籍法に基づき日本国籍を選択する宣言をした時期について明言を避ける蓮舫氏に対して安倍晋三首相は13日の参院予算委員会で「自身の責任で、国民に証明する努力をしなければならない」と対応を批判。蓮舫氏は15日に都内の区役所に提出した台湾籍の離脱証明書が受理されなかったことを明らかにし、戸籍法に基づき「(日本国籍の)選択宣言をした」と述べた。選択の宣言は今月7日付。蓮舫氏はこれまで「昭和60年1月、17歳で日本国籍を取得した」と説明。台湾籍の離脱は「台湾人の父が手続きを終えたと思い込んでいた」と述べていた。金田勝年法相は18日の記者会見で、一般論と断りながら、「法律の定める期限後に日本国籍の選択宣言を行った場合、それまでの間、国籍法上の国籍選択義務14条に違反していた」と述べた。国籍法は20歳未満の人が二重国籍になった場合、22歳までの国籍選択を定めている。蓮舫氏の場合、国籍法違反の状態が25年以上続いていた可能性が高まっている。

全館10時消灯
 大手広告代理店の電通に勤務していた高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺したことを受け、東京労働局の過重労働撲滅特別対策班などは14日、残業時間など従業員の労働実態を調べるため、労働基準法に基づき、同社を立ち入り調査。全社的に長時間労働が常態化している疑いもあるとして、名古屋、大阪、京都の各支社にも地元労働局が調査した。厚生労働省は18日には子会社5社にも立ち入り調査したことを明かした。

 立ち入り調査を受けて、電通の石井直社長は、残業を減らし労務管理の方針を刷新するとした緊急メッセージを全社員に発信。これを受け、電通は社員の帰宅を促すため24日から午後10時に全館を消灯することを決めた。

世界の都市総合力ランキング
 森記念財団・都市戦略研究所が平成28年版の「世界の都市総合力ランキング」を18日発表。8年連続で4位だった東京が初めて3位に躍進。訪日客の増加などで仏パリを抜いた。首位は英ロンドン、2位は米ニューヨーク。ランキングは文化・交流の他、経済、交通・アクセス、研究・開発など6分野で世界の主要42都市を評価している。

【今週の一言】2016.10.7〜2016.10.20

2016.10.21 Vol.677

 自由党の小沢一郎代表は民進党の蓮舫代表が新潟県知事選の最終盤になってから、野党3党(共産、自由、社民)が推薦した米山隆一氏の応援に入ったことについて「勝ちそうになったから応援に行くのは、野党第一党(の党首)として主体性がなさすぎる」。さらに米山氏の推薦を見送り、最後まで自主投票だったことについて「政権を取る気がないなら解散した方がいい」(18日、記者会見で)
→キビシー。でも正論。

 小池都知事が質問状に「記憶にない」などと答えた石原慎太郎元都知事について「これまで作家生活や都知事を続けたご功績を無になさらないようにしていただきたい」(14日、定例会見で)
→まったくだ。

「ゲスの極み乙女。」川谷絵音が「2018年に復帰なんて言っていない」(14日深夜、自身のツイッター)
→2017年に復帰ですか?

 宮城県の村井知事が東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会に「なんでもかんでもいちゃもんをつけてるようにしか見えない。あれじゃ、オリンピックうまくいかないんじゃないかと思います」(15日)
→同意。

 タレントの春香クリスティーンが交際相手について「若い頃の麻生太郎さんに似ています」(12日)
→これ聞いて、相手はどう思ったんだろう…。

 死刑制度を批判する瀬戸内寂聴さん「殺したがるばかどもと戦ってください」(6日、日本弁護士連合会のシンポジウムに寄せたビデオメッセージ)
→殺しちゃったばかってのはどういう位置づけなんすかね?

 セ・クライマックスシリーズ・ファーストステージで敗退した巨人の高橋由伸監督が「お互いに総力戦の中で精いっぱい戦った。その中で私の力不足を痛感した」(10日、試合後)
→巨人軍の野手出身の青年監督の初年度は呪われているらしいゾ。

小池都知事と会談のIOCのバッハ会長が4者協議を提案

2016.10.21 Vol.677

 東京都の小池百合子知事と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は18日、都庁で会談した。2020年東京五輪・パラリンピックの経費抑制に向けて小池氏が検討している競技会場の整備計画見直しについて、バッハ会長は都、政府、大会組織委員会、IOCの4者が実務レベルで協議する作業部会の設置を提案。小池氏も了承し、来月にも初会合が行われる見通しとなった。

 小池氏は3会場が見直しの検討対象であることを説明し、「世論調査で80%以上の人が賛成」と理解を求めた。ボート・カヌー会場を都臨海部の「海の森水上競技場」から東日本大震災の被災地にある宮城県登米市の「長沼ボート場」に変更する案などを検討していることから、それを念頭に「招致の際は復興五輪をうたっていた。それに資しているかが見直しのポイント」とアピールした。

 一方、バッハ会長は招致時に東京が提案したアスリートファーストの開催計画の履行を「大原則」と強調。「開催都市として選ばれた後にルールを変えないことが、東京、日本、IOCにとっても利益にかなっている」と語り、競技団体の反発が出ている見直しの動きを牽制した。

タイのプミポン国王死去

2016.10.21 Vol.677

2016.10.7〜2016.10.20【NEWS HEADLINE】PHOTO OF THE WEEK

有人宇宙船打ち上げ成功

2016.10.21 Vol.677

2016.10.7〜2016.10.20【NEWS HEADLINE】PHOTO OF THE WEEK

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