2016.4.22〜2016.5.5 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>
NEWS HEADLINEカテゴリーの記事一覧
トランプ氏が勝利宣言
米大統領選の共和党候補指名争いは3日、米中西部インディアナ州予備選で首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が勝利し、敗れたテッド・クルーズ上院議員(45)は選挙戦からの撤退を表明した。共和党全国委員会のラインス・プリーバス委員長は同日、ツイッターでトランプ氏が「事実上の党指名候補になる」との見解を示し、同氏は党の指名獲得を確実にした。また、米CNNテレビは3位のジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)も撤退する見通しだと報じた。
トランプ氏はニューヨークで勝利を宣言し、党内の融和を呼びかけるとともに11月の本選でクリントン氏を破る決意を表明した。
エンブレムがやっと決定
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は4月25日、新しい大会公式エンブレムを、最終候補4作品のうち日本の伝統色である藍色の四角形を組み合わせたチェック柄の「組市松紋」(A案)に決めたと発表した。作者は東京都在住のアーティスト、野老朝雄(ところあさお)さん(46)。エンブレム委員会は同日午前に開いた会議で委員21人が投票し、過半数の13票を獲得した野老さんの作品を選出。B案は1票、C案は2票、D案は5票だった。
夫婦でパラリンピック出場
視覚障がい者による柔道のリオデジャネイロ・パラリンピック日本代表候補選考会が4日、東京・水道橋の講道館で行われ、男子90キロ級の広瀬悠(36)と女子57キロ級の広瀬順子(25)が夫婦そろってリオへの切符を獲得した。ともに初出場となる。
他の階級は男子60キロ級は広瀬誠、同66キロ級は藤本聰、同73キロ級は北薗新光、同100キロ超級はパラリンピック2連覇を目指す正木健人、女子63キロ級は米田真由美が日本代表に内定した。
東京五輪・パラリンピックエンブレムが野老朝雄さんの「組市松紋」に決定
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は25日、都内で「東京2020エンブレム発表会」を開き、新しいエンブレムを発表した。
8日に最終候補4作品が公開され、17日までインターネットなどで国民の意見を募り、その声を鑑みた上で、この日開催されたエンブレム委員会で改めて投票が行われた。1回目の投票でA案である「組市松紋」が21人中13票を獲得。B案1票、C案2票、D案5票と、他の3作品を圧倒し、新エンブレムに選ばれた。
デザインしたのは野老朝雄(ところ あさお)さん。1969年生まれの46歳。東京造形大学卒業のデザイナー。
野老さんは会見で「ついさっき知ることになったので、頭の中が真っ白になっております。とても長い時間をかけて作った、わが子のような作品。これからいろいろな形で広がって、つながっていくことを…考えています。本当にありがとうございます」と挨拶した。
8日に公開された4作品は最終候補作品から1点、次点から2点、一度落選した作品から1点繰り上げというものだったが、野老さんの作品についてエンブレム委員会の宮田亮平委員長は「繰り上げでの作品ではない」とだけ語り、最終候補作品の1点だったかどうかについては明言を避けた。
【今週の“人”】田母神俊雄容疑者
平成26年2月の東京都知事選をめぐり、運動員に計480万円の報酬を支払ったとして、東京地検特捜部は14日、公職選挙法違反(運動員買収)容疑で、元航空幕僚長の田母神俊雄容疑者(67)=東京都世田谷区=と、当時の選対事務局長で会社役員の島本順光(のぶてる)容疑者(69)=墨田区=を逮捕した。
田母神容疑者の逮捕容疑は、都知事選に落選後の26年3月、島本容疑者に選挙報酬として200万円を支払ったとし、田母神、島本両容疑者は26年3〜5月、運動員5人に計280万円を支払ったとしている。
田母神容疑者は容疑を否認しているものの、自ら運動員への報酬支払いを提案していたと語る関係者もいる。また島本容疑者が都知事選の投開票当日に、「強制捜査が入った場合に備えるため」として、専門業者に依頼して陣営で使用したパソコンのデータを完全に消去していたと語る関係者もいるようだ。
三菱自が燃費データ不正
三菱自動車の相川哲郎社長は20日、軽自動車4車種の燃費試験で実際よりも燃費を良く見せる不正行為を行っていたことを明らかにし、謝罪した。
不正が判明したのは平成25年6月から生産した「eKワゴン」「eKスペース」と、日産自動車に供給した「デイズ」と「デイズルークス」。安全性能に問題がないため、リコールにはならない見込み。エコカー減税の減税額に影響を与える可能性もあり、相川社長は「差額が出れば返納したい」とした。
ブラジル大統領弾劾決議
ブラジル下院本会議は17日、ルセフ大統領の弾劾決議の採決を行い、弾劾賛成派が承認に必要な3分の2を上回って、弾劾が決議された。下院通過を受けて、大統領弾劾に関する攻防の舞台は上院(定数81)に移る。半数が支持すれば、弾劾法廷が設置され、その時点でルセフ大統領は最大で180日間、職務停止となる。
ルセフ大統領は、同国初の五輪を前に、政治生命を絶たれる事態に直面しているが、代理人は決議採択後も「大統領は最後まで戦う」と徹底抗戦の構え。
韓国総選挙で与党惨敗
韓国総選挙(定数300)は14日、開票が終了し、保守系与党、セヌリ党の獲得議席は122にとどまり、左派系の最大野党「共に民主党」が123議席を獲得して1議席上回った。セヌリ党は第一党から転落。第3勢力「国民の党」が38議席を獲得して躍進した。
セヌリ党の惨敗により、16年ぶりに国会で与党が少数派となる。セヌリ党の金武星代表は14日、敗北を認め、責任を取って党代表を辞任すると表明した。
残り1年10カ月の任期がある朴槿恵政権は、厳しい政権運営を迫られることが必至となった。昨年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意に批判的な野党が伸長したことで、両国関係への影響も懸念される。
エクアドルでM7.8の地震
南米エクアドルの首都キトから西に約170キロの太平洋岸で16日午後6時59分(日本時間17日午前8時59分)ごろ、マグニチュード(M)7.8の地震が発生した。
一時、邦人4人と連絡が取れず安否が気遣われていたが、18日の記者会見で菅官房長官が連絡が取れ安全が確認できたことを発表した。
被災者の生存率が急速に下がるとされる発生から72時間が経過した19日夜(同20日朝)の段階で死者は525人、行方不明者も数百人に上っている。
【今週の一言 2016.4.8〜4.21】片山虎之助共同代表、銀次内野手、赤枝恒雄衆院議員 他
おおさか維新の会の片山虎之助共同代表「政局の動向に影響を加えることは確かだ。大変タイミングのいい地震だ」(19日の両院議員懇談会で)
→その後、撤回。言いたいことは分からないでもないが、言い方というものがあるだろうに。
熊本県の被災地に、義援金を送る楽天の選手会長・銀次内野手が「前回は自分たちが支えてもらった。今度は自分たちが助けたい」(16日)、熊本出身のロッテ・伊東勤監督「個人的な思いをいわせてもらえれば、野球をやっている場合じゃない。いますぐにでも飛んで帰り、何かの役に立ちたい」(16日の試合前に)
→伊東監督、辛そうだった…。
自民党の赤枝恒雄衆院議員「とりあえず中学を卒業した子どもたちは仕方なく親が行けってんで通信(課程)に行き、やっぱりだめで女の子はキャバクラ行ったりとか」(12日、子どもの貧困対策を推進する超党派による議員連盟の会合で)
→ちなみに産婦人科医らしい。
田母神俊雄容疑者が「本日、田母神は逮捕されるようです。何とも理不尽さを感じますが、国家権力にはかないません」(14日朝、自身のツイッターで)
→ツイッターで言うような軽いことじゃないと思うんだが…。
三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長が日銀のマイナス金利政策について「銀行業界にとって短期的には明らかにネガティブだ」(14日、東京都内での講演で)
→ついに出た、日銀批判。
日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事が桃田の東京五輪出場について「可能性はゼロではない」(10日、臨時理事会後に)
→それ言ったら無期限出場停止じゃないじゃん。