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3・21修斗 竹中が無敗で環太平洋フェザー級王座奪取
プロフェッショナル修斗公式戦が3月21日、東京・後楽園ホールで開催された。
メーンで行われた「環太平洋フェザー級チャンピオン決定戦」で竹中大地(同級1位)が小蒼卓也(同級5位)を1R2分41秒、スリーパーホールドで下し第5代王者となった。
竹中は2013年の修斗デビュー以来、無敗。昨年11月には土屋大喜、安藤達也といったフェザー級のトップ選手を破った佐藤将光を完封し、この舞台に上がってきた。
小蒼は昨年行われたインフィニティリーグで優勝し、挑戦権を獲得した。
試合は竹中の強烈な左ミドルからスタート。続けざまの左ハイキックにバランスを崩した小蒼だったが、タックルからバックを奪う。しかし竹中は体勢を入れ替え、コーナーに押し込むと足をかけテイクダウンに成功。小蒼はスイープして上を取り、パウンドを落とすが竹中は跳ね上げスタンドへ。すぐにタックルへいった小蒼を竹中がつぶしてバックを奪うとスリーパーホールドへ移行。これがズバリとはまって小蒼は無念のタップ。竹中が勝利を収めた。
4・24「K-1」闘士インタビュー 32歳にして覚醒&トーナメント優勝の夢を叶える!
4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメントに出場する闘士のインタビューを公開。
――昨年はK-1初参戦に始まり、闘士選手にとっては大躍進の1年でしたね。
「1月にK-1に初めて呼ばれて韓国のチャンピオンに勝てて、ものすごくスタートが良かったんですよね。あれで勢いに乗っていつでも試合ができるようにスタンバイしている中で、7月に卜部弘嵩選手と試合が決まって。試合前からモチベーションも高かったし、結果は判定負けだったんですけど、自分がやってきたことの爪痕を残せたことが大きくて。悔しさはあったんですけど、周りの人たちには『闘士はここまでできるんだ』と思ってもらえたと思います。そして12月にKrushで山本真弘選手と試合が決まって、倒して勝てば絶対に来年につながると思っていたし、本気で俺のほうが強いと思っていたんですよ。それで宣言通りに1RKO勝ちして、俺がトップファイターの選手たち以上のところにいることを見せられた、名前を売ることができた一年だったと思います」
――K-1に出て対戦相手のレベルが上がったことで、闘士選手自身のレベルも上がったのでしょうか?
「静岡から上京した時にあこがれていた舞台がK-1で、自分の夢が叶ったわけじゃないですか。だったらそこで結果を残さなきゃいけないという部分もあったし、新しいK-1がスタートして、そこで自分が目立てばっていう気持ちありました。だからもうモチベーションが高すぎましたね」
――今の自分だったら自信を持って優勝を狙えると思いますか?
「そうですね。トーナメントは実力も大事だけど運もあるし、その時に自分についてくる光だと思うんですよ。俺は今32歳だけど脂は乗っているし、どの選手よりも運があると思います。自分が周りと違うなと思うのは、俺って結構、夢を叶えてきた人生なんです、それは人間として。自分でこうやりたい・ああやりたいと言ってきたことは実現してきたんで、蓋をあけてみたら俺が優勝していると思います」
――1回戦で対戦するレオナ選手は2014年10月にKrushで対戦し、ハイキックでKO負けしている相手です。対戦が決まった時はどう思いましたか?
「正直、一番やりたくない相手だと思いました、俺を除いて一番脂が乗っている選手だなって。でも魔裟斗さんが言っているみたいに『一番厳しい道を選ぶのが成功への近道だ』って。このK-1という舞台のトーナメントでリベンジができるっていうのも大きなストーリーだと思えば開き直って戦えます」
――どんな準備をしてトーナメントに挑もうと思っていますか?
「今から俺が言うことは他の誰ともかぶらないと思うんですけど、俺は小学生のころからダウンタウンDXが大好きなんですよ。俺が今までの人生で叶っていないものが2つだけあって、1つは有名になってダウンタウンDXに出ること。で、もう1つはダウンタウンDXに出るために必要なことにつながっていて、K-1でチャンピオンになることなんです。だからK-1の日本チャンピオンになって、ダウンタウンDXに出ることが夢なんです。このデカい夢を実現させるために俺はトーナメントで優勝します」
――その夢を実現させる確信はありますか?
「ありますよ。例えば俺はいい車に乗って、いい家に住んで、いい嫁と結婚して、いい子供ができて……この8人の中で一番地位と名誉を手に入れていると思います。そこで唯一叶えていないものがK-1チャンピオンになることとダウンタウンDXに出ることだから、もうそれが実現する流れはできているかなって思います」
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4・24「K-1」レオナ・ぺタスインタビュー トーナメント制覇に向けてオランダで武者修行!
4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメントに出場するレオナ・ぺタスのインタビューを公開。
――昨年11月のK-1デビュー戦では大雅選手に判定勝利を収めました。あの試合を振り返っていただけますか?
「やっぱり緊張しました。でも後楽園ホールよりも周りが暗かったので、リングに上がったら対戦相手と2人だけの世界だなって。試合中は後楽園ホールの方が緊張しましたね」
――試合内容についてはいかがでしょう?
「試合が終わった時にセコンドからは『負けたな』って言われて、僕も『そうなか…』と思ったんですよ。でも結果的には判定勝ちだったので、ギリギリの試合だったと思います」
――前回の勝利が評価されて、今回の日本代表決定トーナメント出場が決まりました。
「トーナメントなんでどういう試合になるか不安もありましたけど、僕が戦いたかった相手も出てくるので出場を決めました」
――このトーナメントはレオナ選手にとってビッグチャンスだと思いますが、気持ちに火が点きましたか?
「普段からスイッチは入っているし、そこで大きな試合が決まったというだけなんで、普段通りと言えば普段通りです」
――トーナメントに先だち、オランダのMike’s Gymで約1カ月間の武者修行を行ってきたそうですね。このタイミングでオランダに行った理由を聞かせてください。
「もし日本トーナメントに出られなくても、世界トーナメントに出たいと思っていたし、世界の強豪がどんなものかを味わうために行ってきました」
――オランダではどんな生活を送っていたのですか?
「Mike’s Gymには寮があって、そこに住まわせてもらっていました。毎日朝5時半に起きて、7時から11時まで練習して、一回昼寝して、18時から20時まで練習して…の繰り返しです。土曜日が午前練だけで、日曜日がオフだったんですけど、スパーリングはヤバいし、土曜日は疲労で身体が動かないし、日曜日は次の日が朝早いからすぐ寝てました。ほとんど遊びに行く時間はなかったですね」
――Mike’s GymにはK-1にも参戦しているマサロ・グランダーやジョーダン・ピケオーなど強豪選手が多数在籍しています。スパーリングはかなり激しかったのではないですか?
「そうですね。向こうでは事前に軽めのスパーと言っていても、ガチスパーになっちゃうんで(苦笑)。しかも僕が一番体重が軽くて、僕より軽いの選手は女子しかいなかったんですよ。だからスパーリングでは倒されないように本気でやってました」
――オランダに行って、どこが変わったと思いますか?
「正直、一カ月でテクニックがつくどうこうはないと思うんですよ。日本に帰ってきて思ったのは気持ちが変わったこと。日本人で身体が大きい選手を見ても『スパーリングできるわ』って思うようになって、気持ちの余裕が出来ましたね」
――1回戦で対戦する闘士選手は2014年10月にKrushで対戦し、ハイキックでKO勝ちしている相手です。対戦が決まった時はどう思いましたか?
「練習をしたこともあるんで、最初は別ブロックがいいなって思ったんですけど、決まった以上は、です。僕以外の選手に負ける姿も見たくないんで」
――返り討ちにして、改めて強さを見せたいですか?
「返り討ちというか普通に勝って、普通に決勝まで行って、普通に優勝してって感じですね」
――このトーナメントは自分が優勝するものだという気持ちですか?
「僕の中で決勝まで行くのは当たり前。決勝には(卜部)功也選手が上がってくると思うんで、そこで今までやってきた成果を出して勝ちたいです。決勝まで行くことは100%決めているんで、今は決勝で卜部功也に勝つための練習をしています」
――ずばりこのトーナメントで功也選手を倒したいですか?
「僕は功也選手が間違いなく日本一だと思っているんで、あの選手を倒せば自分の中で自己満できるんで、そのためだけに戦います」
4・24「K-1」山本真弘インタビュー トーナメント優勝で輝きを取り戻すことができるか!?
4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメントに出場する山本真弘のインタビューを公開。
――今回は日本代表決定トーナメントへの出場となりました。真弘選手は戦績が約70戦、過去に何度もトーナメントで優勝経験があります。オファーを受けた時、少し出場を悩むことはなかったですか?
「いや、即決でOKしました。去年は成績が良くなかったし、自分が負けた選手たちもトーナメントに出ると思ったんで、これはいい巻き返しのチャンスになるな、と。昔の自分だったらごねていたと思うんですけど、去年は悔しい想いをしたんで、今年はこのトーナメントから巻き返します」
――真弘選手自身、昨年は思うような結果が残せなかった一年だと思います。
「僕はそれって周期的なものだと思っているんで、もうちょっとあきらめてましたね。今年は何やってもダメだなって(苦笑)」
――過去を振り返っても、結果を出せない時期が定期的にやってくるのですか?
「はい。僕も10年以上プロでやってきて、そういう時期ってあるんですよ。それでその時期を抜けたら、また上昇気流に乗れるっていう。やっぱり良い時もあれば悪い時がありますからね。こういう時期だからこそ冷静に自分を見つめ直して、自分に何が足りないかを把握しないといけないです」
――例えば結果にはなっていなくても、自分が成長しているという手応えはあるのですか?
「去年から手応えはあるんですよ、ただそれが噛み合ってないだけで。去年は試合が終わって、試合を振り返って、原因を探って…の繰り返しだったんで、それをいい形で今年につなげたいと思います」
――何かきっかけがあれば不調から脱出できると思いますか?
「そう思います。一つ歯車が狂えば悪くなるし、上手くハマればいい方向に進む。感覚的な問題なんですけどね。それで言うと今年はすごくいい感じというか、気持ちが充実しています。去年にはなかった感覚ですし、いい状態で過ごせてますね」
――真弘選手は戦績・実績では他のトーナメント出場選手をかなり上回っていると思いますが、そこまで自分が有利だという気持ちはないですか?
「ないですね。経験やコンディショニングの知識はあると思いますけど、みんな横一線で日本一を目指す形だと思います」
――対戦相手の大雅選手はトーナメント出場選手最年少の19歳です。10代の選手と戦うことをどう感じていますか?
「本当に相手は若いですよね(笑)。僕も19歳の時にデビューしたんで、その時代と比べるとどんどん進化していると思います。でもプロでやっていればそういう相手と試合することもあるし、自分が若い頃はそうやってベテランの選手とやってきたわけですからね」
――見ている方は若い大雅選手×ベテランの真弘選手という見方で、勢いのある大雅選手に期待する人も多いと思います。
「試合はやってみないと分からないですよ。もらえば倒されるし、当てれば倒せる。とにかく周りのことは気にしないですし、今は目の前の試合に勝つことに集中しています」
――トーナメントには過去に負けている相手(闘士、レオナ・ぺタス、卜部功也)が多く出場していますが、その相手にリベンジしていきたいですか?
「それは思いますね。去年の借りをトーナメントで返していきます」
――同世代や同時期に活躍していた選手たちで引退する選手も増えています。真弘選手は健在をアピールしたいですか?
「それを見せなきゃいけないと思いますね。10代・20代の若い選手がたくさんいる中で、30代の選手がポツンといたら面白いし。自分が知っている世代の選手たちがどんどん引退している寂しさもあるんで、そういう状況を変えたいです」
――大雅選手に期待するファンもいる一方、かつて国内最強の名を欲しいままにしていた真弘選手の姿を見たいファンも多いと思います。
「そういう人たちに自分の強い姿を見せたいという気持ちはあります。去年はそれが葛藤というか悪い方向に出て噛み合わなかったところがあるので」
――2016年は一味違う山本真弘を見せられそうですか?
「う~ん、あまりそういうことを気にしないという一皮むけた気がします。いい意味で我が道を行きます!」
4・24「K-1」大雅インタビュー 闘争心と爆発力で-60kg日本トーナメントを制す!
4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメントに出場する大雅のインタビューを公開。
――今回のトーナメント出場が決まった時の心境を聞かせてください。
「自分としては出るつもりでいたんですけど、2月のKrushの試合(vs平塚大士)で負けたら(出場が)なくなると思っていたんで、トーナメントを見据えて絶対に負けられない気持ちで試合に挑みました。結果的に倒して勝つことができて、トーナメント出場が正式に決まってよかったです」
――昨年11月から-60kgに階級を上げて、不安もあったと思いますが、-60kgで試合を重ねて手応えは感じていますか?
「-55kgでやっていた時は-60kgの選手はデカいと思っていたけど、自分も-60kgでやるようになってからは相手のデカさは感じなくなったし、練習でも自分自身のパワーを感じるようになったし、手応えもあります」
――-60kgで2試合戦って、-60kg仕様の身体になってきましたか?
「はい。パワーもスピードも上がっているし、テクニックも上がっていると思います」
――減量苦もなく、-60kgはベストウエイトですか?
「今のところはそうですね。自分としても-60kgが一番動きやすいですね。2月の試合はアップの時からスピードが乗っていて、本当に調子が良かったです」
――トーナメント1回戦ではベテランの真弘選手と対戦することになりました。どんな印象を持っていますか?
「まぁ、普通に倒さなきゃいけない相手だと思います。1Rで終わらせたいですね、トーナメントなんで」
――真弘選手は長年-60kgのトップファイターとして活躍してきた選手ですが、過去の実績は関係ないですか?
「そうですね。こないだも負けていたし(※昨年12月のKrushで真弘は闘士にKO負け)」
――トーナメントの出場メンバーでマークしている選手は誰ですか?
「やっぱり(卜部)功也選手です。今は頭一つ抜けていると思うんで。でも自分もそれで終わるつもりはないし、自分のほうが強いというところを見せたいです」
――-60kgで戦っていくうえで自分の武器や持ち味はどこだと思いますか?
「闘争心と爆発力は誰にも負けないと思うんで、そこを見てほしいですね」
――昨年4月の-55kg初代王座決定トーナメントでは、あと一歩のところでベルトを獲れませんでした。今年は-60kgで日本・世界トーナメントで優勝することがモチベーションですか?
「はい。去年優勝できなくて本当に……本当に悔しい想いをしたんで、今年は絶対に獲ります」
――-55kgのベルトを獲れなかった時はどんな心境だったのですか?
「もう俺は終わっちゃったのかなと思いました(苦笑)。でも自分にはこれ(格闘技)しかないと思ったんで、やるしかないですね」
――大雅選手は現在19歳。トーナメント出場選手中最年少ですが、格闘技にかける想いや覚悟は他の選手に負けないですか?
「プロになった以上、年齢は関係ないし、トーナメントを獲って優勝するという気持ちは誰にも負けないです」
――過酷なワンデートーナメントに向けて、どんな準備をしようと思っていますか?
「トーナメントに出る誰よりも練習しないといけないと思うし、楽に勝てるトーナメントではないと思うんで、身体を張って頑張ります」
――トーナメントが終わった時、見ている人たちに「大雅は強い!」と思わせたいですか?
「僕は-60kgでは通用しないと思われているかもしれないけど、それは嫌なんで、しっかり結果で見せます」
Krush.64 寺戸が-55kgのベルト奪取 -63kg王座決定戦は佐々木vs平本に
立ち技格闘技「Krush.64」(3月20日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush -55kgタイトルマッチ」で挑戦者の寺戸伸近が3-0の判定で王者・堀尾竜司を破り、第5代王座に就いた。
試合は1Rから寺戸が右ローキックでペースを握る。堀尾は前蹴り、ミドルで反撃するが、寺戸はパンチの連打にローキックと打ち分け、主導権は渡さない。
2Rになっても寺戸のローキックは止まらない。堀尾は飛びヒザを見せるも、寺戸は下がって交わすと着地際にパンチの連打を合わせ、そこから激しい打撃戦に。3Rも寺戸はしっかりガードを固め右ローの連打から攻撃を組み立てる。判定では分が悪い堀尾はプレッシャーをかけロープに詰めるが、そこで寺戸が不意を突く飛びヒザ一閃。モロにアゴに食らった堀尾はダウン。一瞬あっけに取られた堀尾だったが、ダメージは小さかったようで失点を取り返すべくラッシュをかけるが、寺戸は下がりながらも随所でカウンターのパンチを繰り出し、しのぎ切った。
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