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【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア】×【TOKYO HEADLINE】コラボ企画 WEB連載[3]

2011.05.30 Vol.511
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東京から世界に発信!「ショートフィルム・フィーバー」

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011」が6月16日から開幕。映画祭開催の記念企画として、ヘッドライン・WEBでは、映画祭の注目情報を連載で紹介。短い時間の中にこめられたショートフィルムの無限の可能性を探ります。

SSFF & ASIAの呼びかけで豪華出品者が続々集結!
チャリティーオークションが6月11日(土)からスタート

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(写真、左から) ジョージ・ルーカス監督は直筆サイン&メッセージを記した『スターウォーズ:帝国の逆襲』のメイキング本を出品。あの名フレーズ“May The Force Be With You(フォースとともにあらんことを)”。ルーカス監督のサインは“GL”の2文字がほとんどで、メッセージ付きのサインは超レア!(© Lucasfilm Ltd. & TM. All rights reserved.) / 『マイレージ、マイライフ』のジェイソン・ライトマン監督 / 韓国の実力派俳優、ユ・ジテ / 現代アーティスト、サム・テイラー=ウッド


 東日本大震災からの復興に向け、各地でさまざまなアクションが生まれている。SSFF & ASIAでは“映像の力で、日本に笑顔を取り戻そう!”を合言葉に、6月16日(木)の映画祭開幕に先駆けチャリティー企画を始動した。「チャリティショートフィルムプロジェクト」に続く企画第2弾となるのが、SSFF & ASIAの呼びかけで集まった著名人がお宝グッズを出品するチャリティーオークション。この出品者の顔触れが、かなりスゴイ。オークションは3回に分けて実施される予定で、第1回目(6月11〜17日)には、ご存じ『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカス監督、『マイレージ、マイライフ』のジェイソン・ライトマン監督、韓国の実力派俳優ユ・ジテ、映画監督としても活躍する現代アーティストのサム・テイラー=ウッドが参加。ルーカス監督はSSFF & ASIA創立時から同映画祭を応援している経緯があり、他の3名も過去映画祭で受賞歴を持つというつながりがある。ライトマン監督は商業メジャーデビュー前に観客賞を、ユ・ジテは自らの監督作で特別賞を、サム・テイラー=ウッドは初長編監督作『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の前に撮ったショートフィルムでグランプリを受賞している。

 他にも岩井俊二、ガレッジセール・ゴリ、コシノジュンコ、デーブ・スペクター、中田英寿、中村俊輔、蜷川美花、三池崇史、宮本亜門、渡部陽一など、豪華な顔触れが参加を表明。審査員や受賞者、プレゼンターなど過去の映画祭に参加した顔ぶれも多く、改めてSSFF & ASIAが映像の力で築いた“絆”を感じさせられる。

 オークションは、Yahoo!オークションにて6月11日より3回に分けて実施される。第2回(6月18〜24日)、第3回(7月2〜8日)の出品者は追って発表される予定だ。本オークションの収益金は、日本赤十字社を通じて被災地の支援復興に役立てられる。

 まずは特設ページにて、豪華な顔触れ一覧をチェックしてみてはいかが。

オークション特設ページ http://www.shortshorts.org/2011/charity/

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★いよいよ6月16日(木)より開催!【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011】
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭が今年も原宿に帰ってくる! 今年は映画祭初の「3D部門」「CGプログラム」がスタート。6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催。 http://www.shortshorts.org

★「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」とは?
短いもので1分、長いものでも25分というショートフィルムを上映するユニークな国際短編映画祭。1999年に原宿で誕生し、今年で13回目の開催となる。世界中から毎年4000品以上の応募作品が寄せられるコンペ部門だけでなく、著名な映画人たちが参加する豪華作品も多数上映される。


【関連記事】

【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア】×【TOKYO HWEADLINE】コラボ企画 WEB連載[1]
【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア】×【TOKYO HWEADLINE】コラボ企画 WEB連載[2]


『パラダイス・キス』

2011.05.30 Vol.511

女子の夢と希望がぎっしり詰まったキラキラな1本!

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©2011「パラダイス・キス」製作委員会

 絶大な人気を誇る矢沢あい原作の同名コミックを超豪華キャストで映画化。「20代の女性が2011年観たい邦画ランキング」で1位を獲得した注目作。

 特に夢も無いまま受験勉強に明け暮れる女子高生が、将来の目標に向かって励むファッションデザイナーの卵たちと出会い、彼らとの交流の中で、少しずつ成長していく姿を描く。主人公の女子高生・早坂紫役に映画・ドラマ・CMなどで大活躍中の北川景子。天才的なファッションセンスを持つ青年・ジョージに、今最も注目を集める向井理。劇中、さまざまな衣装をまとう2人の姿には、思わずため息。この豪華初共演に加え、山本裕典、五十嵐隼士、大政絢、賀来賢人、加藤夏希ら人気の顔触れが揃う。ゴージャスなシチュエーションにうっとりしながらも、登場人物たちのリアルな痛みや喜びに共感できる青春ストーリーに仕上がっている。原作とは異なる、映画オリジナルのラストにも注目!

STORY:有名進学校に通う女子高生・早坂紫は、矢澤芸術学院の生徒・永瀬嵐から、学園祭で開くファッションショーのモデルにスカウトされ、カリスマ的な魅力を持つデザインの天才・ジョージたちと知り合う。しだいに紫は夢に挑む彼らにひかれていき…。

監督:新城毅彦 出演:北川景子、向井理、山本裕典、五十嵐隼士、大政絢、賀来賢人、加藤夏希他/ワーナー・ブラザース映画配給/6月4日より全国公開 www.parakiss.jp


ショートフィルムで伝えたい“魅惑の日本旅行”

2011.05.30 Vol.511

SSFF & ASIA 2011と観光庁のコラボプロジェクト「旅シヨーット!プロジェクト」が“日本を元気に”!

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2011。日本の魅力を再発見したい今、観光庁(国土交通省)とのコラボで生まれた「旅シヨーット!プロジェクト」に注目した。

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『あついぞ!熊谷』 “ムサシ”が逃げた! 4人家族の熊谷家。長男・太郎が連れ出した飼い犬・ムサシが行方不明に。家族を、ご近所を、そして熊谷中を巻き込んだ、大捜索の行方は?

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『A Sense of Onomichi』 過去と現在のつながりを大切にする町・尾道。その長い歴史と伝統がごく自然に人々の日常生活の一部となり、家族や社会をひとつにしている様子を描く

映像を通じて伝える日本各地の魅力!!

「旅シヨーット!プロジェクト」は、「旅っていいな」「旅がしたくなった」「日本に行きたくなるね」をキーワードに作品を募集する部門。日本にあふれる多彩な観光資源を映像コンテンツとして表現し、世界中の人々に“日本の魅力”を訴えていくことを目的としているプロジェクト。第2回目となる今年は86本が応募し7本が入賞に選ばれた。ロケ地は、関東近県の熊谷や東京から、観光地としても人気の小樽や尾道などさまざま。ジャンルもドラマあり、アドベンチャーあり、ドキュメンタリーあり。見る人の住む場所によって旅情をかきたてられたり、地元の魅力を再発見できるのも、この部門の魅力だ。昨年に続き、今年も多彩な日本の風景を楽しむことができるはず。しかも上映は無料!


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『スマイルバス』 パク・コニョンとリュ・ヒョンギョン共演で、鎌倉・藤沢を舞台に繰り広げられるハートフルなラブストーリー。日韓観光振興プロジェクト特別製作作品

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『スーパースター』 韓流スターにあこがれる日本人女性が、韓国で出会った“事件”とは? 日本の女優・櫻井淳子と、韓国の俳優 キム・ウンスが共演。日韓観光振興プロジェクト特別製作作品

豪華作品製作!「日韓観光振興プロジェクト」

 日本の魅力をお隣・韓国にもっと知ってもらいたい。そして韓国の魅力ももっと知りたい。韓国カルチャー人気がますます高まりを見せる今、ぜひ注目してもらいたい企画がこちら。「旅シヨーット!プロジェクト」では、「日韓観光振興プロジェクト」と称し、映像を通じた日本と韓国の相互交流を図っている。今年はその特別制作作品として、日本人監督によるオールソウルロケの作品『スーパースター』(出演:櫻井淳子、キム・ウンス)と、韓国人監督によるオール鎌倉・藤沢ロケの作品『スマイルバス』(出演:パク・コニョン、リュ・ヒョンギョン、田中要次)を上映。2作品合わせて鑑賞すれば、両国の文化を満喫できるはず。


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『チョンアのソウル・アドベンチャー』 隠れた名所がたくさんあるソウルの街を女優イ・チョンアが紹介!

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『ボン・ヴォヤージュ:ワールドツアー2008』 韓国国内の場所を、世界の有名な旅行地に見立てたコメディー

人気俳優も出演!「韓国トラベル・ショート」

 さらに今年は「韓国トラベル・ショート」も見逃せない。SSFF & ASIAでは、韓国の国民的俳優、アン・ソンギが実行委員長を務めるアシアナ国際短編映画祭(AISFF)とタッグを組み、映像を通じた日韓観光振興を目的とした取り組みを行っている。その一環として行われているのが、プログラムの相互上映というユニークな試みだ。昨年、SSFF & ASIAの「旅シヨーット!プロジェクト」をAISFFで上映。そして今年のSSFF & ASIAで「韓国トラベル・ショート」を上映する。SSFF & ASIA同様、韓国最大級の国際短編映画祭が選りすぐったショートフィルム、これは見逃せない!


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昨年の好評にこたえコラボ2年目!

「旅シヨーット!プロジェクト」は、観光庁(国土交通省)とのコラボレーションにより、2010年から始動したプロジェクト。第2回目となる今年は、コンペ部門入賞作に加え「日韓観光振興プロジェクト」によって特別制作された日韓合作2作品と選りすぐりの韓国ショートフィルムを上映。本部門参加作品は、映画祭の会期中、ラフォーレミュージアム原宿、表参道ヒルズ スペース オー、ブリリア ショートショート シアターで、なんと無料で上映される。

 公式サイトからトレーラーが視聴可能な作品もあるので、こちらもチェックして!


「旅シヨーット!プロジェクト」 SSFF & ASIA 2011 特別イベント

 SSFF & ASIA 2011・旅シヨーット!プロジェクトでは、会期中、映像を通じた観光振興トークイベントを実施する予定。映像で伝える旅行の魅力を、『スマイルバス』『スーパースター』の監督・キャストが語る予定。

開催日:6月23日 17時40分〜19時30分
場所:ラフォーレミュージアム原宿
※応募方法は6/1(水)WEBサイトにて発表

ショートフィルムで世界旅行! ブリリア ショートショート シアター

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 横浜・みなとみらいにある、ショートフィルム専門のブティックシアター、ブリリア ショートショート シアターでは、毎日多彩なショートフィルムを上映中。6月17日までは「カンヌ映画祭特集プログラム」と題して、カンヌ国際映画祭で注目を集めた珠玉のショートフィルムを上映。6月18日からは「SSFF & ASIA 2011」の「旅シヨーット!プロジェクト」をはじめ出品作品を多数上映する。
http://www.Brillia-sst.jp


いよいよ6月16日(木)より開催!【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011】

http://www.shortshorts.org/2011/

会場:表参道ヒルズ スペース オー(6月16〜19日)、ラフォーレミュージアム原宿(6月22〜26日)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(6月17〜18日 オールナイト上映)、シネマート新宿(6月17〜24日 3D部門上映)、ブリリア ショートショート シアター(6月18〜26日 横浜開催)※チケット発売中


ルーカスが、中田氏が、そしてあの戦場カメラマンが!

2011.05.26 Vol.510

超豪華著名人が続々参加するチャリティーオークションが開催!

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ジョージ・ルーカス監督は、直筆サイン&メッセージを記した応援レターと『スターウォーズ:帝国の逆襲』のメイキング本を出品。直筆メッセージは、あの名フレーズ“May The Force Be With You(フォースとともにあらんことを)”。ルーカス監督のサインは“GL”の2文字がほとんど。メッセージ付きのサインなんて超レア!
© Lucasfilm Ltd. & TM. All rights reserved.

 米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が、東日本大震災からの復興に向け、国内外の著名人が参加するチャリティーオークションを開催。その参加者の顔触れたるや、そうそうたるもの。
 オークション第1弾(6月11〜17日)には、巨匠ジョージ・ルーカス監督の他、同映画祭で受賞歴のあるジェイソン・ライトマン監督(『マイレージ、マイライフ』)、韓国の実力派俳優ユ・ジテ、映画監督としても活躍する現代アーティストのサム・テイラー=ウッドが参加。他にも、岩井俊二、コシノジュンコ、中田英寿、中村俊輔、蜷川美花、三池崇史、渡部陽一など、さまざまなジャンルから著名人が続々参加を表明している。オークションの実施は、Yahoo!オークションにて、6月11日より開始。第2段(6月18〜24日)、第3弾(7月2〜8日)の出品者は追って発表される。
 SSFF & ASIA 2011は6月16日、ラフォーレミュージアム原宿他にて開幕。

オークション詳細についてはこちら(http://www.shortshorts.org/2011/charity/)から。


吉祥寺バウスシアター名物! 第4回爆音映画祭開催決定

2011.05.23 Vol.510

 音楽ライヴ用のサウンドシステムを使用し、映画を“爆音”で上映するという、吉祥寺バウスシアターの人気企画「爆音映画祭」が6月24日から7月9日まで開催される。
 今年は、オープニング作品『ザ・ローリング・ストーンズ レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザーHDリマスター版』を皮切りに、リクエストで上位を獲得した『キック・アス』『AKIRAデジタル・リマスター版』『狂った野獣』の他、『セーラー服と機関銃』『ゼイリブ』『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』といった多彩なラインアップ。後夜祭オールナイトでは『ゴジラ』など特撮映画4本を上映する。また、シークレット上映作品も追って発表される予定。
http://www.bakuon-bb.net/2011/

『プリンセス トヨトミ』

2011.05.23 Vol.510
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©2011 フジテレビジョン 関西テレビ放送 東宝

原作・万城目学ワールドがさく裂!

 奇想天外な設定と卓越したストーリーテリングで知られるベストセラー作家・万城目学。そのデビュー作「鴨川ホルモー」、二作目「鹿男あをによし」に続き、第141回直木賞候補ともなった「プリンセス・トヨトミ」がついに映像化! 大阪の全面協力を得、豪華キャスト&スタッフを迎えて、歴代最大級スケールで描かれる万城目ワールドに注目だ。

 大阪の秘密に気づく3人の会計検査院調査官役に、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生。大きな秘密を持つお好み焼き屋の主人役に中井貴一。「鹿男あをによし」の鈴木雅之が再びメガホンを取る。

 大阪の人気スポットを随所に盛り込み、奇想天外な設定と現実とをを巧みに融合させる演出に、思わず"ありうるかも?"と、ワクワクしてしまう。大阪全停止の謎とは? 大阪が400年間守り続けた秘密とは? 大人も夢中にさせる、究極の"大ホラ話"エンターテインメント。

STORY:7月8日金曜日、午前4時。大阪が全停止した。その4日前、3人の会計検査院調査官が大阪を訪れた。彼らは、府庁をはじめとする各団体の実地調査を進めるうち、不審な社団法人に行きあたる。ところがいくら調べても変わった様子はない。そんななか大阪国総理大臣と名乗る男が現れて...。

監督:鈴木雅之 出演:堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一他/1時間59分/東宝配給/5月28日よりTOHOシネマズ有楽座他にて公開 http://www.princess-toyotomi.com/


【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア】×【TOKYO HEADLINE】コラボ企画 WEB連載[2]

2011.05.23 Vol.510
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東京から世界に発信!「ショートフィルム・フィーバー」

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011」が6月16日から開幕。映画祭開催の記念企画として、ヘッドライン・WEBでは、映画祭の注目情報を連載で紹介。短い時間の中にこめられたショートフィルムの無限の可能性を探ります。

あのハリウッド俳優も、この巨匠監督も!
お宝発掘!超豪華なショートフィルムたち

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『廊下の彼氏』
別れた後も、元カレがずっと廊下に住み続けたら…?『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグが母性本能をくすぐる元カレを熱演!

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『スティーブ』
とあるカップルの部屋を訪れた男・スティーブの目的とは?『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキーラ・ナイトレイが夢の競演!

 ショートフィルム(短編映画)と聞いて、学生が撮る低予算な実験映画と思う人もいるのでは? 確かに全国の映画館で公開される長編映画と違い見る機会の限られるショートフィルムだが、長編映画に劣らずハイプロダクションで、豪華な顔触れが参加する作品は、意外に多い。

 それらを大きく分けると「著名な映画監督・俳優が新人のころに撮ったショートフィルム」と、「今現在、著名な映画監督・俳優が撮ったショートフィルム」とがある。SSFF & ASIAでも、そういった、普段目にすることのない“お宝作品”を多数上映してきた。

 前者のケースでは、例えば2010年に米国アカデミー賞にノミネートされた『マイレージ・マイライフ』のジェイソン・ライトマン監督。彼は2001年、SSFF & ASIAのオフィシャルコンペティションに出品し、観客賞を受賞した。その後『サンキュー・スモーキング』『JUNO/ジュノ』、そして『マイレージ‐』をヒットさせメジャー監督としての地位を確立。他にもこのコンペ部門には、『カンフーパンダ』などPixarで活躍するマーク・オズボーン監督や、『881 歌え!パパイヤ』のロイストン・タン監督など、現在第一線で活躍する監督たちの作品も数多く出品されてきた。

 後者のケースとしては、映画祭の人気企画「セレブリティショート」や「マエストロショート」といった作品たちがあげられる。今年は、『オールドボーイ』のパク・チャヌク監督が全編iPhone4で撮影し、ベルリン映画祭短編コンペティション部門金熊賞を受賞した『波瀾万丈(Night Fishing)』や、ツァイ・ミンリャン監督が故郷のマレーシアで撮影したショートフィルム『マダム・バタフライ』が上映される。他にも『英国王のスピーチ』でアカデミー主演男優賞を受賞したコリン・ファースと『パイレーツ・オブ・カリビアン』キーラ・ナイトレイが夢の競演を果たした『スティーブ』、『ソーシャルネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグ主演『廊下の彼氏』など、豪華俳優陣が出演する作品も多数上映。

 さらに、イタリア統一150周年を記念して実施する「イタリア特集」も見逃せない豪華なラインアップとなっている。現代イタリアを代表する女優モニカ・ベルッチ主演、『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督の『ハートタンゴ』や、2010年カンヌ映画祭主演男優賞を受賞したエリオ・ジェルマーノが主演の『ミツバチと風』、そしてイタリアの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ監督作『街の清掃人』などを上映。

 豪華かつ、レア感満点のショートフィルムが一堂に会する映画祭を堪能あれ。

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★いよいよ6月16日(木)より開催!【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011】
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭が今年も原宿に帰ってくる! 今年は映画祭初の「3D部門」「CGプログラム」がスタート。6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催。 http://www.shortshorts.org

★「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」とは?
短いもので1分、長いものでも25分というショートフィルムを上映するユニークな国際短編映画祭。1999年に原宿で誕生し、今年で13回目の開催となる。世界中から毎年4000品以上の応募作品が寄せられるコンペ部門だけでなく、著名な映画人たちが参加する豪華作品も多数上映される。


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【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア】×【TOKYO HWEADLINE】コラボ企画 WEB連載[1]
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三谷幸喜監督が3Dで映画館のマナーを呼び掛け!

2011.05.19 Vol.509

 今秋公開の三谷幸喜監督の最新作『ステキな金縛り』が、3Dマナー特報となって、本編公開に先駆けスクリーンに登場する。
 注目は、このマナー特報用に撮影された三谷監督のダンスパフォーマンス。監督自身が3D映像となって、スクリーンから飛び出して、ダンスをしながらマナーを伝えるという内容。三谷監督は「ぜひ僕のダンスと飛び出しに注目してご覧ください」とのこと。ちなみに「『ステキな金縛り』は2D映画ですので、映画では2Dならではの醍醐味を味わって頂けたらと思います」。この3Dマナー特報は、全国のTOHOシネマズ限定で、5月20日から3D作品の予告編として上映される。映画『ステキな金縛り』は10月29日より全国公開。


梅田彩佳 チャンスの順番をつかまえた!

2011.05.16 Vol.509

5月18日、ダンス&ボーカルグループDiVAでデビュー

 AKB48の4人のメンバーで結成されたDiVAがいよいよメジャーデビューを飾る。AKB48から派生したユニットとしては、初のダンス&ボーカルユニットだ。メンバーは、秋元才加、梅田彩佳、増田有華、宮澤佐江の同期4人組。新生DiVAにかける意気込みを、東京タワーイメージガールとして、小紙でも毎月連載を務めた梅田彩佳が語る。

5年かけてやっとここまでこられた。
スタッフ、ファンに本当に感謝したい。

「DiVAの結成、そしてメジャーデビューの話を聞いた時、やっとチャンスの順番がきたんだなって思いました」。その発表は、AKB48らしくサプライズで行われ、その時の映像はデビューお披露目イベントで流された。その時の率直な思いを聞いた時に、梅田が最初に言った一言だ。「来たはいいけど、なんとしてもそれをつかまなきゃって思いました」とも。「チャンスは何回くるか分からない。これが最後かもしれないし、一回目かもしれないですけど、これをつかまないでどうするぐらいの気持ちでやらなきゃなって」。

 AKB48の人気が上がり始めた時に、足のケガのため、長期離脱していた梅田。どんどん有名になっていくメンバーを見ながら、絶対またステージに立つという強い思いを秘めながらリハビリにはげみ、見事復帰した時の思いがよみがえったのかもしれない。

「初めて自分たちの曲を聞いた時に思ったのが、今までたくさんの曲を聞いてきて、それと同じようになるんだなって。誰かのiPodに入ったり、この曲聞くとテンション上がるよねって言われたり。そう思うと自分が今まであこがれていたところにきたんだとしみじみ思いました」。

 あこがれのところは、今までよりさらに厳しく多忙な世界だ。

「以前に比べれば取材も増え、PVの撮影など今まであまりやらなかったようなお仕事もやらせていただいて、正直戸惑いとか不安もあるんですが、それだけがんばれる場所があるのはありがたいことだと思っています。目標があるってすごくいいことだと思うから、プラス思考で前に進んで行きたいですね。PVもお昼の12時から翌4時か5時ごろまで、ダンスシーンを撮って、すごく大変でした。でもAKB48に入りたての時にダンスの先生に、映像はずっと残るけど、苦しいとかきついは一瞬のこと。だからそこを耐えなさいって言われたんです。その時は全然ピンときてなかったけど、ケガをしたぐらいから分かりだして。だからDiVAはダンス&ボーカルユニットなので、何回踊っても、どこから撮られて、どの一瞬が使われてもいいように最善をつくしたつもりです。それにそれだけ多く撮ってもらえるってありがたいことだし」。

 自分自身はネガティブなタイプだから、意識してプラス思考でものを考えると言うが、インタビューの間、ファンやスタッフに対する”ありがたい”という言葉を何度も口にする梅田。DiVAではどんな立ち位置なのか。

「けっこう姉御です(笑)。才加と私がキャーキャー言っている有華ちゃんと佐江ちゃんを見守ってる感じ。私たちは撮影中の映像をチェックする時に、すぐに反省会をやりだし、ここはどうしたらいいかな?って言ってるのに、2人は騒いでいる(笑)。でもイメージカラーが、AKB48の時は、黄色とか緑の衣装だったのが、DiVAではピンク担当になることが多いんですよ! ピンク大好きだから、めちゃくちゃうれしい。最初は大人っぽいユニットだからクールにいこうと思ってたんですが、ちょっと無理っぽいので、姉御だけど、ピンクでかわいいっていうのどうですか(笑)」。

 ほかのメンバーは何キャラ(笑)?

「キャラっていうか、有華はまずザ・歌姫です。歌に対するプライドもすごく強いし、私はどちらかというとダンスが得意で、歌は苦手意識があったんですけど、発声とかも教えてくれてすごく勉強になるし、刺激をもらってます。佐江ちゃんは、下手な男より男前(笑)。その男らしいところが、DiVAでドンドン磨きがかかってるなって(笑)。写真撮るときとかすごくイケメンで、かっこいいって思いながら見てます。才加は存在感がすごいです。才加なら、こんなふうに歌ったり踊ったりするんだろうなって、想像できるところが、存在感じゃないかな」

 今回のCDは歌詞にも注目してほしいという梅田。

「男性も女性もきっと共感できる部分があると思うんです。つらい恋の歌だったりするんですけど、秋元さんはなんでこんなに、切なくて人の気持ちのキュンキュンくるところをついてくるんだろうって(笑)。ダンス&ボーカルのパフォーマンスも楽しみつつ、歌詞の奥深いところに共感していただければうれしいですね」

 最後にDiVAに求められていることで、苦手なところはどこか聞くと…。

「私、セクシー系がすごく恥ずかしいんです。水着のグラビアがあったんですけど、マネジャーさんに”私にこれ、求められていますか?”って聞いちゃったぐらい(笑)。DiVAでは、セクシーな要素もはずせないので挑戦ですね。…って思うんですけど、そこはなかなかプラス思考になれませんね(笑)」。

(本紙・水野陽子)

カンヌ国際映画祭開幕!デ・ニーロらウォーク

2011.05.16 Vol.509

 世界有数の映画祭のひとつ、第64回カンヌ国際映画祭が11日、フランスのカンヌで開幕した。スタートにあわせて、ハリウッドの人気俳優たちが続々現地入り。初日のレッドカーペットイベントには、今回の審査委員長を務めるロバート・デ・ニーロを始め、ユマ・サーマン、ジュード・ロウら日本でも人気を集める華やかなメンバーが顔を見せて会場を盛り上げた。開会式では、『ラストタンゴ・イン・パリ』や『ラストエンペラー』などを手がけたイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督に名誉賞である「パルムドールドヌール」を贈って彼の功績を称え、ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』の上映で映画祭がスタートした。

 最高賞である「パルムドール」を競うコンペティション部門には、世界各地から20作品がノミネートされており、日本からは、実写版映画としては同部門で初となる3次元(3D)作品の『一命(いちめい)』(三池崇史監督)と、『朱花(はねづ)の月』(河瀬直美監督)の2作品が上映される。河瀬監督は1997年に『萌(もえ)の朱雀』で新人監督賞を、2007年には『殯(もがり)の森』でグランプリを獲得したカンヌの常連。三池監督は本作でカンヌに初登場。結果は、最終日の22日に発表される。

 今回のカンヌでは、東日本大震災の被災地や被災者に向けたキャンペーンと募金活動を展開。会場には、日の丸をモチーフにしたと思われるイラストに応援メッセージが添えられたポスターなどが張られているという。


『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』

2011.05.16 Vol.509

新監督&新キャストも加わって、さらなる冒険へ!

 ジョニー・デップが孤高の海賊を演じ、世界中で大ヒットを記録するシリーズ、待望の第4弾が、シリーズ初の3D映画として登場。永遠の命をもたらすといわれる伝説の泉を求め、ジャックと海賊たちがせめぎ合う! 本作では、ジャックがかつて愛した女海賊・アンジェリカ役で、オスカー女優ペネロペ・クルスが初参加。ジョニデとペネロペという豪華共演もさることながら、“元カノ”アンジェリカとジャックの掛け合いも楽しみだ。さらに、アカデミー賞受賞作『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が本作からメガホンをとっているのも注目。

 実在した史上最恐の海賊“黒ひげ”、ジャックの宿敵バルボッサ、そしてアンジェリカとジャック…伝説の泉を狙う最強の海賊たち。幾重にも仕掛けられた罠と謎を解き明かし、泉にたどり着くのは誰なのか? 

STORY:永遠の生命をもたらすといわれる“生命(いのち)の泉”を狙って、史上最恐の海賊・黒ひげが動き出した。泉への地図を持ち、その場所を知っているという唯一の人物こそ、孤高の海賊ジャック・スパロウ。そんな彼の前に、かつて愛した女海賊アンジェリカが現れる。

監督:ロブ・マーシャル 出演:ジョニー・デップ、ぺネロぺ・クルス、イアン・マクシェーン他/2時間17分/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給/5月20日(金)より全国ロードショー 3D同時公開 http://www.disney.co.jp/


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