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乱交パーティーがブームに…!? 映画『愛の渦』3月1日公開
劇作家で演出家の三浦大輔の岸田國士戯曲賞受賞作である『愛の渦』が映画化され、18日、渋谷のヒューマントラスト渋谷で行われた完成披露試写会で、主演を務めた池松壮亮、門脇麦をはじめとした主要キャスト8人と三浦大輔監督が登壇し、トークショーを行った。
同作は乱交パーティーでの一夜を描いた作品で、三浦の主宰する劇団、ポツドールで2005年に初上演された。「セミドキュメント」と呼ばれたポツドールの作品は一般的に認識されている演劇とは一線を画し、舞台上では生々しいまでの光景が繰り広げられる。同作も大きな話題を集め、その後、2009年に再演され、昨年はフランス公演も行われている。
映画化にあたり三浦監督は脚本を書き直し、舞台では描けなかった結末も書き加えた。
乱交パーティーというシチュエーションから映画のほとんどはバスタオル姿や裸となる。見どころを尋ねられた池松が「卑猥なことしか思いつかないんですけど…、女性陣の体ですかね」と言えば、門脇も「撮影中は乱交パーティーをのぞいていたり、自分が参加しているような気持ちになっていた」と語った。まだ予告編しか見ていないという柄本時生は「女の人が裸で罵り合っている感じは、すごくバカみたいで笑えるんじゃないかなって思います」とコメントした。
宣伝文句にも「着衣時間が全編中たったの18分半」という言葉が躍るが、三浦監督は「一人一人の役者さんの演技をしっかり見てほしい」と前置きした上で、「乱交パーティーという身近ではない設定から、過激な作品と思われがちですが、多くの人に見てもらいたいと思って作りました。こういう内容に拒否反応がある人でも、見てもらえれば何かを感じてもらえるはず。エロくもグロくも過激でもありません。人間が本質的に持っているスケベ心を素直に描いただけの映画です。描くための設定として乱交パーティーを場所を使っただけ。人間が性欲に踊らされている姿は滑稽ですから、この映画はコメディーです。デートムービーのつもりで作りましたので、多くの人に見ていただければと思います。この作品が話題になったら、映画界も面白い状況になるんじゃないかとも思っています」と語った。
3月1日からテアトロ新宿ほかで全国公開される。
北村一輝、猫との共演は超ハードだけど”萌え”!
映画『猫侍』の完成披露試写会が17日、都内にて行われ、俳優の北村一輝らが"共演猫"2匹とともに登壇した。
同作は、テレビドラマシリーズの劇場版で、ひょんなことから猫と暮らすことになった孤高の剣豪の日常をユーモアたっぷりに描く新感覚の時代劇。
主人公・斑目久太郎を演じた北村は「この作品で、よく声をかけて頂くんです。ジムで年配の方に"おっ、猫侍!"と呼ばれたり(笑)。これまでの作品では無かったですね」と、幅広い層からの手ごたえを感じている様子。
同時に、撮影当時は非常にハードなスケジュールだったと言い「連日、睡眠時間が2時間という日が続いて、ある日とうとう本番中にセリフを言いながら寝ていました。本番中に寝たのは初めてでしたね」と明かした。
イベントには、久太郎と暮らす猫・玉之丞を演じた猫2匹も登場。北村と蓮佛美沙子に大人しく抱かれる姿に、会場も萌えまくり。寺脇康文が「(久太郎は)眉毛のすぐ下に目、という感じの怖い顔をしてますが、とても面白い作品です」とアピールしたが、役どころと異なり、この日は猫を抱いて終始笑顔の北村だった。
『猫侍』は3月1日から全国公開。
『アデル、ブルーは熱い色』試写会に15組30名
2013年のカンヌ国際映画祭にて満場一致で最高賞・パルムドールに選ばれた、珠玉のラブストーリー。カンヌでは、審査委員長を務めたスティーヴン・スピルバーグも大絶賛。史上初、パルム・ドールが監督の他、女優2人にも贈られたことも大いに話題となった。
道ですれ違ったブルーの髪の女・エマに、一瞬で心を奪われたアデル。偶然再会を果たしたエマは、画家を志す学生だった。一途にエマにのめり込むアデル。数年後、教師になる夢を叶えたアデルは、エマの絵のモデルを務めながら、幸せな日々を送っていたが…。
運命の相手と、恋と愛にまつわるすべてを体験していくアデル。その思いのすべてがスクリーンから伝わってくる、見事な描写は必見。大ヒットを記録したフランスの人気コミックを原作に描く、究極の愛と美の物語。4月5日より新宿バルト9他にて公開。
『サンブンノイチ』試写会に15組30名
『あなたを抱きしめる日まで』試写会に15組30名
本年度アカデミー賞で、作品賞・主演女優賞・脚色賞・作曲賞の4部門にノミネートされた感動のヒューマンドラマ。未婚のまま修道院で出産した後、無理やり引き離された息子を50年経った今、探し出そうとするアイルランド人主婦の実話を、名女優ジュディ・デンチ主演で描く。一見、地味な印象の映画だが、実はヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、ゴールデングローブ賞、そしてアカデミー賞と世界中で絶賛の嵐を巻き起こしている。
その日フィロミナは50年間、隠し続けてきた秘密を娘のジェーンに打ち明けた。1952年のアイルランド。10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追い出され修道院に入れられ、男児を出産。アンソニーと名付けるが、3年後、養子に出されてしまったという。母の思いを受け止めたジェーンは、元ジャーナリストのマーティンに相談。50年前に分かれた息子に一目会いたいフィロミナと、その記事で再起をかけるマーティン、全く別の世界に住む2人の旅が始まった…!
性別、世代、国や地域を問わず人々の心を揺さぶる理由を、ぜひ自分の目で確かめて。3月15日より全国公開。
腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ! 野村由佳里さん
本当の本当に、映画館でタダで見られるんですか?「見られるんです(笑)。普通に公開される作品で無料にするというのは、業界としても初の試みだと思います。もちろん大人は通常料金ですが、小学生以下は全員0円。同伴の大人が1人いれば子供が50人いようと全員無料で見ることができるんですよ」。それなら、お小遣いを使わずに友達みんなで見られるし、小学校の課外学習として活用するのも楽しそう。「震災を機に石井克人監督は、心から共感して楽しめる実写映画を子供たちに届けたいと、本作を仲間とともに自主制作で作ったんです。自主制作かつ“小学生は無料鑑賞”という試みがネックになり公開が危ぶまれたんですが、石井監督が以前から親交のあったスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに相談したところ、ティ・ジョイの方を紹介され配給が決定。全国95館での上映が実現したんです」。日本中の小学生に楽しんでもらえますね。でも小学生に見てもらえば見てもらうほど興行収入が…。「本作のプロデューサーいわく“バックサーモン方式”と(笑)。映画館での映画体験の記憶が、大人になっても映画館に足を運ぶことにつながれば」。『鮫肌男と桃尻女』『スマグラー』の石井克人監督が手掛ける子供のための子供のラブコメ。多くの人を動かした監督の映画愛は日本中の“イクラ”に届くはず!
今週のオススメMOVIE 2/17〜
『エヴァの告白』
1921年。戦火を逃れNYへとやってきたエヴァは妹のため罪の意識と戦いながらも娼婦にまで身を落とし、2人の男を利用して生き抜こうとするが。
監督:ジェームズ・グレイ 出演:マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス他/1時間58分/ギャガ配給/TOHOシネマズ シャンテ他にて公開中 http://ewa.gaga.ne.jp/
©2013 Wild Bunch S.A. and Worldview Entertainment Holdings LL
『エージェント:ライアン』
CIAアナリストという正体を隠しながらウォール街で働くジャック・ライアン。モスクワの投資会社に不審な動きを察知した彼は自ら現地へ渡る。
監督:ケネス・ブラナー 出演:クリス・パイン、キーラ・ナイトレイ他/1時間46分/パラマウント配給/TOHOシネマズ スカラ座他にて公開中 http://www.agentryan.jp/
©MMXIII Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.
『神さまがくれた娘』
6歳児程度の知能しか持たないが皆から愛されるクリシュナ。やがて結婚して娘・ニラーを授かるが妻が他界。周囲の助けを借りながら子育てしていたが…。
監督:A・L・ビジャイ 出演:ビクラム他/2時間29分/太秦配給/ユーロスペース他にて公開中 http://www.u-picc.com/kamisama/
©AP International All Rights Reserved.
『大統領の執事の涙』
綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズは見習いからホテルのボーイ、そして大統領の執事にスカウトされる。
監督:リー・ダニエルズ 出演:フォレスト・ウィテカー他/2時間12分/アスミック・エース配給/新宿ピカデリー他にて公開中 http://butler-tears.asmik-ace.co.jp/
2013,Butler Films,LLC.All Rights Reserved.
『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』
失敗続きの交番勤務の巡査・菊川玲二は表向きは懲戒免職という形をとりつつ、実際は潜入捜査官、通称“モグラ”となれという命令を受ける。
監督:三池崇史 出演:生田斗真他/2時間10分/東宝配給/お台場シネマメディアージュ他にて公開中 http://www.mogura-movie.com/
©2014 フジテレビジョン 小学館 ジェイ・ストーム 東宝 OLM
©高橋のぼる・小学館
『早熟のアイオワ』
夜ごと賭博やセックスを目的に男たちが集まるポーカーハウスで育ったアグネスは幼い妹2人を守りながら必死で日々を生きていたが…。
監督:ロリ・ペティ 出演:ジェニファー・ローレンス他/1時間33分/アットエンタテインメント配給/2月22日より新宿シネマカリテ他にて公開 http://www.at-e.co.jp/ R15+
©The Poker House LLC 2009
『ダラス・バイヤーズクラブ』
1985年。その日暮らしを送るカウボーイ・ロンは突然HIVの宣告を受ける。ロンは納得できず自力で情報を集めていく。
監督:ジャン=マルク・ヴァレ 出演:マシュー・マコノヒー他/1時間57分/ファインフィルムズ 配給/2月22日より新宿シネマカリテ他にて公開 http://www.finefilms.co.jp/dallas/ R15+
©2013 Dallas Buyers Club, LLC. All Rights Reserved.
『東京難民』
どこにでもいる普通の大学生・修。ある日父が借金を抱えて失踪し授業料未払いで大学を除籍。アパートからも追い出され日払いのバイトで食いつなぐが…。
監督:佐々部清 出演:中村蒼他/2時間10分/ファントム・フィルム配給/2月22日より有楽町スバル座他にて公開 http://tokyo-nanmin.com/ R15+
©2014「東京難民」製作委員会
あの自称ヒーローがスケールアップして帰ってくる!
ネット通販で入手した全身タイツを身に付けて、勝手にヒーロー活動を始めた主人公が、ひょんなことから同じ志を持ったヒーロー父娘と出会い、本物の悪に立ち向かっていくという、かつてないユニークなストーリーが大絶賛。“お約束”と“意外性”、イケてない主人公と炸裂するアクションのクールさという相反する要素が、映画ファンの心をわしづかみ。“キック・アス”ことデイヴを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンは、本作後『野蛮なやつら/SAVAGES』『アンナ・カレーニナ』と話題作に出演し人気を確立。美少女暗殺者“ヒット・ガール”を演じた当時13歳のクロエ・グレース・モレッツも大ブレイク。アメコミ好きで知られるニコラス・ケイジの怪演も話題を呼んだ。
待望の続編では、前作でマフィアの父親を殺されたレッド・ミストが完全なる悪党“マザー・ファッカー”となって復活。さらにジム・キャリー演じる大佐が仲間に加わりヒーロー軍団“ジャスティス・フォーエバー”を結成。ヒット・ガールはキュートからセクシーに変貌を遂げ、キック・アスはさらに進化して悪の軍団に立ち向かう。前作ファンを喜ばせるネタを満載にしながらも、新たなファンを獲得すること間違いなしの一本だ。
東京都知事選で元厚生労働相の舛添氏が当選
猪瀬直樹前知事(67)の辞職に伴う東京都知事選は9日、投開票され、元厚生労働相の舛添要一氏(65)が約211万票を獲得し、元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産・社民推薦、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)、元首相の細川護煕氏(76)らを破って初当選した。
元首相や元閣僚、メディアでも話題を集める候補者が揃い、告示前は盛り上がりを見せていたが、本格的な政策論争が行われることがなかったことや、前日8日に降った記録的な大雪の影響もあって、最終投票率は過去3番目の低水準となる46.14%に留まり、前回(平成24年)を16.46ポイント下回った。
そのなかで小泉純一郎元首相(72)の支援を受けた細川氏が「原発即ゼロ」を前面に打ち出し選挙戦を展開したが、思ったほど有権者には刺さらず、約96万票に留まり、同じく「脱原発」を掲げる宇都宮氏の後塵を拝する形となった。
舛添氏は「東京を世界一の街にする」というスローガンのもと、五輪を契機とした街づくりを掲げ、厚労相の経験を強調して福祉・雇用対策の充実を訴えた。9日夜、当選確実の一報を受け「私以外の候補に投票した人からも『舛添に任せてよかった』というような都政を進めていきたい」と語った。今回の勝因について「ひたすら政策を訴え、どの候補よりも全域を回り、たくさんの有権者と会話した。これに尽きる」と語った。
都知事として実現したい政策を問われると、「東京を世界一の街にする。福祉、防災、経済、2020年の東京五輪・パラリンピックを成功させる。これを着実にやっていきたい」と力を込めた。
「大統領執事の涙」監督リー・ダニエルズが来日
2月15日(土)公開の映画『大統領の執事の涙』の試写会が5日、都内の会場で行われ、サプライズでリー・ダニエルズ監督が登場した。同作品は、ホワイトハウスで誰もが知っている歴代アメリカ大統領7人(アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン)に使えた黒人執事と揺れ動くアメリカ、その時代に翻弄される家族の物語を、実話をベースに描いた、感動のフーマン・スペクタクル作品。
舞台挨拶に立ったリー監督は初来日となった日本について「日本に来たいと思っていたので、とてもうれしい。日本はみんな優しくて、街がとてもきれい。物腰も柔らかく、リスペクトし合っている。次回はぜひ息子を連れてきて、リスペクトを学んでほしい。初めて日本に来たが、ウィル・スミスら日本に来たことがある人にいろいろ情報を聞いてきた。みんな日本の文化が素晴らしいと言っていたので、いろいろな日本のカルチャーを吸収したい」と念願の来日だったことを告白。また、全米で3週連続第1位を獲得した同作品について「アメリカ初のアフリカ系アメリカ人の小児科医である92歳になるいとこが、この作品を見たあと僕の目を見て"君は私の物語を綴ってくれた。アメリカの歴史を語ってくれた。これは普遍的な物語だ"と言ってくれたことが一番嬉しかった」と語り、「さまざまな映画会社から"誰も見ないよ"と言われパスされた作品だが、受け入れられることが証明された」と作品を世に出す苦労とともに、大ヒットしたことを感謝した。