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MOVIE 海外でも絶賛評が続々!究極の選択を突きつけられた家族の絆の物語。

2013.09.30 Vol.601

 第66回カンヌ国際映画祭での審査員賞受賞をはじめ、海外映画祭で大絶賛を巻き起こし、日本でも公開前から大きな注目を集めていた話題作が、ついに公開。『誰も知らない』の是枝裕和監督のもと、絶大な人気を誇る福山雅治が本作で初の父親役に挑戦するという話題性に加え、海外映画祭で作品を称える声の多さが、さらなる話題を呼んでいる。カンヌのコンペにて日本映画が受賞するのは河瀬直美監督の『殯の森』以来6年ぶりのこと。

 自分の才覚で人生の勝ち組街道を生きてきた主人公に、突然突きつけられた驚愕の事実。それは、6年間育ててきた息子が出生時に取り違えられた他人の子であり、そしてまた、血を分けた実子がその他人の子として育てられていたという衝撃的なものだった。6年間の絆か、それとも血筋か。究極の選択を突きつけられた彼らの選んだ答えとは…。

 人生で初めて壁にぶつかり、その苦悩のなかで父親としての自分を見つめ直していく主人公・野々宮良多役に福山、その妻・みどり役に尾野真千子、子供を取り違えられた相手夫婦・斉木夫妻に、リリー・フランキーと真木よう子。この演技派4人に加え子役たちも、是枝流演出術により見事な表情を見せてくれる。親子、夫婦、そして家族…。その絆が生まれる感動の瞬間に胸が熱くなる一本。

『スティーブ・ジョブズ』試写会に15組30名 

2013.09.30 Vol.601

 2011年10月5日、56歳の若さで亡くなったアップルコンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズ。「世界を変えた天才」「今世紀最高のヴィジョナリー」…最高の賛辞を贈られる一方で、彼はワガママで傲慢、非情な男とも言われ続けた。そんな“嫌われ者”がなぜ、世界中から“愛され続ける”デバイスを作ることができたのか。そんな問いに迫る、ジョブズ没後初の映画化作品。『バタフライ・エフェクト』のアシュトン・カッチャーが、徹底した役作りでジョブズ像を体現する。

 スティーブ・ジョブズは、1976年、同じようなはみ出し者の友人たちと、自宅のガレージに“アップルコンピュータ”を設立。次々とヒット作を生み出し、わずか4年で会社は株式上場。ジョブズは富と名声を手にする。しかし己の考えだけを貫くジョブズはしだいに孤立。あげくに予算を無視して開発にのめり込んだ彼は、自分の会社から追放されることに。人生最大の挫折の中で、ジョブズが見た大胆かつ斬新な“ビジョン”とは…!? 11月1日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほかにて公開。


『スティーブ・ジョブズ』試写会に15組30名 

『ある愛へと続く旅』試写会に15組30名 

2013.09.30 Vol.601

 ペネロペ・クルスが、女子大生時代から高校生の息子と向き合う母親まで、女性としての長い年月を見事に演じ切った、感動の愛の物語。本作では、ペネロペが老けメイクでの演技にも挑んでいることにも注目だ。

 サラエボで出会った瞬間に恋に落ちた、ジェンマとディエゴ。2人は結婚するが子供を持つという願いが叶わず、1992年のサラエボ包囲のさなかに、代理母候補を見つけ息子・ピエトロを授かる。ほどなくジェンマとピエトロは戦火の街を逃れるが、ディエゴはその地で命を落としてしまう。時が経ち、過去の思い出をたどるジェンマは、思いもよらぬディエゴの真実と愛をを知ることになる…。

 監督は『赤いアモーレ』以来、ペネロペとの2度目のタッグを組むセルジオ・カステリット。ディエゴ役には『イントゥ・ザ・ワイルド』の美形俳優、エミール・ハーシュが扮する。

 11月1日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他にて公開。


『ある愛へと続く旅』試写会に15組30名 

『武士の献立』ゲスト登壇予定 完成披露試写会に10組20名 

2013.09.30 Vol.601

 この冬“包丁侍”が日本中に勇気と感動を与える! 2011年に、堺雅人主演で“そろばん侍”の生き方を描いた『武士の家計簿』が大きな話題を呼んだが、今度は、刀を包丁に“料理”で動乱を乗り越えた“包丁侍”と、そんな夫を支える妻の深い絆を描いた感動作が誕生。

 優れた味覚と料理の腕で夫を支える年上女房・春を『半沢直樹』の妻役でも注目を集めた上戸彩が好演。“包丁侍”として奮闘する夫・安信役に、本作が初の時代劇本格出演となる高良健吾。

 優れた味覚と料理の腕を持つが、気の強さが仇となり1年で離縁された春。ところが、加賀で一、二を争う料理の腕をもつ舟木伝内にその才能を買われ、息子の嫁にと懇願されて2度目の結婚を決意する。舟木家は代々、藩に仕える由緒ある包丁侍の家。しかし、夫となる跡取り・安信は、実は料理が大の苦手で、しかも歳は春より4つも下だった。春は、姑の満の力も借りながら、必死に夫の料理指南をはじめるが…。12月14日より全国公開。


『武士の献立』ゲスト登壇予定 完成披露試写会に10組20名  

今週のオススメMOVIE 9/30〜

2013.09.30 Vol.601

『クロニクル』60156.jpg
高校生のアンドリューは友人のマット、スティーヴと探検に行った洞くつで不思議な物体に触れ、超能力を手にするが…。

監督:ジョシュ・トランク 出演:デイン・デハーン他/1時間25分/20世紀フォックス映画配給/TOHOシネマズ日劇他にて公開中 http://www.foxmovies.jp/chronicle/

©2011 Twentieth Century Fox

『地獄でなぜ悪い』60157.jpg

ヤクザの組長が自分の娘を主演にした映画を製作することに。映画監督志望の一般人・平田のもと、本物の抗争の真っただ中でオールヤクザの映画撮影が始まった!

監督:園子温 出演:國村隼、堤真一他/2時間9分/キングレコード、ティ・ジョイ配給/新宿バルト9他にて公開中 http://play-in-hell.com/
©2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会

『謝罪の王様』60158.jpg

“謝罪師”を生業とする黒島は日常のささいなトラブルから国家がらみの問題まで、相談者たちの難問を“謝罪”で解決していく。

監督:水田伸生 出演:阿部サダヲ、井上真央他/2時間8分/東宝配給/TOHOシネマズ 日劇他にて公開中 http://www.king-of-gomennasai.com/
©2013「謝罪の王様」製作委員

『ブッダ・マウンテン 希望と祈りの旅』60159.jpg

四川の大地震で一人息子を亡くし孤独に暮らしていた元京劇女優のユエチンのもとに、3人の若者が間借りすることに。しだいに心を通わせていくが…。

監督:リー・ユー 出演:シルヴィア・チャン他/1時間49分/オリオ商会、キノ・キネマ配給/K’s cinema他にて公開中 http://www.buddha-mountain.com/
©LAUREL FILMS

『フローズン・グラウンド』60160.jpg

1983年アラスカ。モーテルに軟禁されていた17歳の娼婦が保護される。刑事・ジャックは頻発する女性変死事件が連続殺人ではないかと考えていた。

監督:スコット・ウォーカー 出演:ニコラス・ケイジ他/1時間45分/ブロードメディア・スタジオ 配給/10月5日より有楽町スバル座他にて公開 http://www.frozenground.jp/
©2012 GEORGIA FILM FUND FIVE, LLC

『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』60161.jpg

今なお多くの人に影響を与え続けるマリリン・モンロー。没後50年で初公開された私的な文書をもとにその謎めいた人生をたどるドキュメンタリー。

監督:リズ・ガルバス 出演:マリリン・モンロー他/1時間48分/ショウゲート 配給/10月5日より新宿ピカデリー他にて公開 http://marilyn-movie.jp/
©2012 Diamond Girl Production LLC – All Rights Reserved.jpg

『ムード・インディゴ うたかたの日々』60162.jpg

資産家のコランは無垢な魂を持った女性・クロエと恋に落ち結婚。ところがクロエは肺の中に睡蓮が芽吹くという不思議な病にかかってしまう。

監督:ミシェル・ゴンドリー 出演:ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ他/2時間5分/ファントム・フィルム配給/10月5日より新宿バルト9他にて公開 http://moodindigo-movie.com/
©Brio Films – Studiocanal – France 2 Cinema All rights reserved

『レッド・ドーン』60163.jpg

アメリカのとある町で突然戦争が始まった。敵の手から逃れた若者たちは北朝鮮にアメリカ全土が占領されたことを知り立ち上がる。

監督:ダン・ブラッドリー 出演:クリス・ヘムズワース他/1時間36分/クロックワークス配給/10月5日より新宿バルト9他にて公開 http://reddawn-film.com/
©2012 UNITED ARTISTS PRODUCTION FINANCE LLC. ALL RIGHTS RESERVED. RED DAWN IS A TRADEMARK OF METRO-GOLDWYN-MAYER-STUDIOS INC. AND USED WITH PERMISSION. ALL RIGHTS RESERVED.

舞台『デスティニー』に出演 「”いいね”っていわれる役者に」――馬場良馬

2013.09.29 Vol.601

 2011年に初演された、佐藤アツヒロ主演の30−DELUX舞台『デスティニー』が、10月に再演。重厚な人間ドラマを軸に展開するアクション活劇で、一部を除き、キャストも一新しての上演だ。

 馬場良馬も新しく加わったメンバーの1人。主演映画『クレイジズム』そして『アサシン』で国際的に評価を得る一方で、スーパー戦隊シリーズ『特命戦隊ゴーバスターズ』のブルーバスター岩崎リュウジ役で子どもたちからも熱い視線を集める。「この舞台はターニングポイントになる」と、本人は目を輝かせる。

「座長のアツヒロさんは、困ったことがあれば聞いてくれ!と、言葉や、その背中で伝えてくれますし、さまざまなバックグラウンドの人が集まっているので、演技はもちろん、稽古場に居るだけでも学ぶことがたくさんあるんですよ」

 演じるのは、王国の人間で、スパイとして盗賊に入り込むアラン。初演では風間俊介が演じた。

「お話をいただいた時、何よりも“やった!”という気持ちが強かったです。ただ、それと同時に、周りから“風間さんがすごい良かったから、めちゃめちゃ頑張って”って声をかけられて(笑)、プレッシャーも感じています。これからの稽古で皆さんと積み重ねていって、アランが感じている歯がゆさ、心の揺らぎを丁寧に演じて、彼の葛藤を伝えられたら」

「がむしゃら」「思い切り」など、インタビュー中、熱のあるワードが頻出する。

「“うまいね”って言われたらすごくうれしいですけど、僕は“いいね”って言われる役者になりたい。演技の技術は重要ですし、磨いていかなければいけないですけど、想いや熱量も同じように大切。みんなが甲子園に夢中になるのも、高校球児の熱量や、彼らの“人間臭さ”に共感するから。僕もそういう“人間臭い”役者になりたいと思っています」

上戸彩、スペインの映画祭で日本語指南!

2013.09.26 Vol.600

 12月公開の映画『武士の献立』が25日、スペインで行われているサン・セバスチャン国際映画祭・料理部門で上映され、主演の上戸彩と朝原雄三監督が舞台あいさつに登壇。上戸は「こんにちは、ドノスティアの皆さん、サン・セバスチャンに来ることができてうれしいです。ありがとう」と、スペイン語であいさつし、大きな拍手で迎えられた。

 同作は、料理方の役目についた夫と、そんな夫を支える料理上手な妻の絆を描いた時代劇。

「美食の街サン・セバスチャン国際映画祭に招待され、本当にうれしいです」と、感激を語った上戸。「日本には”いただきます”と食前に言うマナーがあります。この機会にぜひ、覚えて帰ってくれたらうれしいです」と語りかけ、観客をすっかり魅了した様子。

 また、この日の公式ディナーでは、スペインのゴルカ・チャパルテギシェフと高木慎一朗シェフが、映画をイメージした特別ディナーを創作し、約100人に振る舞った。その後の質疑応答でも映画や日本料理について参加者から次々と質問が飛び出し、上戸、監督ともに大きな手ごたえを感じたようだ。

『武士の献立』は12月14日より全国公開。

平岡祐太 最新映画PRで「生きた心地がしなかった」

2013.09.26 Vol.600
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 映画『キッズ・リターン 再会の時』(10月12日公開、清水浩監督)の完成披露試写会が25日、都内で行われ、平岡祐太、三浦貴大ほか、主要キャストが登壇した。平岡は、「生きた心地がしなかった」と、さわやかな笑顔でトレーニングや撮影を振り返った。
 
 平岡は、撮影前、3カ月にわたり、「週5日ボクシング、週2日筋トレ」という過酷なスケジュールで、トレーニングと身体づくりを実施。最初の1カ月はまったく体に変化がなかったといい、「プロデューサーや(ボクシングの)梅津トレーナーに"大丈夫?"っていう、冷たい空気があったんです。それから、油ものは摂らず、チキンなどを食べる食事制限をしました。生きた心地がしなかった」。初めて完成した作品を見たときには、そうした日々が思い出されて「立ち上がれなかった。動けなかった」と、しみじみと語った。

 その一方で三浦は、初体験の「こわい役」にひと苦労。「こういう役をやったことがなかったので俺で良かったのか、と思いました」とオファーを受けたときの想いを語り、撮影にあたっても「どういう話し方をするのかとか、迷いがありました」と、明かした。

 映画は、1996年に公開された映画『キッズ・リターン』(北野武監督)のその後の物語にあたる作品で、原案はビートたけし。落ちこぼれの高校生シンジとマサルの10年後を描くもので、平岡はボクシングの道を選んだシンジ、三浦はヤクザの道を選んだマサルを演じる。共演に、倉科カナ、中尾明慶、市川しんぺー、小倉久寛、ベンガルら。


平岡、今一番したいことは「バイクで走り出したい」
 
 舞台あいさつでは、映画のキャッチフレーズ『最後になってもいい。やりたいんだ』にちなみ、登壇者全員が今一番やりたいことを発表。平岡の答えは「バイクで走り出したい」。今月、大型バイクの免許を取得したことを報告したが、「先月、合格率98%くらいというのに一回落ちているんで、乗りたい欲求が高まってます」と、苦笑いで付け加えた。

 平岡のほか、三浦は「ニューヨークに行きたい」、倉科が「宝くじを買いたい!」と発表。ただ1人違ったのが中尾で「デンゼルワシントンとランチ。」。中尾は「みんな大きなことを書くのかと思ったら叶いそうなことばかり。宝くじぐらい今、買いに行きなよって!」と照れ笑い。「好きなんです。ディナーだとお金がかかるけど、ランチだったらごちそうできるのではと思いました」と、説明した。

「よく分からないけど面白い」!? 松本人志最新作『R100』全米公開決定!

2013.09.25 Vol.600

20130925b.jpg 松本人志監督の最新作『R100』の完成披露試写会が都内にて行われ、松本監督と、主演の大森南朋ら豪華キャストが勢ぞろいした。


『R100』は、松本監督作品第4作目。大森演じる主人公が、謎のクラブに入会したことで、運命を狂わせていく物語。


 この日は、大森をはじめ大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、前田吟、YOU、西本晴紀、松尾スズキ、渡部篤郎という超豪華キャストが登壇。冒頭、大森は「この映画は、松本監督の頭の中に入ったような感覚の映画だと思います。これからぼくのあられもない姿を皆さんがご覧になると思うと心が痛むのですが(笑)、楽しんでいただけたらうれしいです」と笑いを含みつつ、あいさつ。劇中でボンテージ姿を披露した女優陣も「なんだか"やってしまった感のある映画"」(大地)、「一言でいうと"よくわからない映画"です」(冨永)と評しつつも、一様に「だから面白い」と、作品の世界に魅力されたようすだった。


 また、寺島が「(劇中で)大森さんをぼこぼこにするのですが、やっているうちにSの気持ちになっていくものですね。実は、今日は松本監督の大ファンの旦那が見に来ているんです。家に帰って、せがまれたらどうしよう(笑)」と言うと、松本監督が「そういえば撮影中、寺島さんはムチをしばらく放しませんでしたよね。(ムチが)いつの間にかなくなったという噂も...(笑)」と調子を合わせ、会場を爆笑させる一幕も。


 第38回トロント国際映画祭でも上映され、観客の笑いをとったという本作。監督は「実は映画でコメディーをやろうとしたことはないんです」と明かしつつ「今回は特に素晴らしい役者さんたちとご一緒できましたし、それで、圧力鍋といいますか、蒸気がぶわっと湧き上がるように自然に笑いが起きたら、それはそれでいいのではないか、そう思っています」と語った。


 また、全米公開が決定したことについて「監督としてはまだまだ新人だと自分では思っていますが、その割にはがんばったなと思っています」と、意気込んだ。


『R100』は10月5日より全国公開。

 

2013.09.20 Vol.600

 第26回東京国際映画祭の第2回記者会見が17日、都内にて行われ、コンペティション出品作などが発表された。

 東京の秋の風物詩となっている同映画祭。今年は10月17日から25日まで開催。コンペティション部門では、93カ国からエントリーされた1463本の中から選ばれた15本を上映。コンペティション国際審査委員長を映画監督のチェン・カイコーが、同審査員を女優の寺島しのぶや映画監督のクリス・ワイツらが務める。また、オープニング作品にトム・ハンクス主演の『キャプテン・フィリップス』、クロージング作品に三谷幸喜監督の最新作『清須会議』など豪華な招待作品の上映も決定しており、恒例の”グリーンカーペット”にも注目が集まりそうだ。

 この日は、ゲストとしてコンペティション出品作『ほとりの朔子』の深田晃司監督と女優の二階堂ふみ、『捨てがたき人々』より榊英雄監督、第26回東京国際映画祭のフェスティバル・ミューズに就任した栗山千明が登壇。栗山は「日本と世界を結ぶ映画祭のお手伝いをさせていただけることをとても光栄に思っています。日本の文化を広めることももちろん大切ですが、さまざまなイベントを通じてより日本を知って体感してもらえればと思います」と”ミューズ”としての意気込みを新たに語った。

 また質疑応答で、昨年の開催時に”日中問題”の影響で中国ゲストの不参加などが発生したことに絡めて今年の状況を質問されると、コンペティション部門プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏は「今年はまったく問題なく、出品プロセスも順調で、ゲストの来日も前向きに検討してもらえている」と回答した。

長澤まさみと岡田将生が”10代の恋”を振り返る

2013.09.19 Vol.600

20130919a.jpg 映画『潔く柔く』の完成披露舞台挨拶が18日、都内の会場にて行われ、俳優の長澤まさみ、岡田将生、高良健吾らキャストと新城毅彦監督が登壇した。


 同作は、ベストセラー少女コミックを原作に、青春時代に大切な人を失った境遇を持つ男女が、共に希望から再生を紡ぎだしていく姿を描いたラブストーリー。


 今回、主人公の高校時代も演じた長澤は「15歳を演じるということでかなりプレッシャー」だったと語り、「高良くんも同じ26歳なんですけど、"だいじょぶっしょ!"って言ってくれたので、自信に変わりました」と照れ笑い。長澤、高良らが演じる高校生の役どころも見どころとなりそうだ。


 ストーリーにちなみ、高校生と大人の恋について、違いを尋ねられると、岡田は「高校時代ってあまり直球ではなくて、手をつなぐにも3、4時間かかるみたいなちょっと淡い感じ」と自身の恋愛経験を匂わせて話したが、長澤の反応は「......うん(笑)」とイマイチで、共感を得られなかった様子。そのうえで長澤は「10代のころって本当に"好き"の意味ってどれくらい分かっていただろう。本当の愛とか絆とかちゃんと分かっていたのかな」と語り、恋愛談義は哲学的な展開に。


 また"思いを伝えられなかった経験は?"という質問に、岡田は「小5のときに転校しちゃったんですけど、1年生から好きだった女の子に"好き"って言えずに転校してしまった。ちゃんと言っておけば、もしかしたら何かあったんじゃないか」とほろ苦い話を披露した。


『潔く柔く』は10月26日から全国ロードショー。

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