10月17日から25日まで、東京・六本木を中心に盛大に開催された『第26回東京国際映画祭』。国内外の豪華映画人が登場した、グリーンカーペットを名ショットで振り返ります!
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『武士の献立』”良妻”上戸彩が”夫”高良健吾とおもてなし
第26回東京国際映画際の特別招待作品『武士の献立』ジャパンプレミアイベントが23日、六本木ヒルズアリーナにて行われ、主演の上戸彩と高良健吾、朝原雄三監督が登場した。
本作は、江戸時代に刀ではなく”包丁”で動乱の世を生き抜いた、実在した”包丁侍”の家族の物語。
料理の腕で夫を支える主人公・春を演じた上戸は「食べる事が好きなこともあって、どんどん作品にのめり込んでいきました。時代劇で、男性が女性を引っ張るような描き方は今までになかったので、その点でもひかれましたね」と振り返り、包丁侍として奮闘する夫・舟木安信を演じた高良は「その時代の男と女の目線は意識していましたが、相手を思う気持ちは昔も今も変わらないと思います。監督も”時代劇だけど現代劇”とおっしゃっていたので今っぽいところも出せるようにしました」と語った。
また、この日はゲストから観客に、縁起物として小袋に入った紅白の米(赤米ともち米)をプレゼント。最後には2人の「武士の献立!」という掛け声に観客が「いただきます!」と箸を持つポーズで答え、盛大な拍手でイベントの幕を閉じた。
『武士の献立』は12月14日より全国公開。
『フィルス FILTH』ゲスト来場試写会に10組20名 ※R18+
『X-MEN』『トランス』の人気俳優ジェームズ・マカヴォイ最新主演作。『トレインスポッティング』の原作者アーヴィン・ウェルシュの人気小説を、新鋭監督ジョン・S・ベアードがスリリング&スタイリッシュに描くクライム・コメディー。究極の“サイテー”刑事を演じるマカヴォイの新たな魅力が炸裂する注目の1本。
街がクリスマスムードに浮かれだすころ、残忍な日本人留学生殺人事件が起きる。素行最悪の悪徳刑事・ブルースは、この事件で手柄をあげて出世を目論む。ところが捜査を進めるにつれ、自分自身の過去と向き合うはめになったブルースは、精神的に追い詰められて錯乱していく。そんなとき、目撃者らしき謎の女の存在が急浮上。ブルースが突き止めた、衝撃の真実とは…!?
当日は、アーヴィン・ウェルシュとジョン・Sベアード監督トークショーを予定!
『ダイアナ』オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督
1997年8月、元英国皇太子妃・ダイアナが交通事故により死亡したというニュースは世界中に大きな衝撃をもたらした。そんなダイアナ元妃の“真実”に迫った映画が、今大きな注目を集めている。メガホンをとったのは『ヒトラー 〜最期の12日間〜』でヒトラーの人間性を掘り起こして絶賛されたオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。「今回、僕が最も重要視したのは、視覚的なイメージなんです。なぜかというと、ほとんどの人が記憶の中に在りし日のダイアナの姿をとどめているからです」。地雷撲滅のため、処理後の地雷原を歩くダイアナ。恋人とクルーザーでのひと時を過ごすダイアナ。当時、雑誌や新聞、テレビのニュースが伝えた“あの瞬間”に立ち会っているような感覚に陥る。ナオミ・ワッツ演じるダイアナと恋人・ハスナット医師との知られざるラブストーリーは生身の彼女を感じさせる。「この物語では、彼女の変化が核となっています。不遇な皇太子妃から、愛を通して、世界で最も影響力のある女性へと生まれ変わった、一人の女性の変身が描かれているのです。一人の女性の普遍的なラブストーリーと、メディアが伝えたエピソード、その2つの要素を使って物語を構築していくのはとても面白い作業でした」。自分がイギリス国民ではないからこの物語を描けたのかもしれないと監督。「もし実際に会っていたらストーリーテラーとして仕事がしにくかったかもしれません。なにしろダイアナに会った人たちはみな、彼女に深く感銘を受けていましたから(笑)。彼女ほどの存在は後にも先にもいないでしょう」。スクリーンを通して、唯一無二の存在感を再発見できる感動作だ。
今週のオススメMOVIE 10/14〜
『死霊館』
1971年、アメリカ・ローズアイランド州。人里離れた地に引っ越してきたウォーレン一家に次々と異変が起こる。実はその土地に戦慄の歴史が…。
監督:ジェームズ・ワン 出演:ヴェラ・ファーミガ他/1時間52分/ワーナー・ブラザース映画配給/新宿ピカデリー他にて公開中 http://wwws.warnerbros.co.jp/
©2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
『トランス』
競売人のサイモンはギャングと手を組みゴヤの傑作『魔女たちの飛翔』を強奪。ところがトラブルの後、絵は行方不明になりサイモンは記憶喪失に。
監督:ダニー・ボイル 出演:ジェームズ・マカヴォイ他/1時間41分/20世紀フォックス映画配給/TOHOシネマズ シャンテ他にて公開中 http://www.foxmovies.jp/trance/ R15+
©2013 Twentieth Century Fox
『おしん』
明治40年。山形県最上川上流の寒村に生まれた少女・おしんは”口べらし”のため年季奉公に出される。奉公先でつらい日々に耐えていたおしんだが、ある日盗みの疑いをかけられ…。
監督:冨樫森 出演:濱田ここね、上戸彩他/1時間49分/東映配給/丸の内TOEI他にて公開中http://pr.livedoor.com/movie/oshin/
©2013「おしん」製作委員会
『キッズ・リターン 再会の時』
ボクシングの道に進んだシンジとヤクザの道を選んだマサル。会うこともなく10年が過ぎ、偶然再会しかつての思いを取り戻した2人は再起を試みる。
監督:清水浩 出演:平岡祐太、三浦貴大他/1時間47分/東京テアトル、オフィス北野配給/テアトル新宿他にて公開中 http://kidsreturn-saikai.com/
©2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会
『陽だまりの彼女』
さえない日々を送っていた新人営業マンの浩介は仕事先で中学時代の初恋相手・真緒と再会。再び引かれあう2人だったが、真緒にはある秘密が…。
監督:三木孝浩 出演:松本潤、上野樹里他/2時間9分/アスミック・エース、東宝配給/TOH
Oシネマズ日劇他にて公開中 http://www.hidamari-movie.com/
©2013「陽だまりの彼女」製作委員会
『危険なプロット』
高校の国語教師・ジェルマンは生徒・クロードの文才を見抜き、彼に小説の書き方を個人指導する。クロードはみるみる才能を開花させ…。
監督:フランソワ・オゾン 出演:ファブリス・ルキーニ他/1時間45分/キノフィルムズ配給/10月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開 http://www.dangerousplot.com/ R15+
©2012 Mandarin Cinema – Mars Films – France 2 Cinema Foz
『人類資金』
詐欺師の真舟は”M”と名乗る謎の男から終戦時に日銀の地下倉庫から姿を消した莫大な金塊”M資金”を盗み出してほしいという依頼を受ける。
監督:阪本順治 出演:佐藤浩市、香取慎吾他/1時間40分/松竹配給/10月19日より 丸の内ピカデリー 他にて公開 http://www.jinrui-sh
ikin.jp/
©2013「人類資金」製作委員会
『もうひとりの息子』
テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人の家族。18歳になる息子は実は出生時に取り違えられたパレスチナ人の子だった。
監督:ロレーヌ・レヴィ 出演:エマニュエル・ドゥヴォス他/1時間41分/ムヴィオラ 配給/10月19日よりシネスイッチ銀座他にて公開 http://www.moviola.jp/son/
©2012 Mandarin Cinema – Mars Films – France 2 Cinema Foz
MOVIE 日本映画史に残る傑作が、35年の時を経てよみがえる!
1978年、家族を守るため懸命に生きる1匹のキツネの姿に、日本中が涙した。日本初の“動物大作映画”として公開された『キタキツネ物語』が、35年の時を経てよみがえる! 公開時には230万人もの観客動員を記録し、翌年のTV放送では44.7%の視聴率を記録し、実写映画において今なお不動の歴代1位を誇っている伝説的名作。そのリニューアル版となる本作は、未公開分を含めた膨大なフィルムを再編集。劣化が激しいフィルムを、ハリウッドのラボで高画質化させた。オホーツクの厳しくも美しい大自然をとらえた、35年前のものとは思えない美しい映像は必見。さらに本作では、声の出演・演出も一新。キタキツネを見守る“柏の木”のナレーションを西田敏行、父キツネ・フレップ役を佐藤隆太、母キツネ・レイラ役を平野綾が演じる。感情豊かなキツネたちの心に、より寄り添える演出となっているのも、リニューアル版の見どころだ。
愛する妻と出会い5匹の子供に恵まれたフレップは、大自然や人間たちの脅威にさらされながらも、家族を守るため身を挺して戦い続ける。そしてやってくる別れの時…。撮影に3年の月日を要したという“子別れ”の場面は、まさに映画史に残る名シーン。35年前の『キタキツネ物語』を知る人にも、初めて見る人にも、深く感動を与えるはず。
『ウォールフラワー』試写会に15組30名
『三銃士』のローガン・ラーマン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラーが競演する、話題の青春映画。1999年にアメリカで発刊され、ベストセラーとなった青春小説を原作に、ウォールフラワー=“壁際に咲く花”のように、パーティーで誰にも話しかけられない内気な少年チャーリーの心の成長を描く。
内気な高校生・チャーリーは、クラスでも目立たない存在で、クラスメイトからも“ウォールフラワー”とバカにされていた。ところがある日、風変わりだが人懐こい青年・パトリックと、その妹の美しく奔放な少女・サムとの出会いによって、彼の世界は一変する。初めて知る友情、そして恋。世界は無限に広がっていくように思えたが、ある日チャーリーがひた隠しにしていた過去の事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へと転がり始める…。
11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開。
『ミッドナイト・ガイズ』試写会に20組40名
名優アル・パチーノが5年ぶりの主演を果たした、円熟のギャング・ストーリー。『ディア・ハンター』のクリストファー・ウォーケン、『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンら、いぶし銀の豪華キャストによる競演に注目。
28年の刑期を終えて出所したギャング・ヴァルは、仕事仲間だった親友・ドクと再会。久しぶりに憂さを晴らしに出かけた2人。ところがドクは、ボスからある難題を押し付けられていた。それは、翌朝10時までにヴァルを殺すこと。ドクはヴァルを裏切ることができず、彼にその事実を打ち明けてしまう。その事実から目を背けるように、もう一人の仲間・ハーシュを巻き込み、夜のロサンゼルスを満喫するヴァルたち。しかし約束の時間は刻一刻と迫っていた…。裏社会での人生をまっとうしようとするかのように、すべてを楽しむ3人の男たちの姿に、しびれる一本。
11月16日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。
『四十九日のレシピ』試写会に15組30名
『八日目の蝉』で2011年日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など映画各賞を総ナメにした永作博美と、繊細な描写に定評のある『ふがいない僕は空を見た』のタナダユキ監督がタッグを組んだ注目作。
熱田家の母・乙美が突然死んだ。父・良平が心配だからと実家に戻ってきた娘の百合子だったが、実は自らの夫とのトラブルで憔悴しきっての帰郷だった。ある日、父娘の前に派手な服装の少女・イモと日系ブラジル人の青年・ハルが現れる。生前の乙美に残された家族を頼まれたと言うイモは、乙美がとある“レシピ”を書き残していること、そして四十九日には法要ではなく大宴会をするのが乙美の希望だったと2人に伝える。かくして“四十九日の大宴会”を迎えるまでの、奇妙な共同生活が始まるが…。
亡くなった母の“幸せに生きるためのレシピ”を通して、残された家族が再生に向かう姿を描く感動作。
11月9日新宿バルト9他にて公開中。
東京に世界の映画がやってくる! 第26回東京国際映画祭
毎年、東京・六本木を中心に開催される東京国際映画祭が今年も17日から開幕。コンペティションをはじめ、豪華な特別招待作品や国内外の俊英作品を上映するほか、多彩なイベントも目白押し。映画を満喫する9日間がスタート!
すべての人々に感動を(係名:「ゴルフ」)
11月7日(木)から4日間、茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で、ジャパンゴルフツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」が開催される。同大会は、夢のある開かれた日本最大のゴルフトーナメントを目指し今年が初開催。賞金総額2億円、優勝賞金4000万円で、大会ホストプロの宮里優作プロにツアー初優勝の期待がかかる。開催を記念し、観戦招待券(期間中1日通用券)を読者5組10名にプレゼント(係名:「ゴルフ」)。