今年公開された日本映画『るろうに剣心』が14日、ハリウッドのエジプシャンシアターで開催された「LA EigaFest 2012」にてオープニング上映され、大友啓史監督と相楽左之助役の青木崇高(写真)が記者会見に出席した。
「LA EigaFest:は日本映画をアメリカに紹介すべくハリウッドで開催される映画祭で、今年2回目を迎える。会見で大友監督は「15年前、2年間LAに住んでいて、いろいろな映画を見ました。エジプシャンシアターもその1つ。当時は、自分が監督した作品がアメリカの映画館で、しかも映画の聖地・ハリウッドで上映されるなんて夢にも思っていなかった」と感激の面持ち。青木は「僕は12年前に初めてLAを訪れました。当時はバックパッカーの一人旅で、ちょっと日本語がしゃべれる外国人のおじさんに400ドル騙し取られました(笑)。当時は役者になろうとも思っていなかったので、今日こういう形でまたLAに来ることができて、非常に嬉しいです」と喜びを伝えた。
その後、2人は上映会場にも登場。会場は600人を超える観客で超満員。剣心の登場シーンでどよめきが起こったり、剣心の台詞『おろ』で爆笑が沸き起こるなど、会ハリウッドの映画ファンは大熱狂。試写会後の質疑応答では、大友監督と青木はファンやマスコミから質問責めに。「続編はあるのか? そしてその続編に志々雄真実は出るのか?」という質問が出ると、会場も大盛り上がり。「いま、いろいとと考えているので、もう少し待っていてください。アメリカのみんなが応援してくれたら、続編が決まるかもしれません!」と大友監督が答えると大きな歓声が上がり、青木も「みなさまの力で左之助をもう一度やらせてください!」とたたみ掛けた。
試写後のパーティーでも2人は、ハリウッドの熱狂的ファンに囲まれ、サインや写真撮影などに快く応じていた。
映画祭では、本作のほか『桐島、部活やめるってよ』『テルマエ・ロマエ』『へルタースケルター』『らくごえいが』『のぼうの城』『おおかみこどもの雨と雪』など、話題
の日本映画が上映され、16日に閉会した。
本作は、シンガポール、フィリピン、香港、台湾でも上映されており、日本では12月26日にブルーレイ&DVDが発売されるなど、まだまだ人気が続きそうだ。
(c)和月伸宏/集英社 (c)2012 「るろうに剣心」製作委員会