SearchSearch

『SOMEWHERE』主演 スティーヴン・ドーフ

2011.03.28 Vol.503

ソフィア・コッポラ監督最新作は“アラフォー男”目線!

『マリー・アントワネット』ではガーリーなナイーヴさで世界を魅了したソフィア・コッポラが、今度はアラフォー男の切なさで魅せる! 主役は映画ファンが愛する仕事人スティーヴン・ドーフ。

ph_movie0400.jpg

エルのお土産はキディランドで買おうか、それとももっと大人めの物のほうがいいかな…とつぶやくスティーヴン。やはりまだ“ジョニーが入ってる”もよう
(撮影・神谷渚)

「昨日の夜は東京でちょっと飲み過ぎちゃって。ソフィアに会ったら、今日はちょっとジョニー入ってます、って言わなきゃ(笑)」と笑うスティーヴン。ジョニーとは、本作で彼が演じた主人公の名。フェラーリを乗り回し、夜は気ままに飲み歩く。自堕落な日々を過ごす俳優だ。

「この作品は、自分のキャリアの中でも最も重要な作品になったと思ってるんだ。パーフェクトなタイミングでやってきたパーフェクトな役、というところかな。もっと若いころに、この役を今同様に演じられたかというと、決してそうではないと思うから」

 ある日ジョニーの前に、別居中の妻と暮らす11歳の娘・クレオが現れる。不器用な父と大人びた娘の数日間。特に衝撃的なドラマが展開するわけでもないのだが、スクリーンを見つめているだけでなぜか切なくなるような、ナイーヴさがにじむ。ジョニー同様、スティーヴンの元にも多くの脚本が送られてくるが、もしソフィアの作品と知らなかったら…?

「それでもたぶん選んだと思うよ。ソフィアが書く脚本は短いことで有名で、今回もすごく薄かったから、きっと“誰だ、こんな薄い台本を送ってきたのは”と、興味を抱いたんじゃないかな(笑)。それに彼女の脚本はとても詩的で、強いものを持っているからね。ただ、例え彼女が監督しなかったとしても僕は、大人びた娘がいる未熟な父親というマルコ役にひかれただろうね。前半は娘と父の立場が逆転しているけれど、しだいに変化が表れて、彼は大人の男に、本当の父親になっていく。僕自身、昔つき合ってた女の子との間に11歳の娘がいたっておかしくないわけで(笑)。共通点を意識したり、あくまで役を演じるというスタンスに戻ったりと、面白い体験だったよ」

 監督はマルコ役にスティーヴンを想定してシナリオを書いたとか。

「これまでにも“アテ書き”してもらったことは、何度かあった。ジョン・ウォーターズ監督の『セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ』とかね。ジョンはタイプライターに僕の写真入りの記事を挟んで脚本を書いたとか(笑)。今回演じたジョニーと僕は同じ俳優だけど、けっこう違うところが多いんだ。ホテル住まいは僕もやったことがあるけど(笑)。でも演じるという意味では、これまでで一番大変な役だった。『ブレイド』の悪いヴァンパイアのような役のほうが、メイクの助けもあって演じやすい。でも今回はそういった小道具は何もない、ネイキッドな自分だった。素に近いから大変だったというのはあると思う。でもだからこそ、こうやって演じることができて誇らしく思ってる。エンターテインメント作品のキャラクターを演じるのも楽しいけれど個人的には人間を表現する役や物語のほうが好きなんだ」

 娘・クレオ役には12歳の若き天才女優エル・ファニング。

「この作品はやはり、クレオのキャスティングが重要だった。僕をジョニーにしてくれたのはエルだったと言っていい。ソフィアが彼女を選んでくれて本当に感謝してるよ。11歳の女の子を学校に迎えに行くという体験もできたしね。タバコのにおいに気をつけたり、汚い言葉を口にしないようにしたり、運転中も毒づかないようにしたり(笑)」

 父親を“経験”した彼の今後の仕事も楽しみだ。

(本紙・秋吉布由子)

『SOMEWHERE』

監督:ソフィア・コッポラ 出演:スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング他/1時間 38分/東北新社配給/4月2日より新宿ピカデリー他にて公開 http://www.somewhere-movie.jp
©2010 - Somewhere LLC


被災した子供たちのために

2011.03.21 Vol.502

 (株)ヘッドラインも後援しております、2000年より子供たちに夢を与える活動を実施している夢の課外授業実行委員会では、発起人の一人である前田亘輝氏(TUBE)の声掛けにより、今回の被災地の子供たちのために「希望」となりえるような、取組みを活動していくプロジェクトを立ち上げました。

 今後、政府機関やスポーツ、エンターテインメントに携わる協力者とも連携して取り組んでいきます。

夢の課外授業実行委員会:http://gyao.yahoo.co.jp/p/00816/v09101/

 

自転車好きな外国人と日本人に

2011.03.21 Vol.502
ph_tg0400.jpg

 外国人と日本人が、気軽に自転車で東京の下町を楽しむことをサポートするウェブサイト『浅草発着ガイド/FROM ASAKUSA、TO ASAKUSA』がオープン。浅草界隈と下町の魅力を「江戸の粋」「下町の風情と人情」をキーワードに英語と日本語で発信。東京スカイツリーが完成間近の浅草界隈からほかのエリアへ、他のエリアから浅草へ、自転車散歩のコースを紹介する。レンタルサイクルが「自転車」と「街」の魅力に触れるきっかけとなるように、利用しやすく便利なレンタサイクルガイドを外国人と日本人に向けて提供する。

『浅草発着ガイド/FROM ASAKUSA、TO ASAKUSA』 【URL】www.asakusaguide.jp


吉本興業「笑い」で復興支援へ

2011.03.21 Vol.502
ph_show0200.jpg

写真は開催発表会のときのもの

 吉本興業は15日、18日開幕の第3回沖縄国際映画祭を開催することを明らかにした。震災の影響で多くのイベントが中止・延期となるなかでの決断に、同映画祭の実行委員長を務める吉本興業の大崎洋代表取締役は、同社のウェブサイトで「1995年に発生した阪神・淡路大震災の折には、私たちは、ただただ、劇場公演の中止、イベントの自粛、テレビ出演の自粛をするのみで、あとは、所属タレントが個々にボランティア活動を行っているだけの、本当に無力な存在になってしまいました」とした上で、「今度こそ「自粛する」ことではなく、「行動する」ことで、私たちなりに被災者のみなさまの力になりたいという気持ちでいっぱいです」とコメントを発表。映画祭は震災チャリティーとし、従来のコンセプト「ラフ&ピース(笑いと平和)」に、「エール」を加えた「エール,ラフ&ピース」の新コンセプトのもと、展開。また収益の一部を被災地に寄付する。

 同社はまた、15日に都内にある5つの劇場のうち3劇場において公演を再開。渋谷のヨシモト∞ホールでは、はんにゃの金田哲ら若手芸人が募金を呼びかけた。


『ザ・ファイター』

2011.03.21 Vol.502

その絆が生んだ、伝説の勝利

 アメリカ・ボクシング界の伝説的試合、ミッキー・ウォード対アルツロ・ガッティ戦至るまでの道のりに秘められた、ミッキーと異父兄・ディッキーの深い絆を描く感動のトゥルーストーリー。一度は引退を決意した負け続きのボクサーが、天才的ボクサーだった兄と力を合わせて世界タイトルマッチに挑む姿が、見る者に勇気と感動を与えてくれる。

 本作の大きな見どころは、主人公のミッキーを演じるマーク・ウォールバーグと兄・ディッキー役クリスチャン・ベールという演技派の競演。実際のボクサーさながらの肉体作りを実現させたウォールバーグもさることながら、大幅な減量に加え髪を抜いて歯並びを変えるというベールの役作りも、大きな話題を呼んでいる。この怪演でベールは見事本年度アカデミー賞助演男優賞を獲得した。監督は『スリー・キングス』のデヴィッド・O・ラッセル。実力派男優が演じきった熱い兄弟愛に、勇気とパワーをもらえるはず。

STORY:名ボクサーながら自堕落な兄・ディッキーと、真面目だが負け続きのボクサーである異父弟のミッキー。あるとき、ディッキーが薬物に手を染めたことから家族の絆が揺らいでしまう。

監督:デビッド・O・ラッセル 出演:マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、メリッサ・レオ他/1時間56分/ギャガ配給/3月26日より丸の内ピカデリー他にて公開 http://thefighter.gaga.ne.jp


苦悩の日米欧中央銀行 インフレ打つ手なし

2011.03.14 Vol.501

 国内ガソリン価格が145円台に突入するなど、原油や食料の高騰で世界的にインフレ圧力が高まっている。日銀は14、15日に開く金融政策決定会合で、影響を点検するが、物価下落が続くデフレ状態にあり、利上げによる金融引き締めは到底無理。来月にも、利上げに踏み切る可能性に言及した欧州中央銀行(ECB)は、財政危機の爆弾を抱え、米連邦準備制度理事会(FRB)も、高い失業率が足かせとなっている。日米欧の中央銀行は、インフレに打つ手が見当たらないのが実情だ。

まず欧州が悲鳴

「今の一番のぜいたくは金のカップで砂糖入りのコーヒーを飲むことだ」

 金融市場でこんなジョークが語られるほど、物価上昇は急ピッチだ。国連食糧農業機関(FAO)が3日に発表した2月の食料価格指数は2カ月連続で過去最高を更新した。上昇は8カ月連続で、この間の上昇率は40%に達する。

 食料高騰は中東・北アフリカの情勢不安の引き金となったが、影響は先進国にも波及し、まず欧州が悲鳴を上げた。

 ECBのトリシェ総裁は3日の理事会後の会見で、「4月にも利上げの可能性がある」と明言した。ユーロ圏の2月の消費者物価上昇率が前年同月比2.4%となり、3カ月連続でECBの政策目標「2%未満」を上回ったためだ。

 だが欧州ではギリシャ、アイルランドに続き、ポルトガルやスペインにも財政危機が波及する懸念が出ている。信用不安がくすぶるなか、利上げに踏み切れば、金融市場が混乱する恐れがありる。

われ関せずの米国

 景気回復のテンポが想定よりも速まっている米国でも、一部で「今年後半ごろに利上げに踏み切る」との観測も出ている。

 ネックは、9%前後で高止まりする失業率だ。FRBのバーナンキ議長は1日の議会証言で、「正常な水準に戻るには数年かかる可能性がある」と懸念を表明。現在実施している大規模な量的金融緩和策は今年6月に終了するが、その後について、「定期的に点検し必要に応じて調整する」と述べるにとどめた。

 米国の量的緩和に対しては、中国など新興国が「ドルの増刷で投機マネーを膨張させ、世界にインフレを輸出している」と猛烈に批判している。

遠いゼロ金利解除

「先進国の金融緩和も一因」と、日銀の白川方明総裁は、新興国の批判に理解を示す。だが、1月の消費者物価指数は前年同月比0.2%下落で、23カ月連続のマイナスだ。石油製品の値上がりで下げ幅は縮小してきたが、現在行っているゼロ金利政策の解除の条件である「1%上昇」にはほど遠い。

 そもそも物価上昇は先進国の景気過熱が原因ではなく、新興国を中心とした世界的な需要増大という構造的な要因が大きく、「先進国の“地域限定”利上げの効力は限定的」(エコノミスト)との見方が大勢だ。そのため、景気を冷やす利上げは、なかなか決断できないでいるのだ。

 

大相撲新生委員会が八百長防止へ6項目案

2011.03.14 Vol.501

 

 八百長問題に揺れる日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で問題の再発防止策を検討する委員会の初会合を開き、会の正式名称を「大相撲新生委員会」に決めた。委員長に外部委員の島村宜伸元文相が就任し、取組や支度部屋での力士の監視強化などを盛り込んだ6項目の案をまとめた。

 6案は(1)監察態勢の強化(2)支度部屋の秩序保持の強化(3)電話などでの情報提供を募るホットラインの設置(4)故意による無気力相撲懲罰規定の適用拡大(5)師匠や部屋付き親方への研修(6)力士への研修−となった。

 監察態勢強化の具体案として、昭和47年に無気力相撲防止のために設置された監察委員会の権限を強化し、場所中に審判部との監察会議を連日開催したり、土俵周囲で観戦する維持員に力士の敢闘精神を採点してもらう方策が挙がった。

 しかし提示された6項目はいずれも「決定打」にはなりそうもない。例えば、取組後に一般の好角家である維持員にアンケートを取り「敢闘精神」を採点してもらうといっても、熱戦だから真剣勝負というわけでもない。

 公営ギャンブルでは前日から外界との接触を禁じ、携帯電話も使えない。お金のかかっている競技と同様に扱うわけにはいかないという意見もあろうが、「八百長をやりにくくする」という観点でいえば、場所入り時に携帯電話を協会に預け、なおかつ取組を当日発表にする――くらいしかないのではなかろうか。

 

『トゥルー・グリット』

2011.03.14 Vol.501

コーエン兄弟が名作西部劇で新境地!

『ノーカントリー』『ファーゴ』など、常に独特な映像世界で世界を魅了してきた異才の兄弟監督ジョエル&イーサン・コーエンが、スティーブン・スピルバーグとタッグを組んで描く復讐劇。本年度のアカデミー賞でも10部門にノミネートされた注目作だ。

 本作の原案はチャールズ・ポーティスが1968年に発表した同名ベストセラー小説。同著の映画化としてはジョン・ウェインにオスカーをもたらした名作西部劇『勇気ある追跡』が有名だが、コーエン兄弟いわく「『勇気ある追跡』のリメイクではなく、原作に忠実に再映画化した」とのこと。父を殺された復讐のため過酷な旅に出る14歳の少女・マティを演じるのは、期待の新星ヘイリー・スタインフェルド。“用心棒”役のジェフ・ブリッジスとマット・デイモン、敵役のジョシュ・ブローリンといった熟練俳優との、異色かつ絶妙の掛け合いは見もの。

STORY:牧場主の娘・マティは、雇い人のトムに殺された父の敵を討つため大酒飲みの連邦保安官・ルースター、テキサス・レンジャーのラビーフとともに過酷な旅に出る。

監督:ジョエル&イーサン・コーエン 出演:ヘイリー・スタインフェルド、ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン他/1時間50分/パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給/3月18日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて公開 http://www.truegrit.jp


『TOKYO HEADLINE』500号記念 Part.2

2011.03.07 Vol.500

お世話になったみなさまからコメントをいただきました

別所哲也
 東京の今がギッシリと詰まったTOKYOヘッドライン。カラフルで明るい紙面からいつも刺激を受けます。国際都市・東京がどんな色彩変化で息づいているのか?をハンドメイドの優しさで届けてくれる稀有な東京メディアだと思います。しかも情報のブレンド感は絶妙!美味しいコーヒーのようにこれからも薫り高く、前頭葉と脳幹を刺激する情報を発信し続けてください。そして僕たちの日常を彩るカラフルニュースペーパーであり続けてください。500号達成おめでとうございます!!!

4月からは、開場100周年を迎える帝国劇場にて、ミュージカル「レ・ミゼラブル」にジャン・バルジャン役で主演。99年より主宰する国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」が6月に開催予定。今年で13年目を迎える。これまでの映画祭への取り組みから、観光庁「VISIT JAPAN大使」に任命され、文化庁からは文化発信部門長官表彰を受けた。2010年より、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員を務める。

サイン入り著書を1名にプレゼント

 秋元才加「私も出させていただけたことは光栄です。これからも続けていってください」。梅田彩佳「東京タワーの連載でお世話になっています。私が落ち着ける場所ですので、これからもよろしくお願いします」。奥真奈美「すごくいろんな情報が載っているので、みなさんぜひ見てください」。小林香菜「楽屋の待ち時間などに、芸能面を読んで勉強しています。私も出させてください」。増田有華「東京食道楽で取材させてもらいましたが、ためになることがギュッと詰まっているので、次は1000号目指してください」。宮澤佐江「ニュースや芸能の勉強ができるので、これからも楽しいフリーペーパーをよろしくお願いします」

秋元才加(写真上段左)、梅田彩佳(写真上段右)、奥真奈美(写真中央左)、小林香菜(写真中央右)、増田有華(写真下段左)、宮澤佐江(写真下段左)

©HIROSHI NOMURA

リリー・フランキー
 TOKYO HEADLINEはいつもなにかを探しているし、いつもなにかを変えようとしている。だから、500号に達してもいつも存在が端々しい。

1963年福岡県生まれ。武蔵野美術大学卒業。イラストのほか、文筆、写真、デザイン、俳優など幅広い分野で活動。初の長編小説「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」は06年本屋大賞を受賞、220万部を超すベストセラーとなった。また絵本「おでんくん」は老若男女問わず熱烈な支持を集めている。最新刊は「エコラム」。

石田純一
 500号おめでとうございます!
 TOKYO HEADLINEとはフードアクションニッポンからのお付き合いで、毎回仕事を越えた新しい出会いをもたらしてくれます。これからもよろしくお願いします!

小山薫堂
 これだけの情報を毎週無料で提供し続けてきたなんて、現代の奇跡だと思います。しかもHPはさらに充実しているし! これからも東京のいちばんオイシイネタを発信し続けてください。

著書「恋する日本語」(幻冬舎文庫)がドラマ化され現在毎週木曜深夜0:15〜NHK総合にてOA中。深夜のひととき、心のビタミンになるハートウォーミングドラマ。放送内にて紹介された「恋する日本語」を携帯サイトにて限定公開中。http://wv.nhk.or.jp/koisuru/

ICONIQ
 TOKYO HEADLINE様500号、おめでとうございます。ICONIQのデビュータイミングで表誌を飾らせて頂いたこともあり、私にとってもとても思い入れがあるフリーペーパーです。今後も1000号・2000号とずっと末永く皆様に愛されるTOKYO HEADLINEであることを心より願っております。今後ともICONIQよろしくお願いいたします。

ICONIQグッズを2名にプレゼント

 

500号プレイバック <ヘッドライン的インタビュー>

 メジャーから知る人ぞ知る的なアーティストまで、多彩なインタビューがHEADLINEのウリなんです。

 

取材から見えた報道と現実のギャップ

 福田康夫氏が突然の総理辞任。小池百合子氏のインタビューは、自民党総裁選で忙しい時期に行った。事務所では、ニュース番組が流れていたが、報道と現実に多少のギャップがあるのを察することができたのが印象的だった。
2008年9月15日号


 

これ以上ロマンチックな取材はない

 さまざまな取材エピソードが飛び交うGACKT。本紙でもキャンドルの炎を眺めながらの取材がありました。ロマンチックなディナーをキャンドルディナーっていいますが、まさかキャンドルインタビューとは!
2007年12月17日号


 

福田沙紀の笑顔に参った東京食道楽

 東京食道楽に登場してくれた福田沙紀は当時16歳で、出されたワッフルをほっくほくの表情で食べる姿がかわいらしい。明るくて、元気がよくて、分け隔てのない態度。「子どもが生まれるなら、こんな娘に育ってほしい」と嘆息した取材だった。
2006年9月4日号


 

マサイ族のイケメン戦士から逆取材!?

 映画『マサイ』で主演したマサイ族の若き戦士、マイナとパルカシオへのインタビューで”日本について質問は?”と尋ねると「日本では結婚相手は自分で選ぶ?」「夫を選ぶ基準は?」と”恋バナ”状態に。ちなみにマサイでは”牛”(=資産)が大事だとか。
2005年12月19日号


 

めったに取材することのない人

「日本におけるドイツ年」だった2006年。ルネ・ポレシュというドイツ人演出家が来日した。彼はドイツに限らず、ヨーロッパでも著名な演出家。めったに来日することのない外国人にインタビューする機会がもらえることのありがたさを感じた。
2006年3月29日号


 

品性を感じた春風亭昇太さん

 こちらがオススメの店で食事をしながらのインタビュー。最初に箸をつけた牛タン定食をキレイに召し上がったので、ほかの珍しいメニューもお勧めすると「お箸つけていませんから、スタッフの方で食べて下さい」と。素顔もとっても素敵な方でした。
2010年8月23日号


Part.1 >> Part.3 >>

 

ジョニデ「キスシーンのことは家族に言ってない」

2011.03.07 Vol.500

 ハリウッドNO.1俳優、ジョニー・デップが3日、最新主演作『ツーリスト』の来日会見&ジャパンプレミアに、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督とともに登場。本作はジョニーとアンジェリーナ・ジョリーの豪華共演が世界中で注目を集めている。「以前から監督やアンジェリーナのファンだったし、ごく普通の人間を演じるということも面白そうだと思った」と語ったジョニー。彼はパートナーのヴァネッサ・パラディと家庭を築いているが、アンジーとのキスシーンに対して家族の反応はとの質問に「僕はこの映画を撮ってない、覚えてないと言った」と会場を笑わせた。同日夜のジャパンプレミアでは、いつもながらのファンサービスを見せたジョニー。この日はひな祭りとあって抽選で選ばれた女性ファン4人にあられとハグをプレゼントするサービスぶり。「“2”はぜひ日本で撮ります」という監督の言葉、ぜひ実現させてほしい!

東京マラソンで市民ランナーが日本勢最高

2011.03.07 Vol.500

 アジア最大規模の市民マラソン「東京マラソン」の第5回大会が27日行われ、今夏の世界選手権代表選考会を兼ねた男子マラソンはハイル・メコネン(エチオピア)が2時間7分35秒で初優勝。市民ランナーの川内優輝(埼玉陸上競技協会)が2時間8分37秒で日本勢最高の3位と健闘し、同選手権代表に決まった。日本人選手の2時間8分台は、2008年3月のびわ湖毎日で大崎悟史(NTT西日本)、大西雄三(日清食品グループ)がマークして以来。

 メコネンが25キロ過ぎで先頭集団からビウォット(ケニア)と抜け出して一騎打ちを演じ、34キロ手前で振り切った。粘り強く終盤追い込んだ川内は、40キロ手前で2人をかわした。

 女子は、タチアナ・アリャソワ(ロシア)が2時間27分29秒で優勝。初マラソンの樋口紀子(ワコール)が、日本勢最高の2時間28分49秒で2位。2年ぶりの国内マラソンに挑んだ渋井陽子(三井住友海上)は終盤に失速して2時間29分3秒で4位だった。

 川内は埼玉県立春日部高校の定時制で事務職を務める市民ランナー。自らを「落ちこぼれ」と評す。埼玉の春日部東高時代は故障がちで全国大会の経験はない。進学した学習院大でも陸上部での箱根駅伝出場はなく、個人として関東学生陸上競技連盟選抜(学連選抜)チームのメンバーに選ばれ、2度走るにとどまった。公務員試験が始まった時期に、実業団からの誘いを受けたが、きっぱりと断ってもいる。

 この日は全国都道府県対抗駅伝で埼玉県代表に選出された際に支給されたユニホームを着て走った。シューズも遠征費も自前。勤務は午後0時45分から同9時15分。毎日の練習は午前中に1回で、月間走行距離も600キロ程度と少なく、3部練習も行う実業団とは対照的だ。

 今回の結果は実業団主導の男子マラソン界に大きな衝撃を与えた。

Copyrighted Image