RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。
昨年9月にライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザに挑戦するも、まさかの秒殺TKO負けを喫したルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)が半年ぶりの再起戦に臨む。グスタボはDEEPライト級王者・野村駿太(BRAVE)と対戦する。野村は昨年9月に江藤公洋を破り王座を獲得。今回は王座戴冠後の初戦でグスタボという強豪との対戦となった。RIZINには初参戦となる。
グスタボは野村について「いいストライカー。だが、いらっしゃいRIZINへというような試合をしたい。ここにはライオンのような強者しかいないということを見せたい」、試合については「自分は総合的なファイター。スタンドもグラウンドも何でもできる。彼はDEEP王者ということは知っているが、自分はすでにDEEP王者を3人倒している。今回は4人目になると思う。必ず勝つ」とDEEP王者キラーとしての自信を見せた。
前戦ではサトシにまさかの21秒でのTKO負け。試合後の会見ではがっくりと肩を落とす姿が印象的だったのだが「王者は敗北と勝利からできるものだと思っている。そしてこの前の負けは自分が初めて負けた試合なわけではないし、人生は負けと勝利、山あり谷ありだと思っている。リングの上で負けることは自分の中ではあまり意味がないこと。自分は人生の中で何度も難局に立たされてきた。家族を失ったり、お父さん、おばあさん、おじさんなどをなくしたりというとても難しい状況にあったこともあある。でもそういった経験が今、自分をこのような男にしている。なので、負けたことで落ち込むのではなく、もう一度サトシ選手と戦って、絶対に自分が王者になりたいと思っている。なので負けるということが自分の人生を形成するうえでとても大切な要素になっていると思う」と自身の人生哲学を語る。