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レオナ・ペタスのK-1反乱軍(仮)に松山勇汰が合流。2人の王座決定トーナメント出場決定を勝手に宣言。最後は木村ミノルも会見に登場【K-1】

2025.02.27 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者のレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が2月27日、都内で行われたK-1の会見の終盤を乗っ取り「K-1反乱軍(仮)」の新メンバーと改めて今回の蜂起においての理念を語った。

 この日の会見については宮田充プロデューサーが「会見をやりたいと聞いていた。止めると、またこの間みたいにがちゃがちゃしちゃうんで、僕の判断で30分やるからと内容は聞かずに任せていた」という理由で会見の後半30分をレオナに渡したことで実現。それまで司会を務めていたスタッフも一歩引き、レオナの仕切りで行われた。

 レオナは開口一番「思っていたより反響があった。いろいろな人が僕を支持してくれた。あの時は感情的になっていたが、結果としていい感じだったと実感している」と2月9日でのアクションとここまでの取り巻く状況を明かした。

 そして「いろいろな人が支持してくれるのは“K-1最高、キックボクシング最強”というのを今のK-1では見ることができないから。僕はそういうK-1を作って見せていきたいと思っている。宮田プロデューサーがポンコツなので、あいつを引きずり降ろさないと無理なんじゃないかと思う。なので宮田プロデューサーを引きずり下ろしたいと思っている。あの時に“不満がある選手は集合して”と言ったが、試合を干されたりマッチメイクで潰されたりというリスクはある。それでも20~30人の選手が勇気をもって声をかけてくれた。今日は1人だけ来てもらっている選手がいる」と呼び込んだのは松山勇汰(ALONZA ABLAZE)。松山はかつてレオナがいるTHE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYOに所属し、今はALONZA ABLAZEに移籍している。

木村ミノルが会見に乱入。「K-1で強い姿を見せて復活の一歩目にしたい」と復帰目指す。宮田Pは「執行猶予3年。 爆弾を放り込まれた感じ」と困惑【K-1】

2025.02.27 Vol.Web Original

 元K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)が2月27日、都内で行われたK-1の会見に“乱入”して、年内にK-1のリングでの復帰戦をアピールした。

 木村は2022年11月に契約終了でK-1を離脱。その後、プロボクシングへの転身を図るが諸々の事情で断念すると、2022年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」で戦線に復帰。その後、KNOCK OUT、RIZINにも参戦するが、その初戦であったロクク・ダリ戦での検査でドーピングが発覚。半年の出場停止となった。その後、RIZIN、巌流島を経て、昨年10月に「FIGHT CLUB.2」でYA-MANとのオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)での対戦が決まるが、大会2日前に大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕され、試合は中止に。逮捕案件については12月に懲役6月執行猶予3年の刑が確定している。

 木村は「この度は皆さんに多大なご迷惑とご心配をかけてしまい申し訳ございません。今後は違法薬物やドーピングなどは一切やらず、新しい木村ミノルとして生まれ変わるのでよろしくお願いします」とまずは謝罪の言葉。

「僕は特にK-1や宮田さんに恨みはないが、さっき見ていた通り、ちょっと物足りないというか、反乱するには心細いなと思ったので、この場を借りて自分の復帰のチャンスにしたいなと思って来た。K-1で強い姿を見せて復活の一歩目にしたいと思っている」などと復帰を目指す木村とレオナの動きがシンクロしたことでこの日の登場になったよう。

 現在のコンディションについて「左の全十字靱帯を切ってしまい、その状態で巌流島でも試合をしていたがさすがに痛みが引かなくなった。手術をして経過はいい感じ。自分的には体を戻して今年の秋から年末には復帰したい」とこの欠場中に手術した経緯と復調具合を明かした。

傷害容疑で書類送検の金子晃大の5月大会出場は「いったん考える。今日の今日なので」と宮田Pも困惑【K-1】

2025.02.27 Vol.Web Original

 K-1の宮田充プロデューサーが2月27日、K-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)の「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)への出場について「いったん考える」と語った。

 金子は前日に行われたK-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」で技能賞を獲得。その際に宮田氏は「次戦は5月になるのでは」と語っていた。

 一夜明けたこの日、金子が練習相手にけがを負わせたとして、千葉県警が傷害容疑で千葉地検に書類送検したことが一部メディアで報道された。

 宮田氏はこの日行われた会見後に囲み取材に応じ、金子については「今日、午前中にニュースを見た。決まったことがあれば対応するが、現状でK-1として発表することはない。答えようがない。決まったことがあったら発表する。裁きがあればこうなるというのはある。推移を見守っている。担当者が向き合っている」と語った。

 今後は起訴か不起訴かというところに焦点が集まる。K-1としては起訴か不起訴の結果が出たところで何らかの発表をするもよう。この日の段階では5月の試合については「いったん考える。どうしようかというところ。今日の今日なので。ニュースの反響やファンの皆さんの声も見ながら考えたい」と語るにとどめた。

「K-1武魂賞」受賞の朝久泰央がK-1ファイターに活。「突っ込むだけの情けない奴らが俺は腹立たしい」【K-1 AWARDS】

2025.02.27 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPライト級王者の朝久泰央(朝久道場)が2月26日、「突っ込むだけの情けない奴らが俺は腹立たしい」などとK-1ファイターたちに活を入れた。

 朝久はこの日行われたK-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」でファンが選ぶ賞である「K-1武魂賞」を受賞した。

 朝久は2021年に王者となるが、その後、ケガなどもあり王座陥落。昨年10月のKrushで約1年7カ月ぶりに復帰し勝利を収めた。そして大晦日にはRIZINに参戦し、BreakingDownとRISEで活躍するYURAを破り「K-1ここにあり」を満天下に示した。

 朝久はスピーチで「戦っているのは自分一人ではなく皆さんあってのものだと強く感じました。改めてありがとうございます」と復帰にあたっての周囲の支えに感謝の言葉を述べた。

リュウ・ツァーがMVP獲得。魔裟斗氏「アジアからクルーザー級の王者が出たということはすごいこと」【K-1 AWARDS】

2025.02.27 Vol.Web Original

 K-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」が2月26日、都内で開催され、K-1 WORLD GPクルーザー級王者のリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)が最優秀選手賞(MVP)に輝いた。海外のジムに所属する選手がMVPを獲得するのは初めての快挙となった。

 ツァーの2024年は3月の代々木第一体育館大会でシナ・カリミアンをKOで破り王座を獲得。9月の代々木第二体育館大会ではマハムード・サッタリを破り初防衛に成功した。

 プレゼンターを務めた魔裟斗氏は「リュウ・ツァー選手は6戦6勝5KO。リュウ・ツァー選手の試合にははずれが一つもない。いつも解説席で試合を見ながら楽しませてもらっている。僕は24歳からK-1の解説をさせてもらっている。21年間、解説席にいて当時のヘビー級ファイター、ピーター・アーツ、セーム・シュルト、アーネスト・ホーストと歴代の王者の試合を間近で見てきたがそんな王者たちに負けない試合をいつもしている。今まではヨーロッパの選手が強かった。アジアからクルーザー級の王者が出たということはすごいことだと思っている。そして中国勢の勢いは全く止まらず、今、日本のファイターも押されてるところはあると思うが、負けずに頑張っていただきたい」と歴代の王者たちと比べ、ツァーを称えた。

技能賞の金子晃大に石井和義氏がRIZIN、RISEへの出撃指令「K-1の強さを見せつけてほしい」【K-1 AWARDS】

2025.02.27 Vol. Web Original

 K-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」が2月26日、都内で開催され、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)とスーパー・ライト級王者のヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が技能賞を獲得した。

 金子は2024年、まずはRISEに乗り込み、2022年の「THE MATCH 2022」で敗れた鈴木真彦へのリベンジを達成。7月から始まったK-1の「-55kg世界最強決定トーナメント」では1回戦でカン・メンホンにKO勝ちを収め、9月に行われたトーナメントの決勝ラウンドでは準決勝で璃明武、決勝で大久保琉唯を破り優勝。12月の代々木第一体育館大会ではアスランベック・ジクレーブに判定勝ちを収めた。年が明けて今年2月の代々木第二体育館大会にも参戦し、マノリス・カリスティスに判定勝ちを収め、盤石の強さを見せつけた。

 ヨードクンポンは昨年9月に行われた「第7代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」でK-1初参戦を果たすとカン・ビナール、イヌオット・ポパ、稲垣柊を破り王座を獲得。今年2月の代々木第二体育館大会では鈴木勇人を破り初防衛に成功している。

Krush MVPは王座獲得&初防衛の横山朋哉。5月のトーナメントでのK-1王座獲りを宣言。ベストバウトは里見柚己vsアーロン・クラーク【K-1 AWARDS】

2025.02.27 Vol. Web Original

 K-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」が2月26日、都内で開催され、Krushスーパー・フェザー級王者の横山朋哉(リーブルロア)がKrush最優秀選手賞(MVP)に輝いた。

 横山は昨年2月のKrushで髙橋直輝を破り王座獲得。7月のK-1代々木競技場第二体育館大会ではカベロ・モンテイロにKO勝ち。12月にはKrushで松山勇汰を破り初防衛を果たしている。今年2月のK-1では5月31日のK-1横浜BUNTAI大会で行われる
「第6代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」への参加が発表された。

 横山は「去年は2月にタイトルを獲って12月に防衛戦。Krushを盛り上げることができた。今年はKrush王者として5月のトーナメントを優勝してK-1王者になります。そして、宮田さん、そろそろ群馬県大会、お願いします。これからもKrush、K-1を試合で盛り上げていきたいと思います」とK-1王座獲りを宣言。K-1の宮田充プロデューサーは年内に群馬大会を開催する予定であることを明かした。

宮田Pがライト級GPを総括「今日のベストバウトは天野颯大vs児玉兼慎。見ていてこみ上げるものがあった」【Krush】

2025.02.25 Vol. Web Original

「Krush.171」(2月24日、東京・後楽園ホール)で8選手参加によるワンデートーナメント「Krushライト級GP2025」が行われ、元Krushスーパー・フェザー級王者の西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が優勝を果たした。

 西京は1回戦で弘輝(WORLD TREE GYM)、準決勝で昇也(士魂村上塾)に判定勝ち。決勝では古宮晴(昇龍會)に1RでKO勝ちを収めた。

 トーナメントは1回戦から激闘続きで、大会後の総括で宮田充プロデューサーは「みんな根性がありすぎて素晴らしかった。やって良かった」と8選手をねぎらった。

「優勝した佑馬君、お互いにダメージがある中でどうなるかと思ったが、最後にああいう倒し方をしちゃう。あの男は違うなとつくづく感じた。今日は激戦続きで判定が多かったが、ドラマチックな形で最後の最後にKOで終わらせて締めたことを称えたい」と優勝した西京を評価した。

1日3試合の過酷なトーナメントを制したのは西京佑馬「何とか気合で優勝できた。次の目標はK-1のチャンピオン」【Krush】

2025.02.25 Vol.Web Original

 元Krushスーパー・フェザー級王者の西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「Krush.171」(2月24日、東京・後楽園ホール)で行われた8選手参加によるワンデートーナメント「Krushライト級GP2025」で3連勝し優勝を飾った。

 西京は2019年にKrushスーパー・フェザー級王座を獲得。しかし初防衛戦でレオナ・ペタスに敗れ王座陥落。2021年3月からライト級に転向し、篠原悠人、竜樹に連勝もゴンナパー・ウィラサクレックに判定負け。2022年8月に里見柚己に敗れ、一時、戦線を離れるも昨年8月に復帰し加藤港、古宮晴に連勝し、今回のトーナメントに参戦した。

 後楽園ホールで8選手参加のワンデートーナメントが開催されるのは主要団体では恐らく初めてのこと。試合数が少ないことから試合間のインターバルも短く、選手たちには予想を超える苛酷なトーナメントとなった。

 西京は1回戦で弘輝(WORLD TREE GYM)と対戦。サウスポーの弘輝の左インカーフキックで左足を痛め、1R終盤から足が流れる展開に。それでも前蹴りで突き放し、パンチを的確に当てポイントを稼ぐ。3Rにはパンチをまとめ、弘輝に明確なダメージを与え3-0の判定勝ちで1回戦を突破。準決勝に駒を進めた。

 準決勝では昇也(士魂村上塾)と対戦。昇也は1回戦では伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)をKOで下して準決勝に駒を進めた。

フェザー級に階級アップの有井渚海の「RISEは何か足りない。自分が王者になったら」に元王者の梅井泰成「彼はそれを言える立場ではない」【RISE187】

2025.02.24 Vol.Web Original

 RISEが2月24日、都内で「RISE187」(4月19日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見を開催した。

 元RISEフェザー級王者の梅井泰成(Mouton)と今回から階級を上げる有井渚海(team VASILEUS)とのサバイバルマッチともいえる一戦が発表された。

 梅井は2022年に王座決定戦で平野凌我を破り第4代王座に就くも、初防衛戦で門口佳佑に敗れ王座から陥落。以降、ここまで5戦し、1勝3敗1ノーコンテストと戦績は振るわないものの、どの試合も接戦でその実力はいまだに国内フェザー級のトップクラスといっても過言ではない。

 対する有井は今回が約1年4カ月ぶりの再起戦。2022年12月の「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」ではSBの山田虎矢太にKO負けを喫し、昨年3月の「RISE ELDORADO 2024」では松下武蔵との対戦が予定されていたが体調不良で欠場。結果的に1年のブランクが空いた昨年12月の「RISE174」では加藤有吾に判定負けを喫し2連敗中。今年から武尊率いる「team VASILEUS」に移籍し、階級も一つ上げての再スタートとなる。

 有井は「1年ぶりの試合。試合がなかった時も格闘技に対しての生活とかは誰よりも考えて生活していた。だから今の自分はめちゃくちゃ強いと思う。4月19日は自分の生き方とか気持ちのこもった試合を見せられると思う」、ジム移籍の理由については「もっと自分のいいところを出せるかなと。環境を変えて。前のジムでも強くしてもらったし感謝しているが、もっと自分のいいところを出せるかなと考えていて。VASILEUSというジムに所属することも迷って。ずっと迷った結果、試合をできないこともあった。それで今、練習してみて、めちゃくちゃ自分に合っていたので、さらに強いところを見せられるかなと思っている」、階級を上げたことについては「55でも余裕だと思うが、フルパワーでやってみたいと思った」などと語った。

鈴木真彦の「もっと試合で魅せてほしい」「魂がこもっていない奴も多い」に大森隆之介が「いつまで王者ぶってんねん」【RISE187】

2025.02.24 Vol.Web Original

 RISEが2月24日、都内で「RISE187」(4月19日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見を開催した。

 前RISEバンタム級王者の鈴木真彦(TEAM 寿)が約1年半ぶりに後楽園ホールに凱旋し、大森隆之介(EX ARES)と対戦する異色のカードが発表された。

 鈴木は2023年12月に大﨑孔稀に敗れ、約5年保持していた王座を手放すと昨年3月に行われた「RISE ELDORADO 2024」では「THE MATCE 2022」で勝利を収めたK-1王者の金子晃大にリベンジを許すなど2連敗とどん底に。しかし12月の千葉・幕張メッセでのビッグマッチでジェイミー・ゲイマン(フィリピン/WCCS Philippines)を相手に1Rで2度のダウンを奪いKO勝ちを収め、大﨑からの王座奪還へ向けて再スタートを切った。

 大森は昨年3月の「RISE ELDORADO 2024」で約1年3カ月ぶりとなる復帰戦に臨み、シュートボクシング(SB)の日本スーパーバンタム級王者でプロデビュー以来13戦全勝だった山田虎矢太を1Rにバックハンドブローで沈める番狂わせを起こした。その勢いを駆って8月の「RISE181」で大﨑の持つ王座に挑戦するも判定負け。今年1月の再起戦では1階級上のフェザー級で上位ランカーの平野凌我と対戦し、判定勝ちを収めている。

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