未来が「俺が勝ったら68キロでトーナメント開いてください」
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カードが6月2日、「RIZIN.16」が開催された兵庫・神戸ワールド記念ホールのリング上から発表された。
矢地祐介と朝倉未来の中量級再注目の一戦が行われる。
この日リングに上がった2人は視線を合わせることこそなかったが、コメントでは早くも火花を散らす。
まず朝倉が「この試合のオファーが来たときはあまり乗り気じゃなかった。俺にはメリットがないし。俺はもともと66キロの選手で相手は70キロの選手。なので間を取って68でやろうと打診したんですが、相手が頑なに拒んだんで、じゃあ俺が上げてやってやろうじゃないかと。ただライト級トーナメントには出るかは分かりません。この試合で俺が勝ったら68キロでトーナメント開いてください。どうですか? 俺がトーナメントに出るの、見たいでしょ。あとこの試合、メインでお願いします」と格上アピール。
対して矢地は「そのうちやるんだろうと思っていたが、ついに時が来たな、と。夏の一番暑い時期に、日本人同士の対決がいっぱいあるなかで戦えるのは光栄。俺と戦うのにメリットがないって言ってますが、2連敗中の俺が言うのもなんですが、階級が下で大した選手ともやってない相手とやる俺のほうがメリットないと思っている。日本の中量級のトップは、世界に立ち向かっていくのはどっちなんだということをはっきりさせたい。68キロ云々って言ってますが、2連敗中の俺が言うのもなんですが、負けた奴に未来はないので、俺に勝ってから言ってくれ、と言いたい」と応戦した。
また61kg契約で「元谷友貴vs扇久保博正」「石渡伸太郎vs佐々木憂流迦」の2試合が行われることも発表された。 元谷、扇久保、石渡はバンタム級王者・堀口恭司に敗れ、リベンジを虎視眈々と狙い、佐々木は堀口の首を狙ってUFCからRIZINへ戦いの場を移したという経緯があるだけに、見どころの多い2試合となる。
この日は合わせて「RIZIN.18」へのマルコス・ヨシオ・ソウザの参戦が発表された。マルコス・ヨシオ・ソウザは、RIZIN.15初参戦で勝利を収めたホベルト・サトシ・ソウザの実兄。