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デメトリアス・ジョンソンが若松をギロチン葬【3・31 ONE】

2019.04.01 Vol.Web Original

若松は「打撃は世界のトップで通用する手応えがあった」
 元UFCフライ級王者で、UFC史上最多の11度の防衛記録を持つ、レジェンド、デメトリアス・ジョンソンが「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)でUFC離脱後の初試合に臨み、若松佑弥を2R、ギロチンチョークで破り、ONEデビュー戦を飾った。

 28日に行われた記者会見ではジョンソンを相手にしても「スーパースターのジョンソンをKOして僕が新時代を作る」「緊張していない。相手はビビっていた」などと語った若松はこの強敵相手に1Rから臆することなく攻め込んでいく。

 ジョンソンは1R序盤、パンチからのタックルでバックを奪いグラウンドに引き込もうとするが、若松が逆に上を取る。しかしジョンソンはガードに入れると若松に何もさせずにケージを使って立ち上がる。スタンドの展開では若松のパンチがジョンソンをとらえ、ジョンソンがバランスを崩す場面も。残り1分を切ったところでジョンソンは高速タックルからテイクダウンを奪うとサイドポジションに移行するが、若松はこの大きなピンチをしのぎ切る。

 2Rに入ると若松がパンチで攻め込むが、ジョンソンはタックルでしっかりとテイクダウンに成功すると上のポジションを取る。立ち上がろうとする若松の動きに合わせてバックを奪ったジョンソンは最後はギロチンチョークをがっちり。若松はタップしたが試合後の会見では「最後はネックロックで首が絞まった感じ。でも右アッパーや左フックが当たった感触があって、打撃は世界のトップで通用する手応えがあった」などと試合を振り返った。

 ジョンソンは若松については「基本的に自分の相手をランク付けはしないけど良いファイター。若くて可能性のある選手だと思う」と評した。初めての日本での試合については「全ての期待を超えるものだった。日本のMMAを見て育ったが、ここで戦うとは思ってなかったのですごいことだ。他の国で試合をするというのは、時差や調整に自信がなくてすごく恐れていたことなのだけど、今回はよくできたと思う」などと話した。

ビビアーノが不本意な反則勝ちで王座奪取【3・31 ONE】

2019.04.01 Vol.Web Original

ベリンゴンが後頭部に反則のエルボー連打
 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)にかつて日本で活躍した選手たちが多く出場した。

 DREAMで2階級制覇したビビアーノ・フェルナンデスは「ONE世界バンタムチャンピオンシップ」で王者ケビン・ベリンゴンに挑戦。反則勝ちという不本意な形で王座奪還に成功した。

 1R、ビビアーノのタックルからケビンはパンチで脱出。スタンドでビビアーノがじりじりとプレッシャーをかけ右フックを放つと、ケビンはぐらり。ここでラッシュをかけるビビアーノだが、ケビンは足を使って逃避。追いかけてパンチをふるうビビアーノだが、ケビンは決定打を許さない。打撃で仕留められないと判断したビビアーノは今度はケージに詰めタックルからテイクダウンに成功。バックマウントに移行しパウンドからスリーパーを狙ったところでゴングとなった。2Rは互いに攻め切れない時間が続くが残り1分のところでビビアーノがタックルからテイクダウンに成功。そのままゴングとなる。3R、またもビビアーノがタックルからテイクダウンに成功すると、ケビンがその後頭部にエルボーを連発。この反則攻撃にビビアーノは悶絶。中断しビビアーノの回復を待ったが、ダメージが大きくケビンの反則負けの裁定が下された。

 試合後の会見でチャトリ代表はリマッチを組むことを明言した。

ション・ジンナンがアンジェラ・リーを返り討ち【3・31 ONE】

2019.04.01 Vol.Web Original

アンジェラは強引な攻めでスタミナをロス
 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)で行われた「ONE女子ストロー級チャンピオンシップ」で王者ション・ジンナンがアトム級王者のアンジェラ・リーを破り、3回目の防衛を果たした。

 1Rは打撃の攻防から組み合いに。アンジェラはケージにジンナンを押しつけ強引に引き倒しテイクダウンに成功。サイドポジションを奪うが、ジンナンはしのいでアンジェラをガードに入れかけるが、そこはアンジェラが回避。立ってローを放つ。立ち上がろうとするジンナンをフロントチョークにとらえるがジンナンがしのぎ切る。2Rはケージ際の攻防でアンジェラがテイクダウンを狙うがジンナンは今度はしのぎ、逆にパンチのラッシュを見せる。

 3Rは組み付いたアンジェラが強引に引き倒しテイクダウンに成功すると上のポジションをキープ。ジンナンが体勢を入れ替えるがアンジェラは足を離さず再度テイクダウン。サイドポジションから腕を狙うがジンナンは立ち上がり脱出。やや強引な攻めが目立つアンジェラはスタミナが切れかけ、ジンナンのパンチの連打に防戦一方となるシーンも見られるようになる。

青木が肩固めで王座奪還。「俺たちはファミリーだ!」【3・31 ONE】

2019.04.01 Vol.Web Original

「35歳になって、好きなことやって、家庭壊して、一人ぼっちで格闘技やってんだ」
 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)のメーンで行われた「ONEライト級チャンピオンシップ」で挑戦者の青木真也が王者エドゥアルド・フォラヤンを1R2分34秒、肩固めで破り王座に返り咲いた。

 2人は2016年に王者・青木にフォラヤンが挑戦する形で対戦。フォラヤンがTKOで勝利を収め王座を獲得している。

 1R、青木は左のハイ、ミドルとキックを主体に試合に入る。しかししかしストライカーのフォラヤンは左の蹴りに右ストレートを合わせ、前に出た青木に左フックを浴びせるなど打撃で応戦。

 ここで会場に大青木コールが起こる。

 青木はフォラヤンが出した左の蹴りに合わせ組み付くとケージに押し込む。足をかけてテイクダウンを狙うがフォラヤンがしのぐと青木は吊り気味にテイクダウンに成功し上を取る。ハーフマウントの体勢から肩固めに移行。ケージ際で動きが制限される中マウントに移行し絞め上げるとフォラヤンが落ち、腕から力が抜けたことを確認したレフェリーが試合を止めた。

 青木はケージに上り歓声に応えると試合後のケージ内でのインタビューでは「あのね、35歳になって、好きなことやって、家庭壊して、一人ぼっちで格闘技やって。どうだお前ら、うらやましいだろう! 俺はな、こうやってな、明日もこつこつ生きていくんだよ」とメッセージを送る。そして「最後に一言な。俺たちはファミリーだ!」絶叫した。

髙田延彦ロングインタビュー「統括本部長から素顔の髙田延彦へ。その理由と思い」

2019.03.31 Vol.Web Original

 元プロレスラーで元総合格闘家、そして現在は俳優、タレントなど幅広いジャンルで活躍中の髙田延彦。そんな髙田が弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともに送るワイドショー番組「髙田横粂の世相談義」がスタートしたのが昨年の4月。かれこれ1年を迎えるのだが、この間、髙田はスポーツはもちろん、政治や社会問題についても率直な意見をずばずば発信してきた。この1年を振り返るとともに、今後について語った。

木村ミノルの初防衛戦の相手に近藤魁成を大抜擢【5・18 KRUSH FIGHT】

2019.03.31 Vol.Web Original

木村の「1Rはもたないと思う。どう思う?」に近藤は「試合でしっかり見せます」
「K-1 KRUSH FIGHT.101」(5月18日、東京・後楽園ホール)で王者・木村“フィリップ”ミノルに近藤魁成が挑戦するKRUSHウェルター級タイトルマッチが開催されることが3月30日の「Krush.99」で発表された。

 木村は初防衛戦となる。

 この日、2人はリングに上がり、近藤「僕が勝つと思う人は少ないと思うけど、Krushのリングは何があるか分からない。絶対勝ちます」と話せば木村は「すごい素質があるファイターで、才能豊かなアスリートだなと思っています。だからあとはリングの上ですべて終わらせたいと思うんですけど、1Rはもたないと思う。どう思う?」と近藤に水を向ける。これに対し近藤は「試合でしっかり見せます。強いことは分かっているので、潰れてもいいので、全力でベルトを取りに行きます」と応じた。

 中村拓己K-1プロデューサーは「K’FESTA.2でインパクトのあるKOを見せたした2人のタイトルマッチ。プロの実績でいえば、木村選手のほうが上回っている。それをぶっ壊すのがクラッシュ」などと話した。

 近藤はK-1甲子園の-65kgで2017、2018と連覇。昨年3月の「K’FESTA.1」でプロデビューし3戦 2勝(2KO) 0敗 1分の戦績を残している。

西京佑馬が島野を破りスーパー・フェザー級王座獲得【3・30 Krush】

2019.03.31 Vol.Web Original

3Rに2度のダウンを奪い完勝
「Krush.99」(3月30日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われたKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチで挑戦者の西京佑馬が王者・島野浩太朗を3-0の判定で破り、第8代王者に輝いた。

 西京はこの春、高校を卒業。かねてからの目標だった「高校生のうちにベルトを巻く」という目標を達成した。

 2人は1Rから激しい打ち合いを展開するが、島野はプレッシャーをかけ距離を詰めるが若干、力みが目立ちパンチが大振り。西京は引くところは引く、押すところは押すといった18歳らしからぬ落ち着いた試合運びでパンチをクリーンヒットさせていく。島野が盛り返してもカウンターで迎撃。ラウンド終盤には島野が早くも鼻血を流す。

 2Rになると徐々に島野のパンチが当たるようになってくるが西京の右ストレートで止められ、逆に連打を食らってしまう。島野はボディーブローで詰める場面もあったが、そうなると西京は足を使って島野の攻撃をかわしていく。

 3Rになると判定では分が悪いとみた島野はパンチを振るって前に出る。しかし西京はがっちりとガードを固めると打ち合いからカウンターの右ストレートでついにダウンを奪う。立ち上がった島野はなおも前に出て西京をロープに詰めると左ボディーブロー。この一発でガクンと動きが落ちた西京になおも襲いかかる島野だったが、西京はここでも足を使って攻撃をかわし態勢を立て直すと、またもカウンターの右ストレートで2度目のダウンを奪う。

 なおも立ち上がる島野だったが残された時間はほとんどなく、試合終了のゴング。3-0の判定で西京が勝利を収めた。

 西京は試合後のマイクで「K-1甲子園に優勝してから高校生のうちにチャンピオンになりたいって言ってたので、とりあえずチャンピオンになれてうれしいです。これからやらなきゃいけないことがいっぱいあるので、もっと一生懸命頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします」とファンに挨拶。会見では「この試合決まってから一生懸命練習してきた、それは島野選手が相手だったからできたこと。試合をやる前からスタミナがあるイメージがあって、実際その通りだった。3R目はボディーが効いたけど、みんなの応援があったので頑張れました。リベンジしたい選手もいるので、どんどん倒してK-1で戦いたいです。3Rのボディーは疲れの蓄積もあったけど、どんぴしゃで入った。やりたいのは、4戦目でまけたレオナ選手もやりたいんですけど、強敵とどんどんやりたい」などと話した。

 敗れた島野は「戦前から実力のある選手だと思っていたけど、やってみてすごい敵ニックがある選手。今回は完敗だなと思いました。印象はテクニッックがすごく高いレベルの選手。スピードだったり動くべき動きを瞬時に行う反射の速さとかを感じた。負けたことに関しては言葉にならない。最後のKrushを勝って締めて、自分の近くにいる人たちに気持ちを伝えたかった。悔しい結果だけど今回の負けというものをしっかり受け止めたい」と肩を落とした。

DJと対戦の若松佑弥「相手はビビっていた」【3・31 ONE】

2019.03.29 Vol.Web Original

「スーパースターのジョンソンをKOして僕が新時代を作る大会」
 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技の公開記者発表会が3月28日、東京都内で開催された。

「ONEフライ級ワールドGP 準々決勝」でUFCのフライ級で11回の防衛を果たしたデメトリアス・ジョンソンと対戦する若松佑弥は「まず、この歴史的な大会に出られることになって光栄です。新時代っていう名前は僕にとっては “スーパースターのジョンソンをKOして僕が新時代を作る”という大会だと思うのでそれに向けて頑張ってきた。みなさんは、なんで僕がDJと戦うんだと不安に思ってるだろうけど、24年間、この時のために生まれてきたと思って戦うので、楽しみにしていてください」と挨拶。会見後には「DJには緊張してない。思ったより小さかった。(対格差があって)相手はビビっていた。日本でやるんでそこも有利だと思うし、気持ちは絶対僕のほうが強い」と話し、DJの圧勝という下馬評についても「そこが穴だと思うのでもっと騒いでほしい」と答えるなどDJに対しても一歩も引かない強いマインドを見せた。

ジョンソン「キャリアの中で新しいスタート。楽しみ」
 ジョンソンは「この大会は自分にとっては選手としてアスリートとして、キャリアの中で新しいスタートなので楽しみにしています。若松は素晴らしい選手なので対戦を楽しみにしています。面白い試合になると思う。日本のファンの前で戦えることが楽しみ。ここまでずっとトレーニングをしていますし、彼と戦うための準備はできている」と話した。

アンジェラ・リーが初の日本大会に「もちエキサイティングよ!」【3・31 ONE】

2019.03.29 Vol.Web Original

ストロー級タイトル戦でション・ジンナンに挑戦
 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技の公開記者発表会が3月28日、東京都内で開催された。

 セミの第14試合では女子ストロー級タイトルマッチが行われ、王者ション・ジンナンにアトム級王者のアンジェラ・リーが挑戦する。

 アンジェラは「非常に温かい歓迎ありがとう。すごく楽しみ。ション選手との対戦は、本当は昨年11月にスケジュールされていたけど、私が腰の不調を抱えていたので、改めて実現することとなりました。ONEのこれまでの規模を超える大きな大会に参戦できることで、歴史が新たに作れると思います」と挨拶。会見後には「(今の気分は)もちエキサイティングよ! “こんなに楽しみな様子なのはデビューのとき以来じゃない?”って周りに言われるの。出場する全選手がみんなの期待にこたえたいはずよ。私も、いい試合をみんなに見せたいわ」と笑顔を見せた。

メーンでタイトル挑戦の青木真也が「今は周りのことを考える余裕がない」【3・31 ONE】

2019.03.29 Vol.Web Original

ONE の日本初大会「A NEW ERA-新時代-」3月31日開催
 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技の公開記者発表会が3月28日、東京都内で開催された。

 メーンでエドゥアルド・フォラヤンのライト級王座に挑戦する同級元王者の青木真也は冒頭の挨拶で「ずっとこの大会に向けてやってきたんですけど、気持ちが盛り上がると思いきや、澄んだ状態で、本当にこの試合をするのかな、という状況です。新時代というテーマということですが、僕にとってはずっと僕の時代ですし、皆さんにとってはずっとみなさんの時代なのでしょう。日曜日は僕の時代にしたいと思います」と話した。

 今回、メーンを務めることについては「教科書通り答えればいいと思うけど、正直、今、周りのことを考える余裕がないです。日々コツコツやってきたことを、ケージで出せるかどうかの不安と戦っています。周りがどうこうよりも、自分がやってきたことを、あと3日コツコツやって、満足してもらうということにつきます」と淡々と話した。また会見後の囲み取材でここまでの調整について問われると「ご飯食べて、練習して、寝て、起きて、ご飯食べて、練習して、寝て…こつこつ繰り返しです。調整は大丈夫です心配なさらずに」とケムに巻いた。

 対するフォラヤンは「3年かかって実現した試合が日本でできることを楽しみにしています。日本で初めての大会で、これだけの選手が並び、楽しみです。今大会はたくさんリマッチがあり、さまざまな歴史が作られると思います。31日はぜひ皆さんに楽しんでいただきたいと思います」とこちらも静かに闘志を燃やした。囲み取材では「シンヤとの試合は3年越し、お互い経験を積んでよくなってきているので前回よりよい試合になる。相手の国で戦うことには、慣れているので、よい試合をしたいと思う」などと話した。

仲間の頑張りでキングストンがWWE王座挑戦権獲得【3・26 WWE】

2019.03.27 Vol.Web Original

ビンスがビッグE&ウッズにガントレット戦を提案
「スマックダウン」(現地時間3月26日、コネチカット州アンキャスヴィル/モヒガン・サン・アリーナ)でニュー・デイのビッグE&エグゼビア・ウッズがWWE王座挑戦権獲得をかけたガントレット戦に勝利し、コフィ・キングストンがレッスルマニアでのWWE王座挑戦権を獲得した。

 この日、オープニングに登場したニュー・デイは「ニュー・デイとして約5年を共にしたが、コフィへのひどい扱いにWWEを辞めることも考えている。マクマホン会長の意見を直接聞きたい」と将来の懸念を伝えると、ビンス・マクマホン会長、そしてダニエル・ブライアンがそれぞれ登場した。

 ブライアンは「辞めたければ辞めればいい。コフィはB級なんだよ」と主張すれば、ウッズは「お前はコフィとの一騎打ちが怖いだけだ」とブライアンを挑発。するとビンス会長は最後のチャンスとしてキングストンの王座挑戦権をかけてビッグEとウッズのガントレット戦を提案した。

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