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7・7SB「Girls S-cup 2017」でRENAがMMAデビュー戦の相手と再戦

2017.06.13 Vol.692

 日本シュートボクシング(SB)協会が6月13日、都内で会見を開き「Girls S-cup 2017」(7月7日、東京・TDCホール)の第1弾となる対戦カードが発表された。

 これまで同大会はトーナメントが軸となっていたのだが今回はワンマッチでの開催となる。

 SBの絶対女王RENAは2015年大晦日のRIZINで総合格闘技(MMA)デビューした際の相手であるイリアーナ・ヴァレンティーノとSBルールで対戦する。RENAの妹分でSB日本女子ミニマム級王者のMIOはハンナ・タイソンと対戦。こちらは昨年大晦日にRENAとMMAルールで戦った相手。

 RENAは前回の対戦では鮮やかな飛びつき腕十字で勝利を収めているのだが、今回の対戦について「1回やった相手にはあまり興味はわかないんですが、今回はSBルールということで前回とは違ったところを見せられると思う。前回は注目度の高い試合だったのでイリアーナ選手のことは一般の方も知っていると思う。知らない選手とやるよりみんなが知っている選手とやるほうがはるかに注目度が高くなる。そういう素晴らしい選手とGirls S-cupという注目度の高い試合で対戦させていただけるのは、シュートボクシングを広めたい私にとってはありがたい機会をいただけたと思う」と話した。

 MIOは「去年の年末にRENAちゃんと戦ったハンナ選手と戦えるということですごくワクワクしています。打撃がしっかりしている選手なので100%打ち合いになると思う。血が飛び交うような激しい試合をするので注目してほしい。(RENAは)三日月蹴りできれいに倒していたので、それ以上の勝ち方を目指して頑張りたい」と話した。

 今回のGirls S-cupは「女子格闘技を盛り上げたい」という目標のもとシュートボクシングとRIZINががっちり協力態勢を敷いて開催されるとあって、会見には榊原信行RIZIN実行委員長も登壇。榊原氏は「女子だけで興行を組むというのはRIZINにとってもいつの日か実現させたい夢ではあるが、それを9回も開催していることに敬意を表したい。RENA選手に代表される女子格闘技のさらなる未来のためにRIZINもなにか協力ができることがあればということで、今回の話となった」と経緯を話した。

 そのRIZINへの参戦についてはMIOは「ここでしっかりいい勝ち方をしてアピールしたい。私も女子格闘技を盛り上げていきたい」と話した。

 またRIZINで活躍中のギャビ・ガルシアがSB初参戦を果たすことも合わせて発表された。

9・18 K-1 初代ウェルター級王座決定トーナメント1回戦で久保vs木村

2017.06.11 Vol.691

 K-1実行委員会が6月11日、都内で会見を開き「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」(9月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で開催される「初代ウェルター級王座決定トーナメント」の参戦選手と組み合わせを発表した。

 1回戦は①渡部太基vsモハン・ドラゴン、②山際和希vsメルシック・バダザリアン、③塚越仁志vsハン・ウェンバオ、④久保優太vs木村“フィリップ”ミノル。準決勝は①と②の勝者、③と④の勝者で行われる。リザーブファイトは後日発表される。

 激闘系のファイターが揃い、また過去に対戦経験もある選手同士の因縁もあることから冒頭、宮田充K-1プロデューサーが「大激戦、大爆発間違いなしのメンバー」と評するのもうなずけるところ。

 中でも注目は久保vs木村。2人はかつて同じジムに所属し、久保が6歳年上なことから木村が兄のように慕っていた時期もあるほど。もちろんスパーリングでグローブを交えるなど互いに切磋琢磨した間柄。

 会見では木村が「僕は17歳の時に久保選手の背中を追いかけて、あこがれの気持ちを持って東京に来た。そこで誰よりも親切に戦いというものとリングに上がったらどんな奴とでも殺し合わなければいけないということを教えてくれたのが久保選手。だから9月18日にその教えを僕が思いっきり、彼にそのまま見せてあげようと思っています。僕が誰よりも楽しみだと思っている。若いころから追いかけた選手が隣にいて試合ができるというのはすごい喜び。それをファンのみんなにも分かってもらいたい。僕は心から幸せです。ぶっ殺します」と試合に向けた決意を語る。

7・30 RIZIN 那須川vs才賀、北岡vs矢地、美憂、KINGレイナも参戦

2017.05.24 Vol.691

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが5月24日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)のスペシャルワンマッチ4試合「那須川天心vs才賀紀左衛門」「山本美憂vsキャシー・ロブ」「北岡悟vs矢地祐介」「KINGレイナvsレイディー・タパ」を発表した。

 那須川vs才賀はルール、契約体重ともに調整中。高田延彦RIZIN統括本部長は「キックルールなのかMMAルールなのか、それともミックスルールなのか。ファンの声も反映したルールにしたいと話す。対戦する才賀は「天心は強いし天才だから、体重は(自分の)58キロに合わせてくれないかな。ルールはRIZINなのでMMAでやりたい」などと話した。那須川は「どのルールでも」と前置きしたうえで「一番自分が生かせるルールで」などと話した。

 美憂は現在デビュー以来2連敗と崖っぷち。「この2試合はタックルを決めて終わってしまっているので、今回はその先までちゃんと決めて初白星をあげたい」と話した。今回の試合は秋に行われる女子トーナメントの査定試合にもなっており、美憂にとっては勝利が義務付けられた試合となる。実戦経験の少なさが2連敗につながっていることから、美憂は7月大会に先立ち、6月9日に行われるKing of Cageのミネソタ大会に出場する。

7・30 RIZIN バンタム級トーナメント1回戦で堀口vs所

2017.05.24 Vol.691

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが5月24日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)の一部対戦カードを発表した。

 今年開催されるバンタム級トーナメントは今大会で1回戦3試合が行われ、10月に予定されている大会で別ブロックの1回戦3試合を行う。この6人の勝者に各ブロック1名ずつのワイルドカードによる2選手を加えた8選手で12月29、31日に準々決勝以降が行われる。

 この日発表されたのは「大塚隆史vsアンソニー・バーチャック」「石橋佳大vsカリッド・タハ」「堀口恭司vs所英男」の1回戦3試合。

 大塚は現DEEPバンタム級、現WSOF GCバンタム級王者。バーチャックは元UFCファイターで今年4月のRIZINで1階級上の川尻達也と対戦。敗れたものの、今回は本来の階級での参戦となる。

 石橋は現修斗環太平洋バンタム級王者。現在、修斗のバンタム級は世界王者が空位になっているので、石橋は修斗のバンタム級を背負っての参戦となる。タハはドイツで2団体のベルトを持つ選手。現在デビュー以来10連勝のハードパンチャー。

 修斗とDEEPという国内トップの団体の現役王者の参戦は大きなトピックス。しかしこの日の会見は一般公開され、多くのファンが詰めかけたのだが、一番の驚きを持って迎えられたのは堀口vs所の一戦。

 所は「最初、堀口選手との試合のオファーには戸惑い、周りにも反対されたが、榊原代表と何度も話をするうち、逃げないで最後の挑戦として、堀口選手と対戦することにしました。100人いたら99人が堀口選手が勝つと思われると思いますが、その1回を7月30日に出したい。堀口選手に勝てる日本人は僕しかいないと信じている」と話した。

 堀口は米国でトレーニング中のためビデオメッセージで「所選手のことを尊敬していますが、いつまでもHERO’SやPRIDEの選手が活躍していても面白くないと思うので、新しい世代の強さを見せます。UFCが9月に日本大会を開きますが、軽量級のメジャーはRIZINだと思ってわれるよう、いい動きを見せたい」と話した。

6.18K-1 大決起集会 城戸の結束呼びかけに日菜太は…

2017.05.21 Vol.690

 K-1の大会前の恒例行事となったファンイベント「『K-1 WORLD GP 2017』6.18さいたま決戦・大決起集会!」が20日、東京スカイツリータウン・ソラマチイーストヤード5FのJ:COM Wonder Studioで開催され、大会に出場する11選手が登場した。

 第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントからは城戸康裕、中島弘貴、日菜太の日本人3選手が参加。80年代のバブリーな出で立ちで登場した城戸は「今回の煽りVは過去最高にお金のかかった仕上がり。一大サスペンスドラマになっています。今のK-1はすごい。こんなところにお金をかけていいのかってくらいお金をかけてくれた。みなさん楽しみにしてください」といつもの調子でトークを展開。そして「70kg級はひどい。外国人選手はとにかくみんな強い。今回、日本人選手みんなで力を合わせて、誰でもいいから優勝しましょう。 “日菜太さん、ロー効かせておきましたんで”みたいな感じで」と他の2人に結束を呼び掛けたが日菜太は「僕は普通にピケオーに勝てると思っているので、僕は僕でちゃんと勝って優勝します。自分だけでいいから優勝したい!(笑)」と城戸の提案をやんわり拒否。城戸の「城戸ジャパン」構想はあっさり崩壊した。

【K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 】初のさいたま大会なのに日本人が決勝にいない恐れも……

2017.05.19 Vol.691

 新生K-1が初めてさいたまスーパーアリーナに進出する「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント?」(6月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)はプレリミナリーファイトを含め全18試合がラインアップされた。

 大会の最大の目玉は「第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」。この?70kgという階級は日本人選手にとってはかなりハードルが高い。かつてのK-1 WORLD MAXまでさかのぼっても世界王者となったのは魔裟斗だけ。日本人としては?70kgというと大型の選手となるのだが、ヨーロッパなどではこの階級が最も選手層が厚いというのがその理由。

 今回のトーナメントには日本からは城戸康裕、廣野祐、中島弘貴、日菜太の4選手がエントリーされた。1回戦ではそれぞれ強豪外国人選手と対戦する。
 これまで新生K-1で行われた世界トーナメントでは日本人選手が多く勝ち上がり、ほとんどの決勝のリングには必ず一人は日本人選手が立っていた。外国人選手同士の決勝となったのは昨年6月の「?65kg世界最強決定トーナメント」と2015年に行われた「?70kg初代王座決定トーナメント」だけ。やはり重い階級では日本人は分が悪い。

 今回のメンバーを眺めると1回戦で日本人が全部消えてしまう可能性もゼロではない。それだけに4選手たちの危機感は相当なもの。

 日菜太は「日本人が1回戦で全滅したら、もうスーパー・ウェルター級でトーナメントをやる意味がなくなると思う。だから僕が何としても優勝して、スーパー・ウェルター級を終わらせたくないという気持ちがある」とまで言う。ともにKrushのリングでジョーダン・ピケオーに敗れている廣野と中島の「きつい試合になる」というコメントは特に重い。

アマチュアMMAの最高峰「全日本アマチュア修斗選手権」が9月23日に開催

2017.05.19 Vol.691

 アマチュアMMAの最高峰の大会ともいえる「全日本アマチュア修斗選手権大会」が今年は9月23日に神奈川・小田原アリーナで開催される。

 6月4日の中国選手権を皮切りに7月30日の四国選手権まで全国9地区で予選を行い、勝ち上がった精鋭たちが全日本のケージに上がる。

 今年で24回目を迎える同大会は佐藤ルミナ、桜井マッハ速人、宇野薫、山本KID郁徳といったレジェンドから扇久保博正、斎藤裕ら修斗歴代王者、そして水垣偉弥、佐々木憂流迦、内藤のび太ら、現在UFCを始めとする海外で活躍する選手たちを多く輩出。

 昨年から格闘技道場・ジムのネットワークである「D-NET」がグラップリング大会を同時開催。今年はそれに加え日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)がブラジリアン柔術の大会も同会場で開催。キッズ・ジュニア修斗の東西対抗戦も昨年同様企画されるなど、格闘技の一大エキスポの様相を呈してきた。

 大会の開催が発表された5月12日のプロフェッショナル修斗公式戦では日本修斗協会理事長でアマチュア修斗委員会委員長の佐藤ルミナ氏、D-NETの長南亮代表、JBJJFの中井祐樹会長が勢ぞろいし、豪華な3ショットとなった。また、そこでルミナ理事長から今年の各地区の大会が10月にインド・ニューデリーで開催されるUWW(世界レスリング連盟)が主催する「パンクラチオン世界選手権大会」の代表選考を兼ねることが発表された。

 各大会の試合は代表選手を選抜するための参考試合となり、戦績を加味し上位の選手の中から、日本代表選手として世界選手権大会に派遣されるという。

 大会への参加など詳細は日本修斗協会ホームページ( http://j-shooto.com/http://j-shooto.com )で。

「KHAOS.2」一夜明け会見

2017.05.15 Vol.690

 5月13日に新宿FACEで開催された立ち格闘技イベント「KHAOS.2」の一夜明け会見が14日、都内の会場で行われた。今大会は10代ファイター限定の「KHAOS TEENS」ということで行われ、16歳から19歳までのフレッシュな選手が出場した。

 最初に会見に登場したのは、今イケイケの若手ファイター軍司泰斗に勝利した龍矢。まず「今朝起きた時に思ったのは、空手を教えてくれた師範、一緒に練習をしてきた仲間、そして試合を組んでくれた宮田プロデューサーへの感謝です」と挨拶。続けて「KOで倒すつもりが倒せなかったので、60点ぐらいです。でもK-1甲子園の時は、プレッシャーをかけられて下がる場面が多かったけど、今回は前に出られたので良かった」と前日の試合を振り返った。プロとしての実績があるが、龍矢の目標はK-1甲子園のベルト。2015年、2016年はともに準優勝に終わり、高校3年生となる今年が優勝しベルトを巻く最後のチャンスとなる。「K-1甲子園に出るために高校に入ったのに、卒業で来ちゃいそうなんです」と会場を笑わせると「今年がラストチャンス。この3年間めっちゃ練習してきたので、しっかりベルトを取ろうと思います」とラストチャンスへかける思いを語った。

 会場を一番盛り上げた試合に送られる「ベストバウト賞」に選ばれたのは佐野天馬VS里見柚己の一戦。そんな熱い試合に勝利した佐野は「自分もダウンしたので反省点もある。でも勝って反省できたので良かったです。いつもの試合より落ち着いて、冷静に相手の事を見て試合ができた。2Rに2つダウンをとって、大分焦ってしまい逆にパンチをもらってしまったので、3R目は落ち着いていこうと思ってやりました」と勝因を分析。「試合中に強くなっていると感じたので、まだまだ強くなると思う。もっとトップの人と戦って、どんどん倒していきます」と成長の手ごたえと、今後の飛躍を誓った。また、敗れた里見は「ベストバウト賞をもらってうれしく思う。久しぶりに負けたので悔しくてしょうがない。これからは絶対に負けないように、もっと練習して強くなります」とリベンジを誓った。「佐野選手はとても強くて、そんな選手とやれてうれしかったです。でも、自分はダウンを取らなかった試合は1つしかないし、佐野選手もプロ初のダウンだと思う。自分は倒せるものを持っていると思うので、それをしっかり磨いていきたい」と自信ものぞかせた。ベストバウト賞の賞金5万円の使い道については「一人暮らしをしたいので、そのための貯金」(佐野)、「佐野選手と同い年なので、ごはんにでも行って仲良くなりたいと思います」(里見)と対照的な回答でキャラクターを印象付けた。

 そして今大会でMVPを獲得したのは、笠見玲慈を1RKOした晃貴。K-1フェザー級王者・武尊の鳥取時代の後輩で、前日の試合も武尊がセコンドとして見守っていた。試合について「特に1RKOは狙っていませんでした。でも結果できて良かった。1Rは様子を見て、2RでKOを狙おうと思っていた。でも1回目のダウンでいけると思ったので、一気に詰めました。地元から応援に来てくれた人に勝った姿を見せられて良かったです」とほっとした様子。武尊からは試合前に「いつもKRESTの強い人たちと練習しているから勝てる」と言われたと明かし、勝った時は「本当に良かったね」とねぎらいの言葉をかけられたという。MVPに選ばれたことについては「正直選ばれると思っていた(笑)。いい勝ち方ができたので」と顔をほころばせていた。賞金10万円は「母の日なので、ケーキを買ってあげます」と照れ笑い。今後は「-53㎏の1番上を目指して頑張ります!」と語った。

6・16 SB 同時2階級制覇を狙う内藤がバンタム級王者・深田に挑戦

2017.05.15 Vol.690

 シュートボクシング(SB)の『SHOOT BOXING 2017 act.3』(6月16日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが発表された。
 
 同時2階級制覇を狙うSB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹が深田一樹のSB日本フェザー級王座に挑戦することが決定した。

 昨年11月に当時11連勝中だった最強の挑戦者・植山征紀を3RKOで退け、初防衛に成功した内藤は、今年の2月にRISEからの刺客・宮崎就斗を撃破。

「55kgから階級を変更するつもりはないですが、もうひとつ上の階級を獲りに行きたいと思います。同時2階級制覇を狙います」とフェザー級王座獲得を宣言した。そのアピールを受けて、続く4月にはSB日本フェザー級2位・元貴と対戦。手数とテクニックで翻弄する内藤が文句なしのフルマークの判定勝利を収め、今回のタイトルマッチに大きく前進した。

 一方、深田は昨年8月、元貴とSB歴史上に残る7Rにわたる激闘を制しSB日本フェザー級王座を獲得。王者初戦となった11月にはRISEバンタム級3位・宮崎就斗にKO負けを喫してしまったが、今年3月に中国のビッグイベント『全民英雄 拳時代』で地元の強豪・初光福を判定で下し復活をアピールしている。

 深田が王者の意地を見せ初防衛成功なるか、それとも内藤がフェザー級2戦目で2階級制覇を実現するのか。激闘必至、注目のSB日本フェザー級タイトルマッチとなる。

KHAOS.2 龍矢が軍司にK-1甲子園のリベンジ 佐野は里見を返り討ち MVPは晃貴

2017.05.14 Vol.690

 K-1グループのK-1、Krushに続く第3のブランド「KHAOS」の第2回大会「KHAOS.2」が5月13日、東京・新宿FACEで開催された。

 実験的な場でもあるKHAOSは旗揚げ戦で前日の計量後に抽選で対戦相手を決める「KHAOS ROYAL」という斬新な企画を試みた。今回は出場選手全員が10代という「KHAOS TEENS」と、これまた斬新な大会となった。

 メーンでは昨年のK-1甲子園-55kg決勝で拳を交えた軍司泰斗と龍矢が対戦。2-0の小差の判定で龍矢が勝利を収めた。

 試合は1Rから意地と意地がぶつかり合う白熱の展開に。判定の難しいラウンドが続いたが、やや龍矢のほうが有効打が多かったか、30-29が2人、29-29が一人という判定で龍矢が勝利を収めた。

 試合後のマイクで龍矢は「去年のK-1甲子園決勝で軍司選手に負けて、めっちゃ悔しかったので、今日、何とか勝つことができてよかったです。みなさん僕の名前を覚えて帰ってください」と挨拶。

 Krush3月大会で出貝泰佑に勝利を収め、武居由樹の持つ「Krush -53kg王座」への次期挑戦者となっていた軍司にとっては痛恨の敗戦となった。一方、龍矢はこの勝利でトップ戦線入りへ大きなアピールとなる。

6・19シュートボクシングで鈴木博昭vs海人の新旧エース対決

2017.05.12 Vol.690

 シュートボクシング(SB)の『SHOOT BOXING 2017 act.3』(6月19日、東京・後楽園ホール)の対戦カード第1弾が発表された。

 SB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭vs SB日本ライト級1位・海人の新旧エース対決が実現する。

“SBの怪物くん”鈴木は長きにわたり、SBエースとして活躍。テクニカルかつパワフルな攻撃で2015年8月、世界の強豪が集まったSB世界スーパーライト級王座決定トーナメントでは見事優勝を果たし世界王座を獲得。前戦となった4月の後楽園大会でのWBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者・山口裕人との一戦では、他団体進出を視野にヒジありルールを要求。激闘の末に5Rヒジでの豪快なKO勝利を収めた。

 対する海人はデビュー以来、その多彩なテクニックと倒せる力を高く評価され、他団体の新人トーナメントでも優勝を果たすなど次世代のエース候補として期待されてきた存在。階級を上げることを視野に入れている中、4月の後楽園大会ではメインイベントに大抜擢され、「S-cup65kg世界トーナメント2016」優勝のザカリア・ゾウガリーと対戦。判定で敗れはしたが、ザカリアの猛攻を凌ぎ、逆に追い込む場面を作るなど海人の名を広める一戦にもなった。

 ここで自信を深めた海人はザカリアへのリベンジ、そしてスーパーライト級の頂点を狙い、いきなり鈴木戦を要求。今回新旧エース対決が実現することとなった。

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