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4・24「K-1」武尊インタビュー「格闘技以外のジャンルの人たちにもすごいと思われる試合をしたい」

2016.03.30 Vol.663

 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」の-55kgスーパーファイトでヨーセンチャイ・ソー.ソーピットと対戦する-55kg王者・武尊のインタビューを公開。

――いよいよ対戦相手も決まり、武尊選手の希望通りにタイのムエタイファイターとの対戦になりました
「大晦日から約4カ月空いたんですけど、やっと試合だなっていうワクワクな感じです」

――試合間隔が4カ月空くと試合が待ち遠しくなりますか?
「そうですね。でも逆にこの期間が新鮮で、試合が決まっていると試合のための練習になってしまうのですが、今回は自分の身体のことだったり、新しい技だったり、試合前とは違うことを考えながら練習ができました。今まで出来なかったことができたので、すごく成長できる時間でしたね」

――早く練習の成果を試合で試したいですか?
「それはすごくあります。大晦日の前から色々と倒す技を練習しているんですけど、今それが形になってきているので、早く試合で見せたいですね」

――対戦相手はプロムエタイ協会王者の肩書を持つヨーセンチャイ選手です。武尊選手もタイ人の強さは理解していると思いますが、攻略のイメージは出来上がっていますか?
「これは僕の持論なんですけど、ムエタイのペースに入ったらタイ人には敵わないと思うんです。でも僕がやってきたK-1スタイルで戦えば倒すことはできると思います」

――それだけK-1ルール・スタイルの自分に自信があるということですか?
「僕はK-1に出る前からも出てからも、色んなタイプの選手と戦ってきて、自分はどんな選手にも対応できると思っています。言い方を変えれば誰が相手でも噛み合う試合になって、それは相手の攻撃が当たるかもしれないけど、僕の攻撃も当たるということ。そして僕は自分の攻撃が当たれば倒す自信があります」

――軽量級のファイターがムエタイに挑んで勝つ姿を見たい格闘技ファンは多いですが、武尊選手もそれをやってみたいという気持ちですか?
「はい。だからずっとタイ人と戦いたいと言ってきたし、タイ人に勝てばもっと多くの人たちに僕の実力が認められると思います。今まで色んな選手が”打倒ムエタイ”にチャレンジしてきたと思いますが、僕はK-1スタイルで”打倒ムエタイ”をやりたいと思います」

――3・4代々木大会は非常に盛り上がった大会になりました。刺激を受けると同時に自分だったらもっと盛り上げられると思いましたか?
「今年最初のK-1の大会があれだけ盛り上がってくれて、心からうれしいと思いました。でもその反面、僕は目立ちたがり屋なんで(笑)、4月は僕がもっと目立ってやろうという良いモチベーションになりました」

――昨年はK-1のベルトを獲って初防衛、大晦日RIZINへの出場もありました。変化の多い1年だったと思いますが、今年はどんなものを見せていきたいですか?
「去年一年でファンの方もすごく増えて状況が変わったんですけど、僕の中ではまだまだ山で言ったら一合目。格闘家としての強さも知名度も、もっと上を目指しています。だからこそ今の自分には伸びしろもあるし、やらなきゃいけないことはたくさんあります。他の選手に対してもそうですけど、格闘技以外のジャンルの人たちにもすごいなと思われる試合をしたいですね」

―― -55kgは今年11月に日本代表決定トーナメント、来年2月に世界最強決定トーナメントが開催されます。そこに向けてどんな試合を見せていきたいですか?
「僕は自分がリングに立って試合を見せれば、それで十分に伝わると思います。だからトーナメントやタイトルマッチは飾り付けのようなものなので、特には意識していません。とにかく自分が誰よりも目立って注目される試合をしたいです」

――誰も追いつけないような突き抜けた存在になりたいですか?
「そうですね。道歩いていたら誰もが振り向くくらいのK-1ファイターになりたいです」

4・24「K-1」秋元和也インタビュー「松倉選手には舐められている。下馬評なんて関係ないよって感じでぶっ倒します」

2016.03.30 Vol.663

 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」の-70kgスーパーファイトで松倉信太郎と対戦する秋元和也のインタビューを公開。

――昨年9月以来のK-1参戦となりました。試合が決まった時はどんな心境でしたか?
「『来たな、松倉!』って感じですね」

――K-1に出ること以上松倉選手と戦うという部分で燃えたわけですね。
「はい。これで自分が燃え尽きるか、さらに燃えていくか。それはこの試合の結果次第です。ここで松倉選手に勝てば一気にバーン!と行ける気がするし、逆に負けると燃え尽きかねない。そのくらい“かかっている”試合です」

――松倉選手とは2012年にKrushで対戦して敗れていますが、この時はキャリア3戦目でキックボクシングを始めて3年ほどだったんですよね。
「そのくらいですね。当時のキャリアにしてはまあまあやり合えたと思うんですけど、やっぱり力の差は感じました」

――当時はどこに差を感じたのですか?
「細かい技術面ですね。あの時は技術も何もなくてどんどん前に出て打ち合う練習しかしてなかったんです。だから荒いファイトの僕vs強くて上手さがある松倉選手という試合だったと思います」

――秋元選手もそれからキャリアを積んで、昨年の-70kg初代王座決定トーナメントではリザーブファイトにも抜擢され、強豪セルゲイ・アダムチャックと接戦を繰り広げました。その後も2連勝と勢いに乗っていますが、どこに成長の手応えは感じていますか?
「自分のファイトスタイルを確立したことですね。だからこそここで松倉選手に勝たないと、この3年半が無駄になってしまう。今の完成した自分で松倉選手に勝てなかったら…もうダメですね」

――対戦カード発表会見では松倉選手から「強いとは思うけど俺がやりたい相手じゃない」と相手にしていないと言わんばかりのコメントもありました。
「松倉選手はもっとレベルの高い相手を想定して練習していたんだと思うし、それだけの実力もあると思います。でも若干なめられてますよね」

――秋元選手は秋元選手で自分がやってきたことは松倉選手に負けていないという自信を持っていますよね?
「向こうは僕のことを相手にしていないかもしれないですけど、松倉選手が僕に勝ってトップ選手たちと戦っていったように、僕も松倉選手に負けてから成長してきたと思います。その中で『今なら勝てる』と『まだ勝てない』の起伏があって、まさに今は『今なら勝てる』と思っている時期なんですよね。だからいいタイミングでこの試合を組んでもらえたと思います」

――下馬評では松倉選手有利だと思います。それを覆して回りを驚かせたいですか?
「そうですね。下馬評なんて関係ないよって感じでぶっ倒します。だって今の松倉選手の試合は上手く戦って…みたいな感じで、試合が面白くないじゃないですか。でも僕とやれば面白い試合になると思うんで、それをK-1の舞台で魅せますよ」

――その上で2016年の目標を聞かせていただけますか?
「今年は(K-1・Krushで)タイトルを獲ると決めているんで、強い選手に勝って自分の実力を証明して、年内にはタイトルに絡んでいきたいです」

4・10「Krush.65」王者・中島弘貴インタビュー 「自分が負けると日本の-70kgが終わる気がする。ピケオーに勝って存在感を見せます」

2016.03.30 Vol.663

 4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」の「Krush-70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R」で挑戦者ジョーダン・ピケオーと対戦する王者・中島弘貴のインタビューを公開。

――試合まで約3週間ですが、今の練習の状況を教えてください。(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)
「去年からずっと休まずに練習を続けていて、今は週6日間、フィジカルも含めてしっかり練習しています」

――休まず練習を続けているということですが、体調やコンディションはいかが?
「休んでいない分、体調はいいです。フィジカルも休むと落ちてしまうんで、この2~3年は休まずにずっと続けています。体重も身体もでかくなってきたんで、外国人が相手でも身体(フィジカル)負けしないと思います」

――体重も増えているのですか?
「去年は通常体重が73~74kgだったんですけど、今は75kgくらいまで増えました」

――フィジカルトレーニングの効果は感じていますか?
「ミットを持ってくれるトレーナーも攻撃力が上がっていると言ってくれるし、自分でもそれを感じます」

――フィジカル面以外での成長はどうでしょう?
「去年は蹴りを使って試合をしていたんですけど、ずっとパンチも練習していたんですね。今は試合の状況に合わせてどちらも出せるので、オールラウンダ―的に戦えると思います」

――蹴りを意識していたのは、去年の時点では蹴りを強化しようと思っていたからですか?
「試合前に『蹴りで組み立てよう』と考えてやることはなくて、その時の状況に応じてそうなったという感じですね」

――では徐々にパーツが揃ってきたという感じですか?
「そうですね。今は自分で試合を組み立てられるし、頭で考えて戦えるようになりました」

――今回はピケオーという海外の強豪を挑戦者に迎えての防衛戦です。どんなテーマを持っていますか?
「とりあえず勝つ、ですね。自分が負けちゃうと日本の-70kgが終わっちゃう気がするんで」

――ピケオーにはどんな印象を持っていますか?
「去年7月にK-1に出たあとの海外の試合もYouTubeで調べてチェックしています。K-1以降、8~9試合やっていて、ほとんど勝っているんで経験も積んでいると思います」

――かなり勢いがあると思うのですが、そこにどう対処していこうと考えていますか?
「自分も自分では勢いがあると思っているんで、そこでは負けていないと思います」

――先ほど『自分が蒔けると-70kgが終わってしまう』という言葉がありましたが、日本人が存在感を見せないといけないという想いが強いですか?
「-70kgは今の選手では世界に通用しないと思われているだろうし、この試合も下馬評ではピケオーが有利という声が多いかもしれません。そういう中で僕が負けたら、他に選手がいなくなってしまうのかな、と」

――今大会では同じ-70kgで戦ってきた山本優弥選手の引退セレモニーも行われます。
「K-1MAXに出ていて今でもやっている選手は自分くらいしかいないと思うし、当時アルバート・クラウスとやった時は全く歯が立ちませんでした。だから今こそ世界のトップクラスに勝ちたいと思うし、そうじゃないと今まで何やってきたんだっていうのが自分の中にもあります。今回はピケオーにしっかり勝ちたいです」

―― -70kgという階級としての存在感も見せたいですか?
「-70kgは他の階級に比べると存在感が薄いし、選手の数も少ないんで、僕がピケオーに勝てば注目度も上がると思います。それで今年中にK-1のベルトも獲りたいです」

――Krush-70kgの防衛戦でもあり、K-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメントの準優勝者と戦うことも大きいわけですね。
「そうですね。やっぱり自分は世界のトップクラスとやりたかったんで。試合が近づくにつれて恐怖感も出てきますけど、今は楽しみという気持ちもあります」

――この試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「Krushのリングで世界トップクラスの試合を見せて、しっかりベルトを防衛します。外国人にはベルトを渡さないようにベルトを守るので応援よろしくお願いします」

4・10「Krush.65」KANAインタビュー 第2代女子王座へ向けて一直線!

2016.03.30 Vol.663

 4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」の「第2代Krush女子王座決定戦/-50kg契約/3分3R・延長1R」で紅絹と対戦するKANAのインタビューを公開。

――試合に向けての仕上がりはいかがですか?(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)
「今は追い込みで身体が疲れているけど、心も身体も勝つために毎日生きています」

――今はどんなことを意識して練習しているのですか?
「前回の試合が終わって、次がタイトルマッチだと勝手に想像して、休まずに練習を再開しました。全体的な技術・体力面を上げるための練習をやっています。長い期間、追い込みの練習を積めていると思います」

――特に手応えを感じている部分はどこですか?
「体力面も今までより上がっていますし、技術練習を多めに取り入れたり、出稽古も取り入れているので、技術も上がっていることを実感しています」

――対戦相手の紅絹選手にはどんな印象がありますか?
「キャリアもあってトリッキーな選手だと思いますけど、普通にやれば勝てると思います。倒すイメージは鮮明に思い浮かんでいて、蹴りでもパンチでも倒せる技は身につけているので、どちらでも倒せそうな気がします」

――紅絹選手は「私は44戦やってきて一度も殴り倒されたことがない」という発言を繰り返していますが。
「めっちゃイライラしますね(苦笑)。紅絹選手が3Rや延長Rまでリングに立っていることはないと思います。練習でも倒す自信がついてきているし、キャリアとかはどうでもいいかなと思います」

――キャリアが上の紅絹選手に挑むつもりはないですか?
「はい。そういう意識はないです」

――この試合に勝てばKrush女子王座のベルトが手に入ります。今、ベルトにはどんな想いがありますか?
「Krushのベルトは獲るって決めているので、獲るべきものを獲って次のキック人生に生かしていきたいと思います」

――自分がKrush女子王者になって、Krush女子を変えていきたいですか?
「そうですね。しっかりベルトを巻いて、誰も近づけないくらい圧倒的な強さを持った選手になりたいです。そしてKrushはもちろん、女子格闘技を盛り上げていけるようにしたいです」

――同じ日には-70kgのタイトルマッチも組まれていますが、試合内容やインパクトでも負けたくないですか?
「はい。-70kgのタイトルマッチに負けないくらい、というか食っちゃうくらいインパクトのある試合をしてベルトを獲りたいです」

――やはり相手をKOした瞬間は気持ちいいですか?
「そうですね。倒した時はめっちゃ楽しいし、快感で気持ちいいです。4月10日は一番目立ちたいですね」

――それではこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「今回もインパクトのある試合で紅絹選手を倒して、自分がKrushの中心に立ってベルトを巻くので、最高の応援をお願いします」

4・17「RIZIN.1」MMAデビューの村田の相手が決定

2016.03.29 Vol.663

「RIZIN.1」(4月17日、愛知・日本ガイシホール)で総合格闘技デビューを果たす村田夏南子の対戦相手がロシアのナタリア・デニソヴァとなることが28日発表された。

 村田は幼少期から柔道を学ぶも吉田沙保里にあこがれレスリングに転向。2011年の全日本選手権ではその吉田から序盤にポイントを奪うなど後一歩まで追い込み注目を集めた。2012年には吉田欠場の全日本で初優勝。今年のリオ五輪出場こそ逃したが、「JOCネクストアスリート」に選出されるなど、2020年東京五輪への期待も高いレスリング界の至宝だ。
 デニソヴァはボクサーである父の影響で幼少時から格闘技を学び、総合格闘技ではこれまで6戦4勝2敗。男子選手との対戦経験もあるなどファイティングスピリットにあふれた選手で、スタンドの打撃から最後はチョークで一本勝ちという勝ちパターンを持つという。

4・3「 K-1代々木大会・大決起集会!」出演選手決定

2016.03.28 Vol.663

「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg世界最強決定トーナメント~」(4月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に先立って4月3日(日)13時より、東京スカイツリータウン・ソラマチイーストヤード5F、J:COM Wonder Studioにて開催される「『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~』4.24代々木大会・大決起集会!」の、出演選手が決定した(下記参照)。
 大会出場選手のほかに「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に出場が決定しているK-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント優勝者・山崎秀晃も登場。トークに加え、ミット打ちを披露する。

4・24「K-1」卜部弘嵩インタビュー「名誉挽回のために連続参戦を直訴した。危険な相手の方が自分の力を出せる」

2016.03.28 Vol.663

 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のスーパーファイトでパウロ・テバウと対戦する-60kg王者・卜部弘嵩のインタビューを公開。

――前回のヨハネス・ウルフ戦は判定負けという残念な結果に終わってしまいました。あの試合を振り返っていただけますか?
「そうですね…まぁ、チャンピオンとして不甲斐ない試合をしてしまったという感じですね(苦笑)」

――K-1王者としての初の試合という部分で気持ち的に空回りしてしまった部分はあったのでしょうか?
「空回りというか、試合に臨む心構えがよくなかったかな、と思いましたね。今回は調整や練習もそうですけど、ちょっと色々ガラリと変えすぎて、自分に合ってない部分が結構あったかもしれないなと感じました」

――対戦したウルフにはどんな印象を持ちましたか?
「トリッキーで、思っていた以上にスピードはあったのかなって感じですね。ただ、んー…自分の気持ちも良くなかったですし、まぁちょっと不甲斐ない試合をしてしまったという感じですね、実際」

――そして今回は2カ月弱というインターバルで、4月大会への出場が決まりました。ここで試合決めた理由は何だったのですか?
「やはりK-1チャンピオンとして、あんな試合をしてしまったので、名誉挽回したいという気持ちで連戦を直訴しました」

――ウルフ戦が終わったあとは、すぐに負けを払拭したいと思って、モヤモヤしていましたか?
「していましたね。すごいモヤモヤ感があって。これはもう試合をするしかないなって。立ち止まっている場合じゃないと思いました」

――今回はブラジルのパウロ・テバウと対戦することになりました。テバウにはどんな印象を持っていますか?
「相手は誰でもよかったんですけど、今回の相手はサウスポーで身体も強い。攻撃的なファイターで良い選手だと思いましたね」

――ウルフとは好対照で直線的で、ガツガツくるタイプだと思います。
「そうですね。でもガンガン来るので、この前のような気の抜けた試合ではなくて、僕もチャンピオンとして行かなきゃいけないかなって感じですね」

――前回は王者としての初戦で星を落とし、次の相手がアグレッシブな相手というのは非常にリスクのある試合だと思います。そこを弘嵩選手はどう感じていますか?
「逆にこのくらいの緊張感を待っていたいなって感じですね。危険な相手のほうが自分も燃えるし、やられるリスクもありますけど、それよりも緊張感がある中でやったほうが自分の力も出ると思うので楽しみです」

――また今回は-60㎏の日本代表決定トーナメントと同じ日に試合をすることになりました。功也選手をはじめトーナメントの他の選手と比較される場面が出てくると思います。
「僕の場合はあまり気にしないですね。復帰戦なんでまずは勝つこと。相手を倒すことに必死なのであまり気にしないでやろうかなって感じですね」

――少し意地悪な言い方すると、前回ああいった負け方してしまい。トーナメントの選手から『なんだよ!』と思われている部分もあると思いますが。
「確かにそう思いますけど…トーナメントの選手は僕のことなんか気にしないで、目の前の試合に集中すればいいんじゃないですかね」

――弘嵩選手は弘嵩選手で自分のやるべきことをやる、結果を出す、と。
「もちろん。僕は目の前の試合に全力を出すことですね」

――前回は倒すチャンピオンという目標を掲げた中での敗戦でした。今回こそは倒す姿を見せたいですか?
「そうですね。前回は倒すって言っておきながらいけなかった…というか気持ちが乗っていない感じだったんで(苦笑)。自分の力を出してないところが悔しいので、今回はしっかり倒しに行きます」

――弘嵩選手の強い姿や倒す姿を見たいファンの方はたくさんいると思います。そういった方たちにメッセージをいただけますか?
「今回は僕もかなり気合が入っているんで、もちろん結果としてKOで勝ちたいという気持ちはあるのですが、復帰戦なんでしっかり勝ちを取りたいと思います」

4・24「K-1」郷州征宜インタビュー「可能性が低いことが起きると盛り上がる。リザーブファイトから優勝します」

2016.03.28 Vol.663

 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメント・リザーブファイトで島野浩太朗と対戦する郷州征宜のインタビューを公開。

――K-1出場が決まって、今どんな心境ですか?
「ずっとあこがれていた舞台だったので、K-1出場が決まって、すごくうれしいです。ここまでいろんな方々に協力してもらったので、みなさんに感謝しています」

――K-1にはどんな思い出がありますか?
「僕は中学の時に野球をやっていて、中学3年生の時には全米選手権の日本代表にも選ばれたことがあります。当時、K-1がものすごく盛り上がっていて、魔裟斗さんがとても活躍されていた時期で、僕も格闘技に興味があったのですが、野球に夢中だったので高校でも野球を続けて甲子園にも出場しました」

――そこから格闘技を始めたきっかけは何だったのですか?
「最初は先輩に誘われて地元(神奈川)のジム=谷山ジムに通っていたのですが、ジムを辞めてしまったんですね。そのあと東京に引っ越してきた時にジムの先輩の城戸康裕選手がK-1MAXの日本代表決定トーナメントで優勝した姿を見て、もう一度、格闘技をやろうと思いました」

――K-1が格闘技の道へ進むきっかけだったんですね。
「はい。格闘技に興味を持ったのも、本気で格闘技をやろうと思ったのもK-1がきっかけです。だからこうしてK-1に出ることが決まって、本当に興奮しています」

――対戦相手の島野選手にはどんな印象を持っていますか?
「島野選手は勝った試合はほとんどKOでパンチが強いと思います。でもしっかり対策して、負けない自信もあるのでぜひ見に来てください」

――今回はリザーブファイトでの出場ですが、リザーブファイトからでも優勝を目指していますか?
「可能性が低いことが起きると見ている人たちも盛り上がると思うので、リザーブファイトでしっかり勝ってトーナメントを盛り上げたい。リザーブファイトから優勝するのが一番盛り上がると思うので、絶対に実現させたいです」

――郷州選手は生まれつき難聴を患いながら、ファイターとして試合を続けています。記者会見では「同じ境遇の方々に夢や希望を与えたい」というコメントがありました。
「僕は小さい時に耳が聞こえないことで『どうせ聞こえないから、何をやっても無理なんだろうな』と考えていた一人です。でもそういうことで悩むのはすごく時間がもったいないことです。僕のように耳が聞こえない人間がK-1に出ることで、同じ境遇にいる人たちに『耳が聞こえなくてもここまでできるんだ!』と思ってもらえると思います。僕は耳が聞こえないからK-1で活躍するのは無理だと思う方々もたくさんいると思いますが、耳が聞こえなくてもできるという姿を見せたいと思います」

――ファイターとして自分のどんなところをアピールしたいと思っていますか?
「自分の持ち味は常に前に出るスタイルなので、K-1でもそのスタイルを崩さないで、お客さんを楽しませる試合をします」

――ずばり自分のファイトスタイルだったら楽しませる自信はありますか?
「あります。なので4月24日の試合は楽しみにしていただければと思います」

4・24「K-1」島野浩太朗インタビュー「郷州選手とは真っ向勝負、果たし合いになる」

2016.03.28 Vol.663

 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメント・リザーブファイトで郷州征宜と対戦する島野浩太朗のインタビューを公開。

――今回のトーナメントにはリザーブファイトでの出場になりました。本戦から漏れたという部分で悔しさもありましたか?
「いえ、今の自分の状況を考えれば自然にリザーブファイトが最高のチャンスなのかな、と。少し冷静になって考えた時、ベストなチャンスをいただいたと思いました」

――現在、島野選手はK-1・Krushで連敗が続いてます。結果が出ていない理由はどこだと自己分析していますか?
「今まではがむしゃらというか腕っぷしだけというか、自分のスタイルでいけるところまでいこうと思って戦いました。でもそれでは結果が出せなくて、今のスタイルの底が分かった連敗だったかなと思います。自分のスタイルを捨てるつもりはないですけど、いい意味でモデルチェンジが必要なことに気付かされた連敗でした」

――攻撃力や勢いだけで勝ち続けるのは難しいと痛感していますか?
「厳しいと思います。もちろん原点はそこにあるし、そこにプラスアルファして引き出しを増やして、自分の新しい部分を一つ二つ表現できるように意識していいます」

――それがカード発表会見での「こいつ化けるんじゃないかな?と思われる試合をしたい」という発言につながっているのでしょうか?
「はい。ここ最近の戦績と今回のリザーブファイトのチャンスもすべて含めて、これから取り組んでいくことへの準備にしたいし、その上で『こいつは化けるんじゃないか?』や『こいつはいい意味で危ないんじゃないか?』というのを感じてもらえればと思います」

――そして対戦相手が郷州選手に決まりました。これまで戦う機会がなかった相手だと思うのですが、試合が決まった時はどんな心境でしたか?
「対戦を予想することはなかったのですが、郷州選手の名前を聞いてシンプルに頭に浮かんだのは“真っ向勝負”と“果たし合い”ですね」

――お互いに逃げないタイプなので、気持ちのいい試合ができそうですか?
「もちろんそこに向けて準備したいですね。郷州選手の試合は過去に見たことがあって、気持ちも攻撃力も心もある選手なんで、そういう意味でも真っ向勝負になると思います」

――その上でこれからの自分への期待感やインパクトを残したいですか?
「もちろんインパクトは残したいです。でもそれはこうなるんだろうなっていうインパクトじゃなくて、こいつどうなっちゃうんだろう?というインパクトです。客観的に自分を見て“島野浩太朗”は確実性がない選手だと思うんですね。でもそういうネガティブなところも含めて、予測不能なインパクトを残したい。それがいいか悪いかは分かりませんが、僕はそういうインパクトを残せる試合をしたいです」

“ミスターSB”宍戸大樹の引退試合迫る

2016.03.26 Vol.663

 

“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹の引退試合が4月3日、東京・後楽園ホールで開催される「SHOOTBOXING 2016 act.2」で行われる。対戦相手は昨年9月に宍戸の持つ「SB東洋太平洋ウェルター級」のベルトに挑戦したジャオウェハー・シーリーラックジム。

 昨年の対戦ではジャオウェハーの強烈な右ミドルキックに苦戦し、延長ラウンドにもつれ込んだ末に、判定でベルトを守った宍戸。

 8月に行われた「SB 30周年大会」からわずか1カ月足らず。それも元RISE王者の吉本光志と再延長戦にもつれ込む死闘を繰り広げての勝利の後という過酷なコンディションに加え、メーンを務めるべき選手たちが軒並み前戦で敗れてしまい「そんな選手をメーンにもってくることはできない」というシーザー武志会長のこだわりもあり、宍戸が自ら志願してのメーン出陣。そんな裏事情を差し引いても十分にファンを満足させる試合ではあったが、宍戸は試合後のリング上で「メインをきっちり締められず、すみませんでした」と観客にわびた。

 そんなこともあってか「不完全燃焼だった」という宍戸は今回の試合にあたり、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールの採用を希望。完全決着戦で引退を飾るつもりだ。

 宍戸は18年間の現役生活の中で75試合に出場。これはSB史上最多。SB東洋太平洋ウェルター級王者をはじめ多くのタイトルを獲得した。ベテランといわれる年齢になってからは負けが込むこともあったが、常に体を張ってシュートボクシングの魅力を伝えてきた選手。そんな宍戸が見せる最後の戦いがもうすぐそこに迫っている。

4.17、RIZINに佐々木信治が参戦

2016.03.25 Vol.662

 4月17日に日本ガイシホール(名古屋市)で開催される「トップ Presents RIZIN.1」の追加カードの発表が24日、都内の会場で行われ、元修斗ウェルター級環太平洋王者の佐々木信治の参戦が発表された。佐々木は、70.3㎏契約でダロン・クルックシャンク(アメリカ)と対戦する。同選手はUFCのファイターで同階級のトップの戦いを経験している選手。UFCをリリースされ、その去就が注目されていた。
 榊原RIZIN実行委員長は、「4月の大会のハイライトになるのが佐々木選手の試合だと思っている。日本国内の総合格闘技の団体に各プロモーションの代表という形で参戦をお願いしていたら、修斗の代表として佐々木選手が出陣してくれることになった。国内外のプロモーションの代表選手に、RIZINでしか実現できないカードを用意したいという思いがあるので、それを具現化したのが今回の佐々木選手の試合だと思う」と佐々木の参戦の経緯を説明。
 現在、広島でジムを立ち上げ練習しているという佐々木は「こんなに大きな大会に出場する機会をいただいて感謝している。関東や関西に出たくても出られない若い選手はゴロゴロいるので、そんな地方で総合格闘技を愛している選手の目標になれば。そして日本の総合格闘技の底上げになるように、今度の試合を若い人の記憶に残したい」とコメント。元総合格闘家で夫人の藤井惠氏には「ガードを上げて殴り合ってこい!」と言われたと言い会場を笑わせた。
 そのほか、年末のRIZINで印象を残したワジム・ネムコフとテオドラス・オークストリス、キリル・シデルニコフは海外勢とそれぞれ対戦する。また、名古屋で活躍する大和哲也、ダニロ・ザノリニ、悠矢の3選手がキックボクシングルールで参戦することも発表。地元のトップ選手の参戦で、大会が大いに盛り上がることが期待される。
 ほかに、今回新しく発表されたカードは以下。

93kg契約 RIZIN MMAルール
ワジム・ネムコフ(ロシア)vs. カール・アルブレックソン(スウェーデン)
98kg契約 RIZIN MMAルール
テオドラス・オークストリス(リトアニア)vs. シング・心・ジャディブ(インド)
120kg契約 RIZIN MMAルール
キリル・シデルニコフ(ロシア)vs. クリス・バーネット(アメリカ)
女子無差別契約 RIZIN女子MMAルール 5分3R
ギャビ・ガルシア(ブラジル)アンナ・マリューコヴァ(ロシア)
64kg契約 キックボクシングルール 3分3R
大和哲也(大和ジム)vs. 山口裕人(山口道場)
73kg契約 キックボクシングルール 3分3R
ダニロ・ザノリニ(ブラジル)vs. 網本規久(毛利道場)
60kg契約 キックボクシングルール 3分3R
悠矢(大和ジム)vs. 祐穀(Team Free Style)

「トップ Presents RIZIN.1」概要
【日時】4月17日(日)15時開始【会場】日本ガイシホール(名古屋市)【チケット料金】VIP席 10万円(特典付)、SRS席 2万円、S席 1万円、A席 5000円 ※いずれも全席指定・消費税込み

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