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同じ相手に2回続けては負けられない!男の面子をかけた戦い 

2016.09.09 Vol.674

 今回も早々にチケットが完売してしまった『K-1 WORLD GP IN JAPAN 2016 ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~』(9月19日、東京・代々木競技場第二体育館)。

 純粋に強さを追求する競技としての面白さはもちろんなのだが、戦う選手たちのキャラクターやそこから生まれる戦いのテーマといったサイドストーリーもファンの心をつかんでやまないひとつのファクターとなっている。

 これまでもカードが発表され、試合が近づくにつれ自然と大会のテーマが生まれ、大きなうねりとなってリング内外で熱を巻き起こしてきた。

 そういう視点でみると今大会のテーマは「男の面子」といったところ。

 世界王者・卜部弘嵩は今年に入って2連敗。そして自らのケガで小宮山工介との試合を流してしまった。

 その敗れた相手が2人ともトーナメントに名を連ねる。会見でも「1回戦でウルフに勝って、決勝はもちろんテバウで」と言うように、一気に借りを返すチャンスでもあり、同時にどん底に叩き落とされるピンチでもある。

 その旺盛な反骨心で窮地に陥れば陥るほど力を発揮するのがこの男。そんな場面を何度も目撃してきた。しかし今回ばかりはピンチの大きさが半端なものではない。

 ハビエル・エルナンデスは2015年の「-60kg初代王座決定トーナメント」準決勝で弘嵩をあと一歩まで追い詰めた。延長でダウンを奪われ、惜しくも敗れたが、それまではエルナンデスが試合を優勢に進めていた。この試合の結果、決勝の卜部兄弟対決が大きく盛り上がったこともあり、結果的には“噛ませ犬”な存在になってしまったが、その実力が認められ、スーパーファイトで昨年4月に当時の王者・卜部功也と対戦。最後まで手数が出し続け、功也を追い込んだものの判定負けを喫してしまった。

 時の流れは恐ろしいもので、今回、大雅vsエルナンデス戦はK-1の公式サイトで行われている勝敗予想で圧倒的に大雅の勝利という結果となっている。

 功也は1回戦で戦うカリム・ベノーイとは2014年にフランスで対戦し、スプリットの判定で敗れている。しかし功也にとって本当のターゲットは4月の日本代表決定トーナメントの決勝で敗れた大雅。前回はカード発表会見から皇治と舌戦を繰り広げるなど、リング上の戦いに集中できなかったところもある。今回は他の選手の話題が多いためか功也を取り巻く環境は意外に穏やか? 伸び伸びとしたファイトで一気に勝ち進むか…。

 小宮山はK-1参戦初戦で中国のユン・チーに敗れた。直前に相手が弘嵩から変わり、モチベーションの維持などさまざまな困難があったにしても許されない大失態。

 実際、会見でもリザーブファイトに出場する皇治に「チャイニーズに負けた小宮山ちゃんの代わりに本戦に出たかった」と言われてしまった。大雅の「日本人の多さにムカついている」という発言に「それは俺のこと言ってるのかな? 決勝で見とけ」と返す場面もあり、ここは男の面子をかけた大一番。対戦するパウロ・テバウは4月の大会で弘嵩をKO寸前まで追い込んだ強豪。テバウを破ればチー戦の敗戦を取り返せるどころかお釣りがくるくらいの相手だけに、小宮山にとっては今後のK-1でのポジションを左右しかねない試合となる。

 ここまで「男の面子」といったある種の精神論的な側面からトーナメントを見てきたが、階級を上げてきたばかりでほとんどが初対戦ということもあってか、「リベンジ」といった言葉からは距離があるのが大雅。いらんことに気を使って疲弊することもなく、日本トーナメントを勝った勢いそのままにクールに優勝を遂げてしまうのか、それとも歴戦の強者どもがその前にたちはだかるのか…。

 誰が優勝するのか…の前に誰が決勝のリングに立つのかの予想もつかないトーナメントとなっている。

井上尚弥が3度目の防衛

2016.09.09 Vol.674

 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥が4日、神奈川県座間市民体育館で同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジムを10回3分3秒、KOで破り3度目の防衛に成功した。

 試合の約3週間前に腰を負傷し、スパーリングをこなせない状態で試合に。そして試合中には右拳も負傷したこともあり、なかなか倒せない展開が続く。やっと10回に連打からの右ストレートで試合を決めたが「これが今日の実力。すいませんでした」とリング上で地元のファンへ頭を下げた。

 今後についてはWBA王者ルイス・コンセプシオンとの統一戦、そして無敗の3階級王者ローマン・ゴンサレスとの対戦も期待される。

「Krush.68」で王座防衛の小澤海斗が改めて武尊との対戦を熱望

2016.08.23 Vol.673

 8月20日に名古屋で開催された「Krush.68 ~in NAGOYA~」の試合後会見が23日、都内で行われ、勝利を収めた小澤海斗、野杁正明、東本央貴、堀尾竜司の4選手が登壇した。

 初防衛戦に臨んだKrush -58kg王者の小澤はチームドラゴンの大岩龍矢と対戦。6月のK-1で対戦し敗れた武尊が相手のセコンドに就くという状況の中、延長の末、勝利を収めた。

 小澤は「結果的には勝ちで良かったが、試合内容がクソだった。一日も早く強くならないといけない。(延長までもつれたのは)アグレッシブさが足りなかった」と試合を振り返った。

 そしてセコンドにいた武尊については「いるだけでムカついた。今一番ムカついているのが武尊なんで、それが頭から離れない。あいつのことを考えなくなる日は俺があいつをぶっ倒したとき」とし、「すぐでいい」と早期の再戦を希望した。

 宮田充Krushプロデューサーは「再戦はK-1になると思う。小澤選手がしっかり防衛を果たしたことで、ファンが見たくなるような場面での再戦というのはあるのではないか。具体的に今決まっていることはないが、小澤選手の追い上げしだいで(再戦は)あるのかな、と思う」と語った。

10・15「Krush.70」で-63kg王者・佐々木大蔵が初防衛戦

2016.08.23 Vol.673

 立ち技格闘技「Krush.70」(10月15日、東京・後楽園ホール)で-63kg王者の佐々木大蔵が岩崎悠斗と初防衛戦を行うことが決まった。

 2人は昨年4月に対戦し、岩崎が3Rにダウンを奪い判定勝ちを収めている。

 23日、都内で会見が行われ、佐々木は「タイトルマッチではあるがリベンジマッチのつもりで、勝ちをもぎとりたい。今回の防衛戦は通過点。秀さん(前王者・山崎秀晃)の防衛記録を上回るのが僕の目標。しっかり勝ちたい」、岩崎は「大蔵選手とはK-1甲子園から一緒にやってきている。僕もKrushで育ててもらったと思っているので、同じような気持ちを持っている選手と戦えるのはワクワクする。魂のぶつかり合いになると思う。自分という存在をアピールできたらいい。そして生きざまを見せられたら」とそれぞれ語った。

 互いの印象について岩崎が「王座決定戦ではみんなが平本選手が勝つと思っていたようだが、自分は大蔵選手が勝つと思っていた。本当に気持ちが強い選手」と話せば、佐々木も「オールマイティーな選手。前回はダウンを取られ、追い上げたがなかなかダウンを奪えなかった。岩崎選手も気持ちのある選手だと思う」と互いに相手の気持ちの強さを評価した。

山本美憂 9・25『RIZIN』でついに総合格闘技デビュー

2016.08.22 Vol.673

 1987年に13歳でレスリングの「第1回全日本女子選手権」に優勝。「天才レスリング少女」と称され、日本の女子レスリングのパイオニア的な存在である山本美憂が『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』(9月25日、さいたまスーパーアリーナ)のスペシャルワンマッチで総合格闘技(MMA)デビューを果たすこととなった。アスリートとして新たな挑戦を果たす美憂に話を聞いた。

9・19SB後楽園大会でSバンタム級王座挑戦者決定トーナメント開催

2016.08.19 Vol.672

 シュートボクシング(SB)の年間シリーズ最終戦『SHOOT BOXING 2016 act.4』(9月19日、東京・後楽園ホール)で「スーパーバンタム級王座挑戦者決定トーナメント」が開催されることが発表された。

 同トーナメントは今年6月に名古屋で開催されたヤングシーザー杯セントラルでスタート。今大会では準決勝戦と決勝戦が行われる。

 8月13日の大阪大会で半年ぶりの復帰戦に挑み、強打を誇る中務幸信(多田ジム/INNOVATIONスーパーバンタム級1位、WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級3位)を1R開始1分2秒でKOした植山征紀(ファントム道場/SB日本スーパーバンタム級1位)が、名古屋大会で竹野元稀(風吹ジム)に勝利をおさめ勝ち上がった國本真義(命武会/初代S・BATTLEキックルールバンタム級王者)と準決勝戦で対戦。

 そして、元王者・伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級2位)が、國本と同じく名古屋大会で二田水敏幸(NEX SPORTS)に勝利をおさめ勝ち上がった内藤凌大(ストライキングジムAres/SB日本スーパーバンタム級6位)と対戦する。

 この2試合の勝者が同日決勝戦を戦い、優勝者が11月に開催するS-cupのワンマッチで王者・内藤大樹(ストライキングジムAres)とのタイトルマッチに挑む挑戦権を獲得する。

9・19SB後楽園大会にザカリア・ゾウガリー参戦

2016.08.19 Vol.672

 シュートボクシング(SB)の年間シリーズ最終戦『SHOOT BOXING 2016 act.4』(9月19日、東京・後楽園ホール)に2年前の「S-cup65kg世界トーナメント2014」準優勝のザカリア・ゾウガリー(Manhoef Fight & Fittnes)が参戦することが発表された。

 アンディ・サワーの再来として期待されながら、ここ数戦は負傷や欠場が続き思うような成績が残せていないゾウガリーだが、今月4日にモロッコで開催された『KING OF MOHAMED Ⅵ』のFIGHT LEAGUE vs 武林風の10対10マッチにモロッコ代表として出場し、過去に泰斗を1R飛び膝蹴りでKOしたワンジー・ウェイ(中国/WLF 2015年度65kg新人王)から3度のダウンを奪い圧勝するなど、現在絶好調の様子。

 そのゾウガリーが、今年11月に開催されるS-cup65kg世界トーナメント2016を前に、過去にS-cup65kg級王者・鈴木博昭に2度の勝利を収め、今年4月のシリーズ第2戦でタップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム/元WMTC世界ライト級王者)をKOで葬り去った元REBELS65kg級王者UMA(K&K BOXING CLUB)と対戦することが決定した。

 そして同じくS-cupに向け、現在空位となっているSB日本スーパーライト級王座を賭けてMASAYA(シーザージム/元SB日本スーパーライト級王者)と平井慎介(フォースクワッド/SB日本スーパーライト級7位)の対戦も決定。
 両試合ともにS-cup最終査定試合となるだけに、激戦が期待される。

新生K-1から木村“フィリップ”ミノルがRIZINに参戦

2016.08.19 Vol.673

 新生K-1のトップファイター木村“フィリップ”ミノルが、9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』で総合格闘技(MMA)デビューをすることが16日、都内の会場で発表された。

 対戦相手は、クレイジーホースという異名を持つ、チャールズ・“クレイジー・ホース”ベネット(アメリカ)。RIZINの高田延彦統括本部長は「木村“フィリップ”ミノル選手のような刺激的な選手がRIZINのリングには必要。当日は地上波で全国ネット放送されるが、木村選手の独特なたたずまい、ファイトスタイルを多くの人に見てもらえることは非常に大きなプレゼント。感謝します」と挨拶。対戦相手については「モチベーションによって、試合にムラがある選手。

 しかし、日本で戦うモチベーションは非常に高いので、油断できない」と分析。K-1ファイターの中でも、ふてぶてしいキャラとビッグマウスで知られている木村は「今回はRIZINにK-1を背負って大喧嘩を仕掛けに行く。RIZINにリスペクトを込めて、K-1ルールとか、ミックスルールとか、生ぬるいことは一切やるつもりはないので、相手の土俵である総合ルールで挑戦する。思い切りぶっ飛ばして心を折ってやります。チャンスがあったら組んで関節でタップとってもいいかな」とMMAルールでKO勝利を宣言する余裕を見せた。しかしベネットの「日本に行くのはめちゃくちゃうれしい。外人をぶっ飛ばして金を稼げるなんて、こんなに興奮することはないだろう」という挑発的なメッセージが読み上げられると、「逆にぼこぼこに殴って、顔面蹴り飛ばして失神させます」といつものヒールキャラのビッグマウスが飛び出した。大注目の一戦となる同カード、勝利をつかむのは!?

MMAデビュー戦の山本美憂がいきなりRENAと対戦

2016.08.19 Vol.673

『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』(9月25日、さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘技(MMA)デビューを果たす女子レスリングの山本美憂(42)の相手がシュートボクシング(SB)の女王RENAに決まった。
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが16日、都内で会見を開き発表した。

 美憂はレスリングの「第1回全日本女子選手権」に優勝。その後、世界選手権を3度制した日本の女子レスリングのパイオニア的な存在。

 一方のRENAはスタンドの投げや関節技などが認められ、“立ち技総合格闘技”といわれるSBの世界女子フライ級王者。SBにおける女子の祭典「Girls S-cup」を3度制するなどSBの絶対女王でもある。昨年大晦日のMMAデビュー戦では飛びつき腕十字で一本勝ちを収めるなど、非凡な格闘センスを見せた。

 RENAもMMAキャリアは1戦とあって、今回の戦いは「レスリングvs SB」という側面が強い。

 しかし会見ではRENAが「レスリング対シュートボクシングという図式になるのは仕方ない。そこにプライドを持って戦うのが私たちだと思う。打撃は半年やそこらでうまくなるものではない。私もレスリングはしたことがないのでお互いに同じ状況。打撃対レスリング、どうなるのか皆さん楽しみにしてほしい」と語れば美憂が「MMAなので打撃にこだわる必要もレスリングにこだわる必要もない。本能で戦います」と返すなど、どんな戦いが展開されるのか予想もつかない。

 このカードについてRIZINの榊原信行実行委員長は「山本選手も年齢的なことも考えると遠回りをしている時間はない。最短でトップにたどりつくにはどうするかと考えたらRENA選手しかいないのではないかという結論になった。RENA側からするとリスクの高い相手だが、今後日本の格闘技界を引っ張っていくためにも勝負論のある意味のある相手、ライバルがいて自分が光るという意味でもそういう相手が必要ということをシーザー(武志SB協会)会長とも話をした。2人が交わることで女子格闘技界の未来の扉が開ける。大晦日まで取っておきたいという思いもあったが、出し惜しみをしている場合ではない」と話した。

 今大会はフジテレビ系列で当日19時から地上波で放送される。3時間枠の予定で、美憂vs RENAは大きな話題となりそうだ。
 またこの日はMMAデビュー以来3連勝の村田夏南子とギャビ・ガルシアのカードも発表。

 村田は柔術をベースとするキーラ・バタラと対戦。「自分の試合が一番面白かったといわれるような最高のパフォーマンスを見せたい」と話した。

 ガルシアはSNSで対戦相手を募集。手を挙げたなかから、現役のアメリカンフットボールの選手であるデスティニー・ヤーブローと対戦する。

9・25『RIZIN』 MMAデビューの山本美憂がSBの女王RENAと対戦

2016.08.16 Vol.672

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが16日、都内で会見を開き、『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』(9月25日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カードを発表した。
 この日発表されたのは「山本美憂vs RENA」「ギャビ・ガルシアvsデスティニー・ヤーブロー」「村田夏南子vsキーラ・バタラ」という女子の3試合。

 なかでも注目を集めるのが、今大会で総合格闘技(MMA)デビューを果たす山本美憂とシュートボクシング(SB)の女王RENAとの対戦。
 RENAが前日にツイッターで「対戦相手は明日発表。死ぬ気でやらんとやばいぞこれ」とつぶやいたことを受け美憂は「誰が相手でもやらなきゃいけないし、戦わないといけない。相手が覚悟を持って上がってくるなら、失礼のないように私も死ぬ気で行きます」と語る。
 またRENAが「レスリング対シュートボクシングという図式になるのは仕方ない。そこにプライドを持って戦うのが私たちだと思う。打撃は半年やそこらでうまくなるものではない。私もレスリングはしたことがないのでお互いに同じ状況。打撃対レスリング、どうなるのか皆さん楽しみにしてほしい」と語れば美憂は「MMAなので打撃にこだわる必要もレスリングにこだわる必要もない。本能で戦います」と返す。
 ともに穏やかな口調ながら、内に秘めた闘志を所々で垣間見せた。

 現在、MMAデビュー以来3連勝の村田は柔術をベースとするバタラと対戦。「自分の試合が一番面白かったといわれるような最高のパフォーマンスを見せたい」と話した。
 ガルシアの相手のヤーブローは現役のアメリカンフットボールの選手。ガルシアがSNSで対戦相手を募集したところ立候補した。先日MMAデビューを果たし、1R33秒でKO勝ちを収め、その翌日にアメフットの試合に出場したという剛の者だ。

9・19「VTJ 8th」でリオン武vs内村洋次郎

2016.08.08 Vol.672

 VTJ実行委員会が8日、都内で会見を開き、「VTJ 8th」(9月19日、千葉県・舞浜アンフィシアター)の新たに決定した4カードを発表した。

 冒頭、実行委員会の坂本一弘氏が「VTJらしいヒリヒリとした戦いをお見せできるマッチメーク」と前置きして発表したのは「リオン武vs内村洋次郎」「松本光史vsアレックス・リッチ」「澤田龍人vsアンソニー・ドゥー」「武田飛翔vs山本勇気」の4試合。

 リオンは第5代、第8代修斗世界ライト級王者。昨年5月の修斗公式戦以来、約1年4カ月ぶりの復帰戦。内村は初代ZSTウェルター級王者。VTJには2度目の参戦。互いに打撃を得意とし、どちらが勝つにしてもKO決着必至の対戦となる。

 リオンは「前から自分の動きができなくていろいろ考えていた。今年に入ってウェイトトレーニングを始めたらだいぶ変わった。格闘技の動きとウェイトトレーニングがリンクする時に試合をしたいと思っていて、今回はタイミングが良かった」と参戦の経緯を語り、内村については「タイプ的に好きな選手で試合をよく見ている。倒したい」と話した。

 内村は「2回目のVTJ。前回負けて、トップ戦線から離れる形になってしまった。リオン選手に勝ってトップ戦線に残りたい。ぶっ飛ばします」とコメントした。

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