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ZST.53 柏﨑がバンタム級王座防衛 伊藤はRIZIN出場アピール

2016.08.08 Vol.672

 総合格闘技「ZST.53」(8月7日、東京・新宿FACE)のメーンで行われたバンタム級タイトルマッチで王者・柏﨑剛が渡部修斗を2R4分59秒TKOで破り2度目の防衛に成功した。

 1R、柏﨑のキックをキャッチしてグラウンドに持ち込みフロントチョークを狙う渡部だったが、強引に立ち上がった柏﨑は逆に組みついて、テイクダウンに成功。肩固めからバックに回るとスリーパーホールド、パウンドで渡部を削る。2Rも柏﨑のキックをキャッチしグラウンドに持ち込む渡部。今回は反撃を許さず、バックを取ってスリーパーホールド、バックマウントからパウンドと、1Rとは逆の展開に持ち込む。あわやの場面も作った渡部だったが、自力で勝る柏﨑は一連の攻撃をしのぐと、体勢を入れ替え、バックを取ってスリーパー。決まらないと見るやパウンドを落とし続け、渡部の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。

ZST.52 山田崇太郎が第5代ウェルター級王座獲得

2016.08.08 Vol.672

 総合格闘技「ZST.52」(8月7日、東京・新宿FACE)のメーンで行われた「ウェルター級王者決定戦」で山田崇太郎がカン・ジョンミンを1R2分29秒、フロントチョークで破り、第5代王者となった。

 寝技の山田と打撃のジョンミンという構図となった一戦だったが、山田はゴング早々に片足タックルで、テイクダウンに成功するや完全に試合をコントロール。体を起こしたジョンミンの首をフロントチョークでとらえる。ジョンミンが立っても離さず、再度グラウンドに引き込み、グイッと絞めあげるとジョンミンはたまらずマットを叩いた。

K-1甲子園とK-1カレッジ開催。各3階級の決勝進出者決定

2016.08.06 Vol.672

 未来のK-1ファイターを目指す高校生による大会「K-1甲子園2016〜高校生日本一決定トーナメント〜」が7月30日、東京・GENスポーツパレスで開催された。

 昨年までは−55kgと−65kgの2階級でトーナメントが行われていたが、今年は−60kgを新設。3階級で計48人の選手がしのぎを削った。

 大会では準決勝までが行われ、決勝戦は11月3日のK-1代々木大会で行われる。
 各階級の決勝進出者は以下の通り。

 −55kg=椿原龍矢、軍司泰斗
 −60kg=横山巧、西京佑馬
 −65kg=近藤拳成、本間海

修斗新時代の幕開け!飛鳥が澤田を破り世界王座獲得

2016.07.22 Vol.671

 プロフェッショナル修斗公式戦(17日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた修斗世界フライ級チャンピオン決定戦で飛鳥拳が澤田龍人を2R4分41秒、KOで破り、第6代王者に就いた。

 今大会は後楽園ホールの公式戦でケージを解禁、ラウンドガールの採用、久しぶりの女子の公式戦「浅倉カンナvs檜山美樹子」がマッチメークされるなど新時代を感じさせる大会となった。

 今回の決定戦は前王者・内藤のび太の王座返上に伴い行われたもの。
 飛鳥は内藤と同門ということで、2014年に行われた同級インフィニティリーグで優勝したものの挑戦を見送り、澤田が先に挑戦した経緯もあったことから、飛鳥にとっては満を持しての試合となった。

 同リーグ戦で一度対戦した2人だが、その時は飛鳥がフルマークの判定勝利を収めていた。しかしタイトル戦を経験した澤田は大きく成長。この日はキレ味を増したタックルで主導権を握ると、チョークスリーパーであわやの場面を演出。あと一歩のところまで追い詰めたが、2Rに入ってやや失速したところで飛鳥が一瞬のすきを突いたハイキックで形勢逆転。粘る澤田をパウンドの連打でKOした。

7・18『Krush.67』ピケオーとKANAが初防衛に成功

2016.07.19 Vol.670

 立ち技格闘技の『Krush.67』(7月18日、東京・後楽園ホール)のダブルメーンで2つのタイトル戦が行われた。

 Krush-70kgタイトルマッチでは王者・ジョーダン・ピケオーが山崎陽一を2R2分42秒、KOで下し、初防衛に成功した。
 ピケオーは1Rからプレッシャーをかけ前へ。山崎のガードのすき間からパンチを上下に打ち分け主導権を握る。2R開始早々にピケオーは出会い頭の左ジャブで最初のダウンを奪う。ノーダメージと思われたが、その後のピケオーの一気のラッシュに山崎は防戦一方。最後はロープに詰めたピケオーが左フックから返しの右フックを放つと、山崎はロープの反動でマットに前のめりにたたきつけられるようにダウン。レフェリーが即座に試合を止めた。

 試合後のリング上でピケオーは「今後はK-1のチャンピオンベルトを獲りたい」とアピール。そして会見では「自分にとってこのベルトを引退するまで守り続けることが仕事」と話す。実際、ここまでK-1とKrushで渡部太基、サニー・ダルベック、中島弘貴、この日の山崎と並み居る強豪を退けており、その言葉も現実味がありそうだ。

7・17修斗 飛鳥拳が世界フライ級新王者に! 女子の浅倉カンナが一本勝ちで修斗デビュー

2016.07.18 Vol.670

 プロフェッショナル修斗公式戦(17日、東京・後楽園ホール)で、内藤のび太の返上に伴う、修斗世界フライ級チャンピオン決定戦が行われ、飛鳥拳が澤田龍人を2R4分41秒、KOで破り、第6代王者に就いた。

 この2人は2014年に行われた同級インフィニティリーグで対戦。飛鳥が判定勝ちし、同リーグを優勝。優勝者にはタイトル挑戦の権利が与えられていたのだが、当時の王者・内藤と同門の飛鳥は挑戦を見送り、澤田が先にタイトル挑戦。そんな経緯もあったことから飛鳥にとっては満を持しての試合となった。

 1Rから澤田がタックルで主導権を握る。飛鳥はテイクダウンは許してもケージを巧みに使いすぐに立つのだが、澤田は内藤ばりの執拗なタックルからバックを奪い、チョークスリーパーを仕掛け、あわやの場面を作るなど、飛鳥の劣勢は否めない。
 しかし2Rに入ると飛鳥もタックルに徐々に対応。離れ際に放った右ハイキックから左インロー、右フックと畳み掛けると澤田の動きが止まる。澤田が苦し紛れにきたタックルを切るとヒザをついた澤田の顔面にパンチを連打。なおも右足にしがみつく澤田のバックを制すると強烈なパウンドを連打。動けなくなった澤田を見て、レフェリーが試合を止めた。

 飛鳥は「最初、凄い劣勢で、心が折れそうだったんですけど、応援してくれるみなさんのことを考えたら、やめるわけにはいかないと思って、必死で勝利をもぎ取りました。ジムの鶴谷(浩)さんはじめ先輩方のいるパラエストラ松戸でなければここまで来れませんでした。ありがとうございます」」と挨拶。
 試合後には前王者の内藤がケージに入り、飛鳥を称えた。

 フライ級ではこの日、猿田洋祐が初の国際戦でルイス・ゴンザレスを打撃、グラウンドの両面で圧倒。30-27、30-25、30-25という3-0の判定で勝利を収め、次期挑戦者に名乗りを挙げた。

9・25 RIZIN 山本アーセンvs才賀紀左衛門 RENAがMMA再出撃

2016.07.16 Vol.670

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONがが16日、都内で会見を開き『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』(9月25日、さいたまスーパーアリーナ)で行われるワンマッチを発表。

 昨年の大晦日で総合格闘技(MMA)デビューを果たした山本アーセンが才賀紀左衛門とMMA2戦目に臨む。

 会見で山本は「ここ座るまで、試合が決まっていると聞かされていなくてびっくりしたんですけど、決まったということで、試合でがっつりかまして、自分が勝って盛り上がってほしいので、練習頑張って、結果をいい感じにします」、才賀は「アーセン君はいい子やし明るいし。俺はアーセン君ほどいい子やない。試合は俺の打撃にはMMAファイターは誰も付き合ってくれないと思うんですが、男にくっつかれるのはいやなので、しっかり突き放してぶっ飛ばしたいと思う」とそれぞれ語った。試合はキャッチウェイトで行われる。会見後の囲み取材で山本は「64キロが希望」としたが、才賀は「64キロは重すぎる。それなら間を取ってバンタムで」と提案した。

 こちらも大晦日にMMAデビューを果たしたアンディ・サワーが4月の『RIZIN.1』で佐々木信治相手にKO勝ちを収めたダロン・クルックシャンクと対戦。
 クルックシャンクは「アメリカ式のフルボッコにしてやるぜ」、サワーは「グラウンドで抱き合うなんてことはするなよな」とそれぞれコメントを出した。

RIZINが無差別級トーナメント開催発表! ミルコがサプライズ参戦

2016.07.16 Vol.670

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONがが16日、都内で会見を開き『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』の開催を発表した。
 トーナメントには14人が参加。9月25日の開幕戦は1回戦を行い、12月29日の2ND ROUNDで準々決勝、31日のFINAL ROUNDでは準決勝と決勝が行われる。会場はいずれもさいたまスーパーアリーナ。
 会見には藤田和之、バルト、ヴァンダレイ・シウバ、そしてサプライズでミルコ・クロコップが登場した。
 この日は日本人代表決定戦という位置付けも兼ねた藤田vsバルト戦とシウバが1回戦をシードされ、2ND ROUNDから出場することが発表された。またもう1人「主催者推薦枠」を設けることから、開幕戦ではミルコのカードを含む1回戦6試合が組まれるが、出場選手と対戦カードについては8月中にも発表される見込みだ。
 榊原信行RIZIN実行委員長は「主催者推薦枠」について「夏のリオ五輪後に何かが起こると思っている」とオリンピアンのサプライズ出場に期待を寄せた。他の出場者については「世界中の30団体からオファーをいただいている。世界中のプロモーションの熱きファイターを日本に集結させる」と語った。続けて高田延彦統括本部長が「ファンの声もいただきたい」と提案。その場でツイッターのハッシュタグ「♯RIZIN2016」を決定し、選手選考にファンからの声を参考にすることとなった。

修斗選手の就業サポートへ!協会と株式会社ミライユが業務提携

2016.07.16 Vol.670

 

 日本修斗協会と株式会社ミライユが業務提携することが16日発表された。ミライユは人材紹介サービスを主な業務とする企業で、今回は「格闘家支援事業」として、修斗の選手の就業をサポートするという。

 具体的には格闘家専門の就職アドバイザーが練習や試合を考慮した就職相談を実施。希望の条件をもとに企業と選手のマッチングを行い、面接対策・面接同行、そして入社後までの徹底フォローなどを行う。

 同社はこれまでにも格闘家にスポーツインストラクター、運送、警備、介護といった職種を紹介した実績もあるという。
今回の提携により、選手が練習時間と収入の確保ができるようになり、それに伴うパフォーマンスの向上が期待される。

「5月18日をMMA誕生の日に」修斗の創始者・佐山サトル氏も了承

2016.07.16 Vol.670

 プロフェッショナル修斗の公式戦(17日、東京・後楽園ホール)の公開計量が16日行われ、メーンで行われる世界フライ級チャンピオン決定戦に出場する飛鳥拳と澤田龍人はともに1回で計量をパス。

 飛鳥は「明日は僕がベルトを巻く姿を見てください。メインにふさわしい試合をして会場を沸かせたい」、澤田は「体調は今まで以上にばっちり。明日は1試合目からまばたき厳禁でお願いします」とともに明日に向けての決意を語った。

 今大会は後楽園大会にケージが導入され、また久々に女子の公式戦が行われるなど修斗の新しい歴史を刻む大会となる。

 またこの日は17日の大会を主催するサステインの坂本一弘代表が「総合格闘技にとってのエポックメイキングな日である修斗のプロ化第1戦の1989年5月18日をMMA誕生の日とさせていただきたい」と表明した。

 これはアントニオ猪木とモハメド・アリが試合をした1976年6月26日が世界格闘技の日と制定されたことを受けてのもので、坂本代表は「これに関して佐山サトル先生に確認させていただき、ご了承を得ることができました。5月18日をMMAの日とすることにご協力願いたい」と話した。

9.19、K-1スーパーファイト「兄へのリベンジは倍返しで」

2016.07.12 Vol.670

 

 9月19日(月・祝)、国立代々木競技場第二体育館で開催する「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-60kg世界最強決定トーナメント~」スーパーファイトの追加カード発表が11日、都内の会場で行われ、新階級となる-62.5㎏で“狂拳”竹内裕二と林健太の対戦が発表された。

 これまで新生K-1では-55kg、-60kg、-65kg、-70kg、ヘビー級の5階級で試合が行われてきたが、先日の記者会見で新たに、-57.5kg、-62.5kg、-67.5kgの新設を発表。今大会から本格的に新階級での試合がスタートすることになり、その第1弾として同対決が実現した。

 竹内はKrushを主戦場に戦ってきたファイターで、過去には山本真弘や野杁正明をKOしているハードパンチャー。対する林はK-1ジム・チームドラゴンに所属する21歳の新鋭。過去に竹内とは実兄の林将多がKO負けしているという因縁も。 

 約3年ぶりの試合となる竹内は「いきなりK-1に呼ばれてびっくりしてる。でも呼んでもらったからにはバチッと決めて、楽しませてもらおうかな」と笑顔で余裕のコメント。対する林は、「(対戦が)決まった時に、兄が目の骨を折られて負けているので、倍返しで両目を折ってやろうかなと思った」と兄のリベンジを宣言。それに対し竹内は「怖いよね(笑)。試合までの2カ月間はずっと健太の事考えて生活します」と軽く答えると「僕も竹内選手の両目の事だけを考えて生活します」とやり返した。さらに「実績もあり強かったが、昔の人。新生k-1は新しい人が引っ張っていかなきゃならない。兄からも“(竹内は)おっちゃんやろ。もういけるやろ”と言われた」と語ると「おっちゃんも頑張るで~」と最後まで人を食ったようなコメントで、挑発を受け流していた。

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