スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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大谷翔司が初防衛戦でK-1の大沢文也と対戦。大沢の「今回は倒しに行く」に大谷は「全く信用していない」【KNOCK OUT】
KNOCK OUTが3月18日、都内で「KNOCK OUT 2025 vol.3」(5月18日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見を開催した。
3つのタイトル戦が発表され「KNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ」では王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)が初防衛戦で元Krushライト級王者の大沢文也(ザウルスプロモーション)と対戦する。
2人は2023年12月に「Krush.156」で対戦し、延長にもつれる接戦の末、2-1の判定で大谷が勝利を収めている。大沢は昨年12月の「K.O CLIMAX 2024」でKNOCK OUTに初参戦すると、初挑戦のKNOCK OUT-UNLIMITEDルールでREDスーパーライト級とBLACKライト級の元王者・バズーカ巧樹に3-0の判定勝ち。試合後には大谷との再戦をアピールしたが、大谷は2月に開催のKrushライト級GPでの優勝か「Krushのベルトを獲ってもらってから」と提案。一度は納得した大沢だったが、今年2月の後楽園大会でリード・ミラーに1RでKO勝ちを収めた大谷がマイクアピール中に乱入し、再戦を再アピール。これに大谷は「俺はまだKrush王者を振り向かせられてない。手っ取り早いのは目の前に現れたK-1とかKrushの選手を全員圧倒的強さでなぎ倒して、Krush王者を振り向かせることだと思っているから、やりましょう」と受諾。今回の対戦が実現した。
会見で大谷は「苦労して手に入れたベルトなので、思い入れも強い。絶対に負けられないという気持ちでリングに上がる。大沢選手とは年齢も変わらないが、将来性や伸びしろは自分のほうがある。KNOCK OUTのためにも自分が勝つ」と力強く宣言。これに大沢は「今回は絶対に勝つ。何が何でも絶対に勝つ。今、伸びしろのことを言っていたが、僕も伸びしろはある。科学的なトレーニングもして、数値も前より上がっている。年齢はただの数字なので全く関係ない。ずっと伸びしろはある。大丈夫」と返した。
クンタップと三度目の対戦の津崎善郎「お互いにやりたくないと思うんで、今回で終わりにしたい」【KNOCK OUT】
KNOCK OUTが3月18日、都内で「KNOCK OUT 2025 vol.3」(5月18日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見を開催した。
3つのタイトル戦が発表され「KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級タイトルマッチ」では王者クンタップ・チャロンチャイ(タイ/TEAM KUNTAP)に津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)が挑戦する。
2人は2022年12月に「第2代KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座決定戦」で戦い、クンタップが勝利を収め王座を獲得。しかしクンタップが昨年2月の大会で予定されていた防衛戦を拳のケガで流してしまい、同大会で行われた暫定王座決定戦で津崎がMASATO BRAVELYを破り、悲願の王座獲得を果たした。そして昨年12月の後楽園大会で統一戦が行われ、接戦の末、クンタップが2-0の判定で勝利を収めている。
山口元気代表は「このカードは3回目。三度目の正直で遺恨なく決着をつけてほしい。前回の判定については審判団に任せている。お互いの陣営がこっちが勝ったと思うような微妙な内容だったと思っている。REDルールも変わった。オープンフィンガーグローブになったし、判定基準も明確に変わった。そういう意味では言い逃れができない決着戦になるのかなと思うし、してもらいたい。そしてこの先はクンクメールには70kgの強い選手がいるので、そういう選手たちとやってほしい。お互いにこの先のことを考えてもらって、決着戦にしてほしい」とこのカード実現の経緯を口にした。
中島弘貴と漁鬼が暫定王座決定戦。勝者は正規王者・海人と統一戦へ。山口代表は「年内には」と希望【KNOCK OUT】
KNOCK OUTが3月18日、都内で「KNOCK OUT 2025 vol.3」(5月18日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見を開催した。
3つのタイトル戦が発表され「KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王座決定戦」では中島弘貴(NEXT LEVEL渋谷)と漁鬼(SHINE沖縄)が対戦する。
同王座はシュートボクシング(SB)の海人(TEAM F.O.D)が2021年2月に日菜太を破り王座を獲得したのだが、海人の試合スケジュールの関係もあり防衛戦は行われていない。
山口元気代表は「海人選手に長らく防衛戦を行ってもらってないので、返上の方向で話し合いを進めていたが、“今はタイミングが悪くて防衛戦ができないが、防衛戦は必ずやりたい”という返事をいただいた。暫定王者を作って、王者になった選手と正規王座を決める戦いをやってもらえるという回答を得たので、ここで中島選手と漁鬼選手に暫定王者決定戦をやってもらおうということになった」と王座をめぐる状況を説明した。
中島と漁鬼は2022年7月に対戦し中島が判定勝ちを収めている。
この日の会見を欠席した中島は「漁鬼選手との試合はお互いの気持ちがぶつかる激しい試合になると思う。判定決着がいらない試合を見せようと思っている。ベルトを必ず巻く」とKNOCKOUTを通じてコメントした。
山下美月の理想のお花見デート「まず、飛行機を用意してもらって…」に作間龍斗「経済的に厳しい」
映画『山田くんとLv999の恋をする』(3月28日公開)の大ヒット祈願イベントが18日、千代田区・東京大神宮にて行われ、W主演を務めた作間龍斗、山下美月と安川有果監督が登壇。山下の「理想のお花見デート」に作間がタジタジとなる一幕があった。
数々の漫画賞を受賞した、ましろによる同名大人気コミックの実写化。失恋した女子大生と超塩対応の高校生プロゲーマーとのラブコメディー。
この日、縁結びの神様で有名な東京大神宮で映画の大ヒットを祈願した一同。
実は「個人的に今年の初詣をこちらの東京大神宮さんでさせてもらった」と明かした山下。「カップルやカップルになる前に好きな人と、新学期に友達と見に行っていただいて、いろんなご縁が生まれれば」と期待。
好きな胸キュンシーンを聞かれると、“塩対応のイケメン”山田役の作間が、山下が演じる茜について「無邪気に笑っている姿はドキっとくるところがありますね。意外と大人になると無邪気に笑うことが難しくなってくるので」と言い、安川監督も「山下さん、一点の曇りもない笑顔できますもんね」。
すると山下は「茜パワーですね。素直で噓のない真っすぐさに、私も自分を変えてもらった感じがします」と照れ笑い。さらに「酔いつぶれて山田におんぶして家まで送ってもらう」劇中シーンへのあこがれを語りつつ「王道ですけど、リアルだとあまり無いなって。怖いですし(笑)。でも山田だったら信じられちゃいそう」。
この日は、桜のシーズンにちなみ「理想のお花見デート」を作間と山下がフリップで回答。作間は「パッと桜を見て、パッと屋台で買って、パッと家に戻って、着ていたものを全部脱いできれいにしてパジャマに着替えて家で食べる」と言い、花粉の季節の屋外イベントに苦労している様子。
そんな作間のお花見デートプランを「ちょっと淡泊」と評した山下は「海外お花見」と回答。「まず飛行機を用意してもらって日本を出ます。最近、パリに行きたくて。サプライズはちょっと。全プランを立てていただいたら、マネージャーに相談しないといけないので、1~2週間くらい前に事前に教えていただければ」と目を輝かせたが、作間は「ちょっと経済的に厳しいところがありますね」とタジタジとなりつつ「人生において大きなお花見になりそう」。
この日は“塩対応の山田くん”にちなんで「伯方の塩」とコラボした「山田の塩」を安川監督が紹介。作間と山下もユニークなコラボを喜んでいた。
那須川天心戦の実現は!? 武居由樹「今回勝って、次の指名試合に勝ったら、その次でもいい。天心選手に合わせる。いつでもやる」
WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が3月17日、期待される那須川天心(帝拳)との対戦について「天心選手に合わせる。いつでもやる」などと語った。
武居はこの日、5月28日にユッタポン・トンデイ(タイ)を相手に神奈川・横浜BUNTAIで2度目の防衛戦に臨むことが発表された。この試合は昨年12月24日に予定されていたが、武居が12月上旬の練習中に右肩を負傷。右肩関節唇損傷で全治4週間と診断され、試合は中止となっていた。
武居は会見で那須川との対戦について聞かれると「僕はボクシングに来た時からずっとK-1を背負って、K-1ファイターでもボクシングに通用することを証明する、K-1が強いということも証明すると言ってきて、それを手っ取り早く証明できるのが那須川天心戦だなと思って、ずっとそれをテーマにやってきた。それは今も変わらない。でも自分も次の試合にしっかり勝たないとその先はないと思っているので、天心君どうこうより、まずは今の試合をクリアすることを優先する」とまずは目の前の防衛戦に全力投球の構え。
2戦続けて判定勝ち中の武居由樹が「昔の自分を思い出した。バチッと倒して勝つ」とKO決着を約束。5・28横浜でトンデイ相手に2度目の防衛戦
WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が5月28日にユッタポン・トンデイ(タイ)を相手に神奈川・横浜BUNTAIで2度目の防衛戦に臨むことが3月17日、発表された。
武居は当初、昨年12月24日にトンデイと防衛戦を行う予定だったのだが、12月上旬の練習中に右肩を負傷。右肩関節唇損傷で全治4週間と診断され、試合は中止となっていた。この12月24日の大会は井上尚弥と武居のダブル世界戦興行だったのだが、井上の相手のサム・グッドマンのケガのため大会自体が1月24日に延期になり、武居は挨拶のためリングに上がり対戦者、ファン、関係者に謝罪の言葉を述べていた。
武居はこの日行われた会見で「お待たせしてすいませんでした。たくさんの方に迷惑をかけてしまったので、この試合で皆さんの信用を取り戻し、確実に勝って皆さんを盛り上げたい。ケガのほうはほぼ完璧に治っていて、ケガをする前より調子もよくて、完璧に仕上がっている」と語った。
対戦相手のユッタポンについては「テクニックのあるすごく強い選手だなと思っている。でも相手どうこうより、今回は復活したいと思っている。バチッとぶっ倒したいと思っている」と対戦相手より、まずは自分。
力石政法が27勝27KOのヌニェスと世界王座決定戦。「王者になったら人生がフィーバー。いいところにマンションを買う」
IBF世界スーパーフェザー級3位の力石政法(大橋)が5月28日に神奈川・横浜BUNTAIで行われる「Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」で同級1位のエドアルド・ヌニェス(メキシコ)と「IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦」で対戦することが3月17日、発表された。
力石はプロ戦績17戦16勝(11KO)1敗、ヌニェスは28戦27勝(27KO)1敗。
力石はこの日行われた会見で「僕の階級はなかなか世界戦を組めるような階級ではないので、率直な気持ちとしては“やっとこの時が来たか”と思っている。世界王者になるために30年間生きて来た。チャンスは1回しかないと思っている。しっかりバチッと獲ります。(ヌニェスは)振り回してくる選手ではなく、うまくボディー攻めとかをしてきて、嫌なタイプのKOパンチャーだなと思う。対策は100パターンくらいある。ちょっと内緒です。この試合は人生の集大成。勝ったらいつ死んでもいいと思っているくらいの意気込み」とこの試合にかける思いを口にした。
「昔はスーパーフェザー級といえば、畑山さんだったり内山さんだったりと王者がいてチャンスがあったが、年々挑戦するのが難しくなっている。今は日本では軽量級が王者だらけで盛り上がっているが、中量級からなかなか日本人の王者が出ていない。僕を含め、アンディ君と佐々木尽選手が世界戦を控えているということで、僕が日本人でも中量級で世界で活躍できるという先駆けになれればと思う」と中量級の再興に燃える。
SASUKEが一本勝ちで3度目の防衛。試合前から挑発の椿飛鳥陣営に「愚行と行いを反省し、修斗から出ていけ」と過激通告【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.2」(3月16日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「世界フェザー級チャンピオンシップ」で王者SASUKE(マスタージャパン東京)が椿飛鳥(同級1位/トライデントジム)から一本勝ちを収め3度目の防衛を果たした。
試合後のマイクでは試合前の椿の言動や椿陣営の行いに怒りを表明し「修斗から出ていけ」と過激な通告を放った。
SASUKEは昨年5月の大会で勝利後に「修斗のフェザー級の奴ら、ケガでメインを飛ばす奴、身内とエキシやってパンチもらっている奴、相手挑発して仕留められない奴、そんな奴らが修斗を背負えるとは思えない。お前ら全員中国に行って試合をして勝ってから僕の名前を挙げなさい」などと発言。しかし昨年11月に組まれた椿とのタイトル戦をSASUKEがケガで欠場。その後、椿は「発言と行動が伴っていない」などとSASUKEを挑発するなど、2人はSNS上で舌戦を繰り広げていた。
正規王者・新井丈と暫定王者・関口祐冬の世界フライ級王座統一戦が5・18ニューピア大会で実現【修斗】
プロフェッショナル修斗の世界フライ級王座統一戦、正規王者・新井丈(和術慧舟會HEARTS)vs 暫定王者・関口祐冬(修斗GYM東京)の一戦が5月18日のニューピアホール大会の第2部のメインで行われることが決まった。
修斗は3月16日、東京・後楽園ホールで「PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.2」を開催。会場でこのカードが発表された。
ケージに上がると関口は「修斗で一番人気のある選手とやることになって自分も興奮している。自分は1回負けている。判定負けした理由としては、新井君は毎試合、勝負を挑んでいって、殺るか殺られるかの試合をいつもしている。自分は新井君とやった時は勝負からずっと逃げての判定負け。新井君と勝負しなかったんじゃなくて、自分と勝負をしなかったから判定になっただけ。次の試合は勝負しに行く。前回、新井君と約束しました。自分は逃げないんで。必ず判定にはならない。一番人気のある新井選手、お客さんいっぱい呼べると思うんで、会場に来て自分の覚悟と新井君の覚悟を見届けてほしいです」とこの試合に向けての覚悟を感じさせるコメント。
バンタム級の新星・永井奏多が前環太平洋王者・藤井伸樹に判定勝ちの大金星。「現世界王者の齋藤選手より絶対に僕のほうが強い」【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.2」(3月16日、東京・後楽園ホール)でバンタム級のノーランカー、永井奏多(TRIBE TOKYO MMA)が同級世界4位で前環太平洋王者の藤井伸樹(ALLIANCE)を判定で破る大金星を挙げた。
藤井は昨年7月に安藤達也が返上した世界王座をかけて齋藤奨司と対戦するも1-2の判定負け。今回は再起戦だった。永井は2023年4月にデビューし、デビュー戦こそドローだったものの、以降5連勝でプロ戦績は6戦5勝(2KO)1分の19歳。今回は大抜擢のマッチメイクだった。
1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかける藤井に永井は右カーフ。永井の打撃に合わせて藤井がタックル。永井はしのいで立ち上がる。スタンドでは永井はワンツー、右カーフ。藤井もパンチを返すが、永井は左フック、右ストレート。永井は左フック。藤井のタックルも切る永井。藤井の入り際にカウンターでパンチを合わせる永井。藤井の右ローにカウンターでパンチを合わせる永井。藤井の左ジャブにワンツーを返す永井。そして右カーフ、前蹴り。藤井はフェイントから左ジャブ。永井の前蹴りをキャッチした藤井がテイクダウンを狙うが、しのぐ永井。藤井がケージに押し込む。永井は体勢を入れ替え離れパンチを放つ。しかし終了間際、左ジャブの刺し合い、右ストレートの相打ちから藤井が前に出る。