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4団体統一王者の井上尚弥が王座防衛。ドヘニーが腰を痛め戦意喪失のTKO

2024.09.04 Vol.Web Original
 プロボクシングの「Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」(9月3日、東京・有明アリーナ)のメインイベントで、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)がTJ・ドヘニー(WBO世界スーパーバンタム級2位、アイルランド)を相手に防衛戦に臨んだ。試合は井上が終始、主導権を握る展開となり、7R開始早々にドヘニーが腰を痛め戦意喪失。井上がTKO勝ちを収めた。
 
 井上は昨年12月に自らの持つWBCとWBOの王座をかけ、WBAスーパーとIBF王座を持つマーロン・タパレス(フィリピン)と「WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦」を行い10RでKO勝ちを収め、バンタム級に続く4団体統一に成功。
 
 今年5月には東京ドームで行われた「WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」でWBC同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)を相手に防衛戦に臨み、6RでTKO勝ちを収めている。
 
 ドヘニーは2023年6月に東京・後楽園ホールで行われた「WBOアジア太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ」で中嶋一輝(大橋)を破り、王座を獲得。同年10月にも後楽園ホールに登場し、同王座を防衛した。井上がネリと対戦した東京ドーム大会ではブリル・バヨゴスと対戦しTKO勝ちを収め、現在、日本で3連続KO勝ち中。またこの東京ドーム大会ではメインイベントで体重超過などによる欠場があった場合にはドヘニーがリザーバーとして試合に出場することになっていた。

平本蓮が“ドーピング指南”暴露の赤沢幸典の文章を「朝倉未来に寄り添いすぎている」と指摘。「連絡が取れていない」と身を案じる発言も

2024.09.02 Vol.Web Original
 格闘家の平本蓮(剛毅會)が9月2日、都内で会見を開き、一連のドーピング疑惑について完全否定した。
 
 会見では自らが薬物を平本に用意したことをXに長文で投稿した総合格闘家の赤沢幸典についての多くの質問が飛んだ。
 
 8月20日に復活の日本というアカウントがドーピング疑惑を告発してから、この日で約2週間。平本はこの間の心境について「必ず僕は潔白を証明できるので、でも問題が大きかったので弁護士の方に相談して、Xの簡単な発信ではなく、このような形で会見を開こうと思い準備に時間がかかりましたが、ツイートではなく自分の口から伝えたいと思い会見を開きました。心境としては“とにかく信じられない”という気持ちが一番大きいです」、赤沢については「そんなの(怒り)はないですね。なんでそんなことをする必要があるのか。赤沢さんと対立関係はなかったし、今でもないと思うので嘘じゃないかと」と赤沢への思いを口にした。
 
 赤沢との電話での会話については自らの発言であることを認めたうえで「いろいろと聞いてくる質問が多かったけど、むげにできなかったので」と説明。「今はそういうのが何を言っているのかは理解しています。買った当初は梱包材でぐるぐる巻きでなにがなんだか分からなかったので」と続けた。

平本蓮がドーピング疑惑を完全否定「一切やっていない。自分からお願いしたような事実は全くない」血液検査や毛髪検査も辞さずの構え

2024.09.02 Vol.Web Original
 格闘家の平本蓮(剛毅會)が9月2日、都内で会見を開き、一連のドーピング疑惑について「一切ドーピングに関することはやっていない」と完全否定した。
 
 平本は「超RIZIN.3」(7月28日)もメインイベントで朝倉未来と対戦し、1RでKO勝ちを収めたのだが試合前後から“ドーピング疑惑”が一部でささやかれていた。
 
 会見の冒頭、平本は「今回の騒動について自分の口から話したいと思って、この記者会見を開かせていただきました」と挨拶。そしてRIZIN、朝倉、観客、格闘技ファンへ心配をかけたことへの謝罪の言葉を述べたうえで「自分は一切ドーピングに関することはやってもいませんし、自分からドーピングをお願いしたような事実は全くありません」とドーピングを明確に否定した。
 
 今回の騒動は試合後の8月18日、堀江貴文氏が三崎優太氏との動画で朝倉vs平本戦について「とんでもない話をミゾから聞いてしまったんだよね」と発言したことから、SNSで平本のドーピング疑惑が再燃。ミゾというのはBreakingDownの共同経営者の溝口勇児氏。
 
 その後、「復活の日本」というアカウントがXで平本と何者かによるドーピングに関する会話を疑われる内容の通話音声を公開。平本自身が沈黙を守っていたこともあり、SNS上ではさまざまな意見や分析、誹謗中傷が飛び交うこととなったが、27日には総合格闘家、プロレスラーでYouTuberのシバターが自らのYouTubeチャンネルで平本の通話相手を現在、DEEPを主戦場とする総合格闘家の赤沢幸典であると暴露。その翌日には赤沢がXに長文を投稿し、音声の相手が自分であることと、自らが薬物を平本に用意したことを明かした。翌日にはドーピング薬の振り込み画像も“証拠”としてアップした。

完勝で初防衛の大﨑孔稀が伊藤代表に「あんまり僕をなめないでください(笑)」と笑顔で抗議【RISE181】

2024.09.01 Vol.Web Original
「RISE181」(8月31日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「RISEバンタム級(-55kg)タイトルマッチ」で王者・大﨑孔稀(OISHI GYM)が同級4位の大森隆之介(EX ARES)を相手に初防衛戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。
 
 大埼は昨年12月に約6年という長期政権を築いていた鈴木真彦を破り王座獲得。今年5月には元タイ国ラジャダムナンスタジアム認定・ミニフライ級王者のヨーブアデーン・3RDPlaceを2Rに左ボディーで悶絶KO勝ちを収め。王者の貫禄を示している。
 
 大森はフェザー級王者・門口佳佑と同門のファイター。ここまでのプロ戦績は10戦8勝(6KO)2敗。前戦となった今年3月の「RISE ELDORADO 2024」ではシュートボクシング(SB)の日本スーパーバンタム級王者でプロデビュー以来13戦全勝だった山田虎矢太を1Rにバックハンドブローで沈める番狂わせを起こしている。

松本天志が完全復活を印象付ける1RKO勝ち。「次期挑戦者となれるように頑張る」【RISE181】

2024.08.31 Vol.Web Original
「RISE181」(8月31日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」優勝者の松本天志(TARGET SHIBUYA)がJIN(楠誠会館)に1RでKO勝ちを収め、完全復活を印象付けた。
 
 松本は昨年行われたトーナメントで優勝候補と目されていた空龍と塚本望夢を破って優勝。10月には王者・数島大陸へ挑戦するも判定負け。再起戦でも那須川龍心に判定負けを喫し、キャリア初の連敗。4月の寛人にKO勝ちを収めたが、完全復活にはあと一歩という状況だった。
 
 1R、サウスポーの松本とオーソドックスのJIN。松本が左ストレート。そして左ミドルで追撃もJINはそこに右ストレートを合わせる。松本は右ジャブ、左インロー、JINは右ロー。松本の左インローが冴える。JINも右インローを返す。松本は左ミドル。JINはじりじりと詰めて右のダブル。松本は左インロー。両者のパンチの交錯から松本が飛びヒザ。終盤、JINの前蹴りで松本がスリップダウン。しかしすぐに立ち上がった松本は圧をかけてJINを下がらせ左ストレートを打ち抜くとJINがダウン。そのまま立ち上がれず松本のKO勝ちとなった。JINは担架で退場した。

宮本芽依がMelty輝を圧倒し4戦4勝。伊藤代表「そろそろタイトルに絡ませてもいいのかな」【RISE181】

2024.08.31 Vol.Web Original
「RISE181」(8月31日、東京・後楽園ホール)の第4試合で行われた女子のミニフライ級(-49kg)戦でMelty輝(team AKATSUKI/フライ級3位)と宮本芽依(KRAZY BEE/ミニフライ級3位)が対戦し、宮本が3-0の判定で勝利を収めた。宮本はこれでプロ戦績を4戦4勝とした。
 
 ミニフライ級は小林愛理奈 (FASCINATE FIGHT TEAM)が王座に君臨。昨年11月には1位のerika♡を破り王座を防衛、2位のAKARIは2022年10月以来、試合を行っていないという状況。宮本は前戦でトップ戦線で長く戦う宮﨑若菜を破っており、この日の勝利でタイトル挑戦に一歩近づいた。

4団体統一王者の井上尚弥が「皆さんが言うほど簡単な試合になるとは思っていない」と挑戦者のドヘニーを警戒

2024.08.31 Vol.Web Original
 プロボクシングの「Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」(9月3日、東京・有明アリーナ)の試合前記者会見が8月31日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にTJ・ドヘニー(WBO世界スーパーバンタム級2位、アイルランド)が挑戦する「世界スーパーバンタム級4団体統一世界王者防衛戦」とWBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)に比嘉大吾(同級1位、志成)が挑戦する「WBO世界バンタム級タイトルマッチ」が行われる。
 
 会見の冒頭、井上は「トレーニングも順調にこなすことができ、すごくいい状態に仕上がっているので9月3日は楽しみ。今回、初めて会うわけではないので印象は変わらずという感じ。4つのベルトの防衛戦ができることに誇りを持ち、9月3日は必ず自分の中で納得できる試合をこなしていきたい」と語った。

初防衛戦の武居由樹が「大吾さん、すいません。バチッと倒させてもらいます」と隣に座る比嘉に謙虚にKO勝ちを宣言

2024.08.31 Vol.Web Original
 プロボクシングの「Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」(9月3日、東京・有明アリーナ)の試合前記者会見が8月31日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にTJ・ドヘニー(WBO世界スーパーバンタム級2位、アイルランド)が挑戦する「世界スーパーバンタム級4団体統一世界王者防衛戦」とWBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)に比嘉大吾(同級1位、志成)が挑戦する「WBO世界バンタム級タイトルマッチ」が行われる。
 
 武居は前戦となった5月に行われた東京ドーム大会でジェイソン・モロニーを破り王座を獲得し、今回が初防衛戦。元WBC世界フライ級王者の比嘉は2階級制覇をかけての対戦となる。
 
 会見で武居は「ここまですごく順調に来れたので、あと2日、しっかり気を引き締めて頑張りたい。(比嘉とは)試合が決まってから初めてお会いするんですが、いつもと変わらないニコニコとした感じなんですが、そこにだまされないように殺気をもって倒しに行きたい。5月の試合ではバチッと倒し切れなかったので、今回は大吾さん、すいません。バチッと倒させてもらいます」と隣に座る比嘉に頭を下げながらKO勝ちを宣言。

覆面戦士イルシオンがクリス・ブルックスに完敗も涙のシャーデンフロイデ入り「ここから強くなってDDTの中心に立ちます」【DDT】

2024.08.31 Vol.Web Original
 DDTプロレスが8月30日、東京・新宿FACEで「闘うビアガーデン2024 in SHINJUKU【DAY2】」を開催した。シャーデンフロイデ・インターナショナル入りを熱望する覆面戦士イルシオンがクリス・ブルックスとの一騎打ちで完敗を喫するも、その健闘ぶりが評価され、ユニット加入を認められた。
 
 7・26新宿でシャーデンフロイデに入りたい意向を示したイルシオンだが、なかなか結果を出せず。その覚悟を試されるべく、この日、クリスとのシングル戦が組まれた。いきなりイルシオンはドロップキック、エルボー連打を繰り出すも、クリスは張り手、チョップで動きを止め、マスクをはぐ。イルシオンは代わりのマスクを被るも、それも破られてしまう。クリスはステージに連れ出すと、床の上へのボディープレス、ゴムパッチンで厳しい攻め。リングに戻ると、クリスはダイビング・フットスタンプ、ラリアットで攻め込む。しかしクリスのプレイングマンティスボムを切り返したイルシオンは、DDT、ネックブリーカー、ダイビング・ボディープレスとたたみかけ、スワントーンボムを狙うもクリスが剣山で阻止。クリスはパイルドライバー、変型パイルドライバーもイルシオンは根性で返す。イルシオンは張り手連打も、クリスはハイキックからプレイングマンティスボムを決め、粘るイルシオンから3カウントを奪取した。

青木真也が上野勇希を破り、KO-D無差別級王座初戴冠。挑戦表明の遠藤哲哉は「中嶋勝彦にやり返すのはあんたじゃなく俺」【DDT】

2024.08.26 Vol.Web Original

 DDTプロレスが8月25日、東京・後楽園ホールで「夏休みの思い出2024」を開催した。“バカサバイバー”青木真也が上野勇希を破り、KO-D無差別級王座を初戴冠。新王者には遠藤哲哉が名乗りを挙げ、9月8日、名古屋国際会議場イベントホールでの挑戦が決定した。
 
 上野の指名を受けた青木は4度目の王座挑戦。上野は最大の難敵を下してのV8を目指して王座戦に臨んだ。
 
 序盤、ロックアップから上野がヘッドロック。青木が執ような押さえ込みでスリーカウントを狙うと、上野も押さえ込みで対抗。青木がグラウンドレスリングで優位に進めると、上野は場外戦で形勢逆転を図る。青木はミドルキック、エルボー、グーパンチとえげつない攻め。さらにフロント・ネックロックで絞め上げると、上野はブレーンバスター・ホールドで返す。青木がトペを敢行し、ダイビング・ニードロップからグラウンド卍もエスケープ。ヘッドバット、エルボーの応酬から、上野が顔面へのドロップキック2連発、BMEもカウントは2。WR狙いを回避した青木は変型グラウンド卍固めで絞め上げ、上野からギブアップを奪った。

7年ぶりに古巣参戦の飯伏幸太、今後の定期参戦に期待「AEWやDDTのリングに上がって、本当の自分の楽しいプロレスを探したい」【DDT】

2024.08.26 Vol.Web Original

 DDTプロレスが8月25日、東京・後楽園ホールで「夏休みの思い出2024」を開催した。飯伏幸太が7年ぶりに古巣DDTに参戦し、ファンから大喝采を浴び、今後も継続参戦を希望することを口にした。
 
 2004年7月にDDTでデビューした飯伏は、2013年10月に新日本プロレスとの2団体所属になる。2016年2月に両団体を退団し「飯伏プロレス研究所」の所属として活動。2019年2月に新日本に再入団したが、昨年1月をもって再び退団。同年11月には米AEWと契約したことが発表された。今年7・21両国での「髙木三四郎無期限休養ロードFINAL」で、ウェポンとしてサプライズで登場し、古巣への参戦を熱望。髙木が快諾し、7年ぶりの参戦に至った。
 
 今大会では男色ディーノ、彰人と組み、バーニングの遠藤哲哉、飯野雄貴、高鹿佑也組と対戦した。飯伏は久々の激突となった遠藤とは、一進一退の攻防を展開。かと思えば、ディーノの尻に遠藤、高鹿の顔をぶち込むなど、DDTらしさも堪能。最後は遠藤が彰人にバーニングスター・プレスを決めて3カウントを奪い、勝負には敗れたが、古巣での戦いを大いに楽しんだ様子。

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