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王者・井上直樹と挑戦者の元谷友貴がフェイスオフ→コメントと静かに闘志をぶつけ合う【RIZIN.50】

2025.03.29 Vol. Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前日計量が3月29日、香川・高松市内で行われた。

 メインイベントで行われる「バンタム級(61.0kg)タイトルマッチ」で対戦する王者・井上直樹(Kill Cliff FC)は60.95kg、挑戦者の元谷友貴(アメリカン・トップチーム)は60.90kgでともに規定体重をクリアした。

 計量後にマイクを持った元谷は「最強の王者に挑戦できることをうれしく思っています。激しいメインの仕事をしたい」と静かながらも闘志を漂わせた。井上は「四国初上陸の舞台で、初防衛します」といつも通り、淡々としたコメント。フォトセッションでのフェイスオフと合わせ、静かに闘志をぶつけ合った。

鈴木千裕が「全部クリアして最短でタイトル戦に行く」と宣言。ダウトベックは「頑張ります」とこの日も言葉少な【RIZIN.50】

2025.03.29 Vol.Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前日計量が3月29日、香川・高松市内で行われた。

 昨年大晦日にクレベル・コイケに敗れてからの再起戦に臨む、前フェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が改めて「全部クリアして最短でタイトル戦に行く」と宣言した。鈴木はセミファイナルでカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/Turan Orda/Tiger Muay Thai)と対戦する。

 鈴木とダウトベックはともに66.00kgで規定体重をクリアした。

 計量後にマイクを持ったダウトベックは「ここに来れて大変うれしく思っています。頑張ります」とこの日も言葉少な。鈴木は「最短距離でチャンピオンになるために、この試合をクリアして、5月をクリアして、あといくつあるか分からないけど、全部クリアして最短でタイトル戦に行くので。絶対に稲妻落とします」と公開計量に詰めかけたファンに約束した。

「やることはやってきた」3連敗中の萩原京平が無の境地。「這い上がるには結果を出していかないと」【RIZIN.50】

2025.03.28 Vol.Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。

 現在3連敗中の萩原京平(SMOKER GYM)が「現在は穏やかな気持ち。やることは全部やってきた」と語った。

 萩原は2023年4月にカイル・アグォンに判定勝ちしたものの、以降、牛久絢太郎、武田光司、高木凌に3連敗。さかのぼるとアグォンの前にも弥益ドミネーター聡志、クレベル・コイケ、鈴木千裕相手に3連敗を喫している。今回は昨年9月以来、半年ぶりの参戦。
現在、RIZINでの戦績は6勝8敗。今回は初参戦となるトビー・ミセッチ(アメリカ/Jesus Is Lord gym / Penn Fitness & Training Center)と対戦する。

 萩原は「現在は穏やかな気持ちというか、やることは全部やってきたので、あとは日曜日を待つという感じの穏やかな感じの心境です。もう妥協せずにやることをやってきたので、あとはもう日曜日、どうなってもどういう結果でも受け入れるぐらいの準備をしてきたので、まだまだ穏やかな感じで過ごしていますね」と穏やかな表情で試合を控えた心境を口にした。

 対戦相手のミセッチについては「ボクシングが上手いストライカーで、パンチの回転が速いなという印象。最初のラウンドが特に警戒しないといけないなと思っている。そのスピードに目が慣れるまでは、ちょっと油断できないなと思っている。良いストライカーだと思っています」との印象。

鈴木千裕がダウトベック撃破へ「プランは“ぶん殴る”それだけ。あきらめない奴が一番強いということを見せたい」【RIZIN.50】

2025.03.28 Vol.Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。

 セミファイナルでは昨年大晦日にクレベル・コイケに敗れ王座から陥落した前フェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が早くも再起戦に臨む。相手は大晦日にYA-MANを激闘の末、破りRIZINでの戦績を4戦3勝(2KO)1敗としたカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/Turan Orda/Tiger Muay Thai)。

 鈴木はダウトベックについて「丁寧ですね。すごい。丁寧な試合運びでどんな時も冷静で表情一つ変えない、そういう選手はやりにくい、表情に出ないので」、試合については「殴り合いじゃないですか? 普通に男同士の殴り合い。分が悪かったらテイクダウンに来る。その時はクレベルに教えてもらったことを十分に生かそうと思う」と打撃はもちろんグラウンドになっても心配はない。

 クレベルとは2週間の柔術特訓を行った。「試合が終わったら一緒にご飯を食べようと。“必ずあなたは勝てる”と言ってくれたので“クレベルにバトンをつなぐよ”って」とクレベルとのやり取りを明かした。

 5月4日の東京ドーム大会での朝倉未来の対戦相手に鈴木とYA-MANの名が挙がっているのだが「前も言ったけど男にはやらなきゃいけない時が必ずくる。今回の試合をクリアして、スパンが1カ月。漢気を見せるのはそういう時。朝倉選手なら朝倉選手でもいいし。そうじゃない人を出されたらそれをクリアする。みんなが見たいと思ってくれるなら漢気を出す。ファンには“5月は出ないで。スパンが短すぎる”と言われるが、戦うためにこの道を選んだのにスパンが長いと退屈、だから最高じゃないですか」と出場に前向き。

王者・井上直樹に挑戦の元谷友貴 王座奪取に必要なものは「しっかり練習していくことしかない」【RIZIN.50】

2025.03.28 Vol.Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。

 今大会のメインイベントでは王者・井上直樹(Kill Cliff FC)に元谷友貴(アメリカン・トップチーム)が挑戦するバンタム級タイトルマッチが行われる。

 元谷は昨年大晦日の次期挑戦者決定戦で秋元強真を破り、今回のベルト挑戦の切符をつかんだ。2015年からRIZINに参戦し、約10年、待望のタイトル挑戦となった。井上とは2020年の大晦日に対戦し、その時は一本負けを喫している。

 元谷は「チャンピオンがすごい強い選手なので、それに挑戦できることをうれしく思っています。(井上は)速い。打撃も速いし、穴のない選手だなと思います」と井上の印象を語る。

 リベンジマッチとなるのだが「前回の反省点含めてそれからの井上選手の試合を見てできるかぎり練習してきました。どんな試合になるかちょっと分からないけど、自分としてはしっかり5分3R戦い抜いて自分の流れに持っていきたいと思います」と語った。

 今回の試合の位置づけとしては「集大成っていう感じではなくて、ひとつの試合というか、そういう気持ち。ベルトは勝てばついてくるというイメージ。やっぱりリベンジして、攻略したいなと思う気持ちが強い」とリベンジの比重が重いよう。

 先にインタビューをした井上が防衛するためには「日々練習をすること、油断をしないことが一番大事」と語っていたのだが、元谷は井上から王座を奪取するために必要なことについては「しっかり練習していくことしかないかなと思います」と語った。

初防衛戦の井上直樹 王座防衛に必要なものは「日々練習をすること、油断をしないことが一番大事」【RIZIN.50】

2025.03.28 Vol.Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。

 今大会のメインイベントでは王者・井上直樹(Kill Cliff FC)に元谷友貴(アメリカン・トップチーム)が挑戦するバンタム級タイトルマッチが行われる。井上は初防衛戦となる。

 2人は2020年の大晦日に対戦し、その時は井上が一本勝ちを収めている。

 井上は昨年9月、朝倉海が返上した王座をかけ王座決定戦でキム・スーチョルと対戦し1RでTKO勝ちを収めて王座を戴冠。元谷は昨年大晦日の次期挑戦者決定戦で秋元強真を破り、今回のベルト挑戦の切符をつかんだ。2015年からRIZINに参戦し、約10年、待望のタイトル挑戦となった。

 井上は初防衛戦にあたり「今まで通りしっかり練習してきたことが出せればいいなと思っています。試合は試合なのでいつも通りの気持ちで臨んでいます」といつも通りの淡々とした語り口。

 再戦ということについては「まだ分からない部分もたくさんあるので、勝っているからといって油断しないようにしっかり勝ち切るところを見せられたらいいかなと思います」と語った。

サトシに秒殺されたグスタボの人生哲学「人生は負けと勝利、山あり谷あり。自分は人生の中で何度も難局に立たされてきた」【RIZIN.50】

2025.03.28 Vol.Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。

 昨年9月にライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザに挑戦するも、まさかの秒殺TKO負けを喫したルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)が半年ぶりの再起戦に臨む。グスタボはDEEPライト級王者・野村駿太(BRAVE)と対戦する。野村は昨年9月に江藤公洋を破り王座を獲得。今回は王座戴冠後の初戦でグスタボという強豪との対戦となった。RIZINには初参戦となる。

 グスタボは野村について「いいストライカー。だが、いらっしゃいRIZINへというような試合をしたい。ここにはライオンのような強者しかいないということを見せたい」、試合については「自分は総合的なファイター。スタンドもグラウンドも何でもできる。彼はDEEP王者ということは知っているが、自分はすでにDEEP王者を3人倒している。今回は4人目になると思う。必ず勝つ」とDEEP王者キラーとしての自信を見せた。

 前戦ではサトシにまさかの21秒でのTKO負け。試合後の会見ではがっくりと肩を落とす姿が印象的だったのだが「王者は敗北と勝利からできるものだと思っている。そしてこの前の負けは自分が初めて負けた試合なわけではないし、人生は負けと勝利、山あり谷ありだと思っている。リングの上で負けることは自分の中ではあまり意味がないこと。自分は人生の中で何度も難局に立たされてきた。家族を失ったり、お父さん、おばあさん、おじさんなどをなくしたりというとても難しい状況にあったこともあある。でもそういった経験が今、自分をこのような男にしている。なので、負けたことで落ち込むのではなく、もう一度サトシ選手と戦って、絶対に自分が王者になりたいと思っている。なので負けるということが自分の人生を形成するうえでとても大切な要素になっていると思う」と自身の人生哲学を語る。

鈴木千裕と対戦のダウトベックが不気味な秘密主義。試合に関する具体的なことは何一つ語らず。しかし朝倉未来へのリベンジの意思はチラ見せ【RIZIN.50】

2025.03.28 Vol. Web Original

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。

 昨年大晦日にYA-MANを激闘の末、破りRIZINでの戦績を4戦3勝(2KO)1敗としたカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/Turan Orda/Tiger Muay Thai)が前フェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦する。

 ダウトベックは鈴木の印象について「非常に優秀な才能のある選手。試合運びが上手い。今回の試合もいい試合になると期待している」、試合展開についても「私自身、前もって試合のイメージは持っていない。どの試合でも3Rまで試合が続いても戦い切る準備、能力を発揮する準備はできている」、鈴木の警戒する部分についても「彼は優秀なストライカー。明日は、どんな打撃を私に向かって仕掛けてくるかはやってみないと分からない。状況次第で反応する」と具体的なことは何一つ語らず。

ONE世界フライ級王者となった若松佑弥 真のフライ級世界一をかけたUFC王者パントージャとの対戦も視野に

2025.03.27 Vol.Web Original

 ONE Championshipの約1年2カ月ぶり4度目となる日本大会「ONE172:TAKERU VS RODTANG」(3月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で悲願のONE世界王座獲得を成し遂げた若松佑弥(Tribe Tokyo MMA)が3月27日、真のフライ級世界一をかけたUFC世界フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャとの対戦も視野に入れた。

 若松は今大会でフライ級(−61.2kg)MMA世界王者のアドリアーノ・モラエス(ブラジル/American Top Team/Constrictor Team)と対戦し、1RでTKO勝ちを収めた。

 この日は都内で囲み会見を行い「うれしい半分、まだ実感がない。たまに“ああ、チャンピオンなんだ”と思うが、気持ちは前と変わらないというか、いまだに実感がない。ベルトを持つ自分がちょっと恥ずかしい感覚。取りあえず最高の瞬間を迎えられたので、うれしいです」と大会から4日経った現在の心境を淡々と語った。

 その試合については「やっている最中は無だったが、思っていた以上にやりたいこと、戦略や対策ができていた。タックルも切れていたし、寝技に付き合わないで殴るということはできていたと感じた」などと振り返った。

 その対策については「もちろん判定で勝つということもあったが、一番はテイクダウンを全部切って、倒されないでひたすら自分の土俵の打撃戦をやりたいと思っていた。それを突破されたら寝技でスクランブルで上を取ってパウンドを打ってまた立つとか、自分がダウンした時はこういうふうにというイメージはたくさんあった。でも一番の理想はああいう脇を差させないということだった。差されると巻き込まれたり、柔術家なのでそこから仕掛けられる。首相撲をして内側を取って突き放して、殴り合いの展開に持っていくという作戦がはまった」、開始早々のモラエスのテイクダウンを切ったことで試合の流れをぐっと手繰り寄せたように見えたのだが「自分も調子がよかったので、組まれた時に“全然いける”という感じだった。入られた感じがしなかった。2回入られたと思うが、あの時は“フェイントだけだな”くらいの感じだった。アドリアーノはあのタックルを切らせてから右ヒザという感じだったので、自分の中ではテイクダウンがフェイントくらいな感覚。入られた感覚がなかった。やっている最中は“やり合ってくれているんだ”と思った。テイクダウンに来た感覚がなかった。打ち合いも応えてくれた感じがあった」などと語った。

阿部史典が中村圭吾とのKO-Dタッグ王座前哨戦を蹴撃戦の末に制し初Vに弾み「青木真也の溜まったものを吐き出させて防衛する」【DDT】

2025.03.27 Vol.Web Original

 DDTプロレスが3月26日、東京・上野恩賜公園野外ステージで「お花見プロレス2025【DAY1】」を開催。4月6日に東京・後楽園ホール大会で行われるKO-D タッグ選手権試合(王者組=阿部史典&野村卓矢vs挑戦者組=青木真也&中村圭吾)の前哨戦は、阿部が中村を制して初防衛に弾みをつけた。

 3.20後楽園で王座を奪取した阿部は、この日のメインイベントで中村と一騎打ち。序盤は阿部がグラウンドを中心に攻め込むも、中村がカウンターのドロップキックを決め一矢報いる。場外に出た阿部を中村が追い回すが、いち早くリングに駆け込んだ阿部が執ように何度もカバーを狙っていく。阿部が背中にサッカーボールキックを蹴りこむと、再び何度もカバーを狙い、中村のスタミナを奪いにかかる。ここで中村は起死回生のミサイルキック。さらにショットガン・ドロップキックからサンセット・フリップを決めるが、阿部は回転式ソバット“回転浄土宗”をぶち込む。さらに強烈なサッカーボールキック連打。すると阿部は「蹴っていいよ」と背中を差し出す。この挑発に中村もサッカーボールキックを見舞うと、再び阿部は場外へ退避。中村が追いかけ、両者は会場の至るところで蹴り合う。阿部が会場を走り回ってのサッカーボールキックを狙うが、中村が回避。逆に今度は中村が会場を走り回ってのサッカーボールキックを決める。両者リング内に戻ると、中村がスワンダイブ式ミサイルキックを決めるがカウント2。ここから張り手とエルボーの応酬。乱戦のなか、中村がフランケンシュタイナーもカウント2。逆に阿部が丸め込むも2カウントで返す。丸め込みの応酬もともにフォールは奪えず。中村は飛びついてのフランケンシュタイナーもカウント2。勝機と見た中村がハイキックから蒼魔刀を狙うも、阿部がスクールボーイからガッチリ体重を乗せると中村は返せず3カウントを聞き、前哨戦は王者に軍配が上がる結果となった。

宮田Pが「どうするのが最良かを本人と話している」と近況を説明していた金子晃大が嫌疑不十分で不起訴処分に。5月大会への出場は?【K-1】

2025.03.27 Vol.Web Original

 K-1が3月26日、都内で「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)のカード発表会見を開催した。

 会見では三大タイトル戦の開催と、開催が発表されていた「第6代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」の出場選手と組み合わせが発表された。

 会見後の囲み取材では宮田充K-1プロデューサーが、練習相手にけがを負わせたとして傷害容疑で千葉地検に書類送検されているK-1スーパー・バンタム級王者・金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)について「(出場については)今、考えているところ。この間、本人とゆっくり話したんですが、報道があれだけある中で、本人もどうすべきかというところで、K-1と金子とで一緒に考えようということになっている。今回についてはどうなのかなというところはある。別に引退とかそういうものではなくて。報道がいろいろな意味で波紋を呼んでいるので。しっかり金子と向き合いながら、5月は考えているところ。とにかく練習だけはしていて、ああいうタイプは試合がないと。試合がすべての男なので」などと近況を明かしたうえで「金子はどうするのが最良かを本人と話している」と説明した。

 金子は2月27日に書類送検されたものの、この会見後に嫌疑不十分で不起訴処分となったことが分かった。この日会見が行われた5月の横浜大会への出場も含め、今後の動向が注目されることとなった。

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