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栄冠は誰の頭上に輝く? 仏大会レビュー&ファイナルのポイント【フィギュアGP 2018】

2018.11.30 Vol.Web Original

フランス大会:冷静な紀平、逆転優勝のネイサン・チェン

 グランプリシリーズ最終戦の今大会。男子ではアメリカのネイサン・チェン、女子では紀平梨花が2戦連続の優勝。両選手ともグランプリファイナル進出を決めた。
 
 紀平は冷静だった。ショートプログラムでは冒頭に予定した3回転半ジャンプが抜け1回転半とされて、その要素は無得点に。それでも、コンビネーションジャンプや後半に入れた3回転フリップは綺麗に降り、ミスを最小限にとどめた。翌日のフリースケーティングでも冒頭の3回転半はやや傾いた着氷になる。その次も3回転半からのコンビネーションを予定したが、ここは切り替えて2回転半にすることを選択した。最初に高難度の要素を組み込めば、そこだけに気持ちが集中してしまうことも少なくない。3回転半に縛られずに最後までまとまった演技ができる、紀平の強みが生かされた大会となった。

 三原舞依はショート1位で折り返すも、フリーで一歩及ばず2位。フリーで最後に跳ぶ3回転サルコウが2回転になるなど、細かいミスが足を引っ張ってしまった。ファイナルに進むには優勝が必須であっただけに、この順位は悔しい結果。けれども、今シーズンは初戦からコンスタントに総合200点台を記録、実力をつけてきた。次は年末の全日本選手権で、四大陸や世界選手権をかけた戦いに挑んでいく。

 3位はアメリカのブレイディ・テネル。昨シーズンの全米女王が、今シーズン2大強国である日露に割って入った。長い手足を生かしたダイナミックでスピード感のある演技が持ち味で、昨シーズンに全米を制して以降トップ選手への階段を駆け上がっている。

 平昌五輪銀メダル、ロシアのエフゲニア・メドベージェワは4位に。今シーズンからカナダに拠点を移し、ブライアン・オーサーコーチの指導を受ける。ロシアとカナダではスケートにおける流派が異なり、環境にすぐ順応するのは難しい。これまで表彰台の頂点に君臨してきたメドベージェワの成績が伸びにくいのも、その変化の真っ最中であるからにほかならない。ファイナルを逃したショックは大きいが、これまでエッジエラー判定に悩まされた3回転ルッツをフリーで正確に降りるなど、成長点は確実にある。

 本田真凜は6位。こちらも今シーズンは新天地・アメリカで練習を重ねる。前戦のアメリカ大会で足を痛めたことが心配されたが、今大会ではショートとフリーともにシーズンベストを更新する出来で復調をアピール。もとからの魅力である滑らかなスケーティングもパワーアップしている。今後の伸びにも期待だ。

皇治「卜部功也に負けた時にK-1を大阪に持って帰るしかないと思った」【12・8 大阪K-1直前インタビュー】

2018.11.30 Vol.Web Original

 新生K-1初の大阪大会「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~」(12月8日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場)の開催まであとわずか。本紙ではここに出場する選手の中からさまざまな角度でピックアップした選手にインタビュー。

 今回は大阪出身で、かねてから「K-1を大阪に持って帰る」と言い続け、それを現実のものとした皇治に話を聞いた。

野球・イチロー 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2018.11.30 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

復帰戦の矢地祐介に髙田延彦がまさかの断髪のススメ【12・31 RIZIN】

2018.11.29 Vol.Web Original

来年開催の「ライト級GP」に向け壮絶サバイバルマッチがマッチメイク
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表会見が11月29日、都内で開催された。

 会見の冒頭、榊原信行RIZIN実行委員長が来年、ライト級GPを開催することを発表。それに伴い、今大会ではGP出場をかけた選考試合の意味合いを持つカードが3試合がマッチメークされた。

 8月の名古屋大会でRIZIN初黒星を喫した矢地祐介が復帰戦で元UFCファイターのジョニー・ケースと対戦する。

 矢地は「前回の8月大会は派手に負けてしまったので、大晦日はしっかり勝って、いい再スタートを切りたい。相手のケース選手はUFCファイターでそれなりに実績を残していて、世界の標準選手なのかなと思う。来年はグランプリも開催されるということで、しっかりここで勝って、グランプリに出場して、世界の強豪と戦いたい」などと話した。

復帰のRENAが浅倉vs浜崎の王座戦「9割浜崎選手が勝つ」【12・31 RIZIN】

2018.11.29 Vol.Web Original

浅倉カンナvs浜崎朱加 ともに「いずれ戦うことになると思っていた」
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表会見が11月29日、都内で開催された。

 すでに発表された「RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ」で戦う浅倉カンナと浜崎朱加が登壇し、調印式を行い、その後会見を行った。

 対戦決定後、初めての公の場となった2人だが、浅倉は「大晦日に浜崎さんとベルトをかけて戦えることを本当にうれしく思う。去年も不利だと言われる中でベルトを巻くことができ、そういう時こそ、いつも以上の力を出せると思っています。今年も勝って、しっかりベルトを巻きたいと思います」、浜崎も「平成最後の大晦日という、すごく最高の舞台でベルトをかけて戦えることをうれしく思っています。浅倉選手は優勝もして強い選手、若いし、まだまだ伸び盛りだと思いますが、まだまだ追いつかせないぞという気持ちも持っています」とそれぞれ語った。

 そして揃って「いずれ戦うことになると思っていた」と話した。

元UFCファイター佐々木憂流迦が電撃参戦。マネル・ケイプと対戦【12・31 RIZIN】

2018.11.29 Vol.Web Original

バンタム級王座を制定。堀口恭司がBellator現役王者と初代王座決定戦
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表会見が11月29日、都内で開催された。

 同大会はこれまでスペシャルエキシビションマッチ「フロイド・メイウェザーvs那須川天心」、RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ「浅倉カンナvs浜崎朱加」、宮田和幸引退試合&山本“KID”徳郁メモリアルマッチ「宮田和幸vs山本アーセン」の3試合が発表されているが、この日は新たに9試合を発表。

 女子スーパーアトム級に続き男子のバンタム級王座を制定し、王座決定戦として堀口恭司とダリオン・コールドウェルが対戦することとなった。

 堀口は昨年行われた「RIZINバンタム級GP」の優勝者。コールドウェルは米総合格闘技団体Bellatorの現バンタムチャンピオン。

 今回の王座新設について榊原信行RIZIN実行委員長は「RIZINとして階級を分けてのベルトを制定することを決めた。これまでグランプリという形で行ってきたが、きちんとしたベルトを制定し、ベルトをめぐる戦いを展開していきたい。普通の団体はUFCを筆頭に契約した選手の中での順位決定戦となる。我々はフェデレーションなので、あらゆる、世界中のプロモーションのチャンピオンクラスの選手にベルトを巡って戦ってもらう」と話した。

 榊原氏によると、これは2015年からBellatorのスコット代表と話してきたことで、それを具現化する形でBellatorの現役王者と堀口が戦うことになるという。堀口が負けた場合はRIZINのベルトが流出。コールドウェルはRIZINでタイトルマッチをすることになるが、そのタイミングはいつになるか分からないためそう簡単に取り返すことはできない。

フォー・ホースウィメンに対抗しカイリ、イオ、ダコタが団結【11・29 WWE NXT】

2018.11.29 Vol.Web Original

カイリは「私はまだシェイナと終わってない」
 WWE「NXT」(日本時間11月29日配信)でカイリ・セインと盟友の紫雷イオ、ダコタ・カイのインタビューが行われた。

 11月17日に「NXTテイクオーバー:ウォーゲームス2」で行われたシェイナ・ベイズラーとの王座戦で敗れ王座奪還を逃したカイリは「レフェリーの判断は最終だけど、私はまだシェイナと終わってない」と惜敗した王座戦にコメントした。

 イオも続けて「カイリは親友。私はカイリを守るわよ」と共闘を約束。さらにカイリが「私たちは3人で団結する」と結束を誓うとイオ、ダコタも同意した。

 今後はこの3人でNXT女子王者シェイナ・ベイズラーが率いるMMAフォー・ホースウィメンに対抗していくことになりそうだ。

ヒデオ・イタミがデバリと握手。新たなパートナー誕生か?【11・29 WWE】

2018.11.29 Vol.Web Original

試合後、突如デバリが登場
 WWEのクルーザー級を舞台とした「205 Live」(日本時間11月29日配信)でヒデオ・イタミが試合後、アラブ系スーパースター、アリーヤ・デバリと握手を交わした。

 この日、ヒデオはレヴィ・クルーズと対戦。明らかに実力差のあるクルーズを一方的に攻撃。ビックブーツで先制すると、「リスペクト・ミー」と会場を煽りながらダイビングニー・ドロップや串刺しドロップキックで相手を圧倒。最後はドラゴンスリーパーの体勢からヒザを食らわせてカウント3を奪った。

 相手に何もさせずに余裕の勝利を収めたヒデオだったが、物足りなかったのか試合後もクルーズに襲い掛かる。

 するとそこへ突如デバリが登場。警戒するヒデオだったが、デバリはクルーズに暴行を加えてヒデオにも加勢を要求。そして、デバリが「俺はお前をリスペクトしているぞ」と握手の手を差し出すと、ヒデオも戸惑いながら握手を交わした。

 今後、2人の共闘はあるのか…。

玖村将史「K-1王者になる。これは夢ではなく目標です」

2018.11.29 Vol.712

“イケメン”にはいろいろなタイプがいるが、今回登場の玖村は“キラキラ系王子様イケメン”。本人は「自分ではワイルドキャラでいきたいんですけど、なかなか難しいです(笑)。女性のファン? 最近は試合のたびに、声を掛けられる事が多くなりましたけど…」と、戸惑い気味(?)。大阪出身の玖村、約1年前に上京し、現在のジム(K-1ジム五反田チームキングス)に入った。

「K-1王者でもある久保優太さんがいたので、今のジムを選びました。久保選手はものすごくテクニックがあって、すごく尊敬している選手ですし、憧れでもあります。代表の久保賢司さんはボクシングをやっていたので、ボクシングのテクニックを教えてもらえると思いましたし、タイ人のトレーナーさんからは蹴りも教えてもらえる。すべてがそろったところだと思ったので、ここしかないと思って飛び込みました」

皇治が武尊にきつい一発「パンチは全然うまくない」【12・8 大阪K-1】

2018.11.28 Vol.Web Original

「まさか俺とやるとは思ってなかっただろう。相当乱れて脅えている」
 新生K-1初の大阪大会となる「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~」(12月8日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場)で武尊の持つK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座に挑戦する皇治が11月28日、東京都内で公開練習を行った。

 皇治は3分間のミット打ちの中で重いパンチと蹴りを叩き込み好調な仕上がりを見せた。

 皇治は今年3月に行われた卜部弘嵩戦を前に練習拠点をシルバーウルフに移し、大宮司進トレーナーのもと厳しいトレーニングを続けている。

 練習後の会見では武尊戦に向けても「めちゃくちゃ普通。この1年間は俺の中では地獄の合宿だと思っている。毎日最高の地獄を味わっています」と話し、「特に気合が入っている?」という質問には「いつも気合入ってますやん(笑)。いや、マジでいつも通りです」といつも通りのハードワークであることを強調。そして「カッコつけるのが超好きだから、12月にスーパースターになれると思うと超ワクワクしている。そんな感じで日々生き生きしていますよ」とその練習に耐えられるモチベーションを明かした。

 対戦相手の武尊については「俺が最初に“タケポンとやる”と口にしたときからずっと研究してます。だから相手がやってくることも分かっている。あいつはパンチより蹴り。その蹴りさえ潰せばパンチは全然うまくない。タケポンは今回不利ですよ。まさか俺とやるとは思ってなかっただろうし。俺はずっとやると決めていた。この数か月間で起きたことにタケポンはついて来られてない。昨日の公開練習もしっかり見たけど、“気持ちがどうのこうの”って言ってたし、相当乱れて脅えているんやろうなって思っています」とリング上の対策はもちろん、心理戦でも上に立っているとの認識を示した。

 フィニッシュについては「必殺の延長判定勝ち(笑)」と前回のスタウロス戦を早速引き合いに出しうそぶくも「とか言ってここで倒したらバリバリカッコいいですよ。その最高のカッコつけを狙ってますから」とKO決着を口にした。

 最後は「12月はこんなにみんなに担がれて地元で戦えるって、こんな幸せなことは無い。これを単なる思い出とか自分がK-1を大阪に持ってきたとかいう栄光に浸るんじゃなくて、しっかり命を懸けてベルトを獲るのがみんなへの恩返しだと思っている。今はたくさんの方に支えられている。12月に恩返ししようと決めているから、不可能と言われているけど、あいつから全てを奪ってやろうと思っている」と締めた。

中邑が試合前に凶行。キンシャサ3発でルセフをKO【11・27 WWE】

2018.11.28 Vol.Web Original

結局試合は行われず…
 WWE「スマックダウン」(現地時間11月27日、ミネソタ州ミネアポリス/ターゲット・センター)でUS王者の中邑真輔が対戦相手のルセフを試合前に襲撃。試合が行われないハプニングが発生した。

 中邑はリングにルセフが登場すると、ゴングが鳴る前に突然背後からキンシャサを叩き込む。不意打ちを食らって崩れ落ちたルセフにストンピングから追撃のキンシャサで場外に吹き飛ばすと、最後はレフェリーの制止を無視してダメ押しのキンシャサを食らわせた。

 ルセフはこのキンシャサ3発で起き上がることができず、結局試合は行われず。中邑は倒れたままのルセフにベルトを見せつけると花道を後にした。

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