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K-1スーパー・ライト級トーナメント うまさと強さを見せたゲーオが復権

2018.11.09 Vol.712

「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント〜」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で行われた「第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」でゲーオ・ウィラサクレックが決勝で佐々木大蔵を3−0の判定で下し優勝を果たした。

 ゲーオは4年前の旗揚げ戦で行われた「−65kg初代王座決定トーナメント」の優勝者。長く王座に君臨していたが、昨年6月に野杁正明に敗れ王座から陥落すると、今年3月には平本蓮にも敗れ、ゲーオ時代の終焉を思わせたが、スーパー・ライト級の時計の針は4年前に逆戻りした。

 ゲーオは「事実上の決勝戦」といわれた1回戦の大和哲也をわずか1R1分32秒、左ハイキックで沈めると、準決勝では左右田泰臣と延長にもつれこむ熱戦を繰り広げ、判定勝ち。

 左右田戦で左スネを負傷したものの、決勝の佐々木戦では相手のグローブに左ハイを当て、ダメージを最小限に抑えながらポイントを稼ぐという熟練の技を見せ、判定勝ちを収めた。

 佐々木はゲーオのケガは分かっていたものの「決勝だし強く蹴ってくると思った」と警戒するあまり序盤は手数が少なくゲーオの先制を許してしまい、最後まで“行き切れない”まま3Rが終了。悔いの残る敗戦となった。

 ゲーオは試合後の会見で「自分の身体のコンディションが大丈夫な限りは戦っていきたいが、もう35歳なので、体がどうなるかは分からない」と話し、一夜明け会見では「少なくともあと1年は試合をするつもり。今後のことは会長とも相談したい」とやや踏み込んだ発言をした。

 打倒ゲーオに残された時間は短い。

卓球の福原愛が引退「別の形で卓球界に貢献」

2018.11.09 Vol.712

 卓球女子で五輪2大会連続の金メダリスト、福原愛が10月21日、ブログで引退を表明。23日に引退会見を行った。

 会見で福原は「今は晴れやかな気持ち。たくさんの方に育てていただき感謝の気持ちでいっぱい」と心境を語った。26年間の競技人生の中での思い出の試合として、初優勝を果たした平成24年の全日本選手権を挙げた。

 リオ五輪後に結婚し、長女を出産。競技を離れていた中で若手の成長などから引退を決めたという。

 今後については「選手とは別の形で卓球界に貢献していきたい」と話した。

那須川天心vsメイウェザー電撃決定の3日後に早くも暗雲

2018.11.08 Vol.712

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月5日、都内で会見を開き、大晦日の「RIZIN.14」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でボクシングで5階級を制覇したフロイド・メイウェザーと那須川天心が戦うことを発表した。

 会見には通常の大会の会見をはるかに超えるメディアが集まり、メイウェザーのRIZIN参戦の注目の高さをうかがわせた。

 会見ではどういったルールで、どの階級で戦うのかといったことへの言及はなく「スペシャルチャレンジバウト」として発表された。

 しかし3日後の8日になって事態は急変。米国に戻ったメイウェザーが写真投稿サイトのインスタグラムに「私、フロイド・メイウェザーは、那須川天心との公式対戦には1度も同意していないことをはっきりさせたい」「キャンセルする」といった文章を掲載した。

 それによるとRIZINとの交渉は「少数の裕福な観客向けの非公式戦に出場する」というもので公式戦でも世界中でテレビで放送されることもないと聞いていたなどと主張した。

カイリ・セインvsシェイナ・ベイズラーは3本勝負に【11・18 WWE NXT】

2018.11.08 Vol.Web Original

「エボリューション」で敗れたカイリがリマッチ権を行使
 WWE「NXTテイクオーバー:ウォーゲームスⅡ」(日本時間11月18日にWWEネットワークで生配信)で行われる“海賊姫”カイリ・セインと王者シェイナ・ベイズラーのNXT女子王座戦の再戦が3本勝負となることが決定した。

 2人は10月28日に行われたWWE初の女子のみのPPV大会「エボリューション」で王者・カイリにシェイナが挑戦する形で対戦。MMAフォー・ホースウィメンの介入もあり、カイリはシェイナのキリフダクラッチ(胴締めスリーパー)の前にTKO負けを喫し王座から陥落してしまった。

 しかし、すぐさまリマッチ権を行使すると、これにシェイナは「何回カイリを倒さないといけないのか? 私はNXT初の2度目のNXT女子王者だぞ」といら立ちを押さえられない様子。今回もMMAフォー・ホースウィメンの介入はあるのか。それとも3本勝負で完全決着となるのか2人の因縁に注目が集まっている。

「NXTテイクオーバー:ウォーゲームスⅡ」では、このNXT女子王座戦以外にもNXT王座戦として王者トマソ・チャンパがヴェルヴェティーン・ドリームと対戦。さらにリコシェ&ピート・ダン&ウォー・レイダーズはウォーゲーム戦でジ・アンディスピューテッド・エラと激突。アリスター・ブラックはジョニー・ガルガノとのシングル戦に挑む。

日本スポーツプレス協会(AJPS)主催の報道展「鼓動」が開催

2018.11.08 Vol.web Original

 国内外の第一線で活躍するフリーランスを中心にしたスポーツジャーナリストによる団体「一般社団法人日本スポーツプレス協会」が主催する報道展「鼓動」が11月9日から東京・新宿のオリンパスプラザ東京で開催される。

 期間中、会場では夏季アジア競技大会、サッカーワールドカップロシア大会、 平昌2018冬季オリンピック ・パラリンピックを含むスポーツ報道写真約110点が展示される。

 また増島みどり氏、杉山茂樹氏といった著名なスポーツジャーナリストを招いてのトークイベントも開催。最前線の取材現場からの生々しい声を聞くことのできる稀有なチャンスでもある。

アスカが女子5対5エリミネーション戦のメンバー入り【11・18 WWE】

2018.11.07 Vol.Web Original

カーメラ、ナオミ、ソーニャ、アスカ、シャーロットを選抜
 WWE「スマックダウン」(現地時間11月6日、イングランド・マンチェスター/マンチェスターアリーナ)で「サバイバー・シリーズ」(現地時間11月18日、カリフォルニア州ロサンゼルス/ステイプルズ・センター)で男女ともに行われるブランド対抗の5対5エリミネーション戦のメンバーが発表された。

 女子のチームスマックダウンメンバーはペイジGMが発表。カーメラ、ナオミ、ソーニャ・デビル、アスカの4人がリングに登場して、最後にシャーロット・フレアーが紹介されるも、代わりにマンディ・ローズが登場。マンディは「ソーニャはなんで選ばれたの?アスカの明日の女帝って過去の話だわ」と4人を挑発すると、最後にはプライベートを侮辱されたナオミが殴り掛かって乱闘に発展した。

中邑真輔とAJが「サバイバー・シリーズ」に向け必勝アピール

2018.11.07 Vol.Web Original

中邑がロリンズにキンシャサ予告
 WWEの「サバイバー・シリーズ」(現地時間11月18日、カリフォルニア州ロサンゼルス/ステイプルズ・センター)に出場する中邑真輔とAJスタイルズが「スマックダウン」(現地時間11月6日、イングランド・マンチェスター/マンチェスターアリーナ)に映像コメントで登場した。

 US王者の中邑はIC王者セス・ロリンズと対戦。この日は画面いっぱいに悲しそうな表情を見せ「セス・ロリンズの人生は燃え尽きそうだ。ベストフレンドの1人はいなくなり、もう1人は裏切った。“ナカメリカ”だけで見つけられるスペシャルなギフトで苦しみを忘れさせてあげよう。ニー・トゥ・フェイス(顔面にヒザ)」と最後には不敵に笑って、王者同士の対決でキンシャサを叩き込むことを予告した。

女子アトム級戦線に16歳の女子高生MOEが殴り込み【12・16 Krush】

2018.11.06 Vol.Web Original

女子アトム級戦線を占う2試合がラインアップ
 2018年のKrush最終大会となる「Krush.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)の第3弾カード発表会見が6日、都内で行われた。

 先日、王者の松下えみが王座を返上した女子アトム級で「高梨knuckle美穂vsMOE」「C-ZUKA vs福原優」の2試合が行われる。

 高梨は9月の「KHAOS.6」で福原優相手にデビュー戦を戦い、豪快なKO勝ちを収め、大会MVPを獲得。一気に注目を集める存在となった。

 対するMOEは大阪の16歳。プロでの戦績は1戦1勝だが、アマチュアで豊富なキャリアを誇り、「第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg」で優勝の実績を持つ。

スーパー・フェザー級前王者・郷州征宜が復活かけ山本直樹と対戦【12・16 Krush】

2018.11.06 Vol.Web Original

2019年のスーパー・フェザー級戦線を占う2試合がラインアップ
 2018年のKrush最終大会となる「Krush.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)の第3弾カード発表会見が6日、都内で行われた。

 今大会では王者・島野浩太朗に大岩龍矢が挑戦する「Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ」が開催されるのだが、2019年の同級のタイトル戦線を占うような2試合が組まれた。

 前王者の郷州征宜が復活を目指し、出陣。山本直樹と対戦する。

 郷州は今年3月に行われた「K’FESTA.1」での「K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」の1回戦でデニス・ウォーシックに勝利を収めたものの、準決勝で武尊に敗退。6月にはKrushで島野に敗れ王座陥落。9月のK-1ではスーパーファイトでスアレック・ルークカムイにも敗れ、現在3連敗中。

「今、連敗中で、しかも前回の試合では自分らしさを見せられなかった。今年最後のKrushでは自分らしさを見せたい。山本選手は友尊戦を見ましたが、うまい選手で畳みかけに行く時は強い選手だと思う。でもこんなところで負けてはいられない。死に物狂いで勝利をつかむ姿を見せたい」と復活を誓った。

 対する山本は今年3月のKrushで島野に敗れたものの、その後2連勝。昨年から今年にかけては7勝(3KO)1敗とタイトルに手が届く位置まで駆け上がってきた。

 山本は「郷州選手はチャンピオン経験者でもある強豪なので、タイトルに近付くためにも何が何でも勝ちに行きたい」などとベルトに対する思いを語った。

羽生結弦が今季最高得点で優勝!フィンランド大会レビューと日本大会の見どころ【フィギュアGP 2018】

2018.11.06 Vol.Web Original

フィンランド大会:ハイレベルな内容と得点で強さを見せつけた羽生結弦

 最強の五輪覇者が帰ってきた。羽生結弦はショートプログラム、フリースケーティングともに今シーズンの世界最高得点を記録、堂々のグランプリ初戦優勝を果たした。シーズン初戦からプログラム構成難度をより高めて臨んだ今大会。他の追随を許さないハイレベルな内容と得点で強さを見せつけた。中でも注目したいのは、ジャンプやスピン各要素の質の高さ。入りから出まで複雑なターン、ステップが組み込まれ、要素そのものも確実に決めていく。特にショート冒頭の4回転サルコウは、4.3点もの出来栄え点(GOE)を引き出した。それでも羽生は、チャレンジ精神も常に備えた男だ。フリーでは世界初となる4回転トウループ、3回転半ジャンプの連続技(シークエンス)に挑戦。やや着氷で堪えマイナス評価がついたものの、五輪連覇を果たしてもなお上を目指す羽生の姿勢が垣間見えた瞬間に会場が大きく湧いた。次戦はロシア大会。演技の完成度を高め、さらに得点を上積みできるか。引き続き注目だ。

ロウ・キャプテン決定戦でカート・アングルが屈辱のギブアップ【11・5 WWE】

2018.11.06 Vol.Web Original

マッキンタイアが掟破りの逆アンクル・ロック
 WWE「ロウ」(米国現地時間11月5日、イングランド・マンチェスター/マンチェスターアリーナ)で、「サバイバー・シリーズ」で行われるブランド対抗の「5vs5タッグチームエリミネーション戦」のチームロウ・キャプテンの座をかけてカート・アングルとドリュー・マッキンタイアが対戦した。

 ロウで12年ぶりのシングル戦となったアングルは試合序盤からバロン・コービンの代理として登場したマッキンタイアに果敢に攻め込むも、強烈なヘッドバットやネックブリーカーを食らって苦しい展開となる。

 さらにクレイモアで沈んだアングルに対して、マッキンタイアはノーガードで足を差し出すと、「足を取れ」と余裕の挑発。

 この屈辱に一度はアンクル・ロックを決めたアングルだったが、最後はマッキンタイアがアングル・スラムからのアンクル・ロックを繰り出すと、アングルは自身の必殺技で屈辱のタップアウト。チームロウ・キャプテンの座を逃してしまった。

「サバイバー・シリーズ」は日本時間11月19日にWWEネットワークで生配信される。

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