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9・30「Krush.93」から「第6代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」開催

2018.07.26 Vol.Web Original

決勝は来年の2月大会
 Krushが7月26日、都内で会見を開き、「Krush.93」(9月30日、東京・後楽園ホール)から8選手参加の「第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」を開催することを発表した。

 これは前王者・寺戸伸近の王座返上に伴ってのもので、同大会と「Krush.94」(10月28日、東京・後楽園ホール)で1回戦2試合ずつを行い、「Krush.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)で準決勝。来年の2月大会で決勝が行われる。

 9月大会では軍司泰斗vs森坂陸、椿原龍矢vs亀本勇翔、10月大会では大岩翔大vs玖村将史、桝本“ゴリ”翔也vsビクトー・サラビアが行われる。

 トーナメントの大本命と目されるのが前Krushバンタム級王者の軍司。軍司は6月大会で金子晃大に敗れバンタム級王座を失ったばかりだが、K-1のリングではスーパー・バンタム級でも戦い結果を残しており、階級を上げることの不利はない。現在19歳で、体がどんどん大きくなり通常体重が65~67kgという軍司にとっては55kgで戦えるというのはむしろプラスでこれまで以上のパフォーマンスが期待されるところ。

堀口恭司「勝たなきゃいけない」亡き師匠に勝利誓う【7・29 RIZIN.11】

2018.07.26 Vol.Web Original

「師匠も自分が勝つことを望んでいた。しっかり割り切ってやる」
「RIZIN.11」(7月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する堀口恭司が7月26日、公開練習を行った。

 堀口は7月15日に空手の師匠である二瓶弘宇氏を亡くした。堀口は練習の拠点はアメリカのアメリカン・トップチーム(ATT)に置くものの、試合前は二瓶氏のもとに赴き、最後の調整をして試合に臨むのが常だったことからその動きに注目が集まったが、3分間のシャドーの中でいつもと変わらぬ軽やかな動きを見せた。

 練習後の会見で堀口は二瓶氏について「師匠も自分が勝つことを望んでいた。今、師匠のことを考えてしまうとナイーブな気持ちになってしまうので考えないようにして試合に集中している。試合とそれとは別。試合が終わってからしっかり悲しめばいいかと思う。そこを同じに考えてしまうとマイナス思考が強くなってしまう。しっかり割り切ってやります」と話した。そして「最後に会った時は自分が帰国してすぐだった。もう話もできない状態だったが、自分が病室に入ったら動いてくれて、うれしかった。やっぱり勝たなきゃいけないと思った」と必勝を誓った。

 練習については「ご家族も空手の選手なんですけど、“二瓶さんが望んでいるから”ということで、お葬式の次の日から練習に付き合ってくれた。すごくうれしかった」などと二瓶氏の家族への感謝を口にした。

パフォーマー「町田樹」は氷を降りる

2018.07.24 Vol.Web Original

 東京は今季一番の暑さと朝の天気予報で伝えられた7月13日。西東京市のダイドードリンコアイスアリーナの屋外テントの取材エリアで、町田樹は額に汗をにじませながらも、晴れやかな顔をしていた。

「10月6日(Japan Open/Carnival on Ice・さいたまスーパーアリーナ)をもって、もう氷の上でパフォーマンスすることは一切ないのか」との報道陣の問いに、「そうですね、はい。引退です」と言い切った声は明るかった。それ自体が、氷の上で自身ができることはやり切ったということを表していた。

 世間的には2014年末の全日本選手権(長野)における、世界選手権代表挨拶の場での突然の引退発表で氷上から降りたと思っている人も多いが、町田の闘いは場所をアイスショーに移して続いていた。

 2015年4月1日、インターネット上に突じょ現れた「公式サイト」( http://tatsuki-machida.com )で、2015年ゴールデンウィーク開催のアイスショー『プリンスアイスワールド』横浜公演に出演するとの発表があり、偽物だのエイプリルフールだの疑われたかと思えば、披露された演技は6分弱という長さで観客の度肝を抜いた(フィギュアスケート男子シングルのフリー演技時間は当時4分半)。

 競技引退後の町田は、「本業は学生(早稲田大学大学院スポーツ科学研究科在籍)」「滑るのは研究の一環」と位置付けていた。競技で戦うアマチュアスケーター、引退してショーで活動するプロスケーターの2つの括りしかなかったフィギュアスケートの世界に、ショーで活動する学生スケーターとは何ぞや?と議論を巻き起こした。チケットもぎりの所で大学の研究アンケートを配ったこともある。取る行動の悉くが「前代未聞」と言われ続けた。

 かつて戦った羽生結弦が競技の世界で世界最高得点を更新していく一方、町田はショーの世界で斬新なプログラムを生み出し続ける。2016年のプログラムは松田聖子の『あなたに逢いたくて~Missing you~』。日本人なら誰もが知る大衆歌だが、公式サイトのプログラムアーカイブ(本人作ライナーノーツ)では「相聞歌」「テーマは、“夢は呼び交わす”」とアカデミックに解説。2017年のバレエ『ドン・キホーテ』は真紅の幕を張り、独演による3部作構成。曲はオーケストラ開演前に聴かれるチューニングの「プォ~」という未完成な音から始まり、場は芝居のごとく暗転。ちなみにフィギュアスケートでは発表済みの完成された曲が用いられることが殆どで、演技中真っ暗になる時は停電である。町田の初演時にはいつも観客席に期待とざわめきがあった。

サーフィン・自然と人が織りなす一瞬の光景【プロの瞬撮】

2018.07.24 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

左右田泰臣が中国人マスクマン養成計画を逆提案【7・22 Krush.90】

2018.07.23 Vol.Web Original

試合は貫禄の2RKO勝ち
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が7月23日、東京都内で行われ、高木健太を除く「日本vs中国・7対7全面対抗戦」に出場した13選手が登壇した。高木は骨折の疑いがあり会見を欠席した。

 カード発表会見、前日会見と髪切りマッチネタで大会を煽った左右田泰臣は前日の試合ではモン・グォドン相手に2RKO勝ち。試合については「前日の記者会見の件があってモチベーションを上げるのがきつかったが、勝ててホッとしている。師匠の大宮司さんと作戦を立てて、KOするなら左ボディーと決めていたが、その形になって良かった。2RにGOサインが出た時に荒くなって固くなったのが課題。相手の左ミドルはもらっても倒れることはないのでそこは無視して進めた」などと話した。

 試合後に同門のKrushウェルター級王者・塚越仁志にむちゃぶりで締めを任せたことについては「去年の12月に“棒読み事件”があったと思うんですが、そういう感じで終わるのかなと改めて家で映像を見て確認したら、“左右田さんが髪を守ったので僕はベルトを守ります”ってなにうまいこと言ってんだって。まあベルトは彼を成長させていると思います」と話した。

【東京2020】レスリングでリオ金の登坂「2連覇してやる」

2018.07.23 Vol.Web Original

 スイスの高級腕時計メーカーのオメガが「東京 2020 リミテッド エディションズ」を23日発表、都内で発表会を行った。発表会には、レスリングのリオ五輪金メダリスト登坂絵莉、スポーツクライミングの楢﨑智亜、ラグビーの松島幸太朗、サッカーの小川航基、そして元競泳選手の松田丈志が登壇した。

 7月24日で、東京でのオリンピック開催まで2年となる。選手に残された時間は少なくなってきた。

 登坂は「あと2年。ただ、レスリングの予選は早いのであと1年ぐらいで代表は決まってしまいます。そこ(東京五輪)に向けて、2連覇してやるという気持ちで前に進みたい」と、意気込む。

 楢﨑も「オリンピックは、スピードとリード、ボルダリングの3種目で行われます。スピード種目でオリンピック記録を出したい。そうすれば初代金メダリストにも近くなると思う」。

 小川は「ワールドカップでは素晴らしい試合を見せてもらった」としたうえで、「2020年はメダル獲得を目指して、エースとして頑張りたい」と抱負を語った。

 ラグビーは東京五輪の前に、ワールドカップが2019年にある。松島は「2019年(のラグビーワールドカップ)で15人制はしっかり結果を出して、2020年(オリンピック)の7人制に勢いがつけばすごくいいと思う。来年はベスト8以上に入ることが目標。1点差でもいいので勝ちに行きたい」と、話した。

 2020年へ思いをはせる選手たちを横目に、松田は少しうらやましそうな表情。司会者に「日本でのオリンピックが4年早ければと思っているか?」と尋ねられると、「めちゃめちゃ思っている!」と即答。「自分の国のオリンピックには出たかった。日本で開催された国際試合には何度か出ているんですが盛り上がりがすごかった。オリンピックではどうなるかと思うと想像を超えると思います。4名の現役選手にはそのチャンスをものにしてほしい」と、語った。

卜部弘嵩 復活勝利の陰に高橋ユウの内助の功【7・22 Krush.90】

2018.07.23 Vol.Web Original

初めての58.5kgでの戦いにも手応え
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が7月23日、東京都内で行われた。

「日本vs中国・7対7全面対抗戦」の大将戦に出場し、勝利を収めた卜部弘嵩は「相手はタフでいいファイターだった。その中でしっかり最低限の仕事ができたかなと思っている。今はホッとしている」と試合を振り返った。初めての58.5kgでの戦いについては「実際に戦ってみてスピードが落ちることもスタミナが落ちることもなかった。まだまだ出し切っていないところもあったし、同時に改善点もあった。いろいろなことが見えた試合だったと思う」と話した。

女子スーパーアトム級GP王者 浅倉カンナ【ジョシカク美女図鑑 第5回】

2018.07.23 Vol.Web Original

 女子格闘家の素顔に迫るインタビュー企画「ジョシカク美女図鑑」。第5回は昨年行われた「RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント」を制した浅倉カンナにインタビュー。

 浅倉カンナは2014年に17歳でプロデビューし、女子高生ファイターとして修斗、パンクラス、DEEP JEWELSで戦ってきたのだが、2016年に大きな転機が訪れる。前年に旗揚げしたRIZINからの出場オファーがそれ。浅倉はその初戦こそ敗れたものの、以降、勝利を重ね昨年末、ついにRENAを破り、女子スーパーアトム級の頂点に立った。

【インタビュー】田中大貴アナ TOKYO MXで初の高校野球を実況「“甲子園に出たい”ではなく “出ます”と全選手に言ってもらいたい」

2018.07.23 Vol.708

 7月1日から夏の甲子園への出場権をかけた高校野球の「東・西東京大会」が始まった。TOKYO MXでは7月26〜29日に行われる両地区の準決勝と決勝を放送する。今大会では4月にフジテレビを退社しフリーとなった田中大貴アナが初めての高校野球の実況を行う。高校野球、大学野球でも活躍した田中アナに高校野球について、そしてスポーツ実況について話を聞いた。

髪切りマッチ消滅にもめげず!左右田泰臣が2RKO勝ち【7・22 Krush.90】

2018.07.23 Vol.Web Original

モン・グォドンに左ボディーできっちりKO勝ち
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)で行われた「日本vs中国・7対7全面対抗戦」で日本が6勝1敗で勝利を収めた。

 3勝1敗で迎えた三将戦に出場した左右田泰臣は前日会見で思わぬ精神的なダメージを食らい、そのファイトが注目されたが、モン・グォドンを2R2分55秒、KOで下し、日本を勝利に導いた。

 左右田はカード発表会見でぶち上げた「髪切りマッチ」の件が中国側に何ら伝えられていなかったことが試合前日に発覚。「試合のことを考える余裕がない」と落胆の表情を見せていた。

 左右田は髪切りマッチのためにこの日まで伸ばしてきた長髪をなびかせ入場すると、颯爽とコーナーポストに上り会場を睥睨。試合も前日の精神的ダメージを感じさせないファイトを展開。最後は左ボディーブローでモンを悶絶させKO勝利を収めた。

 左右田はモンが立てないとみるや、セコンドに顔を隠すタオルとマスクを要求。マスク姿で勝ち名乗りを受けた。

卜部弘嵩がフェザー級転向へ手応えありの大きな勝利【7・22 Krush.90】

2018.07.23 Vol.Web Original

「日本vs中国・7対7全面対抗戦」大将戦で3-0の判定勝ち
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)で行われた「日本vs中国・7対7全面対抗戦」で日本が6勝1敗で勝利を収めた。日本は中国との対抗戦で初めて勝利となった。

 大将戦に出場した卜部弘嵩はシュエ・シェンジェンと対戦。-58.5kg契約という未知の領域での戦いとなったが3Rを戦い切り3-0の判定で勝利を収めた。

 卜部のスピードの乗った左ハイ、ミドルで攻め込むが、シュエは下がらずに前へ出てパンチを放つ。ならばと距離が詰まると卜部はヒザをボディーにめり込ませ徐々にペースを握っていく。
 
 減量によるスタミナ切れもなく、3Rに入ってもスピーディーな動きはそのまま。シュエのパンチを食らっても大きなダメージをもらうこともなく耐久力の不安も見せず、フェザー級転向に向け上々の滑り出しとなった。

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