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ソチ五輪スキーハーフパイプ・三星マナミ – 宿題 -【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.04.24 Vol.web Original

目は瞑っている。

ゴーグルの奥で人知れず涙を流していたのだろうか。
光が反射して、うまく判別できない。

「ああ終わったー」とでも言ってるような口の動き。
転倒の悔しさなのか。
笑っちゃっているのか。
すべてが終ったことから来る安堵なのか。

そんな曖昧な表情を微細に捉えた一枚だと思っている。
ただこの写真、
狙って撮ったものではない。
CFカードの中に残っていた、
いわゆる「撮れちゃった写真」だ。

これを超える一枚を今度は狙って撮りたい。
4年前からの宿題である。

(長田洋平)

■カメラマンプロフィル

撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピックを取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。

那須川天心「中村選手は他の選手には通用しても僕には通用しない」【5・6 RIZIN】

2018.04.23 Vol.Web Original

EVOLVEでの武者修行を経て「やってきたことは間違いじゃなかった」
「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)に出場する那須川天心が4月23日、千葉の「TEPPEN GYM」で公開練習を行った。

 那須川はシンガポールのEVOLVEジムでの武者修行と20日にフィリピンのマニラで行われた「ONE Super Series」の観戦のため、約10日間、東南アジアに滞在。帰国したばかりだったが、2分のミット打ちと2分のマススパーリングを行い、軽快な動きを見せた。

 練習後の会見では今回のEVOLVEでの武者修行について「観光なんて全く行かなかった。MMAとムエタイをミックスしたようなミット打ちをさせてもらった。めちゃくちゃいい刺激をもらった。こんなにいい環境があるんだと思った。日本のみんなにも行ってもらいたい。サムエーなんかとにかく蹴りが速くて見えなかった。でも収穫はあった。見ているだけでも勉強になった」などと振り返った。とはいえEVOLVEの練習環境やそこで出会った選手たちに圧倒されるばかりではなく「通用する部分はたくさんあると感じた。もっと通用しないと思っていたが、やってきたことは間違いじゃなかったと思った。そこにプラスアルファで技術面とかいろいろなところから吸収できればもっと強くなれるんじゃないかと思う」と話した。

佐々木大蔵が3度目の防衛ならず、ゴンナパーに王座を明け渡す【4・22 Krush.87】

2018.04.23 Vol.web Original

 4月22日(日)東京・後楽園ホールで「Krush.87」が開催。メインイベントでは、-63㎏王者・佐々木大蔵がゴンナパー・ウィラサクレックと対戦。判定まで持ち込んだが惜しくも敗れ、ゴンナパーがタイ人としては初のKrush王座に輝いた。

インフィニティリーグでニシダ☆ショーが1R一本勝ち【4・22修斗】

2018.04.23 Vol.Web Original

ニシダが勝ち点4獲得でトップタイに躍り出る
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.25」(4月22日、東京・新宿FACE)で行われた「インフィニティリーグ2018ストロー級」ニシダ☆ショーvs新井丈の一戦で、ニシダが1R4分2秒、三角絞めで勝利を収め、勝ち点4を獲得。小巻洋平と並び首位に躍り出た。

 1R、ニシダはタックルにパンチをカウンターで合わされたものの、ひるまず片足タックルを取り切る。すぐに立たれたものの、バックをキープし主導権を握る。新井の巧みなディフェンスでなかなかテイクダウンには至らないが、なおも組み付きロープに押し付けその反動でテイクダウンに成功。マウントを取ってパウンド、鉄槌で追い込みがっちり三角絞めにとらえる。脱出を図る新井だったが、もがくほどがっちり極まってしまい、無念のタップ。ニシダがリーグ戦初戦で会心の一本勝ちを決めた。新井は箕輪ひろば戦に続き連敗となった。

現王者・斎藤裕がリオン武に「当たり前に圧勝したい」【5・13修斗】

2018.04.23 Vol.Web Original

リオンは「応援してくれる人の思いを拳に宿して斎藤選手にぶつけたい」
 修斗春の大一番と銘打たれた「プロフェッショナル修斗川崎大会」(5月13日、神奈川県・カルッツかわさき)で対戦する世界フェザー級王者・斎藤裕と第5代、第8代世界ライト級王者のリオン武が4月22日の修斗新宿大会に姿を見せた。

 斎藤は「リオン武選手は今まで数多くの強豪としのぎを削ってきた選手ですが、今のチャンピオンは僕なので、当たり前に圧勝したいと思う」、リオンは「久しぶりの修斗の試合でいきなりチャンピオンの斎藤選手と対戦させていただくことになって、いろいろな人に感謝します。応援してくれる人の思いを背中にしょって、その思いを拳に宿して斎藤選手にぶつけたい」とそれぞれ対戦に向けての決意を語った。

 斎藤は昨年4月の宇野薫に続いてのレジェンド狩りとなる。リオンは2016年9月のVTJでの内村洋次郎戦以来の実戦ではあるが、その時も約1年半のブランクがありながらきっちり仕上げ、KO勝ちを収めている。「修斗伝承」と銘打たれてのこの一戦。斎藤にとっては一筋縄ではいかない戦いとなりそうだ。

「齋藤曜vs平川智也」の好カードが実現
 5月大会はこのほかに「猿田洋祐vs村田一着」の世界ストロー級タイトルマッチ、「根津優太vs魚井フルスイング」、「岡田遼vs論田愛空隆」、インフィニティリーグ2018ストロー級の「箕輪ひろばvs楳沢智治」が発表されていたが、この日新たに「榎本明vs倉本一真」戦を発表。また参戦が決まっていた齋藤曜の相手が平川智也となることが発表された。

 齋藤は前戦で世界王者の佐藤将光を破り一躍脚光を浴びる存在となった。一方の平川はバンタム級に転向後2連勝と勢いに乗る。思わぬ好カードが実現することとなった。

6月大阪大会ではTOMAvs山本健斗デリカットの環太平洋王座決定戦開催
 またこの日は6月17日に開催される大阪大会(エディオンアリーナ大阪・第2競技場)の一部カードが発表された。

 第8代環太平洋フェザー級王者の高橋遼伍が膝の手術で防衛戦を行えないことから王座を返上。これを受け、「第9代王座決定戦」としてTOMA(同級1位)vs山本健斗デリカット(同級3位)が行われることとなった。

 出場予定選手として、オニボウズ、前田吉朗、キャプテン☆アフリカ、マッチョ ザ バタフライ、高野明、長田拓也、ダイキ ライトイヤーが発表された。

ハマの番長・三浦大輔が松下アナの暴露話にたじたじ

2018.04.22 Vol.Web Original

開幕前にはベイスターズを2位に予想。そのワケは…
 元DeNAベイスターズのエースで野球解説者の三浦大輔氏が4月22日、都内で「ハマの番長!三浦大輔トークショー ~2018年プロ野球の楽しみ方~」と銘打ち、トークショーを行った。

 この日、MCを務めたフリーアナウンサーの松下賢次氏に冒頭「解説者になって2年目ですが慣れてきました?」と振られると、三浦氏は「チームが進出していなかったので現役のころにもCSとか日本シリーズのゲスト解説にはよく呼ばれていたので大丈夫」と軽い自虐ネタでファンのハートをガッチリつかむ。

 この日までベイスターズはセ・リーグのトップを走る快進撃なのだが、三浦氏は実は開幕前の順位予想ではベイスターズは2位に予想。それについては「去年も2位に予想した。去年は日本シリーズを経験して、若い選手も多くて魅力的なチームになったが、去年のペナントでは3位だった。それも優勝争いをしてのものではなく、巨人と3位争いをしてのもの。その経験をどれだけ生かして上位との差を詰められるかと思って2位にした」と説明。現在ベイスターズはウィーランド、今永、濱口という昨年2ケタ勝ち星をあげた投手3人がいない中での快進撃なのだが「開幕に間に合わないと聞いていたので、その3人が戻ってくるまで5割、もしくは5つくらいの借金でいけば後半勝負できると思っていたが、いま貯金がある。やはり若い選手たちの急成長がすごいと思う」と話した。

堀口「何も変わらない」といつもの自然体【5・6 RIZIN】

2018.04.20 Vol.Web Original

トーナメント優勝後の初戦でマッコールと対戦
「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)に出場する堀口恭司が4月20日、都内で公開練習を行った。

 堀口は2分間のシャドーを披露。アメリカでぎっくり腰を患い、また前日に日本に帰国したばかりで「まだ体が重い。時差ボケもある」(堀口)というコンディションだったのだが軽快な動きを見せた。

 堀口は今大会、かつてUFCのフライ級で活躍したイアン・マッコールと対戦する。

 練習後の会見で堀口は「マッコール選手はレスリング力が強いので、その対策を練ってきた。打撃と寝技になった時の対処を練習してきた」といい、具体的には「相手の得意な入り方、ダブルレッグなどをしっかり防ぐディフェンス力を磨いてきた。寝技になるにしても相手に合わせるのではなく、自分が主導権を持って戦うのが一番いい流れ」などと話した。

サッカー・ハリルホジッチ【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.04.20 Vol.web Original

この日、会社からの撮影指示は、「監督多め」

アフロスポーツの撮るべきは、報道写真と作品性のあるスポーツ写真。前者を狙う時間が大半、もしくは全てを占める。周囲に気を張り、シャッターチャンスを逃してはならない。試合展開を自分なりに読み取り、次に起こることを予想する。撮影前にエディターと話し、予備知識や狙うポイントを相談することもよくある。

韓国との試合は始まった。

ボールの行き先やプレイヤーを追いながらスキあらばベンチ前へと望遠レンズを向けていた。

ハリルは感情をストレートに表に出す人柄であり、絵になる男。身ぶり手ぶりで指示を出す姿は順調に撮りたまっていった。

そして、次の絵柄を考える。公開練習での熱心なランニングやリフティング姿が参考になった。彼の足元にボールが転がれば、何かが起きるかもしれない。元スタープレーヤーは動ける監督。

まさかここまでとは想像できなかったが。

(松尾憲二郎)

■カメラマンプロフィール
撮影:松尾憲二郎
1985年 東京生まれ。
都立工芸高校デザイン科、東京造形大学デザイン学科卒業。
学生時代よりエクストリームスキーヤーとしてアメリカを中心にワールドツアーを転戦。
選手引退後、バックカントリースキーを中心に撮影者として雪山を登ってきた。
2014 年より「アフロスポーツ」に所属。
現在は様々なスポーツを撮影している。

■取材歴
2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、世界柔道(カザフスタン/アスタナ)
2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック
2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、世界フィギュアジュニア(台湾/台北)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)
2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)

■個展
2011 冷やしボブ(ボブ東京)
2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展 (UP LAND 札幌)
2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)

AJと中邑真輔が再戦【4・27 WWEサウジアラビア大会】

2018.04.19 Vol.Web Original

中邑は急所攻撃を予告し挑発
 米プロレス団体WWEの「グレイテスト・ロイヤルランブル」(4月27日=現地時間、サウジアラビア)で中邑真輔とAJスタイルズのWWE王座戦が開催されることとなった。

「レッスルマニア34」で行われた “ドリームマッチ”の再戦となる。

 この試合について中邑は「AJス タイルズ、お前の痛いところを攻めて、タイトルを奪ってやる!」 と急所攻撃を示唆して挑発。

 スタイルズは「本性を現した中邑に報復してやる」と度重なる急所攻撃の仕返しを誓った。

 同大会ではこの他にも50人のスーパースターによる「グレイテスト・ロイヤルランブル戦」、 ブロック・レスナーvsローマン・レインズの「スティール・ケージ・ マッチ形式ユニーバサル王座戦」、ジ・アンダーテイカーvsルセフ、 ジョン・シナvsトリプルHなどの試合が予定されている。

 WWEとサウジアラビア王国との長期的なパートナーシップの一 環として開催されるこの大会は、WWEネットワークで日本時間4月28日(土)午前1時(4月27日25時)にライブ配信される。

中邑真輔とアスカの日本人スーパースターがスマックダウン所属に!

2018.04.18 Vol.Web Original

中邑がメインに乱入。スタイルズに急所攻撃
 米最大級のプロレス団体WWE「スマックダウン」(4月17日、ロードアイランド州プロビデンス)のメインイベントに中邑真輔が乱入。背後からA Jスタイルズに急所攻撃を見舞い遺恨を深めた。

 この日のメインイベントではAJスタイルズ、ダニエル・ ブライアン組vsルセフ、エイデン・イングリッシュ組のタッグマッチが行われた。

 スタイルズはルセフのベアハッグやイングリッシュの攻撃で劣勢を強いられるも、ペレキックで打開すると、交代したブライアンがクローズライン、串刺しドロップキックでルセフを圧倒。さらにイエスキック7発を繰り出して“イエス”ポーズで会場を煽ると、ランニング・ニーでルセフを沈めた。これで勝負ありと思われたが、ここで中邑と復帰したビッグ・キャスが乱入。中邑はエプロンにいたスタイルズの背後から急所攻撃で襲うと、キャスはブライアンをビッグブーツで沈めて試合を潰した。中邑はステージでルネ・ヤングにコメントを求められると「ノー・ スピーク・イングリッシュ」と英語が話せないふりをすると、不敵な笑みを浮かべて立ち去った。

近藤魁成「高校生のうちにK-1のチャンピオンになりたい」

2018.04.18 Vol.705

 昨年11月、高校1年、16歳でK-1甲子園優勝。先月、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催された「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1」のプレリミナリーファイトでプロデビュー。1R1分23秒で勝利した近藤魁成。福士蒼汰似のイケメンっぷりでも注目を集めたが、いきなりの大舞台にも「小さい頃からデカい会場で試合をするのが夢だったので、緊張よりワクワクの方が大きかったです」と余裕を見せる。さらに「目指していた舞台でしたが、まだまだこれから。スタートにも立ててないです。試合ではガードの上からくらったんですが、慌てることなく冷静に進めることができました」と語る。その心臓の強さは家庭環境にあった。

「父が空手の道場をしていたので、兄姉全員空手をやっていました。8人兄姉なんですが、姉や妹は近藤家ルールで中学生までやって、男3人はプロの格闘家になりました」

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