未来「地元にいたときは毎日ガチスパーだった」
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する朝倉未来と海の朝倉兄弟が9月13日、東京都内で揃って公開練習を行った。
2人は3分間のマススパーリングを披露。“マス”にしてはかなりハードなものとなったのだが、兄の未来は「地元にいたときは毎日ガチスパーだった。これの当てているバージョン。お互いに目が良くて、手の内も分かり切っているので、だいたい本気でやっても当たらない。だから本気でやってケガをしたということもないです。逆に今みたいに抜いている時のほうがケガをする可能性があるくらい」と涼しい顔。コンディションについては「ばっちり」と声を揃えた。
快進撃を続ける朝倉兄弟はもともと愛知県を拠点とし、約1年前に上京してきた。この1年間について海は「この1年で自分でも分かるくらい強くなった。向こうにいた時は自分たちで考えながら練習していた。同じ階級で強い選手もあまりいなかったので2人で練習することも多かった。今は強い人たちに囲まれて毎日スパーリングができて、教えてもらうこともたくさんある。日々強くなっている」、未来は「地元ではレスリングが習い事としてもなかなかなかった。レスリングのテクニックがすごく向上したと思う。テイクダウンをまず取られないし、取られたとしても寝技でやっつけられることはない。(日沖戦は)テイクダウンを取られないという自信もあったし、下になっても立てるんでいいや、っていう感じで打撃でどんどん攻められたので結果につながった」などとそれぞれ振り返った。