SearchSearch

矢地祐介が初のメーンで壮絶KO負け【8・12 RIZIN.12】

2018.08.13 Vol.Web Original

ヴァンダレイ・シウバの刺客ルイス・グスタボが鮮烈日本デビュー
「RIZIN.12」(8月12日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で初めてメーンを務めた矢地祐介はヴァンダレイ・シウバの刺客ルイス・グスタボと対戦し、2R2分32秒、KOで壮絶に散った。

 1Rから尋常ではないプレッシャーをかけ前に出てくるグスタボに手こずる矢地。グスタボは両足タックルからリフトしてテイクダウンに成功するとパウンドを落としていく。バスターも交えるなど矢地に攻撃の糸口を与えないグスタボだが、矢地はスキを突いて立ち上がると、組み付きテイクダウンを狙う。しかしグスタボは踏ん張りそれを許さない。そして離れるとまたパンチの連打で距離を詰めていく。

本田がOA枠での東京五輪出場目指す意向示す

2018.08.10 Vol.709

 元サッカー日本代表でワールドカップ(W杯)に3大会連続で出場した本田圭佑が豪州Aリーグのメルボルン・ビクトリーに加入することが8月6日、決まった。クラブが同日、2018〜2019シーズンの契約を結んだことを発表した。

 本田は会見に「とても幸せだ。早くプレーできることを楽しみにしている」というビデオメッセージを寄せた。

 本田は昨季はメキシコのパチューカでプレー。プロ生活を始めた名古屋から移籍先はすべて異なる国で、今回は6つ目のクラブとなる。

 本田は2日、2020年東京オリンピックの日本代表に、オーバーエイジ枠(OA)での出場を目指す意向を示した。4年後のW杯には改めて否定的な考えを示し「それ以外の目標を見つけないとサッカーを続けることも難しい」と話し、五輪を目指す理由として、自国開催に加え「世界一を狙うのは五輪しかなかった。あと2年、自分を鍛え上げる」と話した。

桃田が世界バド男子シングルスで優勝

2018.08.10 Vol.709

「世界バドミントン選手権」(中国・南京)で8月5日に行われた男子シングルス決勝で、日本の桃田賢斗が中国の石宇奇を2−0で破り、この種目で日本勢として初優勝した。

 2015年大会で銅メダルだった桃田は2016年4月に違法賭博問題で日本バドミントン協会から無期限の試合出場停止処分を受け、今年代表に復帰したばかりだった。

日本ボクシング連盟の山根明会長の 辞任の理由は“嫁のOK”

2018.08.10 Vol.709

 アマチュアボクシングの都道府県連の有志らによる「日本ボクシングを再興する会」が日本オリンピック委員会(JOC)などに、アマチュアボクシングの統括団体である「日本ボクシング連盟」内で行われている助成金の流用、試合の判定の不当な操作、不正経理などを7月27日に告発した。

 助成金の流用というのは2016年リオデジャネイロ五輪に男子ライト級で出場した成松大介選手に対して日本スポーツ振興センター(JSC)が2015年度に交付した助成金240万円が、日本連盟の指示で3等分されて別の2選手に80万円ずつ渡されていたというもの。

 これについては連盟は不適切使用の事実は認めたが、他の選手を強化したい山根明会長の親心だったと主張した。山根会長も「親心から3等分に分けなさいと言った。不正という認識はなかった」とメディアに答えた。

 その一方で成松選手に対し連盟の幹部から「会長の命令っていうと、おかしくなっちゃうから」「あなたが(自分の意思で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」などと、隠蔽を依頼するような動きもあったという。

 また不正判定というのは日本連盟の山根明会長が過去に県連盟役員を務めた奈良県の選手に有利なジャッジが行われていたというもので、メディアでは2016年の岩手国体で奈良代表の選手が2度ダウンしたのにもかかわらず相手の岩手代表の選手が敗れた試合が連日取りざたされた。

 山根会長は正式な会見こそ行わないものの、8月3日以降、メディアの取材には応じ、その中で「僕は世界からカリスマ山根と呼ばれてる男ですから」「悪いことはしていない。身体の話が出ること自体おかしい」「私は、歴史に生まれた、歴史の男でございます」などと強気の発言を繰り返していた。

 しかし6日には山根氏が約50年にわたり暴力団関係者と親しい間柄だったことを認めたことなどから、“山根派”と目された理事たちからも辞意を求める声があがり、7日に開催された緊急理事会で会長に進退を一任。8日に山根氏が一方的に声明を読み上げる形で会長を辞任した。

 声明の中では辞任の理由については「現在再婚している嫁に“私はどうなっても会長を死ぬまで面倒みるから。今は楽になってください”と言われた」と述べ、告発された問題についてはなにひとつ触れなかった。

 そして「選手の皆さん、将来、東京五輪に参加できなくても、その次の五輪もあります。頑張ってください」という謎の言葉を残し会見場を去っていった。

 今回の騒動は山根氏に権力が一極集中した結果起こったもの。山根氏は日本代表監督を長く務め、平成23年に連盟トップに就任。選手強化費を増やすなどし、2012年ロンドン五輪での複数メダル獲得につなげた。その功績をバックに発言権を強めたとされる。定款にない「終身会長」を創設。連盟から都道府県連への要求は加速し、宿泊部屋に用意する酒やつまみの細部にわたるリストもあったという。

柔道家・阿部一二三【プロの瞬撮】

2018.08.10 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

女子トーナメント開幕!“生きる伝説”里村明衣子がトリで登場【WWE】

2018.08.09 Vol.Web Original

決勝戦は10月28日「エボリューション」で開催
 WWEが開催する女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック 2018」が8月8日(現地時間)に開幕した。

 オープニングパレードでは優勝を競い合う世界12カ国から集められた32名が紹介された。トーナメントには日本人選手は3人参戦。松本浩代は“破壊する女”として14番目に登場。紫雷イオは17番目に登場すると会場からはイオコールが巻き起こった。そして最後のトリを飾ったのは里村明衣子。“生きる伝説”として紹介された里村はファイティングポーズを決めて会場を沸かせた。また、元WWEディーバス王者のケイトリンやNXT UKのスーパースターとして昨年に続き参戦するトニー・ストーム、選考試合で勝ち上がったタイナラ・コンティなど多彩なメンバーが集結した。

「メイ・ヤング・クラシック 2018」の模様は9月6日(日本時間)にWWEネットワークで初公開され、その後、毎週木曜日午前10時に準決勝まで配信され、決勝戦は10月28日、WWE史上初の女子のみのPPV大会「エボリューション」で行われる。

中邑真輔が格下相手に「寝言は寝て言え!」【WWE スマックダウン】

2018.08.08 Vol.Web Original

快勝で「サマースラム」のUS王座戦に弾み
 WWEのUS王者・中邑真輔が8月7日(現地時間)にフロリダ州オーランドで行われた「スマックダウン」に出場。R・トゥルースの挑戦を受けてシングル戦で対戦した。

 試合前に「サマースラムで中邑と闘いたい」とアピールするトゥルースに対し、中邑は「寝言は寝て言え」と日本語で一蹴。ヒザの連打で先制すると「カモーン」とトゥルースを挑発。身体能力の高さで反撃を試みるトゥルースだったが、中邑は飛び付き腕十字から三角絞めで追いつめると、最後はキンシャサを叩き込んで3カウント。実力差を見せつけてトゥルースに快勝し、「サマースラム」で行われるジェフ・ハーディとのUS王座戦に弾みを付けた。

告発側会見で山根会長の音声公開「接戦した場合、やっぱり奈良やな」

2018.08.08 Vol.Web Original

「日本ボクシングを再興する会」が緊急会見開催
 日本ボクシング連盟について助成金流用や不正判定など12項目にわたる告発をした「日本ボクシングを再興する会」が8月8日、東京都内で会見を開いた。

 会見には鶴木良夫代表(新潟県ボクシング連盟理事長)、仁多見史隆氏(新潟県ボクシング連盟副理事長、アトランタ五輪代表)、菊池浩吉氏(宮崎県ボクシング連盟副会長)に、同会の代理人を務める弁護士の戸田裕典、岩井翼の2氏が出席した。

 会見では冒頭、鶴木氏が「本年4月、日本アマチュアボクシング界を変えたいという強い思いのもと『日本ボクシングを再興する会』を立ち上げ、これまで日本ボクシング連盟のガバナンスを適正化するための自浄活動を行ってきたが、連盟に改善の兆しが見られなかったため、JOCなど関係機関に告発状を提出することになった。しかし連盟は告発後もその指摘を否定してきた。それで本日緊急の記者会見を開くことになった」と会見を開くことになった経緯を説明した。

 続いて菊池氏が「報道されている諸問題は長年、数多くの指導者や選手が悩み、苦しんでいたこと。しかし、自分に不利益が及ぶことを恐れ、山根会長をはじめ連盟の幹部に声を上げることはできなかった。その結果あらゆることが不透明な組織になってしまった。さらにアマチュアボクシングは国体で隔年開催の競技に格下げになり、全国選抜大会では高体連との共催を否定し開催が危ぶまれている。インターハイでも協賛が危ぶまれ、多大な運営費の負担のため、2020年は大会の開催県が決まらないまま現在に至っている。活動の場が減り続ければ、競技人口の減少、競技団体の衰退につながる大きな問題。このような事態は、日本連盟に反対意見を述べれば、除名などの厳しい処分を受けるという恐れから何も行動を起こせなかった私たちの責任でもある。現在のまま東京オリンピックを迎えても将来アマチュアボクシングを存続させることは難しいと考え、強い危機感からこの会を立ち上げた。日本連盟の状況が公になるとアマチュアボクシングそのものが深く傷つくのではと懸念し、発足当初はすべてを水面下で活動を続けてきた。山根会長ら連盟幹部と面会し、改善の提案をしたが受け入れてはもらえなかった。日本連盟が直接的な監督官庁が存在しない一般社団法人であるため、関係者による自浄活動で改革を起こすしかないという結論に至った。そのため今年6月、山根明終身会長の退会要求書を提出することになり、各都道府県連盟に呼びかけてきた。これに対して、日本連盟は“厳しい責任が伴う”という文書を発表。この文書によって退会要求書の提出を躊躇する都道府県連盟が数多く存在し、自浄活動の限界を感じた。それで日本連盟のガバナンスを一から再構築するため、今回の告発に至った」とその経緯を語った。

 告発以降に日本連盟が「助成金の不正流用」「コーチ謝金」「審判不正」の問題について反論しているのだが、それに対する見解も示した。

 審判不正については「奈良判定」という言葉が出回ったことに奈良の選手と関係者に謝罪。そのうえで審判不正にかかわる証拠として内海祥子理事と事務局の女性による2016年4月30日の会話、2016年2月5日の山根会長の音声を公開した。

 前者には会長の意向に沿った判定をしてもらうために審判員が集められているという趣旨の内海理事の発言が入っており、後者では山根会長の「接戦した場合、やっぱり奈良やな。それ反対つけた場合は“お前なめてるんか?”ってなってくるわけ」という発言が入っていた。

ロンダ・ラウジーがロウデビュー戦で完勝

2018.08.07 Vol.Web Original

「サマースラム」の対戦相アレクサに見せつける激勝
 初代UFC世界女子バンタム級王者のロンダ・ラウジーが8月7日(現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルで開催されたWWE「ロウ」でアリシア・フォックスと対戦。腕関節を決めロウデビュー戦を勝利で飾った。

 ロンダのセコンドにナタリア、アリシアにはPPV「サマースラム」の対戦相アレクサ・ブリスが付く中、試合開始。ロンダはレフェリーの死角を突いたアレクサの介入もありアリシアに攻め込まれる。しかしこれで闘志に火が付いたロンダはアリシアをにらみつけるとパンチの連打からボディブロー、さらに一本背負い3発でアリシアを圧倒。

 さらにロンダはアレクサに「見ておけ」と言い放つと、見せつけるようにアリシアの腕を決め、“地球上で最も危険な女”の異名にふさわしい激勝を収めた。

 試合後もアレクサの襲撃を受けたロンダだったが、一本背負いで返り討ち。そして「サマースラム」で行われる「ロウ女子王座戦」に向け、アレクサに「タイトルは大切にしておけ。サマースラムは私のものだからな!」と勝利宣言を放った。

髙田延彦が山本美憂を絶賛!「女KIDだ!」

2018.08.07 Vol.Web Original

五味隆典の試合では「解説なんてやってる場合じゃなかった」
 RIZINの髙田延彦統括本部長が8月6日、元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏との番組「髙田横粂の世相談義」(FRESH!で月曜21時〜不定期配信中)で「RIZIN.11」(7月29日開催)を振り返った。

 髙田氏はまず石岡沙織vs山本美憂の一戦に触れ、「別人。山本美憂が山本KIDになっていた。なんでこんな短期間でこんなに変われるの?ってくらいむちゃくちゃ強くなっていた。今回は見ていて怖かった。鬼気迫るものがあった。とにかく相手をぶっ潰してやろうという気持ちが見えた。何度も言うが女山本KIDに見えた。試合前にシャドーボクシングをしている後ろ姿を見て、“シャドーの仕方がないKIDに似てるな”って思った」などと山本の変貌ぶりに驚いたことを明かした。

 あの日、会場が一番盛り上がったといっても過言ではないのが五味隆典の試合だったのだが、髙田氏もそうだったようで「解説なんてやってる場合じゃなかった。ファンと一緒。解説席の全員が立って声を上げてしまうほど。ファンとして仲間として、元ファイターとしてのリスペクトもあった。いろいろな思いが渦巻いて、立たずにはいられない、叫ばずにはいられない。それから賛美せざるを得なかった。3回くらい“五味隆典~”って叫んじゃったよ。気づいたら声が出てた」と話した。試合については「相手のギラードが一瞬ひるんだシーンがあった。押されたというか、気持ちが負けたというか。五味がギラードの気持ちを折ったという瞬間があった」と解説した。

 また昨年大晦日の矢地祐介戦後の五味の「あと10試合はできない。でも3試合はできる」というコメントを引き合いに「もし9月大会に出て、大晦日ということになると五味の試合は年内が最後になるかもしれない」と話し、“W杯ロス”に続く“五味ロス”への懸念を示した。

 セミファイナルの堀口恭司vs扇久保博正戦については会場で観戦した横粂氏が「だんだん扇久保選手を応援する声が出て大きくなっていった」と指摘すると、「それは堀口選手が強すぎたから。誰もが堀口がKOで仕留めるというのが戦前の予想だった。ところが扇久保が素晴らしい勝負をした。無敵の堀口に世界中で勝てるのは扇久保しかいないんじゃないかという空気を自分で作り出していた。それがあの声援となって後押ししたんだと思う」と扇久保を称えた。

競泳・萩野公介【プロの瞬撮】

2018.08.07 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

Copyrighted Image