スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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KINGレイナ「ちらっと目立ってやろうかな」【8・12 RIZIN.12】
名古屋でケイトリン・ヤングと対戦
「RIZIN.12」(8月12日、愛知県・ドルフィンズアリーナ)に出場するKINGレイナが8月6日、東京都内で公開トレーニングを行った。
2分間のシャドーで回転技を披露するなど軽やかな動きを見せたレイナは「減量は順調。作戦は言いませんが、ああいう感じでいこうかなと思っています。毎試合ごとにスタイルを変えているので、今はあの動きしかできないです(笑)。体重を軽くしたことによって動きも変えているので、それに合わせた動きができているのかなとは思います」と順調な仕上がりのよう。
対戦相手のケイトリン・ヤングについては「周囲にも今回の相手は結構強敵と言われている。同じストライカーでもシュートボクシング(SB)でやった相手は私と(身長が)変わらなかったが、今度の相手は私よりも15cm大きいので戦い方は間逆になる」などと話した。
矢地祐介「いつだって絶好調。KOか一本で」【8・12 RIZIN.12】
対戦相手が直前に変更も「気にしていない」
「RIZIN.12」(8月12日、愛知県・ドルフィンズアリーナ)に出場する矢地祐介が8月6日、東京都内で公開トレーニングを行った。
トレーニング後の会見で「いつだって絶好調。俺は暑いほうが好き」という矢地は猛暑にも関わらず2分間のシャドーで順調な仕上がりを見せた。
矢地は対戦予定だったブルーノ・カルバーリョが練習中のケガで欠場。直前でルイス・グスタボに相手が変更となったが「そこまで気にしていない。自分の戦い方でやってきたことをぶつければいい試合になると思うし勝てると思う。KOか一本で勝てるように臨みたい。1~2試合くらいしか映像がなくて、それも参考にならないもので正直つかめていないがアグレッシブな選手なんでかみ合うと思う。そこには不安はない」と意に介してはいない様子。
篠原悠人がスーパー・ライト級王座獲得【8・5 Krush.91】
2-1の際どい判定も中澤にリベンジ
「Krush.91」(8月5日、東京・後楽園ホール)でダブルメインイベントとして2つのタイトルマッチが行われた。
第1試合で行われた「Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ」は挑戦者の篠原悠人が王者・中澤純を2-1の判定で破り第6代王者に輝いた。
2人は2017年2月に「第5代王座決定トーナメント」の準決勝で対戦し、中澤がKOで篠原を破っている。
試合は1Rから中澤がプレッシャーをかけ前に出るものの、篠原は足を使って攻撃をかわしては左のジャブをガードの隙間からねじ込み右ストレート、右アッパーにつなげるなど巧みな攻めを見せる。
2Rも1R同様、中澤がプレッシャーをかけ前へ出るが篠原は左のジャブで牽制。中澤の右ローが当たり始めるも、篠原は巧みなさばきで連打を許さない。逆に左フックで中澤をぐらつかせる場面も。
木村ミノルが初戴冠。そして公開プロポーズにも成功【8・5 Krush.91】
1Rに3つのダウンを奪い塚越にKO勝ち
「Krush.91」(8月5日、東京・後楽園ホール)でダブルメインイベントとして2つのタイトルマッチが行われた。
第2試合で行われた「Krushウェルター級タイトルマッチ」は挑戦者の木村“フィリップ”ミノルが1R1分45秒、王者・塚越仁志をKOで破り第6代王者に輝いた。木村は4年前に山崎秀晃の持つKrushライト級王座に挑戦して敗れており、今回はいわば「青春の忘れ物」を手に入れるべく臨んだタイトル戦。長く“無冠の帝王”と言われ続けた木村にとっては初めてのベルトとなった。
普段は相手の攻撃を見ることの多い塚越がこの日はいきなり打ち合いに出る。木村はガードを固めてしのぐと塚越のヒザにカウンターで左フックを合わせ最初のダウンを奪う。立ち上がった塚越に木村がラッシュ。塚越が左フックを出したところにまたも左フックを合わせて2度目のダウンを奪う。
こういった場面から何度も逆転で勝利をもぎ取ってきた塚越は当然ながら立ち上がる。しかし木村は無慈悲なパンチの連打。最後も左フックでなぎ倒し、3度目のダウンを奪い、KO勝ちを収めた。
安藤達也が圧勝も「決めきれなくてすいません!【8・3 修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「This is SHOOTO Vol.2」(8月3日、東京・渋谷TSUTAYA O-East)のメーンで安藤達也が金物屋の秀と対戦。3-0の判定で勝利を収めた。
平本蓮と近藤魁成が本気モードのエキシビションマッチ【8・18 Krush.92】
会見中、平本が「本気でやってみない?」と近藤に提案
「Krush.92」(8月18日、愛知・名古屋国際会議場イベントホール)で平本蓮vs近藤魁成のスペシャルエキシビションマッチが行われることが発表された。
Krush名古屋大会では2012年の第1回大会での佐藤嘉洋vs大和哲也を筆頭に、山崎秀晃vs大和哲也(2013年)、ゲーオ・ウィラサクレックvs武尊(2016年)、武尊vs武居由樹(2017年)といった豪華なエキシビションマッチが行われてきた。
平本は2014年、近藤は2017年(-65kg)のK-1甲子園王者。そしてAbemaTVで放送されている「オオカミくんには騙されない」シリーズの出演者としての先輩・後輩でもある。
この好カードに佐藤嘉洋・大会実行委員長は「名古屋Krushのエキシに外れなし! 平本蓮選手はすでに名実ともに若手のエースですし、近藤魁成選手は私も生で観戦し、そのポテンシャルの高さを体感しております。名古屋のK-1・Krushファンを若々しいエキシビションで魅了してくれるでしょう。 どうぞお楽しみに!」とのコメントを寄せた。
会見で近藤は「エキシビションマッチなんで本気で試合をするんじゃないんで怖くないんですけど、もし本当の試合だったらやりたくなかったです(苦笑)。でも蓮くんとエキシをできると言われてやりたいなと思いました。自分も今まで名古屋大会を何度も見ていて、いつか名古屋大会のエキシに出たいなと思っていましたけど、それができる選手ではないと思っていたので、話をいただいた時はうれしかったです。蓮くんはお兄ちゃんみたいな存在で、僕の体重が落ちにくい時に『体重いけるか?』と連絡をくれたり、しんどい時に励ましてくれたりして大好きです。今年のK-1甲子園の予選(準々決勝・準決勝)もプレッシャーがあったんですけど、めっちゃ面白いLINEをくれてリラックスして試合に臨むことができました」、平本は「名古屋のスペシャルエキシビションマッチは恒例で、自分もいつか出たいと思っていたので、今年いいタイミングで出させてもらうことになりました。いつもの試合は記者会見から戦いが始まるんですけど、今回はエキシなんで普通にに楽しみです。しかも相手が魁成で、僕はK-1甲子園とオオカミくんで魁成の先輩です。先輩として、スパーリングやジムで練習するのとはまた違うと思うので、リングの上で拳で語ることができるのはいいんじゃないかなと思います」などと話した。
そして会見の途中、平本は「どんなエキシビションマッチを見せたいか?」という質問に対し「エキシビションマッチは試合と違うし、今まで色んなエキシを見てきたんですけど、僕は生ぬるさを感じていました。だから(近藤に対して)エキシ用の大きいグローブとレガースはつけるけど本気でやってみない?」と近藤に本気モードのエキシビションマッチを提案。
平本からの思わぬ提案に最初は「本気…ですか?」と戸惑っていた近藤だったが、最終的には「では本気で!」と承諾した。
近藤は9月24日のK-1さいたま大会でK-1甲子園の決勝を控えているとあって、会見に同席した宮田充プロデューサーは「本当に大丈夫?」と心配顔だったが近藤は「大丈夫です!」と力強く回答。実戦と同じ本気モードのエキシビションマッチが決定した。
改めて平本は「スパーリングよりも激しくやる。ハイキックには気をつけて、普通にいい試合になる。中部地区の人から『中部地区で試合やらないんですか?』と言われることが多いのですが、今回初めて東京以外でリングに立ちます。やるからには激しい試合をします」、近藤も「僕が持っているものを全てぶつけて、新しいものを蓮くんから受け取りたい。今までで一番本気のエキシビションなんで、僕と蓮くんの試合を見る感じでお願いします」などと話した。
森保一監督「オーバーエイジは次の大会からでも呼びたい」
「暑い中での過密日程。東京五輪に向けていいシミュレーション」
日本サッカー協会は8月3日、「第18回アジア競技大会」に出場する男子のU-21日本代表となでしこジャパン(日本女子代表)のメンバーを発表した。
U-21の森保一監督が会見に臨み、冒頭「男子女子ともにいい結果を出せるようにベストを尽くしたい」と挨拶した。
今回の大会については「暑い中での過密日程での戦い。東京2020の本大会に向けていいシミュレーションになるし、選手にとってもいい経験になる」とし、目標については「1試合でも多く戦うこと。そして1試合1試合の結果にこだわって戦うことを選手に要求しながらやっていきたい。常々、アジアの大会でベスト4以上には入りたいと思っている。今回、東京オリンピックには予選なしで出場できるが、世界の大会に参加していくということを考えると育成年代、フル代表も含めてベスト4以上が世界につながっていくととらえている」などと話した。
選考については「東京オリンピック世代の活動の時には毎回いろいろな条件があって、その中で選手を選んでいくということをやってきた。今回もそういう条件の中で今後につながるベストな選考をしてきた。視察を多くする中でいいパフォーマンスをしている選手を選考した。これまでも、その時のベストの選考をしてきた。本大会を踏まえラージグループとしてとらえ、各大会ごとにメンバーを大幅に代えながら多くの選手に経験を積んでもらい、全体的な底上げをしながら最終的な東京オリンピックの本大会に一番強いチームを作れるようにと思って活動している。今回もそれにつながるベストな選択だと思っている」などと話した。
アーティスティックスイミング・乾友紀子【プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
カイリ・セインとシェイナが調印式に続きひと悶着【WWE】
キャンディス救出のセインにシェイナが無法キック
世界最高峰のプロレス団体「WWE」の「NXTテイクオーバー:ブルックリン 4」(8月19日)でNXT女子王座をかけ対戦する王者シェイナ・ベイズラーと挑戦者の“海賊姫”カイリ・セインがまたも対立を激化させた。
NXTの2日の配信でシェイナとキャンディス・レラエが対戦。シェイナは怪我をしていたキャンディスの左腕を集中的に攻撃すると、最後はキリフダクラッチ(リアネイキッド・チョーク)でキャンディスからタップを奪って勝利を収めた。しかし、試合が終了したにも関わらずシェイナは再びキリフダクラッチでキャンディスを襲撃。レフェリー2人が駆けつけてシェイナを制止。さらにセインも救出に駆けつけた。ここで倒れたままのキャンディスに寄り添うセインにシェイナが背後からキック。怒り心頭のカイリは鋭い目つきでシェイナに襲い掛かるも、こちらもレフェリーが制止。シェイナはそんなセインをあざ笑いながらリングを後にした。
2人は先週の調印式でもひと悶着起こしており対立は激化の一方。19日まで目が離せない展開が続きそうだ。
松本浩代が「メイ・ヤング・クラシック 2018」参戦
またWWEは女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック 2018」(8月8、9日開幕)に日本の松本浩代が参戦することを発表した。
松本は「破壊する女」「レディーゴジラ」といった異名を持つパワーファイター。プロレスリング・イラストレイテッド発表の2017年の女子レスラー世界ランキングでは25位にランクインする実力者。
日本人選手では紫雷イオ、里村明衣子に続き3人目のトーナメント参戦となる。
「メイ・ヤング・クラシック 2018」は世界12カ国から集められた32名で優勝を競い合う女子トーナメントで、現地米国時間8月8日、9日にフロリダ州オーランドのフルセイル大学で開幕。決勝戦は10月28日、WWE史上初の女子のみのPPV大会「エボリューション」で行われることが発表されている。
卓球「Tリーグ」開幕戦は10月24、25日に両国国技館
卓球の新リーグ「Tリーグ」がユニフォーム発表会
日本の卓球の新リーグ「Tリーグ」のユニフォーム発表会が8月2日、東京都内で開催された。
近年、日本の卓球界は2016年のリオ五輪や2017年の世界選手権といった国際大会で多くのメダルを獲得。2020年の東京オリンピックでもメダル獲得が有力な競技となっている。
しかし日本国内には実業団の「日本卓球リーグ」が存在するが、有力選手はレベルアップを目指し、海外のプロリーグに参戦しているのが現状。そんななか、2016年に将来のプロ化を視野に入れた新リーグ「Tリーグ」の構想が持ち上がり、ついに今年10月に開幕を迎えることとなった。
この日の会見にはTリーグの松下浩二チェアマン、理事の福原愛、ユニフォームサプライヤーでパートナーの株式会社ドームの安田秀一代表取締役、そして各チームの代表選手8人が登壇しユニフォームをお披露目した。