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「Krush.77」日中対抗戦は中国が制する 卜部弘嵩は再起戦でまさかの敗北

2017.07.17 Vol.694

「Krush.77」(7月16日、東京・後楽園ホール)で「日本vs中国・6対6全面対抗戦」が行われ、中国が4勝2敗で日本を圧倒した。

 メーンに組まれた最終第6試合はジェン・ジュンフェンvs卜部弘嵩。卜部は2月のK-1で大雅に敗れ、K-1スーパー・フェザー級王座を失って以来の再起戦だ。

 ここまで2勝3敗とリードを許した日本。卜部にとっては復活を印象付ける大きなチャンスだった。1R開始早々から軽快な動きを見せる卜部だったが、ジェンのパワフルな前蹴りを食らい大きく吹っ飛ぶ。前日計量後、68kgまで戻したというジェンは見た目にも体が一回り大きく、もつれたときにも卜部を簡単になぎ倒すなど終始パワーで圧倒。長い手足で懐も深い。ジェンのローが効果的で卜部はなかなか射程内に入れない。2R序盤にはジェンのローで卜部の足が流れる場面も。中盤、ジェンの打ち下ろすような右フックで卜部は腰を落とすが、なんとか踏みとどまりダウンは回避。しかし大きなダメージを負う。後がない3R、卜部は右ローで追い込み、距離を詰め倒しにいくがジェンも応戦。残り1分半で時計をちらりと見た卜部だったが、なかなか攻めきれない。残り30秒、ラッシュをかけ強烈な右ストレートを何度も打ち込むが時間切れ。

 ジャッジは1人目が30-29でジェン。2人目が29-29.3人目が29-28とコールされたところで延長ラウンドを確信した卜部だったが、まさかの「ジェン!」のコールに呆然。信じられないといった表情を見せ立ち尽くした。

2年ぶり「UFC JAPAN」参戦のサン・プルーと井上が会見

2017.07.14 Vol.Web Original

■サン・プルー「私はショーグンのファン」
2年ぶりに日本で開催される「UFC FIGHT NIGHT JAPAN」(9月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の会見が14日、都内で行われ、大会のメーンに出場するオヴィンス・サン・プルーと、日本人最年少UFCファイターの井上直樹がメディアの取材を受けた。

サン・プルーはPRIDEで活躍し、日本での人気が高いマウリシオ“ショーグン”フアと対戦する。ショーグンとは2014年に対戦し、その時はプルーが1Rわずか34秒でKO勝利を収めている。

サン・プルーはショーグンについて「彼はMMAを大きく成長させた、アメリカでもブラジルでも日本でも有名な選手」と評し、一度はKOで完勝している相手との対戦となるが、「私は彼のファン。前回試合をした時もファンだったし今回の試合が終わった後もファンであり続けるでしょう」とショーグンに敬意を表した。

試合については「向こうの出方次第」としたうえで、試合当日はショーグンに多くの声援が集まることが予想されることについては「いい質問ですね(笑)。(ショーグンとは)ブラジルでも戦いました。彼にとって日本はホーム。僕にはプレッシャーはないが、彼のほうがホームで戦うことでプレッシャーがあるのではないか」と話した。

9・23「UFC JAPAN」参戦のサン・プルーと井上が会見

2017.07.14 Vol.694

 2年ぶりに日本で開催される「UFC FIGHT NIGHT JAPAN」(9月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の会見が14日、都内で行われ、大会のメーンに出場するオヴィンス・サン・プルーと、日本人最年少UFCファイターの井上直樹がメディアの取材を受けた。

 サン・プルーはPRIDEで活躍し、日本での人気が高いマウリシオ“ショーグン”フアと対戦する。ショーグンとは2014年に対戦し、その時はプルーが1Rわずか34秒でKO勝利を収めている。

 サン・プルーはショーグンについて「彼はMMAを大きく成長させた、アメリカでもブラジルでも日本でも有名な選手」と評し、一度はKOで完勝している相手との対戦となるが、「私は彼のファン。前回試合をした時もファンだったし今回の試合が終わった後もファンであり続けるでしょう」とショーグンに敬意を表した。

 試合については「向こうの出方次第」としたうえで、試合当日はショーグンに多くの声援が集まることが予想されることについては「いい質問ですね(笑)。(ショーグンとは)ブラジルでも戦いました。彼にとって日本はホーム。僕にはプレッシャーはないが、彼のほうがホームで戦うことでプレッシャーがあるのではないか」と話した。

人命救助のK-1小宮山が会見「事故だと分かり、そのまま走り去ることはできなかった」

2017.07.14 Vol.694

 徳島県鳴門市の県道で交通事故の現場に遭遇し、炎上したトラックの中から男性を救出したK-1ファイターの小宮山工介(K-1ジム北斗会館代表)が14日、都内で会見を開き、当時の模様を語った。

 事故があったのは12日。修行の一環として徳島市に住む少林寺拳法の先生を訪問する途中の出来事だった。

 小宮山は「車とトラックが横並びになって炎上していて、すぐに事故だと分かり、そのまま走り去ることはできませんでした。まず乗用車から一人を救出して、続いてトラックからも救出しようとしたのですが、事故の衝撃で鍵がロックされている密室の状態で、中に人が閉じ込められていました。僕も外からドアを開けようとしたのですが開かなくて、周りに大きな石などもなく、とっさの判断で空手のヒジ打ちが出ました。自分で言うのもなんですけど…パリン!と見事に割れました(笑)。それで中の男性がはうようにトラックから出てきたので、僕と一緒にいた方と安全な場所に移動しました」と説明した。

K-1小宮山工介が人命救助「そのまま走り去ることはできなかった」

2017.07.14 Vol.Web Original

■小宮山が事故当時の様子を語る
徳島県鳴門市の県道で交通事故の現場に遭遇し、炎上したトラックの中から男性を救出したK-1ファイターの小宮山工介(K-1ジム北斗会館代表)が14日、都内で会見を開き、当時の模様を語った。

事故があったのは12日。修行の一環として徳島市に住む少林寺拳法の先生を訪問する途中の出来事だった。

小宮山は「車とトラックが横並びになって炎上していて、すぐに事故だと分かり、そのまま走り去ることはできませんでした。まず乗用車から一人を救出して、続いてトラックからも救出しようとしたのですが、事故の衝撃で鍵がロックされている密室の状態で、中に人が閉じ込められていました。僕も外からドアを開けようとしたのですが開かなくて、周りに大きな石などもなく、とっさの判断で空手のヒジ打ちが出ました。自分で言うのもなんですけど…パリン!と見事に割れました(笑)。それで中の男性がはうようにトラックから出てきたので、僕と一緒にいた方と安全な場所に移動しました」と説明した。

なでしこの高倉監督が危機感「このままでは世界のトップには向かっていけない」

2017.07.14 Vol.694

 日本サッカー協会が14日、都内のJFAハウスで会見を開き、7月27日からアメリカで行われる「2017 Tournament of Nations」に出場するなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバーを発表した。

 今回はGKの齊藤彩佳、DFの坂本理保、MFの櫨まどか、FWの泊志穂の4人が初招集された。また国際Aマッチデーではないことからキャプテンの熊谷紗希は招集できなかった。

 会見には高倉麻子監督が出席。今回の遠征については「ブラジル、オーストラリア、アメリカというFIFAランクの上位にいるチームとの対戦になる。来年4月にワールドカップ(W杯)予選もあるので、選手を試すということもあるが、今回はチームとして勝ちに行くというところにこだわってやっていかないといけないと思っている。この間のオランダ戦とベルギー戦では新しいフォーメーションを試したりもしたが、チームの幅を広げるということとチームの力を上げていくという2つのことをやりながらゲームを進めていきたい。今年はチームの力をつけていくという中で、間を置かずにゲームを組んでもらっているので、とにかく全員で成長していけるように全力でぶつかっていきたい」と話した。

 また初招集の4人については「就任した当初から頭の中にはいた選手。最近コンディションが上がってきたということもあるし、少し活性化を図りたいというところもあった。齊藤は仙台で第2GKとして長く下積みをしていたが、このところ力をつけている。サイズも含めても十分やれると感じていた。GKの活性化を図りたいということも考えている。坂本はクラブでもDFの真ん中でリーダーシップを発揮しているし、読みもいい。年代別の代表に選ばれたこともある。センターバックが手薄なところもあるのでどれくらいやれるかも見てみたいということで思い切って呼んでみた。櫨は前から気になっていた。テクニックあるし、チームでは少し前めでプレーすることも多いが、落ち着いてテクニックを発揮しながら、体の強さを生かしつつ変化をつけられるかなというところもある。技術的なレベルでは十分やっていけるということも感じている。また少し違うタイプの中盤の選手が欲しいな、ということで呼んだ。泊は運動量が多くて、攻守にわたってチームに活力を与えることができる選手。動き回るということだけではなく、ボールの受け方、ボールを持った時の判断力は非常に高いものがある。また新しい風を吹かせてくれるのではないかと思っている」などと話した。

 高倉監督就任から約1年が経つ。選手を選考しつつ、という側面もあるものの、これまで4勝4敗1分けという成績に終わっている。監督は「一番最初にアメリカ遠征のメンバーを選んだ時に私は“1年後にこの選手たちが半分いるかどうかは分からない”ということを話したが、今回選手の名前を見てみると本当に半分以上変わっている。これは意図的にというよりは選ばれた選手が信頼を勝ち得る、代表として恥ずかしくないパフォーマンスをし続けることが、代表として生き残る道だということを強く感じます。実際、今この状態でW杯、オリンピックというところにいったときに、正直なところまだ勝てるチームではないとは思っている。たくさんの課題がありますし、私の頭の中でまだ埋まっていなしピースがいくつもあります。選手をどこにはめていくかということと、チームとしてどうやって戦っていくかということも含めて、そのピースを埋めていく作業を試合を重ねながらやっていかなければいけない。ネガティブなことは言いたくないが、まだまだこのままでは世界のトップには向かっていけないなということは、厳しいようですが実感としてはあります」と危機感を口にした。

 なでしこジャパンは7月27日にブラジル、30日にオーストラリア、8月3日にアメリカと対戦する。

RIZIN出場の所、大塚、石橋が公開練習。所は「自分の持っているものを全部出して勝つ」

2017.07.11 Vol.694

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)のトーナメントに出場する所英男、大塚隆史、石橋佳大の3人が11日、都内で合同公開練習を行った。

 石橋はミット打ちとスパーリングの2Rでパンチ主体の動きを見せた。大塚はシャドーの1Rで打撃の動きを確認。所はZSTフライ級王者の伊藤盛一郎を相手にグラップリングのスパーリングを1R。実戦をほうふつさせる流れるような攻防を見せ、順調な仕上がり具合を感じさせた。

 練習後の会見では大塚は「暑いのは好きなので温かくなるのは問題ない。今一番ハードに練習をやれている時期で疲労が一番ピークの時期ではあるがケガもなくいい状態で進めている。(対戦相手のアンソニー・バーチャックは)打撃もできて、レスリング出身の選手なのでレスリング能力もあり、柔術のジムに行っている感じで下からの攻めも全部できる。もともとUFCで戦っていたので強い選手なんだろうとは思っている。多分、向こうの人はだいたい日本人をなめているので、外国人とやると燃えます。(DEEPのベルトを持ってこいと言っていることについては)なめてんだろうな。お前もなんか持ってこい、って感じですよね。なんで俺だけ持っていかなきゃいけねえんだって」と話した。

Krushが「女子-45kg王座」を新設。平岡ら4選手でトーナメント開催

2017.07.11 Vol.694

 立ち技格闘技のKrushが10日、会見を開き、女子-45kg王座を新設し、「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)から王座決定トーナメントを開催することを発表した。

 9月大会で準決勝を、行い、来年2018年1月大会で決勝が行われる。準決勝の組み合わせは平岡琴vs松下えみ、443vsCOMACHIとなった。

 これに伴い、メロニー・ヘウヘスが持つKrush女子王座は「女子-50kg」となる。

 4選手の中では平岡が最もキックのキャリアが少なく、他の3選手は他団体でタイトルを保持した実績もある。しかし平岡はKrushでデビューし6戦を戦っていることから構図的には迎え撃つ形となる。

 平岡は「-45kgのベルトは私のために作られたので、私が巻かなくきゃ何も始まらないと思っています。私はKrushが一番だと思っていますので、他団体でベルト持っている選手だからと言って格上とは思わないですし、格上だと言われる選手に立ち向かうことで実力が出せる自信があります」と話した。

 対戦する松下は「平岡選手ありきのトーナメントで、誰も私には期待していないと思うので、しっかり番狂わせしたい」と話した。

 別ブロックの443は「ベルトの有り無しに関係無く、むしろ平岡選手はこの中で一番注意しないといけない選手」、COMACHIは「決勝まで残って、勝ってKrushのベルトを巻きたいです。決勝は松下選手にリベンジしたい」などと話した。

「Krush.80」再起戦の卜部功也はフランスの2冠王と対戦

2017.07.11 Vol.694

 立ち技格闘技「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが10日発表された。2月の「K-1初代ライト級王座決定トーナメント」でゴンナパー・ウィラサクレックに敗れて以来の再起戦となる卜部功也はフランスの2冠王ヤニック・レーヌと対戦する。

 レーヌは初来日。47戦42勝(9KO)5敗。ISKA世界スーパーライト級とWKN欧州ムエタイ・ライト級の2冠を保持する強豪だ。

 功也は「試合映像を見ると黒人選手特有のバネがあって、フットワークもある選手。なかなかとらえづらい選手ですけど、しっかり仕留めたい」とKO決着を宣言。質疑応答でも「今はジムに入る瞬間から戦場だと思っていて、チームメイトですけどスパーリングから必ず倒したいと思って練習をしている。倒すことを普段から意識しています。スパーリングでもいろいろな選手を倒していて、スパーのKO率も上がっているので、その成果を見せられると思っています」とKO勝ちへの並々ならぬ決意を見せた。

 そしてこの勝利の先にK-1ライト級のベルトを見据える功也。現王者のウェイ・ルイは「次は卜部功也と戦いたい」と“逆指名”しているのだが、「向こうは勝てる自信があって言っていると思う。格闘技は夢の奪い合い。相手の地位や名誉を奪うつもりで、自分にストイックにトレーニングを積んでいるので、今なら勝てると思う」とこちらも強い決意を見せた。

【格闘家イケメンファイル Vol.76】スターダスト・レフティ 里見柚己(さとみ ゆずき)

2017.07.10 Vol.694

「街でもやっと最近声をかけてもらえるようになり、うれしいです」と里見。真面目な表情と笑顔のギャップが人気の19歳。しかし、格闘技歴は意外と長く…。

「小学校5年生の時にキックボクシングを習いにいったのが始まりです。地元は神奈川県の三浦市ですが、当時は市内にキックボクシングのジムがなかったので、横須賀まで通っていました。ほぼ毎日。週5〜6回は行っていました。子ども心にすごく楽しかったんですよね」

 そんなに夢中になったきっかけは?

「小さい時からずっと格闘技というか、戦うことが好きだったんです。でもその元の元をたどれば父親が格闘技好きだったから。幼稚園の時からアニメやバラエティーはまったく見せられず、プロレスとか格闘技を父親と一緒に見ていました。幼稚園の卒園アルバムにも将来の夢はプロレスラーって書いている(笑)。それぐらいプロレスが好きで、プロレスの雑誌とかも買って読んでいたぐらい。ある意味、父親の英才教育というか、洗脳のたまものですかね(笑)。もちろん、格闘家になった今も応援に来ては、熱くなっています。母親? 最初は心配していたみたいですが、戦績を重ねていくごとに、母も熱くなっています(笑)」

サニブラウンが末続以来の短距離2冠達成で代表入り

2017.07.10 Vol.694

 陸上の日本選手権が6月23?25日の日程で大阪市・ヤンマースタジアム長居で行われた。今大会は世界選手権(8月、ロンドン)の代表選考会を兼ねてのもの。

 男子短距離では18歳のサニブラウン・ハキームが24日、100メートル決勝で10秒05の大会タイ記録で初優勝。翌25日に行われた200メートルでも20秒32で初優勝を果たした。100と200の2冠は2003年の末続慎吾以来の快挙。ともに標準記録を突破し、代表入りを決めた。

 リオ五輪の男子100メートル代表で、男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した桐生祥秀はまさかの4位。桐生は26日に行われた日本陸連の理事会で男子400メートルリレーの候補となった。

 サニブラウンは200メートルの優勝後は「本当にいっぱいいっぱい。疲労がなかったら、もう少し良かったと思う」と振り返り、世界選手権については「最初の100メートルのスピードが上がったのは成長したところ。19秒台もトップ選手と走れば、引っ張られて出るのかな」と目標の決勝進出に向けての手ごたえを語った。

 女子は24日に行われた100メートルで市川華菜が福島千里の8連覇を阻止し、11秒52で初優勝。続く25日の200メートルでも23秒63で2冠を達成した。7連覇を狙った福島は200メートルでは5位に終わった。

 市川は女王・福島を破っての短距離2冠も2種目とも参加標準記録に届かず世界選手権の代表権は7月に出場するアジア選手権(インド)の記録次第となる。

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