RIZIN FIGHTING FEDERATIONが5月24日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)の一部対戦カードを発表した。
今年開催されるバンタム級トーナメントは今大会で1回戦3試合が行われ、10月に予定されている大会で別ブロックの1回戦3試合を行う。この6人の勝者に各ブロック1名ずつのワイルドカードによる2選手を加えた8選手で12月29、31日に準々決勝以降が行われる。
この日発表されたのは「大塚隆史vsアンソニー・バーチャック」「石橋佳大vsカリッド・タハ」「堀口恭司vs所英男」の1回戦3試合。
大塚は現DEEPバンタム級、現WSOF GCバンタム級王者。バーチャックは元UFCファイターで今年4月のRIZINで1階級上の川尻達也と対戦。敗れたものの、今回は本来の階級での参戦となる。
石橋は現修斗環太平洋バンタム級王者。現在、修斗のバンタム級は世界王者が空位になっているので、石橋は修斗のバンタム級を背負っての参戦となる。タハはドイツで2団体のベルトを持つ選手。現在デビュー以来10連勝のハードパンチャー。
修斗とDEEPという国内トップの団体の現役王者の参戦は大きなトピックス。しかしこの日の会見は一般公開され、多くのファンが詰めかけたのだが、一番の驚きを持って迎えられたのは堀口vs所の一戦。
所は「最初、堀口選手との試合のオファーには戸惑い、周りにも反対されたが、榊原代表と何度も話をするうち、逃げないで最後の挑戦として、堀口選手と対戦することにしました。100人いたら99人が堀口選手が勝つと思われると思いますが、その1回を7月30日に出したい。堀口選手に勝てる日本人は僕しかいないと信じている」と話した。
堀口は米国でトレーニング中のためビデオメッセージで「所選手のことを尊敬していますが、いつまでもHERO’SやPRIDEの選手が活躍していても面白くないと思うので、新しい世代の強さを見せます。UFCが9月に日本大会を開きますが、軽量級のメジャーはRIZINだと思ってわれるよう、いい動きを見せたい」と話した。