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6・24K-1 ゲーオが-65kg世界最強決定トーナメント優勝

2016.06.25 Vol.668

『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~』(6月24日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われた-65kg世界トーナメントで、同級王者のゲーオ・ウィラサクレックが圧倒的な強さを見せ優勝を果たした。

 ゲーオは1回戦で日本代表決定トーナメント・ベスト4のHIROYAと対戦。ゲーオはゴング早々にいきなり仕掛け客席がどよめく。そのどよめきが収まらないうちに、右ジャブからの左ストレートでダウンを奪う。立ち上がったHIROYAにパンチの連打で畳み込み、最後は左ストレートで2度目のダウンを奪いKO勝ち。この間わずか36秒。ダメージをいかに残さず次の試合に進むかが勝負の分かれ目となるトーナメント。この時点でゲーオの優勝は決まっていたのかもしれない。

 続く準決勝は野杁正明。かつて自らの怪我で対戦が流れた相手。野杁は対ゲーオとしては日本人の最後の砦ともいえる存在。野杁は1Rに相打ちの右ストレートでゲーオを後退させるなど追い詰めたが、2R以降、ゲーオも盛り返す。2R中盤にゲーオのヒザ蹴りがローブローとなってしまい一時中断。動きの落ちた野杁にゲーオが情け容赦なく襲いかかり、試合の流れをつかむとそのまま押し切り、小差の判定でゲーオが決勝に進出した。

 もう片方のブロックを勝ち上がったのはイリアス・ブライド。前日会見ではゲーオと日本代表決定トーナメントを制した山崎秀晃がともにエールを送り合い、また戦前からゲーオvs山崎の決勝を予想する人も多かったのだが、そうは問屋が下ろさなかった。

 山崎は1回戦で初来日のスタニスラブ・レニタを慎重に料理し上々の滑り出しを見せる。準決勝ではブライドがプレッシャーをかけ前に出る。山崎がコーナーを背負う展開が目に付くが、それでも体勢を入れ替え、逆にコーナーにつめ攻勢に出るなど要所で的確な打撃を放つ。しかし決め手に欠き、3R終了時の判定では1人が山崎を支持したものの、2人がイーブンで延長に。

 延長では山崎はロープを背負うことなく前に出て打ち合ったものの、判定は2-1でブライド。山崎は無念の敗北となった。
 決勝はゲーオとブライド。ダメージの大きいブライドにゲーオが左右のローキック、ミドル、ハイ、そしてヒザ蹴りと多彩な蹴りで襲いかかる。そして2Rにボディーへヒザ蹴りがめり込むとブライドはたまらずダウン。なんとか立ち上がったものの、ゲーオは執ようなボディーへのヒザ蹴りでその後立て続けに2度のダウンを奪いKO勝ちで有終の美を飾った。

イチローが“ローズ越え”の日米通算4257安打達成

2016.06.25 Vol.669

 米大リーグ、マーリンズのイチローが15日(日本時間16日早朝)、サンディエゴで行われたパドレス戦で2安打を放ち日米通算で4257安打となり、ピート・ローズ(元レッズなど)が持つメジャー記録の4256安打を上回った。

 イチローは1回の第1打席で捕手前への内野安打でローズの記録に並び、9回の第5打席では右翼線へ二塁打を放った。
 オリックスで1278安打、メジャーでは2979安を記録。日米合計の数字のため公式記録にはならない。

 そんなこともありイチローは試合後の会見で「日米合わせた数字ということで、どうしたってけちがつくことは分かっていた。ここに目標を設定していなかった」と語った。そして「いつかアメリカでピート・ローズの記録を抜く選手が出てきてほしい。それはジーターみたいな人格者であることが理想。もっと言えば、日本だけでピート・ローズの記録を抜くことが、おそらく一番難しい記録だと思うので、これを誰かにやってほしい」と話した。

 また「アメリカに来て16年目になるんですけど、途中、チームメートであってもしんどかったことはたくさんあった。去年このチームに来て、1年間一緒にやって、今年は少しメンバーが変わりましたけど、チームメートとしては最高のチームメートとはっきりいえる。本当に感謝しています」とチームメートへの感謝の気持ちを口にした。

 今後は大リーグ史上30人目となる通算3000本安打が目標となるが、イチローにとってはそこも通過点に過ぎない。

交流戦終了。広島がセ唯一の勝ち越し

2016.06.25 Vol.669

 プロ野球のセ・パ交流戦は20日で全日程を終了。パ60勝、セ47勝で7年連続でパ・リーグが勝利数で上回った。
 パ首位のソフトバンクが13勝4敗1分けで2年連続の勝率1位となった。
 打撃成績は交流戦でブレイクしたソフトバンクの城所が.415でトップ。
 投手では大谷が3勝無敗の1失点、防御率0.38で完全復活を果たした。
 広島が11勝6敗1分けでセでは唯一の勝ち越し。

国際陸連がロシア陸連の資格停止継続でリオ五輪の出場絶望

2016.06.25 Vol.669

 国際陸上競技連盟(IAAF)は17日、ウィーンで理事会を開催し、組織的なドーピング問題で資格停止中のロシア陸連への処分解除を見送った。

 今回の決定でロシアの陸上選手が8月のリオデジャネイロ五輪に参加することは原則不可能になった。国際オリンピック委員会(IOC)IAAFの決定を支持したが、個々の選手に対しては条件付きでリオデジャネイロ五輪への参加を認めた。

 15日に世界反ドーピング機関(WADA)が公表した露陸上界に関する最新の報告書では、「尿の容器を体内に隠し持ち、検査官を買収しようとした」といった女子選手の大胆な不正の手口が暴露されていた。WADAが今年2月以降実施した検査では、52件で禁止薬物への陽性反応が検出された。検査官の訪問が困難な軍事都市を居住地とする選手も多数おり、訪問を試みた検査官が武装した連邦保安局(FSB)職員に恫喝された事例もあったという。

 ロシアの金メダル獲得数は2004年アテネから3大会連続で米国に次ぐ2位。12年ロンドン大会でも金6、銀3、銅6の計15個のメダルを手にしていた。

 ロシア側はプーチン大統領が17日、「不公平だ」と強い不満を表明。プーチン氏は「責任は個人にある。違反していない選手が苦しむ理由はない」などと主張し、組織的な不正は行われていないと改めて強調した。また陸上女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワは人権侵害として提訴する意向を示した

 一方ロシア連邦捜査委員会は18日、モスクワのドーピング検査所元所長で、2014年ソチ冬季五輪でのロシアの組織的不正を米紙に告発したロドチェンコフ氏に対し、職権乱用の疑いで捜査を始めたと発表した。ロドチェンコフ氏はロシアのドーピング隠蔽で中心的役割を担った人物とされ、昨年11月に露当局により解任された。その後、渡米し、5月には米紙ニューヨーク・タイムズで、ソチ五輪での露選手への禁止薬物投与や尿検体のすり替えの実態を暴露していた。

B.LEAGUE決起集会で川淵会長と大河チェアマンが猛ゲキ

2016.06.16 Vol.668

 9月22日に開幕する男子バスケットボールの新リーグ、B.LEAGUEの決起集会が6月16日、東京都内のホテルで開催された。

 集会にはB.LEAGUE B1、B2 の全36クラブの代表者に川淵三郎日本バスケットボール協会会長と大河正明B.LEAGUEチェアマンが参加。

 冒頭、川淵会長が「男子の代表チームが7月4日からオリンピック予選が行われる。なんとか奇跡を起こしてもらってB.LEAGUEのスタートにいい影響をもたらしてくれるといいのですが、かなり厳しいのも事実。しかし私は奇跡を信じています」と代表について語る。続けて「今日みなさんにお願いしたいのは、全く新たな発想のもとにB.LEAGUEを成功させようという気概がなくては絶対に成功しないということ。これを肝に銘じてください。少なくとも初年度はすべての試合のアリーナを満員にするという決意が必要」とゲキを飛ばす。そしてバドミントンの不祥事をあげ、しっかりと選手を管理することを要望。

 そして「常識にとらわれるな。どこまで考えても解決できないときは、例え常識に反するとしても考え方を180度変えて考えろ!」という言葉で挨拶を締めくくった。

 その後の囲み取材でも川淵氏が「スタートダッシュが大事。3年間は死ぬ気でやれ」と繰り返すと、大河チェアマンも「人生で勝負をかけるときはそうはない。今が人生で1回か2回あるかの大勝負をする時。死ぬ気でやってほしい」と語気を強めた

6・24 K-1 YouTubeで合わせて120万回再生の大遺恨!武尊と小澤が対戦

2016.06.13 Vol.668

「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−65kg世界最強決定トーナメント〜」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)のスーパーファイトに−55kg王者の武尊が登場。Krush−58kg王者の小澤海斗を迎え撃つ。

 武尊と小澤は4月29日のカード発表会見で小澤が「首洗って待っとけ」と挑発。大会前の恒例行事「大決起集会」(5月21日、東京スカイツリータウン)ではフォトセッションで大乱闘を繰り広げた。YouTubeで会見は約66万回、決起集会は約55万回再生されるなど、2人の遺恨は大きな注目を集めている。

 小澤の持つKrush−58kgのベルトの初代王者は武尊。K-1王者となった武尊がベルトを返上したため行われた王者決定戦で小澤が第2代王者になったという経緯もあり、武尊は「相手にとって不足はない」と言う。しかし小澤の一連の行動に「リスペクトも何もなく、ただ単に挑発するのは本当に腹が立つ。名前を出されるだけでもムカつく」とK-1王者となってからの“王者らしい”振る舞いを封印。久しぶりに怖い武尊が帰ってきたよう。

 一方、小澤は8日に行われた公開スパーリング後の会見でイベントでの一件に触れ「イベントが終わって次の日もムカツキが止まらなかった」と怒り心頭。下馬評では武尊有利の声が多いことについては「関係ない。試合をやってもいないのに何が分かるのか。俺には武尊が失神しているイメージができている」と武尊を挑発した。

 新生K-1を人気実力の両面で引っ張ってきた武尊にとって一筋縄ではいかない試合となりそうだ。

格闘家イケメンファイル Vol.50 孤高の空手家 小宮山工介(こみやま・こうすけ)

2016.06.13 Vol.668

 6月24日(金)に国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg世界最強決定トーナメント~」のスーパーファイト -60㎏で卜部弘嵩と対戦する小宮山工介。意外ではあったが、格闘技ファンなら、絶対見てみたいカードだ。

「弘嵩選手といえば、弟の功也選手との兄弟対決で注目を集めていましたが、自分も男3兄弟で皆格闘技をやっているので、会場で2人の試合を見た時は複雑な気持ちでした。というのも、自分は2番目なので、兄の気持も分かるし、弟の気持も分かる。兄は弟に負けられないというプライド、弟はお兄ちゃんを負かしてやろうという気持ち。うちは父親が兄弟が戦う姿を見たくないと、空手をやらせる時に違う流派の道場に入れたんです。なので僕らは空手の世界では別々のところで戦っていた。それだけに、卜部兄弟の試合は複雑ではありましたが、ものすごく感動もしました。だって兄弟がチャンピオンベルトをかけて試合をするってすごいことじゃないですか。それをやったのもすごいし、そこで勝った弘嵩選手はすごいと思います」と史上最大の兄弟喧嘩と呼ばれた試合を振り返った。

「弘嵩選手ももともと空手出身ですし、兄弟そろって格闘技をやっているところなど、似ている部分はある。素晴らしいファイターで尊敬もしていますが、僕がK-1に参戦することで、何か変わるんじゃないかなという予感もします」

 地元と空手界では“天才空手少年ブラザーズ”として有名だったとか。

「どうなんでしょう。全国の空手大会を北は青森から南は沖縄、奄美まで回っていたので、地方に行くと言われることもありましたが、あまり意識はしていませんでした。あえてあまり感じないようにしていた部分もあります」

 空手での輝かしい成績が、のちに格闘技に向かわせる事に。

「中学卒業後上京し、極真会館という空手の名門に入門し3年ほどたった時に、K-1がすごく盛り上がっていて、自分の空手の技はキックボクシングのルールで通用するのかなと思い始めたんです。で、始めてみたら楽しくてどんどんのめり込んで、21歳でプロデビューし、24歳で他団体ですがチャンピオンになりました。空手はルールが結構制限されるのですが、キックボクシングは空手の技術も取り入れながら新しいルールででき、かつ試合もスリリングだったので、その辺がすごく楽しかったです。それにジュニアから空手をやって、66回優勝したんですが、慣れてきたというか、刺激が足りなくなっていた時期でもあったことかなと。もっと高いところを目指しますということがしばらくない状態で、なんとなくやっているような感じになったので、その辺りもキックボクシングにハマった理由ですね」

 会見では日本の-60㎏を極めたいと。

「僕はキックボクシングのスーパーフェザー級、-60㎏級なんですが、2014年に統一戦があって、そこで運よく-61㎏級のチャンピオンになったんです。ですから自分はこの階級で1番になったと思っていたんですが、K-1で同じ階級にチャンピオンができた。僕の本来の階級にチャンピオンがいると、胸を張って俺が一番だって言えなくて。周りからも卜部選手のほうが強いんじゃないかっていう声も聞こえてきたし、いろいろタイミングも合い、今回の試合が実現しました。念願かなって、真の-60㎏王者になる!…かどうかは分かりませんが(笑)、格闘技をやる以上1番を目指しています」

 試合に向けて見どころと意気込みを。

「僕の格闘技は、美しく倒すというのが見どころ。100本1000本どころか10万本、100万本、いやそれ以上パンチも蹴りもやってきているので、それをずっと続けると技が磨かれて研ぎ澄まされ、美しくなるんです。そこをぜひ見ていただきたいですね。また、相手はK-1のチャンピオンなので、勝ち負けはしっかりつけないといけないと思っています。ずばり、白黒をはっきりさせるためKO決着する。そのために死ぬ覚悟、倒れてもいいぐらいの覚悟で向かっていきたいと思います」

※このインタビューは5月30日に収録されました

サッカー日本代表「キリンカップサッカー2016」で1勝1敗 W杯最終予選に向け守備にやや不安!?

2016.06.12 Vol.668

 サッカーの「キリンカップサッカー2016」が6月3日と7日に行われた。今大会はトーナメント方式で行われ、日本は3日に愛知・豊田スタジアムでブルガリアと対戦。前半4分に岡崎のゴールで先制すると前半だけで立て続けに4ゴールを決め7−2で大勝した。

 本田が欠場したことで、トップ下を争う香川と清武が約2年半ぶりに同時に先発出場。香川の2点目のゴールの場面など随所に好連携を見せ、新たなオプションとしてめどを立てた。途中出場の浅野はPKを得るとハリルホジッチ監督が「宇佐美」と指名するも譲らず、自ら蹴り代表初ゴールを決めた。

 またGKの川島が2015年6月に行われたW杯アジア二次予選シンガポール戦以来およそ1年ぶりに出場。6点を取った後にDF陣の集中が切れた場面もあり2失点したものの、89分にはPKをセーブするなど、復調をうかがわせた。

 7日には大阪・市立吹田スタジアムでボスニア・ヘルツェゴビナと決勝で対戦。1−2で敗れて優勝を逃した。
 ブルガリア戦で負傷し途中退場した香川が欠場。本田も引き続き出場せず、エース2人を欠くこととなった日本。

 前半28分に宇佐美のクロスを清武が体勢を崩しながらも左足で先制ゴールを決めるが、直後にジュリッチに決められ追いつかれてしまう。後半21分には相手選手の交代後に集中力を切らせてしまい、再びジュリッチに決められ逆転されてしまった。その後も、攻守にわたり相手の“高さ”とフィジカルの差を最後まで克服できず1−2で敗れた。

 攻撃面では多くの得点機を作り、新たなオプションの可能性も感じさせたが、2試合で4失点と守備に課題を残した。
 日本はワールドカップ(W杯)最終予選で9月1日にホームでUAEと対戦する。

SBの危機に北斗拳太郎が立ち上がる!? 3連勝で王座挑戦アピール

2016.06.10 Vol.668

 シュートボクシング(SB)の年間シリーズ第3弾『SHOOT BOXING 2016 act.3』(6月5日、東京・後楽園ホール)で北斗拳太郎が田中STRIKE雄基を1R終了時KOで破り3連勝を飾った。

 北斗はその名のとおり、人気漫画『北斗の拳』のコスプレで人気を博す格闘家。一見、イロモノっぽいが現日本スーパーウェルター級王者の坂本優起に2連勝中と実力は折り紙つき。

 これまでは外敵としてリングに上がっていたが、今回はSB側の人間としてHEATを主戦場とする田中を迎え撃ち、ヒザ蹴りと右フックで2度のダウンを奪いKO勝ちを収めた。

 試合後は「ボス神拳伝承者・北斗拳太郎だ。今日はこのような素晴らしいリングに上げていただき、シーザー老師ありがとう。今日、実は私の大切な友人が遠いところに旅立ってしまう。なので今日は必ずKOで勝って見送りたいと思っていた。それが実行できて良かった。話は昨日に戻るが、シーザー老師に用意されたSB代表としての外敵退治、見事KOで勝つことができた。SBのベルトをかけてそろそろやる準備を始めていきたいと感じているが、シーザー老師、少しでもいいので考えてくれ。今日はボス神拳を使う間もなく倒してしまったので、天空崩山拳は次回に持ち越しだ。SBの掟は俺が守る」と最後まできっちりキャラを守り通して、シーザー武志シュート協会会長にタイトル挑戦をアピールした。

 メーンではSB世界スーパーライト級王者の鈴木博昭に連勝中のタップロン・ハーデスワークアウトとMASAYAが対戦。MASAYAにとっては抜擢のメーン出場だったが、3R25秒、KOでタップロンが勝利を収めた。

 北斗に連敗中の坂本はバグダッド・ジャダンとの国際戦に臨み、互角の打ち合いを繰り広げたが0−2の判定で敗れた。
 シーザー会長は「いい試合が多かったが、SB勢がふがいなかった」とこの日の大会を振り返った。

 またこの日は『Girls S-cup』(7月7日、東京・豊洲PIT)の開催を発表。SB世界女子フライ級王者RENAが初防衛戦を行い、「Girls S-cup 2015 −48kg日本トーナメント」王者のMIOが「−48kgアジア王者決定トーナメント」に出場する。

最終予選で2勝5敗 男子バレーがリオ五輪出場権逃す

2016.06.10 Vol.668

 リオデジャネイロ五輪出場権をかけて行われた「2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(5月28日〜6月5日、千駄ヶ谷・東京体育館)で男子日本代表は2勝5敗で8チーム中7位に終わった。

 日本は初戦のベネズエラ戦(28日)こそ勝利したものの、2戦目(29日)で世界ランキングで下の中国に敗れ、いきなりつまずく。続く世界王者のポーランド(31日)に敗れ、早くも黄信号。4戦目(1日)のイランにも敗れ1勝3敗と絶体絶命に。

 五輪出場にはアジアの最上位か、それを除く上位3位以内に入ることが条件。日本は残り3連勝が最低条件という崖っぷちで迎えたオーストラリア戦(2日)も0−3で完敗。前回ロンドン五輪に続いて出場を逃した。

 カナダ(4日)にも敗れ5連敗。最終戦(5日)は控え主体のフランスに3−0で勝利したものの2勝5敗に終わった。

 2日のオーストラリア戦後に南部監督は「リオ五輪出場を報告できず、本当に申し訳ない」と頭を下げた。昨年のワールドカップ(W杯)で12チーム中6位と健闘したが、半年前は3−1で下したオーストラリアに完敗するなど、あまりにも落差は大きかった。指揮官は「大きな違いはサーブ。石川、柳田が徹底的に追い込まれた」と振り返った。

 負担の大きかった石川、柳田が相次いで負傷し、チーム力が落ちるなど選手層の薄さも敗因のひとつ。指揮官は「表面上に見える部分だけではない。世界とはかなり差が開いている」と問題の根深さを訴えた。

 次回の2020年東京五輪は開催国として出場枠を与えられる見通しだが、上位進出を狙うには強化の抜本的改革が急務となった。

 大会はポーランドが優勝。リオ五輪の出場権はポーランド、フランス、イラン、カナダが獲得した。カナダは1992年のバルセロナ五輪以来の出場となる。

SBが6月11日に『Girls S-cup2016』公開記者会見&ファンイベント開催

2016.06.06 Vol.667

 シュートボクシング(SB)の『Girls S-cup2016~七夕格闘女祭り~』(7月7日、東京・豊洲PIT)の記者会見が11日に浅草の花やしきで開催される。

 この日はファンイベントも合わせて開催。第1部(12~13時)でRENAとMIOが参加しての記者発表が行われ、第2部(13~14時)では選手との握手会・サイン会・写真撮影会、第3部(14~15時)では選手とのBBQ大会が予定されている。

 第1・2部は参加費無料(花やしき入場料別途)。第3部はBBQ参加料5000円(要予約)。BBQ参加者は入場料込みで、飲み物別途となっている。

 申し込み多数の場合は先着順で締め切り。BBQに関する問い合わせと申し込みはシュートボクシング協会 ( info@shootboxing.org )まで。

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