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4・10「Krush.65」ジョーダン・ピケオー、Krushで-70kgのベルトを獲る!

2016.03.18 Vol.662

 4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」の[Krush-70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・中島弘貴と対戦する挑戦者ジョーダン・ピケオーのインタビューを公開。

——昨年7月以来の日本での試合になりました。その間、何試合ほど戦ったのですか?(※インタビューは試合決定時のもの)
「K-1のトーナメントに出たあと8試合やって、そのうちムエタイルールの試合で1敗してしまった。だけどこの1敗は自分のルールじゃないから何とも思っていない。俺はハートも魂もK-1ファイターだからね」

——今回、タイトルマッチのオファーを受けた時の心境を聞かせてください。
「天を仰ぐ気持ちだよ! 俺は早く日本に戻って、昨年のトーナメント決勝で負けたことを汚名返上したかったんだ。しかもその試合がKrushのタイトルマッチと聞いてより一層モチベーションが上がったよ。まさに夢がかなった気持ちだね」

——王者の中島選手にはどんな印象を持っていますか?
「彼はいい選手だが、俺の相手じゃない。ベルトは俺が必ずいただく」

——中島選手は今、日本の-70kgでトップと言われている選手ですが、それについてどう思いますか?
「まぁ、そうなのかもしれないけど、いずれにしても彼が王者でいられるのは4月10日までだね」

——どういった形で中島選手に勝ちたいと思っていますか?
「もう日本のみんなはMike’s Gymのファイトスタイルを知ってるだろ? 俺が衝撃的なKOで勝つよ」

——Krushはピケオー選手が佐藤嘉洋さんをKOして、注目を集めるきっかけになった大会です。Krushにはどんな思い入れがありますか?
「Krushは無名だった俺を世に知らしめてくれた。俺にとっては特別な場所だ。そのKrushの王者になることが出来たら、とても自分を誇りに思うよ」

——Krushのチャンピオンになったら、どんなチャンピオンを目指しますか?
「ファンのみんなに認められるチャンピオンになりたいし、自分の持っているすべてをかけてベルトを守っていく。ベルトを失うくらいなら死んだ方がマシだ!」

——最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
「いつも応援してくれてありがとう。俺は逃げも隠れもしない。そして笑顔で相手をノックアウトする姿を見届けてくれ!」

「Krush.64」前日計量と一夜明け会見を一般公開 当日は弘嵩と山崎がサイン会

2016.03.18 Vol.662

「Krush.64」(3月20日、東京・後楽園ホール)の前日公式計量・タイトルマッチ調印式・記者会見が19日、大久保のGENスポーツパレスで一般公開で行われる。
 計量には全選手、記者会見には主要選手が参加。調印式には堀尾竜司と寺戸伸近が参加する。計量は13時~、記者会見は13時30分~。来場者全員に堀尾と寺戸の直筆サイン入り「Krushロゴ入りクリアファイル(非売品)」が進呈される。
 また21日11時から同所で行われる一夜明け記者会見も一般公開。
 出席者は堀尾vs寺戸戦の勝者と第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝の勝者2選手が予定されている。こちらの来場者全員には、Krush -55kgチャンピオン(堀尾vs寺戸の勝者)の直筆サイン入り「Krushロゴ入りクリアファイル(非売品)」が進呈される。

 大会当日はオープニングトークにKrush -58kg王者の小澤海斗が登場。
 正面ロビー・物販ブースでは卜部弘嵩と山崎秀晃のサイン会が行われる。卜部は開場時と本戦第6試合後の休憩時間、山崎はメインイベント終了後。

3.21 後楽園大会 環太平洋王座を争う竹中、小蒼のインタビュー【小蒼編】

2016.03.18 Vol.662

 3月21日(日)東京・後楽園ホールで開催される「プロフェッショナル修斗公式戦」メインイベントで環太平洋フェザー級王座決定戦に臨む小蒼卓也のインタビューを公開。

――環太平洋王座決定戦が迫ってきました。今回の試合に向けて、どんなことを念頭に置いてトレーニングしてきたのですか?
「基本的にはいつもと変わらないですね。そこに相手の映像を見て対策練習をプラスしている感じです」

――昨年のインフィニティリーグ優勝で王座決定戦のチャンスが舞い込んできたわけですが、リーグ戦を振り返っていただけますか?
「初戦で岡田(遼)選手に負けてから連続一本勝ちで優勝できたんですけど、何となく岡田選手が優勝するだろうなと思っていたんで『俺、持ってるな』と思いました」

――ある意味、初戦で岡田選手に敗れたことで、勝ち点を伸ばすことだけに集中できた部分はありますか?
「初戦を落として逆に吹っ切れましたね。2戦目以降は1Rで勝って点数伸ばすしかないと思って戦って、それがハマって連続一本勝ちになりました」

――とは言え、3試合連続で1R一本勝ちは普通は出来ないことです。自分でも驚いたのではないですか?
「そうですね。ただどんな展開になっても一本勝ちすることにこだわって、そういう練習ばっかりやっていたんで、試合前から変な自信はありました」

――リーグ戦に限らず、小蒼選手はKO・一本勝ちが多いですが、フィニッシュへのこだわりは強いですか?
「はい。アマチュア時代から打撃にしろ寝技にしろ一発で終わらせることにはこだわって練習していました」

――対戦相手の竹中選手にはどんな印象を持っていますか?
「打撃もやるけど、基本的には寝かせてグラウンドをやりたいのかなって印象ですね。レスリングが強くて身体が強い。バックを取るのが上手いですよね」

――自分と試合をしたら噛み合うんじゃないかという予感はありますか?
「どうですかね…。ただ一つ言えるのは僕はリーグ戦の時とは違う戦い方をするってことです。一本・KOを狙うことは同じですが、細かいところでは今までと違う戦い方を見せられると思います。楽しみにしていてください」

――小蒼選手は2010年デビューで、一時は5連敗も経験しています。そういった時期を乗り越えて、タイトルマッチに辿り着いたということをどう感じていますか?
「本当に時間かかったなと思いますね。連敗していた時は気持ちもダメで落ちてたんですけど、一緒に練習している仲間と色んな話をしたり、みんな考えながら練習をして、一緒にここまで来れたのかなと思います」

――スカ―フィスト全員で強くなってきた、と。
「はい。同じプロの大里(洋志)や梶川(卓)のおかげもあるし、あとは応援してくれる人たちですよね」

――小蒼選手が格闘技を始めたきっかけは何だったのですか?
「小学校から中学までは柔道をやっていたんですね。そのあとは特に何もやっていなかったんですけど、22歳くらいの時に、同級生が修斗のビデオを借してくれたんですよ。五味(隆典)さんと(佐藤)ルミナさんがやった試合だったんですけど。それを見て自分も修斗をやりたいと思って、仕事を見つけて上京しました。それで当時、五味さんも練習していた木口ワークアウトスタジオに入門しました。まぁ、自分は初心者だったんで五味さんと練習することはなかったんですけど(笑)。それから地元に戻ることになって、サークル的な感じで練習しながら、スカ―フィストに入ったっていう流れです」

――では修斗を見たことで人生が決まったんですね。
「本当にそうですね。修斗がなかったから今の自分はないと思います」

――それだけ思い入れのある修斗のベルトがあと一つ勝てば手に入ります。改めてベルトへの想いを語ってもらえますか?
「もちろん絶対獲るつもりです。青森在住で修斗のベルトに挑戦した選手っていないと思うんですよね。だから地元に修斗のベルトを持って帰りたいですね」

3.21 後楽園大会 環太平洋王座を争う竹中、小蒼のインタビュー【竹中編】

2016.03.18 Vol.662

 3月21日(日)東京・後楽園ホールで開催される「プロフェッショナル修斗公式戦」メインイベントで環太平洋フェザー級王座決定戦に臨む竹中大地のインタビューを公開。

――いよいよ環太平洋王座決定戦が迫ってきました。試合のための練習はやりきりましたか?
「はい。本格的な練習は月曜日(15日)に切り上げて、調整に入っています。もう練習でやるべきことはやりましたね」

――今回の試合に向けて、どんなことを念頭に置いてトレーニングしてきたのですか?
「全局面で戦えるように、ですね」

――今の練習環境を教えてもらえますか?
「パラエストラ和泉がメインで、パラエストラ東大阪さんとコブラ会さんの選手練習に参加させてもらって、打撃はキックボクシングジムのM-BLOWさんで教えてもらっています」

――王座決定戦のオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「去年11月に佐藤将光選手に勝ったあと、そろそろタイトルマッチいけるかなって思っていたところで決まった感じですね。本当にチャンスなんで絶対にモノにしようと思いました。試合が近づくに連れて、ベルトへの想いは日に日に強くなっています」

――今までの試合と心境は違いますか?
「僕は一戦一戦ずっと『負けたら意味がない』と思って、懸けてやってきたんで、今回も全力で戦って結果を出すだけです」

――竹中選手は公式戦そしてMMA戦績も含めて無敗です。そこはあまり意識していないですか?
「とにかく負けないことを考えてやってきて、気づいたら今に至るって感じです」

――無敗の選手は、デビュー当初から自信満々で負ける気なしという選手も多いですが、竹中選手はそうではないのですね。
「僕は真逆です(笑)。試合前に自信がないタイプで、どんな試合も自分にとっては壁だと思ってやってきました。だから今回も目の前の試合に全力をぶつけて勝つことはぶれずにやりきりたいと思います」

――竹中選手が格闘技を始めたきっかけは何だったのですか?
「高校3年生までずっとサッカーをやっていて、格闘技経験はなかったんです。で、UFCのゲームを友達とやっていて、20歳くらいの時に運動不足解消でパラエストラ和泉に入りました。だからプロになろうとは一切思ってなかったです」

――ちなみにUFCのゲームでは誰を使っていたのですか?
「チャック・リデルです。僕のスタイルとは全然違うんですけど(笑)。だから僕は格闘技のバックボーンはないし、ジムに入ってしばらくはパラエストラ和泉でしか練習していないんで、僕の格闘技の基礎を作ったのはパラエストラ和泉ですね」

――対戦相手の小蒼選手にはどんな印象を持っていますか?
「気持ちが強いんやろうなって思います。インフィニティリーグでは一本勝ちしなきゃいけないって場面で、しっかり一本勝ちしているんで。戦績を通して見てもフィニッシュして勝っている試合が多くて怖さがある選手ですが、逆にフィニッシュされている試合も多い。だから相手のやりたいことをきっちり潰して、こっちがしっかりした攻めをすれば崩せるんじゃないかと思います」

――ここでベルトを獲る・獲らないでは、今後の格闘技人生において大きなものになると思います。
「僕は格闘技で上に行きたい気持ちがあるんで、ここで勝たないと上を見れなくなると思います。ここで勝ってベルトを巻いて、上を見ていられる・夢を見ていられる感じの格闘技を続けたいです」

――ずばりどんな試合を見せたいですか?
「僕は豪快なKOとか華麗な一本はあるわけじゃないし、特別華がある試合をするわけじゃないです。でも勝負に徹する、試合に全力を出す姿勢を見て感じ取ってもらえるような試合をしたいです」

サッカーW杯アジア2次予選メンバー発表 川島とハーフナーが代表復帰

2016.03.17 Vol.662

 

 日本サッカー協会は17日、都内で会見を開き、「2018ワールドカップ(W杯)ロシア アジア2次予選」アフガニスタン戦(24日、埼玉スタジアム2002)とシリア戦(29日、同)の代表メンバー24人を発表した。
 今回もハリルホジッチ監督自らがスクリーンを使ってのメンバー発表。

 GKの川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)が昨年6月以来、約9か月ぶりの復帰を果たした。ハリルホジッチ監督は「川島は数カ月代表にはいなかった。そしてプレーもしていなかった。ようやく最近、スコットランドでプレーするようになった。しかし彼には経験とクオリティーがある。そしてA代表で数年間先発だったが、今度は彼が先発を奪わなければいけない立場になっている。ただ彼と話している時、戻ってくるという野心は強かった。それがなかったら呼んでいないと思う。まず彼のフィジカルがどのような状態か把握するために呼んだ。プレーはしないかもしれない」と話した。

 FWではハーフナー・マイク(ADOデン・ハーグ)が2014年10月以来、約1年5か月ぶりの代表復帰となった。ハーフナーは今季オランダリーグで13得点を挙げている。ハリルホジッチ監督は「我々のチームにはここまで身長の高い選手はいなかった。このようなFWを使った場合、ヘディングが強いところが興味深い。どのような発展を遂げているかを見るために呼んでいます」と話した。

 FWでは小林悠と金崎夢生といったところが“新鮮力”。ハリルホジッチ監督は「小林は数カ月見続けてきた。彼にもチャンスを与えたいと思っていた。ゴールゲッターとしてのクオリティーがある。金崎にもチャンスをつかんでほしい。運動量が多いし、頑張り屋で興味深い選手。彼のクオリティーをしっかりと代表にもたらしてくれるかなと思っている。特にゴールを取る場面で」と話した。

 日本は現在、アジア2次予選グループEで5勝1分けの勝ち点16でトップに立っている。最終予選には各組1位の8チームと2位の成績上位4チームの計12チームが進出する。

4・3シュートボクシング 内藤がRISEからの刺客・佐野と対戦

2016.03.16 Vol.662

“ミスター・.シュートボクシング”宍戸大樹の引退試合が行われる『SHOOT BOXING 2016 act.2』(4月3日、東京・後楽園ホール)で、SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹がRISEからの刺客・佐野貴信と対戦する。
 内藤は2月のシリーズ開幕戦でREBELSのトップファイター小笠原裕典をKOで下し、昨年参加した「BLADE.2」の-55kgトーナメント決勝で敗れた那須川天心へのリベンジロードを幸先の良い形でスタートさせたばかり。
 佐野は2013年にKAMINARIMON全日本選手権60kg級王者となり大会MVPを獲得したRISE期待のルーキー。左ミドルを武器にREBELSや新日本キックなどにも参戦しており、昨年は、元J-NETWORLKスーパーバンタム級王者・炎出丸に勝利を収めている。現在RISEバンタム級9位。
 今季開催予定のRISEバンタム級王座挑戦者決定トーナメントへの出場を狙う佐野は「今回のオファーが来た時に、とにかくとてもワクワクしました。いきなりナンバー2とやれるチャンスをもらったわけですからね。めったにないチャンスだし、RISEで培ったものを爆発させてSBで暴れてやります。僕が目指してるRISEのベルトを獲るために、内藤選手に勝ってナンバー1の那須川天心とのタイトル戦につなげたいです」と、内藤をナンバー2と表現し、自身の照準はあくまでも那須川であるとコメントしている。
 内藤もRISEバンタム級王座挑戦者決定戦に乗り込むことも辞さない構えを見せているだけに、がぜん注目度の高い戦いとなっている。

4・10「Krush.65」西京の相手が貴章に決定

2016.03.16 Vol.662

 対戦相手のケガで「Krush.64」(3月20日)での試合が流れ、「Krush.65」(4月10日、東京・後楽園ホール)へのスライド出場となっていた西京春馬の対戦相手が16日、貴章に決まった。
 貴章は「Krush.62」(1月17日)で石田圭祐にKO負けを喫しており、今回はK-1甲子園2015王者を相手に再起を目指す。

K-1の武尊、功也、山崎がトークライブ

2016.03.16 Vol.662

 K-1ファイターが出演するトークショー「K-1 TALK LIVE2016」が5月29日に文化放送12階のメディアプラスホールで開催される。
 出演はK-1公式サポーターの関根勤と自他ともに認めるK-1の大ファンである平子祐希(アルコ&ピース)。
 K-1ファイターは現在のところ、武尊(初代K-1 WORLD GP -55kg王者)、卜部功也(初代K-1 WORLD GP -60kg王者)、山崎秀晃(K-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント優勝者)の3人の出演が決定している。
 トークショーは13時と17時の2回行われ、チケットは3月26日より発売される。

4.17、RIZINに藤田和之が電撃参戦

2016.03.16 Vol.662

 4月17日に日本ガイシホール(名古屋市)で開催される「トップ Presents RIZIN.1」のカード発表が16日、都内のホテルで行われた。年末に開催された「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX2015」のトーナメント準優勝のイリー・プロハースカ(チェコ)は藤田和之と対戦、メインイベントとなることが発表された。プロハースカは若干23歳ながら、榊原RIZIN実行委員長が、同じく年末の試合に出場したテオドラス・オークストリス(リトアニア)、ワジム・ネムコフとともに「三銃士」と呼んで期待を寄せる選手。会見に登場した藤田は「これまでいろいろありました。あれから生き場所を求めてずっと戦い続けました。しかし、やはり藤田は、戦(いくさ)を選び、ここに戻ってきました。あとはその覚悟をリングでお見せするだけです」と語った。

 また、年末の試合が相手選手の体重オーバーで無効試合となった元谷友貴の出場も発表。シュートボクセ所属のアラン・ナシメントと対戦する。同席した高田延彦RIZIN統括本部長は「前回計量オーバーしたエフラインより、アランの方が実力が上。打撃よし、テイクダウンよしのバランスのいい選手。元谷選手には厳しい戦いになると思うが頑張って勝利をもぎ取ってほしい」とコメント。会場に来られなかった元谷は「年末は対戦相手が計量オーバーしたのですが結果的に自分の詰めの甘さを実感する試合になってしまいました。今回はキッチリ一本かKOで極め、再びエフラインとの再戦につなげたいです」とコメントを発表した。
 今回新しく発表されたカードは以下。

メインイベント 110kg契約 1R10分・2R-3R5分
イリー・プロハースカ(チェコ/ジェットサームジム・ブルノ)VS 藤田和之(TEAM FUJITA)

56.7kg契約 1R10分・2R-3R5分
元谷友貴(CB IMPACT)VSアラン・ナシメント(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)

「トップ Presents RIZIN.1」大会概要
【日時】4月17日(日)15時開始【会場】日本ガイシホール(名古屋市)【チケット料金】VIP席 10万円(特典付)、SRS席 2万円、S席 1万円、A席 5000円 ※いずれも全席指定・消費税込み

3・20「Krush.64」佐々木大蔵インタビュー -63kgのベルトはチームドラゴンの自分が巻く!

2016.03.15 Vol.662

 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で南野卓幸と対戦する佐々木大蔵のインタビューを公開。

――試合に向けての仕上がりはいかがですか?(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)
「追い込みももう終わりますし、いつも通りばっちりです。あとは心身ともに研ぎ澄ませるかが鍵になると思うので、試合まで集中したいと思います」

――今回の試合に向けてどんなことを意識して練習してきましたか?
「1回戦は判定決着でKrushらしい試合はクリアできなかったと思います。底辺からのスタートだけど、その分、自分の進化を見せられるチャンス。前回よりもすごく進化した姿を見せられると思います」

――Krushらしい試合ができなかった要因は何だったと思いますか?
「慎重になりすぎました。一度やったこともある相手だったし、怖さもある選手だったので、それで慎重になりすぎてしまいました」

――準決勝の対戦相手が南野選手になったことについてはどう思いますか?
「総本部で顔を合わせることは何度かあったし、話すこともあったけど、同じ-63kgでやっている以上、いつかやる相手だと思っていたし、それが今になったという感じです。試合に臨む気持ちは変わらないです」

――元チームドラゴンの梶原龍児さんの指導を受けている選手ですが、怖さはありますか?
「怖さ自体はないですね。南野選手は龍児さんのもとで指導を受けていて、相当対策も練ってくると思います。でも僕は龍児さんに見せていない自分を見せて、驚かせてやろうと思います」

―――63kgのベルトはチームドラゴンの自分が獲りたいという気持ちはありますか?
「初代王者が龍児さんで第3代王者が秀(山崎秀晃)さん。一度、トーマス・アダマンドポウロスが巻いていたこともありますが、基本的にはチームドラゴン以外のジムには行っていないベルトです。僕は龍児さんの次にあのベルトを巻きたいと思っていたし、今回は秀さんともスパーリングさせてもらって、すごく自信になっています。自分も今回はすごい試合を見せられると思います」

――山崎選手とスパーリングして得るものは大きかったですか?
「秀さんとのスパーリングは相当怖いし、普段から秀さんのパンチをくらっていたら、-63kgにあんなにパンチの威力がある選手はいないと思います。秀さんのパンチは-65kgではトップで、-70kgでも通用する破壊力があるんで、秀さんとスパーリングするとすごくプラスになります」

――山崎選手のK-1-65kg日本代表決定トーナメントの優勝は刺激になりましたか?
「もちろんです。-65kgの3強(左右田泰臣、久保優太、野杁正明)に勝ったわけですからね。周りからそういう選手と練習できている自分がうらやましいと思われるだろうし、自分自身、練習させてもらったことを裏切りたくないです。今回、秀さんがトーナメントで優勝したことで、Krush-63kgのベルトの価値がさらに上がって、ハードルも上がったと思います。でもあとはそれをクリアしていけばいいと思っています」

――試合内容について今までとは違う試合をしたいという気持ちはありますか?
「気持ちでぶつかってくる相手なんで、それがぶつかりあえばKrushらしい試合ができると思うし、そこで勝ちに徹して決勝に進みたい。絶対に負けないです」

――対戦相手の南野選手は「佐々木選手は何でもできるけど、何でもできるだけで怖さがない」と発言していますが。
「まぁ、南野選手だけじゃなくてみんな僕のことをそう思っているのかなと思うけど、実際に戦った時に違ったなって思わせたい。一発一発の攻撃を食らうと重かったなって思わせたいですね」

――南野選手はガツガツ来るスタイルですが、それに対してはどう戦いますか?
「向こうはガツガツ来ると思うけど、僕がガツガツ行っても僕のほうが上だと思います」

――佐々木選手の試合には子供の生徒たちが多く応援に来ていますが、その生徒たちのためにもベルトを獲りたいですか?
「みんな先生にベルトを獲ってもらいたいと思っていると思うんで、僕がベルトを獲って写真を撮ったり喜びを分かち合いたいです」

――最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「前回の試合から進化した佐々木大蔵を見せたいと思うので、期待していてください」

3・13「WRESTLE-1」KAIがハヤシを強引に同士扱い? 火野が2度目の防衛

2016.03.14 Vol.632

 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2016 TRANS MAGIC」(3月13日、東京・後楽園ホール)のメーンで「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が行われ、王者・火野裕士に近藤修司が挑戦。16分6秒、Fucking BOMBからの体固めで火野が2度目の防衛に成功した。

 前回の後楽園大会で挑戦表明した近藤に対し、火野は河野真幸、近藤組の持つ「WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ」への挑戦を条件に対戦を受諾。そのタッグ戦が3・6宮城大会で行われ、火野がFucking BOMBからの体固めで近藤から直接フォールを奪い、タッグベルトを強奪。この結果を受けてのこの日の対戦だった。
 ともにパワー殺法に定評のある2人は試合開始から肉弾戦を展開。REAL DESPERADOとTriggeRの軍団の威信をかけた戦いでもあり、場外戦になると両軍団のセコンドが小競り合いを繰り広げる。
 体格で劣る近藤は火野の左足に攻撃を集中させ、キックにラリアットで追い込むが、今の火野にはそんな攻撃のセオリーを踏みにじる勢いがある。
 打撃戦では近藤の手刀と火野の逆水平の打ち合いとなり、会場に大きな音が響き渡る。近藤はキングコングラリアット、セカンドロープからのブレーンバスターで追い込むが、そのたびに火野は逆水平、ラリアット、セントーンで流れを変えてしまう。いよいよ手詰まりとなった近藤がパワーボムを狙うが、持ちあがらない。逆に火野が鬼殺し式のパワーボムで投げ捨てると、逆水平の4連発、ラリアットからFucking BOMBとつないで3カウントを奪った。
 タッグのベルトを奪われ、近藤が火野に2連敗と緊急事態に陥ったTriggeRは試合後、河野が挑戦を表明した。

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