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4・22K-1 武尊が復帰戦でKO勝ち 山崎はリベンジならず

2017.04.23 Vol.688

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で初代フェザー級王者の武尊がスーパーファイトでビクトー・サラビアを3R2分23秒、KOで破った。

 武尊は昨年行われた初代フェザー級王座決定トーナメントで優勝したものの、右拳を骨折。今回は5カ月ぶりの復帰戦となった。

 ともに倒しに行くスタイルで激しい打ち合いを展開。途中、ともにノーガードで笑顔を見せ、互いの気持ちがシンクロする場面もあった。

 試合は体格で勝る武尊が徐々にペースを握る。三日月蹴りで動きを止めると、パンチの連打で追い込む。しかし3Rにサラビアのバックスピンキックがローブローとなり試合は中断。

 まともに食らった武尊はおう吐し、けいれんも見られるなど危険な状況となったが、試合後「ここで止められたら大会的にもダメ」と振り返ったように、とにかく続行を望み、5分近くの休みを取る。

 試合再開後、いきなりサラビアがボディーに前蹴りを放つが武尊はひるむことなく前に出る。最後はロープに詰め、右ストレートからの左フックで完全KOした。

 試合後のマイクで武尊は「途中でストップしてつまらない時間があったんですけど、KOしたんで許してください」と話した。

武居由樹がK-1第2代スーパー・バンタム級王座に輝く

2017.04.23 Vol.688

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われたスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで武居由樹が優勝。第2代王者となった。武居はKrush-53kg王座と合わせて2冠王となった。

 武居は1回戦でスペインのアントニオ・オルデンと対戦。初の国際戦で一つ上のフェザー級でも戦い階級を落としての参戦となったオルデンのパワーに手を焼く場面もあったが、スピードとテクニックで徐々にペースをつかむ。3Rにはオルデンがヒジ打ちを放ってしまい、口頭注意が与えられる。以降、動きが鈍ったオルデンに武居は右ボディーでダウンを奪う。オルデンは組みつきが多くなり、もつれて投げられるような場面もあったが、武居は右ハイから右ボディーを放つとオルデンは背を向けかがみこむ。レフェリーがダウンを取って、武居がKO勝ちを収めた。

 準決勝は初代王者・武尊のチームメイトの石田圭祐。石田は武尊が王者だったことから挑戦のチャンスに恵まれなかったが、陰の実力者ともいえる存在。1回戦でチャールズ・ボンジョバーニを2RKOで破り、その実力を見せつけ準決勝に上がってきた。
 しかし武居は1R、ガードのすき間から左ストレートを打ち込みダウンを奪うと、立ち上がった石田に右フック3連発で2度目のダウンを奪いKO勝ち。ほぼノーダメージで決勝に勝ち上がった。

鳥谷連続出場単独2位に

2017.04.21 Vol.689

 プロ野球、阪神の鳥谷敬内野手が19日、ナゴヤドームで行われた中日戦に6番サードで先発出場。連続試合出場記録を1767試合とし、阪神の金本知憲監督を抜いて単独2位となった。1位は衣笠祥雄(広島)の2215試合。

【RIZIN】女子が大活躍!大晦日のメーンの可能性も「RIZIN 2017 in YOKOHAMA〜SAKURA〜」

2017.04.21 Vol.689

 今大会では11試合中女子の試合が4試合組まれるなど、女子格闘技が大きくフィーチャーされた。そのなかで初出場となった石岡沙織とKINGレイナがともに一本勝ち、昨年末に苦汁をなめた浅倉カンナが初勝利、そしてRIZINの顔ともいえる存在となったRENAはグラウンドで追い込まれてからの逆転勝利と全勝。それぞれ高い試合内容とドラマチックな展開で会場ばかりでなくテレビの前のファンにも“ジョシカク”の魅力を大きくアピールした。

堀口が階級を上げてバンタム級トーナメント参戦へ

2017.04.21 Vol.689

「RIZIN 2017 in YOKOHAMA?SAKURA?」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)で、“逆輸入ファイター”堀口恭司が元谷友貴を破り、RIZINデビューを飾った。

 堀口は修斗でフェザー級王者となり、2013年にUFC参戦。フライ級で3位にランクされるなど、日本が世界に誇るファイターだ。2015年には時の王者デメトリアス・ジョンソンに挑戦。敗れはしたがUFCでの敗戦はその1戦のみ。王座再挑戦もそろそろ視野に入っていたところでのRIZIN参戦だった。
 迎え撃ったのは日本のフライ級戦線のトップを走る存在といっても過言ではない元谷。ストライカーの堀口に対し、元谷はグラウンドが得意とあって、そこに突破口が見いだせるのでは、という期待もあったが、アメリカにトレーニングの拠点を移した堀口は元谷のグラウンドにもきっちり対処し、逆にチョークスリーパーであわや一本の場面も作るなど、判定ではあったが圧倒しての勝利だった。
 この結果を受け、RIZINでは階級が未定だった男子のトーナメントをバンタム級で開催することを決定。堀口には階級を上げての参戦を要請し、堀口も快諾した。

 一夜明け会見で榊原信行RIZIN実行委員長は「元谷選手も本当に強い選手。どこまで堀口と元谷の差があるのかは戦わせてみないと分からないというところがあったが、階級を超えた異次元の強さがあった。昨日の大会後、堀口選手と話しをして、“今年は階級を上げてやってみないか”と相談した」と話した。

 今大会では昨年末に2連戦で総合格闘技(MMA)デビューした第6代RISEバンタム級王者の那須川天心が3戦目に臨み、1R69秒KO勝ち。矢地祐介が元UFCファイターの実力者ダロン・クルックシャンク相手に1R失神KO勝ちし、「クロン・グレイシーと戦いたい」とぶち上げれば、ZSTフライ級王者の伊藤盛一郎が念願のRIZINデビューを果たし才賀紀左衛門を破るなど、今後が楽しみな選手が活躍。

 そんななか、ベテランの川尻達也がメーンで約1年半ぶりの勝利と、復活ののろしを上げた。判定勝ちではあったものの力強いパウンドで相手を追いこむなど“らしい”姿を見せた。当初はクロンの階級でのトーナメント開催の機運もあったが、それは見送られたため川尻は一夜明け会見で「“川ちゃん勝手に一人でサバイバルトーナメント”を7月30日に開催することを勝手に決定しました。参加予定選手は川尻達也選手1人。対戦相手は誰になるか分かりませんがお楽しみに。決勝はクロン・グレイシーと信じて戦い続けるだけ」と独自のアプローチでクロンへのリベンジを狙う考えを見せた。

 大会では現ストロー級キング・オブ・パンクラシストの砂辺光久の参戦も発表され、軽量級の陣容もパワーアップ。今後もサバイバルで刺激的なマッチメークがどんどん提供されそうだ。

今度は出場選手が10代限定。「KHAOS.2」5月13日開催

2017.04.21 Vol.689

 K-1グループの新ブランドとして立ち上がった「KHAOS」。3月18日に旗揚げ戦「KHAOS.1」が東京・新宿FACEで開催されたのだが、 K-1、Krushとは一味違った趣向のマッチメイクが話題を集め、旗揚げ戦から早々にチケットが完売の人気イベントとなった。

 その「KHAOS.1」では「KHAOS ROYAL」という、前日計量後に抽選で対戦相手を決めるという破天荒な試みがなされたのだが、第2弾となる「KHAOS.2」(5月13日、東京・新宿FACE)は【KHAOS TEENS】と銘打たれ、出場選手は10代限定というこれまたチャレンジングな大会となる。

 10代とはいっても、KrushやK-1に『出場経験のある選手もおり、決してネームバリューで劣ることはない。

 そのなかでも注目なのは3月の「Krush.74」で出貝泰介を破り、Krush?53kg王者・武居由樹への挑戦が決まっている軍司泰斗。今回の相手は昨年のK-1甲子園?55kg決勝で対戦した龍矢。その時は軍司が勝利を収め優勝を果たしたのだが、その1年前は龍矢が勝っており、1勝1敗。今回は決着戦となる。

 プロでの実績では上回り、タイトル挑戦も決まっている軍司としては「正直闘いたくなかった相手」とチラリと本音を見せるも「対戦成績が1勝1敗で引き分けみたいな感じになっているし、ここはKrushのタイトルマッチも決まっているので、KOでしっかり勝ちたい」と話す。一方の龍矢は直近の試合で敗れているだけに控えめなコメントながらも「負ける相手ではない」とこちらも本音をチラリ。長く続くであろうライバル対決の本格スタートとなる一戦となる。

 このほかにも第5代Krush?60kg王座決定トーナメントにも出場した佐野天馬と「KHAOS.1」に出場しKO勝利を収めた里見柚己が対戦。昨年5月の「第2回K-1アマチュア全日本大会」を17歳で制した瑠久(るーく)がデビュー戦を行うなど興味深いカードが並ぶ。

これですっきり!? 五輪マラソンの選考方法が大きく変更

2017.04.21 Vol.689

 日本陸連は18日、都内で会見を開き、2020年東京五輪のマラソン代表選考の新方式を発表した。
 2019年9月以降に男女各2枠を争う選考大会「マラソングランドチャンピオン(GC)レース」を開催。残る1枠は19年秋から20年春までの男女各3大会「ファイナルチャレンジ」の記録最上位を原則的に選ぶという。

 GCには「グランドチャンピオン(GC)シリーズ」と位置づけされた、これまで選考レースだった大会や指定された国際大会でそれぞれに設定された条件をクリアした選手が出場できる。

 陸連が新たな代表選考方式を導入した理由は2つ。

 1つ目は、戦える選手を選ぶため。従来は五輪前の選考大会で好成績を出せば代表に選ばれていたが、新方式ではGCシリーズとGCレースの2度、結果を残さなければならなくなった。“関門”を増やすことで「調整能力」と「安定性」を見極め、自国開催の重圧の中でも力を出し切れる選手を選びたい考え。

 2つ目は選考の透明性確保。かねて条件の異なる複数レースの結果を、日本陸連内で比較検討する形だった代表選考。専門家の“目利き”がメダルにつながった例はあるものの、微妙な裁定で議論を呼ぶことも少なくなかった。

 ただGCレースでは順位を意識するあまり超スローな展開になることも予想されることから、レース自体のレベルの低下を懸念する意見もある。

浅田真央引退「体も気持ちも全部出し切った」

2017.04.21 Vol.689

 フィギュアスケートの元世界女王で、2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央(26)=中京大=が12日、東京都内で引退会見に臨み、「私、浅田真央は選手生活を終える決断をいたしました。すごく悩みましたが後悔はなかった。体も気持ちも全部出し切った」と、晴れやかな表情で21年の現役生活に終止符を打った。

 浅田は10日夜に自身のブログで引退を表明していた。

 会見では自己最低の12位に終わった昨年末の全日本選手権後、引退に気持ちが傾いたと説明。10日までの約3カ月は「(18年)平昌五輪に出る目標をやめてしまう自分を許せるのかな、という葛藤がずっとあった」と打ち明け、「最後は自分で決めた」と語った。

現役生活の中で最も印象に残った演技としてはメダル争いから脱落して迎えたソチ五輪のフリーを上げた。

 また日本の女子は平昌五輪の出場枠をかけた3月の世界選手権で苦戦し、2006年から3大会連続で守ってきた最大の3枠を逃し、2枠の獲得にとどまったのだが、この出場枠減少と引退との関連は否定した。

競泳日本選手権で池江が女子史上初の5冠達成

2017.04.21 Vol.689

 競泳の世界選手権(7月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねて行われた競泳日本選手権(4月13?16日、愛知県・日本ガイシプラザ)で池江璃花子が女子で史上初の5冠を達成した。

 池江は50メートルバタフライ(第1日)、200メートル自由形(第2日)、100メートル自由形(第3日)と一つずつ階段を上り、最終日(16日)も50メートル自由形と100メートルバタフライを完勝。目標の日本記録更新は最後までかなわなかったが、「達成感でいっぱい。記録は悔しいけど、初めて5冠ができていい経験になった」と笑顔で偉業達成を喜んだ。

 いずれも派遣標準記録を突破し、17日にはこの5つの種目で世界選手権の代表に選出された。

 男子ではライバル対決が注目された瀬戸大也と萩野公介は第1日(13日)の男子400メートル個人メドレーでは瀬戸が4分10秒44で初優勝。萩野を0秒01押さえた。念願だった日本一の座に「日本最高峰のレースで公介(萩野)に勝てて素直にうれしい」と会心の笑みを見せた。

 昨年9月に受けた右肘の手術の影響が懸念されていた萩野だったが、第3日(15日)の男子200メートル個人メドレーでは雪辱を果たし6連覇を達成。瀬戸は2位だったが、ともに日本水連の選考基準を満たして代表に選ばれた。萩野はこの日、400メートル自由形も制し、第2日(14日)の200メートル自由形、最終日(16日)の200メートル背泳ぎと合わせ今大会4冠を達成した。背泳ぎは昨年まで日本選手権を10連覇していた第一人者の入江を下しての初優勝。しかし200メートル自由形は5連覇を果たしたものの1分47秒29と平凡なタイムに終わり、派遣標準記録を上回ることはできなかった。

RIZIN 今年はバンタム級トーナメント開催。堀口が階級を上げて参加

2017.04.17 Vol.688

「RIZIN 2017 in YOKOHAMA-SAKURA-」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が17日、都内で行われた。

 階級が未定だった男子のトーナメントがバンタム級(61.0kg)で行われることが発表された。昨日RIZINデビュー戦で元谷友貴相手に勝利を収めたフライ級の堀口恭司が階級を上げトーナメントに参加することも合わせて発表された。

 フライ級、フェザー級と候補があったなかでバンタム級での開催になったことについて榊原信行RIZIN実行委員長は「元谷選手も本当に強い選手。どこまで堀口と元谷の差があるのかは戦わせてみないと分からないというところがあったが、階級を超えた異次元の強さがあった。昨日の大会後、堀口選手と話しをして、“今年は階級を上げてやってみないか”と相談したところ、“それがRIZINと日本の格闘技界にとってプラスになるのであれば自分はチャレンジする。受けて立つ。今年ベルトが巻けるなら巻きたい”という心強い言葉があって、それを受け止めさせてもらった」と経緯を説明。堀口も「もともと自分は“階級ってあまり関係ないでしょ”という考え方。誰でも来いという感じ。名前のある選手をしっかり倒していきたい」と話した。

4・16RIZIN RENA、カンナ、KINGレイナ、石岡-大和撫子全勝

2017.04.17 Vol.688

「RIZIN 2017 in YOKOHAMA-SAKURA-」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)では全11試合中、女子の試合が4試合組まれ、どれも大きなインパクトを残した。

 口火を切ったのは浅倉カンナ。 “女子高生ファイター”として脚光を浴びていた浅倉は昨年末にRIZIN出場を果たしたが、無念の判定負け。敗因は“タックルにこだわり過ぎた”振り返り、年明けから打撃の強化に取り組む。今回戦うアレクサンドラ・トンシェバは寝技が得意とあってグラウンドの攻防が多かったが、パウンドや相手の打撃の対処などに強化の成果をうかがわせた。3Rには肩固め、スリーパーであわやの場面も作ったがトンシェバの粘りの前に一本はならず。しかし判定ながら寝ても立っても相手を圧倒し、待望のRIZIN初勝利をあげた。

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