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PL学園野球部休部へ

2016.02.18 Vol.661

 高校野球の名門である大阪のPL学園硬式野球部が今夏の大会を最後に休部になることが17日分かった。
 PL学園は1962年に甲子園初出場を果たし、78年夏に初優勝。その後81、82年に春のセンバツを連覇。83、85年夏に優勝。87年には春夏連覇と計7回の優勝を誇る。

 かつては広告塔としての役割も大きかった野球部だったが、2000年代に入り不祥事が目立つようになり、それに伴って実力も低下。甲子園出場は2009年の夏が最後となっている。
 OBには桑田真澄氏、現役ではドジャースの前田健太ら豪華な顔ぶれが並ぶ。もちろん清原和博容疑者も同校OB。

“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹が4月3日大会での引退を発表

2016.02.14 Vol.660

 立ち技総合格闘技シュートボクシング(SB)の2016年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2016 act.1』(13日、東京・後楽園ホール)で、SB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹が4月3日に後楽園ホールで行われる大会をもって現役を引退することを発表した。
 後半開始前にリングに上がった宍戸は「4月3日の後楽園ホール大会での試合を最後に引退させていただきたいと思います。20歳の時から19年間、シュートボクシング一筋で頑張ってきました。自分が経験したことを後に続く者たちへ伝えて行きたいと思っています。最後の試合、まだ相手は決まっていませんが、最後、みなさんにシュートボクシングを応援していて良かったと思っていただけるような、最高の試合をします」と挨拶した。
 シーザー武志SB協会会長は「残念ですけど、本人がどうしてもということだったので。『あと5年ぐらいやったらどうだ』と言ったんですが…。シュートボクシングという競技に関しては、今までのプロの選手の中で、彼が一番長くやった選手。僕よりも(試合数は)多いです。なので彼のことを『ミスターシュートボクシング』と呼ばせていただきます」と宍戸をねぎらった。
 対戦相手については後日発表されるが、大会後の会見でシーザー会長は「候補は何人か上がっている。みんながびっくりするようなカード」と話した。

2・13 SB 鈴木と坂本が宿敵に連敗 内藤は逆転KOで復帰戦飾る

2016.02.14 Vol.660

 立ち技総合格闘技シュートボクシング(SB)の2016年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2016 act.1』が13日、東京・後楽園ホールで開催された。
 昨年、創立30周年を迎えさまざまなビッグイベントを開催したSB。新たな時代の幕開けとなる今大会は“リベンジ”をテーマにSB勢vs他団体というマッチメークが多く組まれたが、明暗を分ける形となった。

 メーンではSB世界スーパーライト級王者で、S‐cup 2014 65kg世界トーナメント優勝の鈴木博昭が昨年6月に敗れたムエタイ戦士タップロン・ハーデスワークアウトと対戦。
 タップロンは1R序盤から強烈な右ミドルキックでペースを握る。鈴木はミドルに合わせてパンチを放つもなかなかクリーンヒットさせることができない。コーナーに追い詰めてもタップロンは巧みに体を入れ替え、鈴木の攻撃を単発に終わらせる。後半、ややスタミナが切れかけたタップロンだったが、首相撲からのヒザや組み付いて距離をつぶし、鈴木の攻撃を寸断させるなど試合をコントロール。
 判定は2人が30-29でタップロンを支持。2-0の判定でタップロンが勝利を収めた。さかのぼれば、鈴木は2010年9月にもタップロンに敗れており、これで3連敗となった。

〈不定期プロレス女子企画 WRESTLE-1観戦記〉黒潮”イケメン”二郎のフォースは覚醒するか、試練の幕開けを目撃

2016.02.13 Vol.660

 たんなる黒潮”イケメン”二郎選手の応援コラムと化して久しいこの不定期企画。
 2月10日のWRESTLE-1 TOUR 2016 W-IMPACTから、「イケメン試練の七番勝負」が始まるということで、観戦の楽しみが通常の3倍となるなか、満員で熱気にあふれる後楽園ホールへ。

 この日イケメン選手は4試合目でしたが、本当に登場しただけで会場の空気が一変。高木三四郎CEOが「華があるなあ」とtweetしていたのも納得です。
 映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』でも、世界にはジェダイが必要だと言っておりますが、W-1のイケメンってもうそれくらい重要かも。
 相変わらず福山雅治をほぼフルコーラス使いきっての入場と、時間を気にしながら暖かくそれを見守る【Jackets】中之上&吉岡の表情もまたイケメン戦の楽しみのひとつ。

 肝心の初戦ですが、非・プロレス女子にも人気の超お洒落セレブ、ウルティモ・ドラゴン校長のアサイDDTで玉砕。文字通り試練の幕開けに。アンクルホールドかけられたときの「ふひゃああ~!にゃああ~!」という悲痛(?)な叫びはおかしかったけど、校長顔負けのラ・ケブラーダをお見舞いするなど素敵な場面も満載。

 そして試合後に発表された2戦目の相手はマッスルモンスター関本大介。頭を抱えていたけど、きっと筋肉の塊を相手に魅せてくれることでしょう!

 また、この七番勝負、観客席では今後誰が出てくるか会話に花咲いております。 “試練の”という冠が付くだけで物凄く期待値が上がってしまうのはタイトルの妙でもありますが、もちろんイケメンであればこそ盛り上がるので、がんばってほしいです!

2・10「WRESTLE-1」火野と大和が王座防衛 KAIは真田に完敗

2016.02.11 Vol.660

 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2016 W-IMPACT」(10日、東京・後楽園ホール)のメーンで「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が行われ、王者・火野裕士に田中稔が挑戦。20分59秒、Fucking BOMBからの体固めで火野が初防衛に成功した。
 クルーザー級の田中は階級の壁を越えての挑戦。パワーでは火野には敵わない田中は持ち前のスピードと左足への一点集中攻撃で火野を悶絶させると、ダイビングフットスタンプ、ハイキック、ヒールホールドであわやの場面を何度も演出。終盤には体格差を越え、火野のチョップにローキックで渡り合うと会場は「大ミノル」コールに包まれた。最後はこれまでしのぎにしのいできたFucking BOMBの前に無念の3カウントを聞いた。
 試合後、勝ち名乗りを受ける火野の前に現れたのはTriggeRの近藤修司。近藤が挑戦表明すると、2人は額を付き合わせてのにらみ合いから両軍入り乱れての大乱闘。
 マイクを握った火野は河野真幸、近藤組の持つタッグのベルトへ火野、KAZMA SAKAMOTO組で挑戦することを交換条件に近藤の挑戦を受諾した。

格闘家イケメンファイル Vol.42 新生K-1ヘビー級のラスボス 上原 誠

2016.02.08 Vol.660

 ヘビー級では日本人最強といわれている上原が3月4日(金)、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~−65kg日本代表決定トーナメント~」のスーパーファイトに参戦決定!

「日本人もそうですが、世界的にもヘビー級が一番強いんです。それを見せられるチャンスなので、新生K-1に出られるのは楽しみです。今は世界で戦っているので、戻ってこられてうれしいけど、今回は余裕ですぐに勝てると思う。あっという間にKOできるけど、それじゃ面白くないので1R2分ぐらいでじわじわと倒しにいきます。ビッグマウス? まあ、もともとパワーがある海外の選手と戦ってきた自信と、試合が決まると戦うスイッチが入っちゃうので、自然とそうなっちゃう(笑)。でもあまりヘビー級の試合を見たことがない人にはすごい衝撃を与えると思いますよ。力がものすごいので、会場の空気が一気に変わる。パンチやキックの音も “痛そう”じゃなくて、“これやばくない?”って。怖がって目を閉じる人もいるぐらい威力があるので、そんな試合を見せたらほかの階級の人がかわいそうかも(笑)」

 絶対的な自信をのぞかせる上原だが、意外にも格闘技を始めたのは大学生の時。

「高校まではずっと野球をやっていたんです。自分で言うのも何ですが、野球の天才だったんですよ(笑)。でも野球は嫌いだった。連帯責任がダメなんですよね。人のミスで負けて怒られるのが無理(笑)。才能だけでやっていたんですが当時の監督に進められて受けたプロテストで、巨人と日ハムとヤクルトを受けて、ヤクルトにかかったこともありますし、もともと身体能力が高い。だから体育の授業は何をやっても軽くこなせたので、中学時代はもてました(笑)。高校は男子校だったので、中学時代がピークでしたけど(笑)。で、大学時代のある日テレビを見ていたら、格闘技をやっていて、自分もやりたいと思ったんです。ミルコ・クロコップとボブ・サップの試合だったんですけど、その時のボブ・サップは2m160㎏で、アメフットをやっていてとにかくでかい。反対にミルコは185㎝ぐらいで100㎏と明らかに小さかった。でもその時に番組に出ていた人全員がミルコが勝つと予想していて、驚いたんです。そんなに小さくて、壁のようなサップに勝てるわけないよって思った。でも映像を見ると強くて、会場も大盛り上がりしているし、これだ!って(笑)。自分もこの場所にいきたいなと思ったんです」

 生まれながらの高い身体能力で、デビュー戦をあっさり勝ち、その後もKOで連勝を重ねた上原。しかし、その後試練が訪れた。

「連続KOで勝ち続けていたんですが、それが逆に味わったことのないプレッシャーになってきたんです。こんなプレッシャーを感じるなら負けてもいいかもしれないとまで思っちゃって。そうなるとモチベーションまで下がっちゃって、6戦目から3連敗してしまった。余裕で勝てるだろうと思った相手にも負け、自分の中でもう終わりかもしれないって。でも3連敗した時に、友達が初めて泣いているのを見て、こういう事なのかって。応援してくれる人たちがいて、リングに立てる。もっとしっかりやらなきゃダメじゃんって心の底から思ったんです。そこからモチベーションも上がり、練習にも身が入り…って自分が変わっていった。いろいろなジムに行って勉強したり、食生活から生活習慣まで全部変えた。新生・上原の誕生ですね(笑)。だから今は自分というより、人のために頑張っている。上原、今、人のために動いてますよ(笑)」

 今は格闘技に集中し生活しているという上原。3月の試合ではどんなファイトが見られる?

「上原ワールドにするっていうのが普段からの口癖なんですけど、自分は入場からパフォーマンス全開でいきます。入場からほかの選手とは違うなって思わせて、あおりVTRで強気な発言が出て、1Rで瞬殺して、会場がワーッと盛り上がる。画が見えます(笑)。ほんと、試合が決まって新生K-1と対戦相手の訓-NORI-選手に感謝です。って、試合前になるとちょっと言い過ぎたかなっていつも思うんですけど(笑)」

「ラグビー トップリーグ」パナソニックが東芝破り3連覇

2016.01.25 Vol.659

 ラグビーのトップリーグ決勝トーナメント最終日の24日、東京・秩父宮ラグビー場で決勝が行われ、パナソニックが27-26で東芝を破り、3年連続4度目の優勝を果たした。

 決勝は開始早々からトライの奪い合い。3分にパナソニックがラインアウトからモールで押し込みトライを奪うと、7分には東芝がスクラムからリーチ・マイケルがトライを決めすぐに追いつく。

 ともに前半2つのトライを決め、パナソニックが17-14とリードして折り返す。後半、パナソニックは8分にヘイデがPGを決め、20分には左サイドで華麗なパス回しからピーターセンがトライ。コンバージョンキックも決め27-14と突き放した。

 しかし粘る東芝は28分、流れるようなパス回しから最後はニコラが突き抜け、中央にトライ。コンバージョンキックも決め27-21と食い下がる。その後も地力で勝るパナソニックに自陣まで攻め込まれるも、なんとかしのいだ東芝はロスタイム、知念が左サイドを駆け上がる。これは止められたものの、ボールは右に展開。カフィが蹴り上げたボールがゴールライン付近に転がったところを豊島が押さえ、トライに成功した。

格闘家イケメンファイル Vol.41 今だからこその“Ride on Time” ジェットタテオ

2016.01.25 Vol.659

 2013年のプロデビューから約3年の間に12戦とハイペースで試合をしているジェットタテオ。小さなころから筋金入りの格闘技マニアかと思いきや、別のスポーツでオリンピックに出ていたかも知れないとか…。

「水泳をずっとやっていたんです。オリンピックを目指していたというわけではなく、オリンピックを目指すようなスイミングクラブの強化チームにいただけなんですけど(笑)。週に5回練習があって、学校から帰ると、6時から8時まで毎日5000〜6000m泳がされていた。それを小学校低学年から高校3年生まで続けていたんですけど、自分は体が小さくてタイムがあまり伸びなくなり、水泳がしんどくなってきたんです。それで辛いな、苦手だなと思い、高校を卒業したら自分のやりたいことをやるんだと決めていた。そのやりたいことが柔術だったんです。ちょうど高校生の時にPRIDEやDREAMをテレビで見て、一番強い格闘技ってなんだろうって考えた時に、柔術だってことになって、のちにパンクラスでプロデビューする高岡尚裕と調布にある大賀道場に入門したのが、この世界に入ったきっかけです。ですから、僕は19歳ぐらいで始めたので、小さいころからやっている澤田龍人選手とか飛鳥拳選手とは、格闘技のキャリアが10年ぐらい違うんです。2人とは同じ階級ですし、そういう人たちを潰していかないといけないと思っています」

 名前の出た澤田、飛鳥ともに試合では苦い思い出がある。

「年間を通して行う総当たりのリーグ戦で「インフィニティリーグ」という企画があるんですけど、2014年に参加しまして、この中で、飛鳥拳選手と戦った時に右眼窩底骨折をしてしまったんです。その後リーグ戦の1試合を欠場することになり、すごくショックでした。澤田選手との試合でも苦い思い出があって、初めて一本負けしたんです。“タップするか!”って思ったんですけど気付いたら首締められて落とされてました。それもリーグ戦の初戦で、初めての後楽園ホールだったので本当に悔しかった」

 優勝するとビッグチャンスがもらえるインフィニティリーグは、選ばれし強者ばかり。

「僕は正直インフィニティリーグでは抜擢枠だったんです。ですから全部負けて、おまけにさっき言ったようにケガをしてしまい欠場もして。でもそれが良かったと今は思っています。そのリーグ戦の最後の試合がATCHアナーキー選手との対戦だったんですけど、その復帰戦で仲間と練習してきたことが全部出しきれたっていう手ごたえがったんです。自分の中でもすごい高ぶりもありましたし、そこから何か自分自身が変わったような気がします。試合の結果はドローだったんですけど(笑)」

 復帰戦で手ごたえをつかんだというジェット。現在は惜しくも落とした試合があるものの連勝を重ね絶好調だ。

「やっぱりあのリーグ戦が自分の中で一番大きな経験で、すごい成長させてもらったんだと思います。参加させていただいたことで今の自分がある。リーグ中は連敗してケガして、なんで格闘技なんてやってるんだろうって思っていたけど、今はあそこに出させてもらって、選んでもらって本当に良かったと思っています。インフィニティリーグは、絶対に化け物が生まれるし、負けたとしてもすごく成長する選手もいる。だから抜擢されたら、喜んでやるべきですね」

 自分自身の成長を確かに感じているジェット。これからどんな試合を見せてくれるのか。

「自分の試合は良くも悪くも、勝っても負けても全力全開、全身全霊です。絶対面白い試合にするので、生で見たことがない人にぜひ見てほしい。そして見に来て修斗を好きになってほしいですね。そして選手がみんなこんなに頑張っているんだっていうのを感じていただければ。修斗は戦い方で勝敗が変わるのが魅力の一つ。打撃も極めも投げも、手の運び方で試合が引っくり返ることがある。知れば知るほど面白いと思うので、会場に足を運んで見てください。また、自分自身は今年が勝負だと思っているので、これまで以上に暴れます。そちらもお見逃しなく!」

格闘家イケメンファイル Vol.40 ダイナマイトキッド 小澤海斗(おざわ かいと)

2016.01.11 Vol.658

 目鼻立ちのはっきりとした濃い顔、その目はアイラインで縁取られているように、長いまつ毛がびっしり。初の南国系イケメンかと思い聞いてみると「よく言われるんですけど、バリバリ東北人です(笑)。出身は福島県の会津若松市です。白虎隊が有名で、会津の郷土料理こづゆも大好き。お蕎麦もおいしいし…」と郷土愛を語る。そんな小澤が上京したのは2年前。

「地元では高校を卒業後就職して、現場職で働いていました。でもキックボクシングがやりたくて、荷物とお金だけを持って上京した。最初からプロを目指していたので、プロを目指すにはレベルの高い所、それは東京にしかないと思ったんです。ここを(K-1ジムEBISU 小比類巻道場)を選んだのは、小さいころに師匠(小比類巻貴之)に指導してもらったことがあったので。何かの大会のゲストで福島に来た師匠がちびっ子に教えるというような企画で、幼稚園のころに空手を習っていた僕が師匠と1225段の階段を一緒に走ったんです。それで、東京に行くときは、小比類巻道場だとずっと決めていました。師匠は何も思っていないようですが、僕は運命を感じるなと(笑)」

 東京での生活には慣れたのか。

「最初は何もかもが全然分からなくて怖かった(笑)。でも田舎での自堕落な生活から抜け出し、自分を変えるつもりで来たので、その意識を持って生活していたら変わりましたね。生活にリズムが出てきて、メリハリがついた。プライベートも大分慣れて、楽しいばかりです。地元の友達も結構こっちに出てきているので、みんなで集まって飲んで、くだらない話をしてワイワイと(笑)。もちろん練習も楽しいです(笑)」
 一見クールな見た目だが、人懐っこい笑顔と素朴な話し方のギャップが…。

「見た目は濃いとか言われますが、選手としては固定したキャラがないんですよね。友達には、もっと悪い感じでいったほうが似合うんじゃないとか言われますが…。もっとビッグマウスになれとか(笑)。でも自分的には素朴で真っ直ぐで礼儀正しい男のキャラでいきたい(笑)。刺激を受ける選手は木村“フィリップ”ミノル選手とか。同じ年齢であそこまで言えるのはすごいです。意識が違いますし、人をひきつける魅力がある。自分もそんなカリスマ性みたいなものを目指しています」

 見る人を魅了する選手になりたいと語る小澤だが、キックボクシングの魅力とは。

「見ていても熱い何かがこみ上げてきて、ヒーローになれるじゃないですか。試合が終わったリングには1人しか立てないし、そこにスポットライトが当たり、お客さんの歓声を聞く。その光景や歓声は、忘れられない。めっちゃ気持ちいい(笑)。理想の勝ち方はもちろんKO。それも早ければ早いほどいい。観客も沸くし、その一瞬で感動を与えることができる。逆に勝っても負けても判定は嫌ですね。KrushはKO勝ちがメインの一番面白い団体だと思っているので、常にKOを狙って戦っていきたいです」

 意外と熱い男小澤だが、どんな女性が好み?

「優しくて疲れを癒してくれる子がいいですね。といっても大人しいというわけではなく、場をわきまえて騒ぐ時は騒ぐとか、雰囲気に合わせた行動がとれる人がいいです。格闘技についてもある程度知っていて、選手としての生活をサポートしてくれる人がいい。芸能人でいったら香里奈。見た目もドストライクです(笑)」

 2月5日、東京・後楽園ホールで行われるKrush.63で、人生初のタイトルマッチに挑む。

「Krush -58kg王座決定戦で、神戸翔太選手と対戦します。年齢は同じですが、キャリアはすごく上で、パンチの技術のうまい選手です。自分のこれまでの成績は9戦6勝1敗2分け。6勝のうち5回がKOです。右フックとか飛び蹴りで勝つことが多いですが、飛び蹴りは山本“KID”徳郁選手の真似(笑)。自分のファイトスタイルは爆発力。いきなり飛び込んでパンチを当てて倒すという爆発力が特徴なので、次の試合でもそのスタイルでいければ。初のタイトルマッチでもありますし、人生をかけてベルトを取りに行く。その日一番目立って勝ちます」

格闘家イケメンファイル Vol.39 目覚めたドラゴン 佐々木大蔵(ささき だいぞう)

2015.12.27 Vol.657

 名門チームドラゴンに所属する佐々木大蔵は、25歳にして所属12年というチーム内でも古株(?)の選手。

「そうですね。選手でいうと尾崎圭司さんと大体同じぐらいの時期の入門ですね。あとは…(梶原)龍児さんより僕のほうが早いので、ドラゴン歴はかなり長いです(笑)。出身がもともと町田で、実家はジムから自転車で20分ぐらい。格闘技を始めたのは中学1年生で、このジムに入門してからです。中学1年生になって野球部に入部したんですが、そこでいじめにあったんです。それがちょうど夏休みに入る直前ぐらいで、学校にも行かなくなっていました。そうしたら両親がこのジムを見つけてくれて、見学に行こうって。見学に来たら前田(憲作)先生(K-1GYM DRAGON 代表)がいて“強くなろう”って言ってくれたんです。それがきっかけで、その夏休み中ジムの練習に没頭していたら、夏休み明けに普通に学校に行けるようになっていた。野球部を辞めたので体を動かしたかったし、体を動かしている時は何も考えていなかったので、精神力がついたんだと思います。父親が格闘技好きでK-1とかヘビー級の試合を一緒にちょっと見るぐらいで格闘技は特に好きではなかったんですが、その没頭した期間ですっかりのめりこみました」

 来年1月17日に後楽園ホールで行われるKrush.62で「第4代Krush −63kg王座決定トーナメント」が開始。山崎秀晃が返上し、空位になった王座の席を巡り8選手が戦う。 

「−63kgのベルトをかけて、トーナメントが行われます。1dayではなく、1、3、6月と行われるので、1試合1試合全力の戦いが見られると思います。3回勝ったらチャンピオンなので、集中していきたい。1回戦の相手は東本(央貴)選手。この選手にはKrushのユースグランプリという大会の準決勝で戦い、延長で判定負けしているんです。だから今回はそのリベンジの意味もあるので、1回戦で当たることになり、気合が入っています。このトーナメントでは新生K-1が始まり注目されている平本(蓮)選手もいますが、反対ブロックなので最終的にお互いが勝ち上がれば決勝で当たるので、6月には平本選手と対戦したいですね」

 自信をのぞかせる佐々木だが、このベルトには並々ならない思いがある。

「この−63kgは龍児さんから始まりずっとチームドラゴンの選手が巻いていました。一度海外のトーマス選手に取られましたが、それを秀さんが取り戻してくれた。それからずっと秀さんが−63kgを牽引してきたので、それに匹敵というか、それ以上に自分がこのトーナメントで存在感を見せて、第4代−63kg王者になりたい。その秀さんはこのベルトを返上し、−65kgに階級を上げて、見事に−65kgのベルトを取った。だから僕もこのベルトを巻いて秀さんと一緒に写真を撮りたいんです」

 プロ選手として活躍するかたわら、指導者としても活動する佐々木。子どもにも人気だが、好きな女性のタイプは意外にも…。

「保育士になりたいと思ったこともあるので、ここでキッズクラスを指導できて夢がひとつ叶いました。好きな女性のタイプは年上のしっかりした人。道場の先輩にも年上の方がいいと言われていた。甘えん坊にみえるのかな(笑)。芸能人でいったら篠原涼子とか吉瀬美智子のような大人の女性がいいですね」

 生涯格闘技にたずさわっていきたいという佐々木だが、もちろん目の前の目標はチャンピオンだ。それには1月17日の初戦に勝つことが第1歩となる。

「チャンピオンが目標ですが、1回戦に勝たないと何も始まらないので、まずは初戦をきっちり取ります。それに1回戦はリベンジの意味合いもあるので、絶対に負けられない。前回は延長判定で負けているので、今回はKO勝ちしかないと思っています。僕の試合は3分3ラウンドまで目が離せないといわれるぐらい粘るので、今回も1ラウンドとはいわず、自分らしく3ラウンド目まで粘って最後にとどめを刺しにいきたい。そこまでのプロセスも楽しんで下さい」

丸山茂樹が子供たちにゴルフの楽しさを伝授

2015.12.25 Vol.657

「丸山茂樹ジュニアファンデーション Xmas Golf for Kids Supported by SUBARU」(一般財団法人 丸山茂樹ジュニアファンデーション主催)が23日、恵比寿のSUBARU STAR SQUAREにて開催された。

これは、小学生のゴルフ初級者に、ゴルフを始めてもらうきっかけ作りやゴルフの楽しさを感じでもらうことを目的として、行われたもの。当日は、小学1年生から6年生までのゴルフ初心者、初級者の子供30名が参加。丸山茂樹やツアープロコーチの内藤雄士、ゲストとして参加した久保谷健一プロ、渡邉彩香プロが打ち方のコツをアドバイスしながら、子供たちとスナッグゴルフ(簡易版ゴルフ)を楽しんだ。

子供たちは、チームごとに分かれてスナックターゲット、スナックボードでのアプローチ、そして会場内に設置した特設ショートコース競技で得点を競い、会場内は終始子供たちの歓声であふれた。

10歳からゴルフを始めたという丸山氏は、「参加した子供たちが普段もゴルフをやっていると聞いたのでとてもうれしい。これからもゴルフを楽しんでほしい」と笑顔で語った。

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