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侍ジャパン強化試合 大谷がドームの天井に消える超特大二塁打

2016.11.25 Vol.679

 野球日本代表(侍ジャパン)が、来年3月に行われる「第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を見据えた強化試合を11月10〜13日に開催。

 メキシコ代表、オランダ代表とそれぞれ2試合を戦い、3勝1敗と勝ち越したが、4戦で29失点と投手陣に不安を残した。

 日本は第1戦、メキシコに3-7でいきなり敗戦。打線が5安打に抑えられ不安なスタートとなったが、翌日の第2戦(11日)では“カンフル剤”として「3番・DH」で起用された大谷が2安打2四球3得点と期待に応え、打線を生き返らせる。

 12日のオランダ戦は延長10回、タイブレークで1点を奪い9-8でサヨナラ勝ちしたが、7-5とリードしながらも9回表に一度逆転を許すなどヒヤヒヤの内容。

 最終戦も延長にもつれ込む接戦。延長10回にタイブレークで4点を奪い、12-10で連夜の延長戦を制した。

 今回は打者として出場した大谷は初戦こそ代打で三振に終わったものの、12日は「6番DH」で出場し、国際試合初本塁打。13日は代打で出場し東京ドームの天井の隙間に吸い込まれる超特大の二塁打を放つなど、本戦での活躍を期待させる内容だった。

 WBCは来年3月6日に韓国・ソウルで開幕。B組の日本は同7日から日本でキューバ、豪州、中国と1次ラウンドを戦う。

K-1 2017年第1弾は「初代ライト級王座決定トーナメント」功也の2階級制覇なるか?

2016.11.25 Vol.679

 

 K-1の2017年第1弾大会となる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?初代ライト級王座決定トーナメント?」(2017年2月25日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われるトーナメントの出場選手と組み合わせが20日、発表された。

 1回戦は①平本蓮vsトーマス・アダマンドポウロス、②卜部功也vsゴンナパー・ウィラサクレック、③佐々木大蔵vsウェイ・ルイ、④谷山俊樹vsクリスチャン・スペトゥク。①と②、③と④の勝者が準決勝を戦い、その勝者が決勝を戦う。

 実績でははなんといっても初代?60kg王者で9月大会で行われた「スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント」で優勝した卜部功也が抜けている。しかし今回は階級を上げての参戦ということもあり、未知の部分はぬぐえない。1回戦で対戦するゴンナパーは9月大会で1階級上のスーパー・ライト級の山崎秀晃を圧倒して勝利を収めた選手。

 功也も「(ゴンナパーは)体重ハンディの大きい試合をしているので、この中で一番パワーがあるんじゃないか」と警戒。そして「準備期間があるので、しっかり体を作ってライト級にフィットするようにしっかりトレーニングしたい」と話す。ゴンナパーをクリアしてもダメージをどの程度に抑えられるかが問題。そのへんについては「トーナメントの経験は僕が一番多い。それを生かしてトーナメントでどう勝つか、プランを立てて臨みたい」と話す功也だが、次を考えながら勝てるような相手ではないだけに、勝ち上がっても準決勝以降、苦しい戦いが続きそうだ。

原口が4戦連続弾! 日本が勝ち点10で2位浮上

2016.11.24 Vol.679

 サッカーの「2018年サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会」のアジア最終予選、日本代表vsサウジアラビア代表戦が15日、埼玉・埼玉スタジアム2002で行われ、日本が2?1で勝利を収めた。

 日本は5試合を終え、3勝1敗1分けの勝ち点10。この試合まで無敗でB組トップだったサウジアラビアも3勝1敗1分けで同じく勝ち点10。得失点差でサウジアラビアが1位をキープ。日本は2位に浮上した。2位につけていたオーストラリアはここまで4戦全敗だったタイにまさかのドローで3位に後退した。

 最終予選はこれで半分を消化。日本の次戦は来年3月23日のアウェーでのアラブ首長国連邦(UAE)戦となる。

 この日、日本代表のハリルホジッチ監督はこれまで不動のレギュラーだった、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の3人をスタメンから外し、久保裕也、清武弘嗣、大迫勇也を起用。攻撃陣は大迫をワントップに置き、その下に右から久保、清武、原口と並ぶ布陣となった。

 日本は試合開始から縦に早い攻撃を見せ、エンジンのかかりの遅いサウジアラビア陣営に攻め込む場面が目立つ。いらだつサウジアラビアDF陣が激しいファウルで立て続けにイエローカードをもらうなど、試合は序盤から荒れ気味。日本がチャンスは作るものの、なかなか決めきれないといういつもの展開が続くうちに、徐々に攻撃のリズムを取り戻すサウジアラビア。

 サウジアラビアの攻撃が激しく、日本は両サイドバックが上がるに上がれない状態となり、左サイドでは原口が攻守に激しく動き回る展開となった。

 しかし日本は前半終了間際の45分、ペナルティーエリア内で放った清武のシュートがサウジアラビアMFアルハイブリの手に当たったとされ、PKのジャッジ。ここでサウジアラビアの選手たちが主審に詰め寄り、そのさなかに日本のキャプテン長谷部が突き飛ばされるという場面もあり、会場は騒然。

 そんな異様な雰囲気のプレッシャーのかかるなか、清武はGKの動きを冷静に見極め、左隅にPKを決め、待望の先制点。1?0で前半が終了し、新布陣は最低限の結果を出した。

 後半開始から久保と交代し、本田がピッチへ。後半開始早々に激しいタックルで清武が削られ、ハウサウィにイエローが出るなど、インターバルが入っても荒れ模様は変わらず。これで得た清武のFKはゴール前の本田へ。しかし混戦となりシュートには至らず。後半8分には左サイドから長友が低いクロスを送るが、DFに阻まれ、本田には届かない。本田はその後も、シュートがGKの正面にいくなど、いつもの動きは見られない。

 後半20分には清武に代わり香川がピッチへ。

 35分には左サイドでボールを持った本田を起点に長友が切り込んで低いクロスを入れると、香川が後ろにいた原口にヒールで流す。ペナルティーエリア内のほぼ中央でボールを受けた原口が左隅にゴールを決め2?0とサウジアラビアを突き放した。原口は最終予選史上初の4戦連続ゴールとなった。

 このまま試合を終わらせれば、得失点差でサウジアラビアを上回りグループトップに立つチャンスだったのだが、終了間際にはサウジアラビアが波状攻撃。GK西川が好セーブを見せるも、最後はオスマンがゴールを決め2?1と詰め寄られる。

 ロスタイムが3分と、まだまだ同点が狙えるサウジアラビアはなおも猛攻。

 しかしハウサウィが2枚目のイエローをもらい退場となるなど、最後の最後でまたまたひと悶着。それもあり6分という長い長いロスタイムとなってしまい、シャムラニのヘッドで冷やりとさせられる場面もあったが、西川が好セーブ。やっとロスタイムが終了し、日本が逃げ切った。

糸井がFAで阪神へ

2016.11.24 Vol.679

 オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した糸井嘉男外野手の阪神入りが決まった。阪神が21日、契約合意を発表。4年契約で総額18億円となる。

 糸井は阪神球団を通じ「野球人として成長するために変化が必要ではないかと考えた。何より大きかったのは、金本監督の熱意に心を打たれたこと」とコメントした。

 阪神は補強ポイントを攻撃力として、FA戦線では糸井一本にターゲットを絞り交渉。11日の初交渉では金本監督自らが「優勝のために力になってほしい」と伝えていた。

サッカーJ2で札幌が優勝

2016.11.24 Vol.679

 サッカーのJ2リーグの最終節が20日に行われ、首位のコンサドーレ札幌がツエーゲン金沢と0?0で引き分け、勝ち点85で優勝を果たした。勝ち点3差で札幌を追っていた2位の清水エスパルスは徳島ヴォルティスを2?1で破り勝ち点84で2位。札幌と清水の来季J1自動昇格が決まった。札幌は5季ぶり、清水は2季ぶりのJ1。

 札幌は今季、5月に5年ぶりに首位に立つと順調に勝ち点を重ねた。優勝が見えてきた10月に2連敗を喫するなど足踏み状態が続いたが、第41節で千葉相手に後半ロスタイムでの決勝ゴールで劇的勝利を収め踏みとどまり、最終節で優勝を決めた。

黒潮“イケメン”二郎がデルフィン越え。12・9にはW-1王座へ挑戦

2016.11.24 Vol.679

 WRESTLE-1の黒潮“イケメン”二郎が自らの全面プロデュースによる「みんながもっとイケメンを好きになる☆」(11月21日、東京・新木場1st Ring)を開催。

 この日、イケメンは全3試合に出場。メーンでは本名の樋口壮士朗としてスペル・デルフィンと対戦。9分46秒、変形エビ固めで逆転の3カウントを奪い、勝利を収めた。

 幼少のころから父・二朗さんの影響でプロレスファンとなったイケメンにとってデルフィンはあこがれの存在。この試合のリングアナを務めた二朗さんも「我ら親子のスーパーヒーロー」とコールするほどの大ファンだ。

 試合前の煽りVで「イケメンクラッチ(デルフィンクラッチ)で勝つ」と宣言していたイケメンは序盤から何度も仕掛けるが、ダメージの浅いデルフィンはことごとくカット。5回目のトライでやっとカウント2までデルフィンを追い込む。

 しかしデルフィンはここから反撃。必殺技のフルコースから本家デルフィンクラッチの体勢に入るが、イケメンが下から丸め込み(試合後、デルフィンクラッチ返しと命名)逆転の3カウントを奪った。

 試合後、デルフィンから「WRESTLE-1の、いや日本のプロレス界のトップとして絶対に君臨してくれ。頼むよ」と声を掛けられると、イケメンは「世界を変えるのは俺だ! フィニッシュ!」と絶叫した。

 イケメンは12月9日に後楽園大会で河野真幸の持つ「WRESTLE-1チャンピオンシップ」に挑戦する。

河野真幸インタビュー「イケメンについては“特になし”」

2016.11.24 Vol.679

 12月9日の後楽園ホール大会でWRESTLE-1チャンピオンシップの防衛戦を黒潮“イケメン”二郎選手相手に行う王者・河野真幸選手にその防衛戦についての話を聞いた。ところが自身の試合について多くは語らず、他の対戦カードについての見所を語りだしたため、その模様を掲載。果たして王者・河野真幸が語る12.9後楽園の見所とは!?

―改めて12月9日の黒潮“イケメン”二郎選手との防衛戦に向けて、今の心境を教えてください。
河野真幸「今の心境ですか?…まぁ頑張らないとな、初防衛戦は。僕、一回もタッグもシングルも防衛したことが無いので頑張ります。以上です。ありがとうございました」

―…ちょっと待ってください! それだけですか!?…ではそのイケメン選手について河野さんがどう感じているか教えてください。
河野「イケメン? いやもう初防衛できるように僕は頑張ります」

―それ以上でもそれ以下でもない、という事ですか?
河野「そうですね。彼はもう頑張って親孝行していればいいと思います」

―…ではこの日の他の対戦カードについて聞かせて下さい。4つのタイトルマッチは全て若手軍とベテラン連合軍の戦いとなっています。
河野「そうですね、タイトルマッチが全て若手と呼ばれる人たちと若手と呼ばれない人たちになりますからね」

―注目している試合などはありますか?
河野「注目している試合は武藤敬司」

―それは前からおっしゃっているように、次の挑戦者に武藤敬司選手を指名するという意味からですか?
河野「そうです。次の防衛戦の相手に武藤敬司を指名するために、武藤敬司だけに注目します」

―イケメン選手と戦い防衛したとして、次の挑戦者が立候補してくる可能性もあります。というか既に征矢選手が各会場で実績と共にアピールしています。
河野「あぁ?、来ますね。でも実績が無いから。ていうかアイツは自分でタイトルに挑戦するために実績を作らなければいけないって言ってさ。なら実績が出来てから来ればいいじゃん。ねぇ?熊ゴローに勝ったとか、よくわからない理由で来るわけでしょ?自分で実績を作って挑戦するって言ってんだから。いいよ、実績を作るまで待ってやるよ。でもアイツの言う実績って“ゴールド免許は実績です”みたいな意味の分からないことだから」

―河野選手からしてみれば実績ではないという事ですね。
河野「WRESTLE-1のタイトルマッチ、プロレスの王座戦っていう点においては実績じゃないでしょ。例えば過去の歴代王者に勝つとか、トーナメント優勝するとかさ。アイツの言ってる実績って凄いハードルの低い実績だし、関係ないことばっかだしね。松本大会メインで勝って締めました!実績です!なんて言ってもそれは大会ごとにあるし、それだったら俺もやってるし。とにかく僕は次の挑戦者に武藤敬司を指名しますよ。だってお客さんみたいでしょ?」

―確かに後楽園では、会場人気ナンバーワンといっても過言ではないイケメン選手が、河野選手が武藤選手を指名した後出てきたらブーイングでした。
河野「だからあのブーイングはイケメンが悪いわけじゃないんだよ。武藤敬司をお客さんは観たかったんだよ。心のどっかでまた武藤敬司のマジな試合が観たいんだよ。だからその皆さんの、会場の熱を伝えて、重い腰、痛い膝を動かしましょう」

―わかりました。しかし挑戦者であるイケメン選手に特に言う事がないという事ですか…。では他のカードについて王者である河野選手に見所解説をしていただくというのはどうでしょうか?
河野「解説?いいよ」

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
藤村康平vs伊藤貴則(Pro-Wrestling ACE)

―伊藤選手について試合はご覧になったことはありますか?
河野「ないね。でもまぁ言ってみれば対抗戦だからね。体格的には藤村の方が小さいしアレなんだろうけど…ただ藤村に関してはイリミネーションの時には自分から手を挙げてやりたいって言って、イリミネーションが終わったら落ち着いちゃってるじゃん。そういうのダメだよね。まぁWRESLE-1の一員としては、負けんなバカやろうって事だよ」

▼第2試合 芦野祥太郎復帰戦 タッグマッチ 30分1本勝負
芦野祥太郎&“brother”YASSHIvs村瀬広樹&三富政行(愛媛プロレス)

河野「おかえりなさい」

―その一言ですか?
河野「おかえりなさいだろ?夏でしょ?ケガしたの。だから溜まってたものを爆発させて。あとはブラザーさんが試合のいい流れを作ってくれるでしょ。だから芦野は思いっきり好きなことやってやっつけて戻ってきてください」

▼第3試合 UWA世界6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【第51代王者組】稲葉大樹&アンディ・ウー&吉岡世起vs近藤修司&葛西純(FREEDOMS)&NOSAWA論外
※第51代王者組・稲葉大樹&アンディ・ウー&吉岡世起組、4度目の防衛戦。

河野「この第51代王者には俺も熊本で挑戦して負けてますからね。近藤さんとNOSAWAさんと俺と組んでダメだったので。ここに葛西さん…ここはちょっとチーム内の信頼関係が心配ですね。イリミネーションあたりからこの3人はおかしいので。それかわからないよ?さすがキャリアを積んでるだけあってビシッと獲ってくれるかもしれない。このチームこそ連合軍の象徴だよね。だからここは頑張ってもらいたいね」

▼第4試合 WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第5代王者】児玉裕輔vs【挑戦者】MAZADA
※第5代王者・児玉裕輔、4度目の防衛戦。

河野「これはここにきてMAZADAさんっていうのがね。ちょっと俺は注目じゃないけど驚いたよね。いつもそんなに自己主張とかない感じなのに。まぁ俺ブードゥの時一緒だったけど、できる人だから。この人が本気になったら児玉ピンチですよ。まぁあと客観的にこの二人だったら俺はMAZADAさんにお世話になっているからね。それにこれもMAZADAさん引き出しいっぱい持ってるんで。経験豊富な所でイケるんじゃないかな。児玉苦戦するよ。ハヤシさんとは違う苦戦の仕方だとは思うけど」

▼第5試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
武藤敬司&KAI&鷹木信悟(DRAGON GATE)vs征矢学&火野裕士&KAZMA SAKAMOTO

―先ほどからお話に出ている武藤選手のカードですが、鷹木選手、KAI選手は浜口ジムの後輩でしたよね?
河野「そうです。KAIも鷹木も浜口ジムですからね。普通に浜口ジムで練習一緒にしてましたから。東京のゴールドジムで会った時も普通におうって挨拶はしますよ。初めて鷹木が出るんでどうなるんだろうね。あと武藤さんと山梨つながりか。そしてKAIと鷹木は確か大仁田さん好きなんだよね。わかんないけど意外にバッチリ噛み合うのか」

―もし次があるのなら河野選手との絡みも見てみたいとは思います。
河野「…そうですか?まぁまぁそこはね」

▼第6試合 WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第7第王者組】カズ・ハヤシ&鈴木鼓太郎vs【挑戦者組】土肥孝司&熊ゴロー
※第7代王者組・カズ・ハヤシ&鈴木鼓太郎組、2度目の防衛戦。

河野「そうですね…これはなんでタッグ王座戦、この二人なの?」

―全チャンピオンチームの征矢選手、葛西選手に勝利した実績が認められた形で決定しました。
河野「なるほど、それでか。まぁこの二人は最強タッグにも出ますしね。若手の勢い…でもこっちのチャンピオンチーム、ヤバいよね。千葉で8人だけど組んでみて、やっぱすごいよ。安定感がすごい。てかちょっと一通り見てきたけど、若手と呼ばれない人たちの方が強くね? タイトルマッチ全部それだし。ベルト全部獲っちゃうよ」

▼メインイベント WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
【第10代王者】河野真幸vs【挑戦者】黒潮“イケメン”二郎
※第10代王者・河野真幸、初の防衛戦。

※この試合についてはノーコメント

―ありがとうございました。では最後に後楽園ホール大会に向けて意気込みを教えてください。
河野「ノーコメント」

黒潮“イケメン”二郎インタビュー「俺の腰にベルトが巻かれた時にWRESTLE-1はどう変わるのか」

2016.11.24 Vol.679

 自身が完全にプロデュースした興行、「みんながもっとイケメンを好きになる☆」を大成功させ、12月9日の後楽園ホール大会ではWRESTLE-1チャンピオンシップに挑戦が決定した黒潮“イケメン”二郎。自身のプロデュース興行を振り返り、そして王座戦に向けての心境を聞いた。

 改めてプロデュース興行、お疲れ様でした。
黒潮“イケメン”二郎「どうもお疲れ様でした。素敵な興行でしたね」

?振り返ってみていかがでしょう?
黒潮「いやもう、かなり自分を追い込む形に結果としてはなったんですけど、全体を通してお客さんがあそこまで喜んでくれるとは思わなかったですね。嫌だっていう意見が一つもなかったので。なんだったら“神興行”っていう声もあったので。なのでもし次回があるなら…まぁ近々ではないですけど、また今回見に来てくれたお客さんがもう一人、二人連れてきてくれたらもうちょっと大きい会場でさらにイケメンの良さ、そしてWRESTLE-1の良さを知ってもらえると思うのでそこを目標に頑張っていきたいと思います」

 その興行の試合後に“世界を変える”という発言もありましたが、12月9日にはWRESTLE-1のベルトについに初挑戦します。
黒潮「まぁ正直、それまでは完全に頭はイケメン興行に向いていたんですけど…。うーん…ちょっと気持ちを180度ぐるっと向けて。そっちに向いたら僕に怖いものはないというか。一つのものに集中した時の僕はかなり、“覚醒”じゃないですけど自分の思い通りになる事が多々あるんですよ。今回もその通りになります、俺の言った通りに。まずはベルトをゲットして。俺の腰にベルトが巻かれたときにWRESTLE-1はどう変わるのか。実験してみたいと思います。そしてその方がお客さんみんなハッピーになると思うので。期待していてください。フィニッシュ」

 初プロデュース大会において、自身のプロレスラーのルーツともいえるスペル・デルフィンと戦い勝利したイケメン。その試合後、デルフィンは“プロレス界の頂点に立て”という言葉をイケメンに投げかけ、そしてイケメンは“世界を変える”という言葉で返した。このイケメンへの言葉は最高のエールであり、イケメンが返した言葉は必ず成し遂げなければいけない最上級の覚悟と約束。そのためにも団体を牽引するという証、つまりベルトが是が非でも必要。憧れのレスラーとの一騎打ちを叶えた少年「樋口壮士朗」は「黒潮“イケメン”二郎」となり自身の団体の頂点へ手を掛けた。世界を変えるため、プロレス界の頂点に立つため、夢を現実に変えてきた男が新たなる一歩を踏み出す。

〈11・21 イケメン興行〉黒潮“イケメン”二郎が親子の絆で悲願のデルフィン越え

2016.11.22 Vol.678

 WRESTLE-1の黒潮“イケメン”二郎の全面プロデュースによる「みんながもっとイケメンを好きになる☆」が21日、東京・新木場1st Ringで行われた。
 この大会は文字通りイケメンがやりたい放題やる大会で、コンセプトからカードまで自ら考え抜いたもの。本人は全3試合に出場した。

 第1試合はかつてのキャラクター、黒潮二郎で登場。TAJIRIとタッグでバラモン兄弟と対戦。
 このキャラは水泳キャップにゴーグル、そして笛というプールの監視員キャラ。試合中も笛を加えたままでピーピー吹きまくる。インディー界でも屈指の破天荒キャラのバラモン兄弟ですら「ピーピーうるせえんだよ」と突っ込むほど。試合はバラモン兄弟が得意の場外乱闘、さまざまな道具を使っての攻撃でペースを握る。しかし黒潮も随所に“笛攻撃”を挟み込み、ペースを握らせない。そしてついにバラモンシュウにダイビングボディープレスを決めフィニッシュ!と思ったものの、レフェリーが直前の乱闘に巻き込まれておりダウン。黒潮のカウントを数える笛の音がむなしく会場に鳴り響くなか、「HOLD OUT」に乗ってシークレットゲストの武藤敬司が特別レフェリーとして登場。マットを叩くが、入場がゆっくりだったためシュウは蘇生しカウント2で返す。
「遅いよ~」と武藤に抗議しながらも、改めてフィニッシュを狙った黒潮にケイが墨汁攻撃。まともに食らった黒潮をシュウが横入り式エビ固めに捕らえると、武藤がやや高速の3カウントを叩き、黒潮は11分52秒、ピンフォール負けを喫した。

K-1初代ライト級王座決定トーナメント組み合わせ決定 功也vsゴンナパー

2016.11.20 Vol.678

 

 K-1実行委員会が20日、会見を開き2017年の第1弾大会となる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~(2017年2月25日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われるトーナメントの出場選手と組み合わせを発表した。

 1回戦は①平本蓮vsトーマス・アダマンドポウロス、②卜部功也vsゴンナパー・ウィラサクレック、③佐々木大蔵vsウェイ・ルイ、④谷山俊樹vsクリスチャン・スペトゥク。①と②、③と④の勝者が準決勝を戦い、その勝者が決勝を戦う。

 会見には日本人選手4人とゴンナパーが登壇した。
 平本は「今回は全部自分のために戦う。(アダマンドポウロスは)僕の恩師である(梶原)龍児さんが敗れた選手。いつかはやるだろうと思っていた。しっかり倒して恩師を越えたい」と話す。アダマンドポウロスは第2代Krush -63kg王者、ISKA世界スーパー・ライト級王者という強豪。

 初代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者の功也は階級を上げての参戦となる。「1回戦からきつい試合になる。(ゴンナパーは)素直に強い選手。体重ハンディの大きい試合をしているので、この中で一番パワーがあるんじゃないかと思う。準備期間があるので、しっかり体を作ってライト級にフィットするようにしっかりトレーニングしたい。トーナメントの経験は僕が一番多い。それを生かしてトーナメントでどう勝つか、プランを立てて臨みたい」と話す。

 対戦するゴンナパーは9月大会で欠場したゲーオ・ウィラサクレックに代わり山崎秀晃と対戦し、勝利を収めた。「前回はゲーオの代打だったが、今回は準備期間もしっかり取れるので、トーナメントも問題ない」と話した。

 現Krush-63kg王者の佐々木は「今日26歳になりました。そんな日にこういう会見ができることをうれしく思うのと、“ついてるな”という感じ。(ウェイは)同じチーム(KREST)の林健太が一度戦って敗れた相手。強いとは思うが、今の僕は負ける気はしません」と話した。対戦する中国のウェイ・ルイは「WLF武林風世界-63kgカンフー王者」。

 初代Bigbangスーパー・ライト級王者の谷山は「K-1は今、世界最高の舞台だと思っている。K-1ジムの選手や外国人選手が優勝するより、他団体のチャンピオンの僕が優勝するほうがさらに盛り上がると思う。僕がK-1に新しい風を吹かせます」と話した。対するクリスチャン・スペトゥクは「ルーマニア最強」といわれる選手。谷山とはWKAの世界戦で2年前に一度対戦の話があったが流れており、巡り巡っての対戦となる。

来年2・25 K-1スーパー・フェザー級タイトル戦「卜部弘嵩vs大雅」

2016.11.20 Vol.678

 K-1実行委員会が20日、会見を開き2017年の第1弾大会となる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~(2017年2月25日、東京・代々木競技場第二体育館)で、スーパー・フェザー級王者・卜部弘嵩が防衛戦を行うことを発表した。

 挑戦するのは、4月の「-60kg日本代表決定トーナメント」で優勝し、9月の「スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント」で決勝に進出したものの、卜部功也に敗れ準優勝に終わった大雅。

 2人は準決勝で対戦し、大雅が判定で勝利を収めている。弘嵩にとっては防衛戦だが、リベンジマッチとなる。
 本来なら優勝した功也が挑戦の権利を有していたのだが、功也はライト級に階級を上げ、同日に行われる初代王者決定トーナメントへ出場。挑戦を辞退したことから、弘嵩が「挑戦者の指名権は当然、僕にあると思ったので、大雅選手を指名させてもらった」ということで、この対戦が実現した。

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